小路幸也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小路幸也さんも大好きな作家さんの一人。
この本で25冊目。
シリーズ物と言えば、『東京バンドワゴン』
私も好きなシリーズ。
この”花咲小路”もシリーズ物。
第一巻は『花咲小路四丁目の聖人』なのだが、手に入ったのが『一丁目』だったので、シリーズ第2弾から読んでみた。
花咲小路商店街の<和食処あかさか>は、主人公である27歳の刑事の祖父母が営む。
久々に祖父母と暮らす様になったら、非番の度に祖母から頼みごとをされる。
商店街で起こっている小さなミステリーの謎解きを。
どこかで『東京バンドワゴン』を彷彿とさせるほのぼのミステリー。
残り3シリーズも読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
帯に「圧倒的ノスタルジー」とあるけれど、生まれる前の知らない街のお話なので、そこまでノスタルジックな感傷は浮かばない。この時代に青春を送った人であればもっと異なる感慨と共に読めるのかもしれない。
ただ、ケータイやスマホのない頃の人間関係、ネットやSNSであらゆる情報を即時発信・収集できないからこその遠い土地への憧れ、あとは、働くことや未来に対する主人公たちの意識。それぞれに抱えたものはありつつ、道を示してくれる大人の存在。
主人公にとってはそれこそ当たり前のことなので、そういうものだ、みたいに語られる話をどこか他人事のようにそうなんだと頷きながら読むしかないのだけれど、彼らの目に映る世 -
Posted by ブクログ
待望の花咲小路シリーズ三作目。
いいんだよ!
すっごくいいんだよ!!
ラストの展開なんか、想像していた所をさらに飛び越えてきて、涙腺緩んじゃうくらいなんだ。
でも、個人的には主人公が…。
なんだろう、10代半ばの女の子に見えない。
なんとか方向修正している感じはあるんだけれど、どこか老成してる。
「大人っぽい」じゃなくて「老成」。
『東京バンドワゴン』の花陽なら、大人に囲まれて育ったからそんな言動や思考もわかると思えるんだが、めいちゃん、わりと普通の環境で育ってるのにって違和感が。
前二作が大人が主人公だったからそう感じてしまうのかなぁ。
ポプラ社からの本だから、中高生がメインターゲット -
Posted by ブクログ
小路幸也さんの「知らないうちにガッツリ刊行されてて読めてなかったやつがこんなにあったとはっ!!!」シリーズ!?・・・衝撃の第一弾w
天才的ミュージシャンだった父の失踪から9年。
秘められた音楽の才能が花開くとき、止まっていた時が動き始める―。
幼なじみの勧めで歌をうたうことに真剣に向き合い始めた花歌は、父親譲りの天才的な音楽の才能を花開かせていく。
そんな中、父・ハルオの目撃情報が届き…。
祖母・母・娘、三世代女子家庭の再生の物語―。
まったくもって小路さんらしいお話しw
登場人物もいつものバッチリ好感度♪
花歌の祖母のうたと母の花子がいいなぁw
親友のむっちゃんやリョーチもいいしww