あらすじ
明治時代創業の老舗古本屋・東京バンドワゴンは本日も大騒ぎ! 先々代の時代に錚々たる文士が寄稿して編まれ、強盗殺人までも引き起こした〈呪いの目録〉。ずっと封印されていたその目録を狙う不審な男がうろつきはじめた――。さらに、なんと英国の秘密情報部員が堀田家へ乗り込んできた! 二代目が留学先から持ち帰ったある本を巡り、勘一、我南人たちはロンドンへ――。人情たっぷりの第11弾!
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最終章はじんわり心が温かくなり、読めば読むほど堀田家の親戚になれたかのような気持ちになる。あの研人がこんなに立派になって!花陽も見違えるほど大人になって(T ^ T)藤島さんは太っ腹すぎるが、この温かな堀田家に関わっていれば力になりたいと思う気持ちには共感できる。医学部の学費って恐ろしい額なんだな。かんなちゃん鈴花ちゃんはさすがに計算ではないと思いたい。今作では東京下町を飛び出しロンドンまで行ってしまう。また今後もロンドン古書店との関わりを登場させてほしいなぁ。
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いつも読んでいる最中からホッとさせられる良い作品。ホッとするというか、ハラハラもするのだけれど、癒される事がいっぱいです。
今回も本をめぐる007騒動あり、呪いの目録騒動あり、幽霊騒動 足長おじさん イジメ などなどぱっと見には良くない雰囲気のものの中 全て素晴らしい家族内の素敵な結末に安堵します。
いつまでも続いて欲しい作品です。
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古書店を営む家族の話。11作目。
本を読む余裕のない日々。
久々に手に取った1冊が小路さんで間違いなかった。
変わらずに温かい家族。
冬で泣きました。
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年に一度の楽しみ、『東京バンドワゴン』の文庫版最新刊。
安定の面白さ。
11年目にしてこのワクワク感。
設定が変わらないのに、なぜかマンネリ化しない。
凄いなぁ。
登場人物が年毎に年齢を重ね、赤ちゃんだった子が幼稚園児となり、同じように大人も老いていく。
いつか来るであろう別れを強く感じさせる今作だった。
とはいえ、みんなまだまだパワフル。
まさかこのシリーズで舞台がロンドンになる日が来るとは!
これまでそれほど前面に出てこずにそっと支えていた人達が描かれていたのも嬉しかったなぁ。
帯は良いのだけれど、フォントがちょっと…。
これだとなんだかちょっと本の内容が幼稚な印象に。
あぁ、また一年待たなくては。
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今年も堀田家の新たな一年を楽しく面白く、時にほろっとしながら、堪能させてもらいました。
勘一さんが、漫画「キングダム」を面白いと言ってた(さすが集英社)のが本巻のニヤリポイント(笑)
もう、このシリーズと銀英伝は、中学生や高校生の必読書として、授業時間使ってでも読んでほしいですね。
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年に一度のお楽しみ(^^)♪先行して単行本が出ていると「あっ!また文庫で堀田家に会える( ´∀`)」と思って安心する(^^;)しかし今更ながら、すごいな堀田家は( ̄□ ̄;)!!元々すごい人脈を持っている堀田家だけど、マードックさんの友達も凄い人だね(;゜∇゜)!
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前巻でも思ったが、ほのぼの謎解きにスリルとサスペンス要素が加わってドキドキさせられた。
研人の成長に加速度が増していく…メリーちゃんともすっかり順調に恋人同士。微笑ましく思うと同時に、こんなに上手いこといっちゃう⁈ちらりと考えてしまうスレた大人です。
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このシリーズは世代と自分の生きてきた経験値を踏まえて読むことで、物語に対する奥行きを感じられる気がします。優しく厳しく描いてる。
2785冊
今年13冊目
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☆4.5
シリーズ第11弾
久しぶりに堀田家へお邪魔してきました❁⃘*.゚
今作でも堀田家は大騒動の連続で、続きが気になってしまい(夜寝る前に読書をする習慣があるので…)少し寝不足気味です( º^º; )
そのくらいとっても面白かったです!
