小路幸也のレビュー一覧

  • スターダストパレード

    購入済み

    ハッピー?エンド

    登場人物の頭の回転が良いところと、愛情をもって育てられた子どもが出てくるところは小路さんっぽい。

    一方で、この話はラストがスッキリとはいかない。でもでも、スッキリいかなくても、皆が前向きに進む予感で終わる。そういうのも良いな~、そこはやっぱり小路さんなんだなと思いました。

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    2020年07月03日
  • 三兄弟の僕らは

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    突然の交通事故で両親を一度に失ってしまった朗・昭・幸の三兄弟。彼らを助けるべく、母方の祖母が家にやってくる。兄弟たちは、祖母と母の不仲の理由や父の出生の秘密などを知っていき…。『文蔵』連載に加筆修正。

    こんな単純明快ってあり得ないと思うけど,それが安心して読み進められるいいところ。

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    2020年06月27日
  • マイ・ディア・ポリスマン

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    軽く読めました。
    花咲小路シリーズの、淳ちゃん刑事とミケさんを思い出させる、いかにもこの著者さんらしい世界。
    ミュージシャンが必ず出てくるのも良いです。
    喫煙シーンが多いのもお決まりで、ここはタバコ嫌いの読者は目を瞑るしかない。
    どんな人にも、特技や、他人より秀でた何らかの能力を持っていたりするのかも。社会をより良くするために使ってほしいですね。

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    2020年06月24日
  • コーヒーブルース Coffee blues

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    魅力的なキャラクターが自らの意思を持って動き出すような感覚 - 小路幸也「コーヒーブルース」 ★★★★☆

    非常に良いです。
    とにかく登場人物たちをしっかり描けています。読んでいくと、この登場人物ならこう動くって感じで、登場人物たちが勝手に動いているような錯覚に陥ります。
    物語としても、風呂敷の広げ方が上手で、この後どうなるのだろうとワクワクが止まりません。「20世紀少年」の前半を読むような感じです。
    クライマックスも痛快で、ババア大活躍ですっきり!
    ここまでは満点ですが、最後のたたみ方が雑だろうと。。。とある上司Aはないだろ。カツマタ君か!?
    風呂敷を広げるために無理をしすぎたかな。。。
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    2023年10月27日
  • 東京ピーターパン

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    ピーターパン。ネバーランドに住む大人にならない少年。小路幸也さんときて、ピーターパン。
    夢の溢れる、勇気の出るお話になりますね。
    人生いろんなことがあった。でも、音楽好きが集まって、音楽を通して、這い上がろうとしてる若者に手を貸す。希望溢れる展開に引き込まれてしまいます。

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    2020年05月09日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    沢方佳人(さわかた よしと)19歳。
    中学一年の時に父を交通事故で失い、その後、忙しく働く母に代わって、家事のほとんどと三つ下の双子の弟妹の世話を引き受けてきた。
    高校卒業後も進学はせず、近所の酒屋のバイトを続ける。
    “やりたいこと”のはっきりしている弟妹に大学進学の機会を与えてあげたいと思ったからだ。
    ある日、母から切り出される。
    「今の佳人の世界は狭い家の中だけ。今まで本当にありがとう」そして「巣立ってほしい」と。

    佳人は子供の頃かかりつけの医院だった「小助川医院」をリノベーションした「シェアハウス小助川」に住むこととなる。
    タカ先生は、一緒に開業していた両親を亡くした後、まだ50代なの

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    2020年04月15日
  • 花咲小路二丁目の花乃子さん

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    シリーズ3作目の舞台は二丁目の花屋さん。
    ちょっと不思議な能力で問題解決したり、慎ましく微笑ましい恋の物語があったり、温かいエピソードがいっぱいの作品です。
    こんな商店街に住んでいたら毎日がほんの少し楽しくなるだろうと憧れます。

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    2020年03月28日
  • カレンダーボーイ

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    ユーモア感たっぷりのタイムトラベルものだが、なかなか計算され尽くした話であると、読み終わって感じる。
    ある女の子の命を救うため、得たモノと失ったモノ。
    また、そこに至るまでのちょっとした謎や伏線。
    タイムパラドックスをどうするのか、ということを考えた時に、この結末は切なく哀しいけれど、こういう結果で収束するのも一つの方法なのかもしれない。

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    2020年03月28日
  • 東京公園

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    格式の違う家に嫁し、その重圧感から逃れるように娘と公園を訪れる美貌の女性。
    彼女の行動に疑いを持った夫は学生カメラマンに妻の監視を依頼する。
    「東京バンドワゴン」のコンセプトと同様、日常生活ミステリーの味わいを出しつつ、カメラマンである主人公の青春と成長の記録でもあるところが私自身のそれと重ねる事ができた。
    ストーリーからとは直接関係はないが気に入ったセリフがある。
    「昔は悪かったってのを売り物にしているような奴。ああいうのを見ると思うんだ。お前に迷惑をかけられた人間がどういう思いでいるか、そういう人たち全員に許してもらってお前はそこにいるのかってさ」
    ほんと、ほんと。同感!
    この作品いつか映

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    2020年03月15日
  • 駐在日記

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    心暖まるほんわかミステリー!

