小路幸也のレビュー一覧

  • マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

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    本シリーズの語り手であるサチの堀田家の一員となったくだりを描いた番外編。若き日のサチ、勘一、前作に登場するジョーやかずみなどが生き生きとした姿で登場し、物語はあたかも時代活劇のように展開する。登場する人々の優しさ、おおらかさは変わらないが、前作までとは多少趣きの違う作品。これはこれで面白く読ませてもらった。

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    2020年08月06日
  • ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴンシリーズ第11弾!!
    この本を読む前にちょっとしたミスで13弾の「ヘイ・ジュード」を読んじゃってたから話の内容が前後しちゃって良くわからないこともあったけど、面白かった♡
    今回はすごくスリルのある巻だったと思う。

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    2020年08月06日
  • スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン

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    読み終わって続きの一冊に手が伸びるのは、池波正太郎の剣客商売や佐伯泰英の居眠り磐音のシリーズに似ている。時代小説のようなハラハラドキドキはないが、次は何が起こるのだろうという期待感と堀田家の温かさに触れていたいという気持ちのなせるところか。

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    2020年08月05日
  • ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴンシリーズ13弾!!
    久しぶりに東京バンドワゴンシリーズを読んだけど、やっぱ面白かった。
    ただ、6巻くらいまで読んで、そこから飛んで13巻を読んだから、ちょっと成長が早すぎた!笑笑
    また時間がある時にゆっくり残りを読もう…

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    2020年08月01日
  • 春は始まりのうた マイ・ディア・ポリスマン

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    1作目が少し時間が空いてて意外だった。あおいちゃんはもうマンガ家です。しかし登場人物がみんなただものじゃないえすねぇ。

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    2020年07月29日
  • オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン

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    今回も良かった!
    特に最終章「オールマイラビング」
    1巻から読んでいると、子どもたち大きくなったなぁと成長する姿が嬉しくなる。
    登場人物が増えすぎて 誰だったっけーと思いながら相関図を見たりするのもまた楽しい。

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    2020年07月15日
  • ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン

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    ネタバレ

    秋実さんと我南人さんの出会いの話。
    バンドワゴンシリーズではほとんど秋実さんのエピソードは語られないから、今回こうして読むことが出来てとても嬉しかった!

    秋実さん、素敵だなあ。

    ラスト、結婚話のシーンの我南人さんの台詞はどれも素敵で心があたたかくなる!
    LOVEだ。LOVEで溢れてる。
    我南人さんの決め台詞?のLOVEだねぇは秋実さんへのものだったんだ。秋実さんのものなんだ。
    バンドワゴン本編でこの台詞を聞くたびに、秋実さんや、我南人さんの秋実さんへの思い、このラブ・ミー・テンダーの話を思い出しそう。
    我南人さん素敵。すき!

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    2020年07月13日
  • 三兄弟の僕らは

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    朗、昭、幸の三兄弟。平凡に暮していたのに両親が事故死した事で今まで知らなかった事が次々と…
    とてもバランスの取れた三兄弟それぞれの視点から綴られる物語。小路幸也さんのいつもの優しい文章で幸せに泣ける。

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    2020年07月12日
  • マイ・ディア・ポリスマン

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    超絶に勘のいい警察官と超能力レベルの掏摸の技を持つ女子高生を中心としたほのぼの系ミステリー。シリーズ物の1冊目のようで、解説にも書かれている通り主要登場人物の顔見せのような印象。ガチの悪党はいないのでほのぼのとした印象ですが、登場人物の能力はどれも超能力レベル。2巻以降はどう展開するんでしょうか。

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    2020年07月05日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    短編集。以下気になったタイトル

    メアリー・スーを殺して(中田永一)…二次創作小説を書く女の子と、その小説の中に顔をのぞかせるメアリー・スーとの向き合い方について

    砂に埋もれたル・コルビュジェ(原田マハ)…認知症で徘徊癖のある父と世話をする娘の話。あとがきで本を埋める話について読み、考えるところがあった

    ラバーズブック(小路幸也)…アメリカ一人旅中の主人公が立ち寄ったカフェで巡り会う一冊の本について。短編だけど伏線のようなものがあっておもしろく、また「本をみぐる物語」というタイトルにぴったりな話だと思った

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    2020年07月04日
  • スターダストパレード

    購入済み

    ハッピー?エンド

    登場人物の頭の回転が良いところと、愛情をもって育てられた子どもが出てくるところは小路さんっぽい。

    一方で、この話はラストがスッキリとはいかない。でもでも、スッキリいかなくても、皆が前向きに進む予感で終わる。そういうのも良いな~、そこはやっぱり小路さんなんだなと思いました。

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    2020年07月03日
  • 三兄弟の僕らは

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    突然の交通事故で両親を一度に失ってしまった朗・昭・幸の三兄弟。彼らを助けるべく、母方の祖母が家にやってくる。兄弟たちは、祖母と母の不仲の理由や父の出生の秘密などを知っていき…。『文蔵』連載に加筆修正。