冬のお話では思わず涙が溢れてくる場面もあり、人々の温かさがたくさん詰まった素敵な作品でした。
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シリーズもすでに11弾目を迎え、相変わらずのにぎやかな朝の食卓の場面に出くわすと、堀田家に帰ってきたことを実感します。
男性陣たちで屋根の修繕を行ったりと、本当に仲の良い家族ですよね。
本を巡って不審な人物が店を嗅ぎまわるというようなきな臭い事件も、人情溢れる堀田家の面々が、みごとに解決してしまうし、85歳にもなる勘一が、我南人、紺、マードックさんとともにイギリスに飛んで、あのいつもの江戸っ子弁で啖呵を切るという、驚きの場面もありました。
医大を目指している花陽と、ミュージシャンとして仕事もしている高校生の研人のその後も気になるところです。
そして、物語の最後にはいつも泣かせてくれます。
この先も、家族みんながこのままずっと長生きしてくれたいいのにと、切に願ってしまいます。
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久しぶりのバンドワゴンシリーズ♫
【春 花も嵐も実の成る方へ】
「呪いの目録」をめぐるあれこれ。
ちょっぴりキナ臭いかなと思うも、いいおハナシで終わった。
前作?前々作でも出てきた記憶はあるものの、それが秋実さんとどうか変わったのかは失念。
【夏 チャーリング・クロス街の夜は更けて】
シリーズ中時折り挟まれる“ちょっとキナ臭いハナシ”は、いつ読んでもワクワクドキドキできるね。
英国諜報機関が乗り出してきての堀田家の危機。
見事な機転と人脈とでピンチを乗り越えた流れの中でまた少し、堀田家の担ってきた“使命”なるものの輪郭が浮かび上がってきた。この筋を追うのも、シリーズの醍醐味の一つ♫
【秋 本を継ぐもの味なもの】
鈴花ちゃんかんなちゃんが大活躍♫
紺と研人だけでなくおチビちゃんも大ばあちゃんと意思疎通できることが明らかになり、物語づくりの幅が広がったかな。策士かんなちゃんの成長も含めて今後の展開が楽しみ。
【冬 ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード】
研人のバンドがついに表舞台に♫
という喜びは置いておいて・・・
主要キャラ周辺に後期高齢者の多いこのシリーズ、今後一冊毎に誰かの死や死期の近づきを感じさせられる、の連続になりそう…と少し寂しく思いつつ
★4つ、9ポイント
2023.02.11.新
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シリーズもここまで進むと、題材もこんな突拍子もないものもとちょっと残念に思ったのが、「チャーリング・クロスの夜は更けて」編。勘一が、英国諜報機関を相手にロンドンに乗り込んで大立ち回りを演じてしまう。あまりに非日常的過ぎて引いてしまう。それを補って余りあるのが、「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」編。花陽の家族と将来に対する想い、研人の成長と芽莉依ちゃんに対する想い、我南人のバンド「Love Timer 」のメンバーであるボンさんの想いとメンバーの想い。それらがみごとにまとまっていて、これぞ昭和のTVドラマ。
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シリーズ11作目。花陽が高3、研人が高1の一年間。花陽の受験で話が終わるかと思いきや、そこまで行かずにその直前で終わってしまった(T . T)受験の結果、気になる。。
最終章で、勘一が花陽に「死ぬも生きるもその人のもの。他の誰にも、それは決められない。覚悟を決めた人の周りのものに出来ることは、どんなに悲しくても苦しくても、その人が笑ってるのなら最期まで一緒に付き合って笑ってやること」というようなことを言っていたのがとても印象的。
解説の山ノ上さんも書いてらしたけど、私も花陽と藤島さんは最終的に結ばれるのでは…?と思っていたので、そこは違いそうで少し残念。今は麟太郎さんが怪しい。
ふじしまん財閥…
前の巻では、研人くんの受験残念で始まったから、次は花陽ちゃんの大学受験だなーと思っていたら、これから…というところで終わりましたね。藤島さんがまた金を出してくれる話でほんとに何者(笑)
そして、研人くんはテレビでドーンと登場!
