【感想・ネタバレ】イエロー・サブマリン 東京バンドワゴンのレビュー

あらすじ

堀田家は朽ち果てそうな日本家屋で「東亰バンドワゴン」という古書店を営んでおります。店主の勘一も米寿、曽孫の花陽も成人とのおめでたい日を皆で祝うこともできました。作家をしている紺のもとに盗作を非難する手紙が届いたり、中身を読まずに見返しだけで古書を購入する中学生が訪ねてきたりなど、事件は起きますが、大丈夫。私たちには、この〈家〉があるから。たとえどんなことが起ころうとも、そこに帰りさえすれば、もう一度立ち直り歩きはじめることができる場所。それが〈家〉なんだと思います。――家族小説の決定版「東京バンドワゴン」シリーズ第15弾。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

東京バンドワゴンシリーズ15段
相変わらず「できすぎ」感はあれど安定の楽しさ。
そして登場人物増えすぎ(笑)

研人の卒業式のシークレットライブ、見たかったな~
ついに研人とメリーちゃんが入籍かぁ
あのちいちゃかったふたりがねぇ・・・
と、もはや親戚のおばちゃん感覚(笑)

ラストの紺はヤバ恰好いい
さすがは勘一の孫。。

0
2025年05月31日

Posted by ブクログ

今回は最終話で怒涛のように人選の節目がありました。
それ以外にも、毎回いろんな素敵なエピソードを考えつくものだとつくづく感心します。

0
2025年04月20日

Posted by ブクログ

 年納めか新年1冊目にしたかったが間に合わなかった。冬の章ではお正月の描写があり、ちょうど堀田家でお正月を過ごしたような気分になれた。これから年始本は東京バンドワゴンにしようかな。ホッと落ち着けるこのシリーズは正にうってつけ。今回は色々てんこ盛り。あのちっちゃかった研人が!こじらせすぎた藤島さんが!そして何と言っても紺!普段クールで物静かなのに、なんとも頼もしい。かんなちゃんの勘の鋭さも凄い。そろそろ花陽の結婚も視野に入ってきたかな。

0
2025年01月07日

Posted by ブクログ

本作は「夏」に始まり「春」までの4編となっている。
中で「冬 線が一本あったとさ」では愛する祖母のために亡き祖父が死の直前に東京バンドワゴンに売った本を買い戻して祖母を力付けたいと思う女子中学生のお話しなのだが、涙が出てきた。

自分が年老いてきたから涙もろくなってきたのは間違いないのだが、私も孫を愛する気持ちがいつも頭に一杯な反面、当の孫は果たして私の事をどう思っているのだろうと考えてしまうのは俗人だから仕方がないと思う。
そんな時にこの中学生の祖母に対する優しい気遣いは羨ましくもあり、この少女が自分の孫のように愛おしい。

補)年老いて「老後」が見えてきてはいるけれどまだ切羽詰まらない今のうちに身近な人々の手を煩わす事なく生きていくために自ら老人ホームに入ったかずみさんの潔さは見習いたい。
とはいえそれにはそれなりの蓄えがいるのだけれど。

0
2024年09月14日

Posted by ブクログ

4月になると、それは東京バンドワゴンですね。というか早いので、秋実さんの書かれてたのから4年だし、相関図もドンドン大きくなって、かんなちゃん鈴花ちゃんも2年生。正直描ききれないと思う。自分も掴みきれていない部分だらけ、その上に事件が起きて、かずみさんが出て行くことないと前回言った筈で、みどりさんが来て結婚する藤島さん、藤島さんの機転にって書いても書いても足りんのよー。けんとの結婚とかあーなんだかこういう風に書いていくのも追い付かないです、勘一米寿かい。もうありがとうございます。小路幸也さん

0
2024年05月02日

Posted by ブクログ

本文最終ページ
たとえどんなことが起ころうとも、そこに帰りさえすれば、もう一度立ち直り歩きはじめることができる場所。
それが家なんだと思います。

ただいま おかえり と LOVEが溢れる家が東京バンドワゴンの堀田家。

団結力が素晴らしく、一家全員周りの皆さんが全員素敵です。

毎回 朝ごはんのメニューが紹介され大家族の食事中の会話がされているが、朝ごはんだけでなく、毎日の生活だけでなく季節や節目の行事も皆んなで丁寧に暮らしている。
憧れます‼︎