    舞台は昭和の田舎の駐在所を中心に話は進みます。

    各章完結の連作短編となっており、駐在所に勤務する箕島周平とその妻の花さんの物語

    神主の親子や近所の小学生達、訳有りの若者夫婦達など古き良き昭和を思い起こしてくれます。


    平成と令和に疲れた方へのお勧めの一冊になります!!!

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    2020年03月11日
  • スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン

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    きゅーちゃんからもらった本!

    安定のよみやすさ!どんどん増えてくる主人公たちに若干ついていけなくなりそうなのと、青と紺の二人の兄弟が、どっちがどっちだっけ?どっちの奥さんがアミさんだっけな?と、少々混乱するけど、面白い。笑笑

    アニメのような展開でありえないって言っちゃーそれまでなんだけど。磯野家のような団欒さで解説の方も書いてたけど、映像向きのような気がする!わたしも。

    見たら紺か青かわかるし、人間関係はっきりしそう。内容は短いし、面白いから映像化したら人気出そうだけどなぁ。春夏秋冬で一つ一つの小話で、ドラマ化しやすいと思うんだけど。ならんかなー?

    ホント、映像で見たい本!笑笑

    本好

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    2020年03月07日
  • マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

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    4冊目に番外編っていうのがいい!!
    サチと勘一の若い頃の話。
    人の思いやりが温かくて泣けました。
    東京バンドワゴンの歴史を知って5冊目からはまたちょっと違う気持ちで読みすすめることになりそう。

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    2020年03月01日
  • 男はつらいよ お帰り 寅さん

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    寅さんのメロンのくだりは最高ですなあ
    かつて観た映画のシーンが蘇ってきた
    満男の語りは若干の違和感あり…

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    2020年01月24日
  • 男はつらいよ お帰り 寅さん

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    男はつらいよ50周年記念。小説家になった満男、博、さくら、リリー、泉さん達がいろんな場面で懐かしく寅さんを語ります。東京バンドワゴンの著者が懐かしく暖かな描き方が素敵です。

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    2020年01月13日
  • エール!(1)

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    自分はお仕事小説を結構気に入っているらしい。読みやすいお話ばかりだった。ディスプレイデザイナーの彼女の気持ち、納得がいくまで葛藤があったんだろうなと思った。

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    2020年01月08日
  • 花咲小路一丁目の刑事

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    ネタバレ

    こんな場所があったらいいな行ってみたいな。
    みんなあたたかくてやさしくて素敵。
    過去の暗さや黒さを抱えているような描写があるキャラも複数いたけど、それでも彼らもやっぱりやさしいしあたたかいし愛を感じる。どのキャラも愛おしい。
    淳すきだな。
    最終話はハラハラドキドキした…!
    ゴンドさんと娘さん、うまくいくといいな。

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    2019年12月31日
  • コーヒーブルース Coffee blues

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    読後に本棚を振り返って随分前に単行本で読んでいた事に気が付いた。
    気付かなかったのは痛恨ですが、再読でも面白かったです。

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    2019年12月25日
  • すべての神様の十月

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    作者買い。
    小路幸也、ホント好きだゎ。
    あらすじなんてほとんど読まずに買ったのに、(短編集の)最初の1編目を読んだだけで(いや、最初の10ページか?)買って損は無かったと確信♪

    【幸せな死神】
    終盤ほんのり切なくなったけれども、ラストシーンの秀逸さに、読後の余韻は「幸せ」。
    自分の周囲に当たり前のように毎日やってくる、けれども多くの者にはスルーされてしまう「幸せ」に、1つでも多く気づけるような人生を歩みたい。

    【貧乏神の災難】
    この連作短編集の中では閑話休題的な位置付けか?
    何やら例の「死神」とも顔見知りらしい「福の神」と「貧乏神」の人間臭さに好感。
    この世界観での「●●神」の定義がまた、

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    2024年08月09日
  • ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴンシリーズ11作目

    呪いの目録とかってネーミングが実に中二病
    あと、イギリス王室の暗部が書かれてあるって本の設定も実にアレですなぁ
    まぁ、勘一さんの古風な英語とか立ち回りが見れて結果的にはよかった
    例え007(違う)が相手でも一歩も引かない姿はさすが

    でも、草平さんと初代の謎はますます深まった巻ですなぁ


    で、家族の方はというと

    鈴花ちゃんとかんなちゃんも成長して大人顔負けの知恵もついてきたのだろうか
    それはそれとして、朝の席決めのシーンはとても和むので好き

    花陽ちゃんの学費のところは藤島の心意気もそうだけど、それを受け入れる二人もいいんだよな~
    ま、その前の花陽ちゃん

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    2019年11月11日
  • ヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴンシリーズ10作目

    1冊で四季の4編で前作の最後の季節とかぶるところから始まるのと、過去話と短編もあるので物語上は7
    年経ってるんだよね

    今回のメインは研人の受験かねぇ
    好きな子と同じ高校に行くために猛勉強するなんて、青春真っ盛りで赤面しちゃう(笑)

    あと、花陽の啖呵も見事だねぇ
    勘一さんに似たのか、秋実さんに似たのか
    どちらにしても血筋?


    デジタルアーカイブとかやりだしたときにはこんな事件が起こるんじゃないかと思ってたけど、意外と速くエピソードを入れてきたね
    ま、公的機関からしたら当然かなそれに対する堀田家の対応もかっこいい


    昔の写真で、東京バンドワゴンが危険な家

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    2019年11月07日