    こんな単純明快ってあり得ないと思うけど,それが安心して読み進められるいいところ。

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    2020年06月27日
  • マイ・ディア・ポリスマン

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    軽く読めました。
    花咲小路シリーズの、淳ちゃん刑事とミケさんを思い出させる、いかにもこの著者さんらしい世界。
    ミュージシャンが必ず出てくるのも良いです。
    喫煙シーンが多いのもお決まりで、ここはタバコ嫌いの読者は目を瞑るしかない。
    どんな人にも、特技や、他人より秀でた何らかの能力を持っていたりするのかも。社会をより良くするために使ってほしいですね。

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    2020年06月24日
  • コーヒーブルース Coffee blues

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    魅力的なキャラクターが自らの意思を持って動き出すような感覚 - 小路幸也「コーヒーブルース」 ★★★★☆

    非常に良いです。
    とにかく登場人物たちをしっかり描けています。読んでいくと、この登場人物ならこう動くって感じで、登場人物たちが勝手に動いているような錯覚に陥ります。
    物語としても、風呂敷の広げ方が上手で、この後どうなるのだろうとワクワクが止まりません。「20世紀少年」の前半を読むような感じです。
    クライマックスも痛快で、ババア大活躍ですっきり!
    ここまでは満点ですが、最後のたたみ方が雑だろうと。。。とある上司Aはないだろ。カツマタ君か!?
    風呂敷を広げるために無理をしすぎたかな。。。
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    2023年10月27日
  • 東京ピーターパン

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    ピーターパン。ネバーランドに住む大人にならない少年。小路幸也さんときて、ピーターパン。
    夢の溢れる、勇気の出るお話になりますね。
    人生いろんなことがあった。でも、音楽好きが集まって、音楽を通して、這い上がろうとしてる若者に手を貸す。希望溢れる展開に引き込まれてしまいます。

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    2020年05月09日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    沢方佳人(さわかた よしと)19歳。
    中学一年の時に父を交通事故で失い、その後、忙しく働く母に代わって、家事のほとんどと三つ下の双子の弟妹の世話を引き受けてきた。
    高校卒業後も進学はせず、近所の酒屋のバイトを続ける。
    “やりたいこと”のはっきりしている弟妹に大学進学の機会を与えてあげたいと思ったからだ。
    ある日、母から切り出される。
    「今の佳人の世界は狭い家の中だけ。今まで本当にありがとう」そして「巣立ってほしい」と。

    佳人は子供の頃かかりつけの医院だった「小助川医院」をリノベーションした「シェアハウス小助川」に住むこととなる。
    タカ先生は、一緒に開業していた両親を亡くした後、まだ50代なの

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    2020年04月15日
  • 花咲小路二丁目の花乃子さん

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    シリーズ3作目の舞台は二丁目の花屋さん。
    ちょっと不思議な能力で問題解決したり、慎ましく微笑ましい恋の物語があったり、温かいエピソードがいっぱいの作品です。
    こんな商店街に住んでいたら毎日がほんの少し楽しくなるだろうと憧れます。

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    2020年03月28日
  • カレンダーボーイ

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    ユーモア感たっぷりのタイムトラベルものだが、なかなか計算され尽くした話であると、読み終わって感じる。
    ある女の子の命を救うため、得たモノと失ったモノ。
    また、そこに至るまでのちょっとした謎や伏線。
    タイムパラドックスをどうするのか、ということを考えた時に、この結末は切なく哀しいけれど、こういう結果で収束するのも一つの方法なのかもしれない。

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    2020年03月28日
  • 東京公園

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    格式の違う家に嫁し、その重圧感から逃れるように娘と公園を訪れる美貌の女性。
    彼女の行動に疑いを持った夫は学生カメラマンに妻の監視を依頼する。
    「東京バンドワゴン」のコンセプトと同様、日常生活ミステリーの味わいを出しつつ、カメラマンである主人公の青春と成長の記録でもあるところが私自身のそれと重ねる事ができた。
    ストーリーからとは直接関係はないが気に入ったセリフがある。
    「昔は悪かったってのを売り物にしているような奴。ああいうのを見ると思うんだ。お前に迷惑をかけられた人間がどういう思いでいるか、そういう人たち全員に許してもらってお前はそこにいるのかってさ」
    ほんと、ほんと。同感!
    この作品いつか映

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    2020年03月15日
  • 駐在日記

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    心暖まるほんわかミステリー!

    舞台は昭和の田舎の駐在所を中心に話は進みます。

    各章完結の連作短編となっており、駐在所に勤務する箕島周平とその妻の花さんの物語

    神主の親子や近所の小学生達、訳有りの若者夫婦達など古き良き昭和を思い起こしてくれます。


    平成と令和に疲れた方へのお勧めの一冊になります!!!

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    2020年03月11日