かんなちゃん鈴花ちゃん含め、子どもたちの成長が凄い。楽しみです🔥
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東京バンドワゴンシリーズ第11弾!!
この本を読む前にちょっとしたミスで13弾の「ヘイ・ジュード」を読んじゃってたから話の内容が前後しちゃって良くわからないこともあったけど、面白かった♡
今回はすごくスリルのある巻だったと思う。
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東京バンドワゴンシリーズ11作目
呪いの目録とかってネーミングが実に中二病
あと、イギリス王室の暗部が書かれてあるって本の設定も実にアレですなぁ
まぁ、勘一さんの古風な英語とか立ち回りが見れて結果的にはよかった
例え007(違う)が相手でも一歩も引かない姿はさすが
でも、草平さんと初代の謎はますます深まった巻ですなぁ
で、家族の方はというと
鈴花ちゃんとかんなちゃんも成長して大人顔負けの知恵もついてきたのだろうか
それはそれとして、朝の席決めのシーンはとても和むので好き
花陽ちゃんの学費のところは藤島の心意気もそうだけど、それを受け入れる二人もいいんだよな~
ま、その前の花陽ちゃんの志望校を決めるやり取りも、「何が一番大事なのか?」という決定プロセスがいいよね
あと、研人のバッシング問題
若くして活躍すると色々という人いるからねぇ
今後は研人も派手にLOVEな感じなシーンが増えるんだろうか?
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毎回、新しい本が出るたびに読んでいたのに、一冊読み忘れていた。いつもより、グローバルで動きがあって良かったのでは。
このシリーズ、けっこう話が同じパターンである感じがしていたので。
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今回も盛り沢山!
長く続いてるのに文庫化は年1なので、結構忘れてしまってる事柄も多く一から読み直したい。
登場人物がどんどん成長していて、読むのが楽しみ。
花陽ちゃんの大学受験生結果は次回作かぁ、長いなぁ。
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今回も東京バンドワゴンは話題に事欠かない賑やかさ。今回は先代、先先代がまいた種子が今頃になって芽吹いたようなお話があり。ご先祖様がいるから自分らがいる。その自覚は存分にある堀田家だからこそ、たいして動じることもなく、むしろ面白がりながら対処する。脈々と続くのは血筋だけじゃなくて商売も。堀田家は親から子ではなく、隔世遺伝のようではあるけれど。勘一と青、我南人と研人。継ぐものもあれば、違う道に行くものもあり、それでもなんだかんだと座卓を囲んでご飯を食べられれば幸せだよなと思わせる内容でしたとさ。
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いつの間に研人や花陽が高校生、そして医学部受験とすっかり成長してきて早いと思ってしまいます。そして登場人物を毎回忘れてしまい、一覧を見て思い出す作業が必要になります。
今回もドタバタで海外まで勘一が行ってしまったり色々起きてますね。サチの一度行った場所はいつでも行ける機能ほんと羨ましい。死んだらそうだと楽しいなぁなんて。
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シリーズ11作目。第1作から12年が経つ。
一作目では小学生達だった曽孫達も、今や受験を控える高校生に。
一作一作で着実に齢を重ねてゆく経過が温かい。
本作では、堀田家、初渡英。
安定のハートウォーミング家族物語。
次作まで、また一年待つのか。
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文庫化第11弾!!?そんなになるのか。
ちゃんと11年の月日が流れてるのがいい。
相変わらずの堀田家だけど花陽が研人がもうこんなに成長したんだなぁ…しみじみ。
それにしても今回は話がどでかかった!ロンドンとか!テレビとか!楽しかったです。