あらすじ
たくさんの人々が行き交うバスターミナル「バスクル新宿」。
それぞれの目的地を持つ人々がひととき同じ時間を過ごし、同じ事件に巻き込まれてーー
「メフィスト」掲載の連作短編集が待望の書籍化!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大崎梢先生って感じの小説 3話目がとっても好き!夜行バスに乗ってバスタ新宿に行く機会があれば写真撮りたいな〜と思って不純な動機で買ったんだけど、夢中で一気に読んじゃった 何回か泣いちゃったししっかりミステリっぽい話もあった 大団円が好き!安心して読めるミステリ!
Posted by ブクログ
夜行バスに乗ったことはないですが、乗ってみたくなるお話。
短編がつながってたり、今回のように最終話に今までのひとたちが出てくる展開が好きです。
Posted by ブクログ
新宿の長距離高速バス専用大型バスターミナル「バスクル新宿」を中心に、長距離バスを使って移動する人々の小さな謎を解く連作短編。
連作短編名手の大崎さんなんだが、今一つ乗り切れず。一つ一つの短編が弱い上に、それらが一つにつながる最終章もまとめきれてない感じがある。ミステリーとして引き込まれない上に、旅情も郷愁も今一歩…新潟や山形に行くバスが他のどこであっても別にいいような感じもするし。
長距離バスならではの仕掛けもあるけど、そこをもうちょっと特化してくれたらなぁ。
Posted by ブクログ
バスに纏わる5つの短編集
人が傷ついたりすることはないけど警察が登場したり、ほのぼの小説とは違う趣き
バスタ新宿が舞台
「バスターミナルでコーヒーを」
山形から東京に向うバスから行方が消えだ女性の謎を追いかけるお話。
「チケットの向こうに」
大学な部費を持ち逃げした男が現れるのを、バスタ新宿で待つ大学生。探偵の柳浦が良い味を出してる。
「犬と猫と鹿」
主人公の中学生の少年は、修学旅行を抜け出して、深夜バスにのりある目的のために新宿まで戻る。
「パーキングエリアの夜はふけて」
新宿に向うバスの中で事件の関係者が乗っているのではと、途中のパーキングエリアで降りた男の行動がきっかけで、車内は疑心暗鬼となり
「君を運ぶ」
これまでのストーリーに絡んだ登場人物たちが、行方不明の一度しか会っていない行方不明の少年の身を案じて、バスタ新宿に集まる。集大成的なお話
目指す目的は違えど目指す場所は同じと思うと、バスの旅も悪くないなと感じてしまう。
基本、睡眠不足になるので、夜行バスは敬遠しがちですが。