0
2024年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実はこの15巻から読み始めてしまった。
装丁が良かったのと題名を見て手に取った。
古本屋さんが舞台なので本の話は当然出てきて、大家族+ご近所さん多数、日常的な推理ものでもありミュージシャンも出てくるかと思えば小説家や俳優もいる。
バラエティー豊かな物語で気に入りました。

1年に一冊ずつ出版されて今年で17巻、スピンオフで零巻まであるというおまけつき。

1巻から17巻まで楽しく一気に読みました。
来年の18巻が待ち遠しい。

0
2022年12月28日

Posted by ブクログ

タイトルチューンのエピソードが秀逸!
堀田家に解決できないことはないんと違うかなぁ。
そして、ほんまにほんまにおめでとう!

0
2022年08月28日

Posted by ブクログ

堀田家の一員になりたい。
大家族って大変かもしれないけど堀田家のような感じだったらドンとこいだ!
堀田家はとにかく温かい感じがする。
一人暮らしの楽さも知っているけど、家に帰った時に誰かいるというのはやっぱりいいものだと思う。

0
2022年08月04日

Posted by ブクログ

安定の東京バンドワゴンシリーズ。どんどん大所帯になってきて、さらに懐かしい人が登場したり、子ども達の成長もあり、基本的に善人ばかりの安心して読める内容。

0
2022年07月30日

Posted by ブクログ

年に一度のお楽しみ(人´∀`)♪みんな大きくなったね~(´_`。)゙と近所のオバチャン気分(^^;)今回は「すべての神様の十月」と並行して読んでいたためか、サチさんが神様に思えちゃった(ノ´∀`*)

0
2022年05月14日

Posted by ブクログ

シリーズ第15弾。
明治から続く古本屋さん〈東京バンドワゴン〉の物語も、とうとう令和の時代まできてしまったのですね。
堀田家でずっと一緒に暮らしていたかずみちゃんが施設に入ってしまったり、勘一が米寿を迎えたりと時間は容赦なく過ぎてゆくけれど、世の中の不思議なご縁はずっと繋がっているのです。
家族が暮らしてきた家というものは、思い出の深い大切なもの。
どんなに古ぼけてしまっても、そんなに簡単には取り壊せないものです。
〈東京バンドワゴン〉に持ち込まれる諸問題にも家族への思いやりが感じられるものばかりで、この本を読むといつも、久しぶりに我が家に帰ってこれたような嬉しい気持ちになります。

年が明けて春になると、花陽は20歳に、研人と芽莉依ちゃんは高校を卒業します。
二人は高校を卒業と同時に結婚。
そして結婚式は、芽莉依ちゃんが大学を卒業する4年後に行う予定だなんて、今から楽しみだなぁ。
サチさんの優しい語りで進んでいくこの物語には、いつも心が和みます。

0
2025年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とうとう研人くんは高校卒業、そして結婚!かんなちゃんたちも気付けば小2とみんな着々と成長しています。
勘一の寿命が心配になりますが、まだまだ続編が出ているので、どこまで生きられるのかサチさんと一緒に見守りたいところです。

0
2025年01月05日

Posted by ブクログ

シリーズ15弾、再読しました。
研人と芽莉依ちゃんが高校卒業、そしてついに結婚です。花陽ちゃんもそうだけど研人も今どき珍しいくらいの芯のブレない男の子で。こんな子いないだろーとか思うものの、それでもこの家族で育てば確かにあんな子に育つだろうなと納得できる気がする。
それだけ長く堀田家の成長を一緒に見守っている気にさせてくれる大好きなシリーズです。

0
2024年11月29日

Posted by ブクログ

東京バンドワゴン 15作目。

なかなか本が読めない日々でも
この家族だけはいつでも大丈夫だね。
花陽ちゃん研人くんもこんなに大人になっちゃって。
近所のお姉さん気分で読んでいたけど
もはやすっかり親戚のおばさんだ。

0
2024年08月07日

Posted by ブクログ

あの小さかった研人と芽莉衣ちゃんがついに結婚かぁ!なんて、おそらく多数の読者と同じく、親戚の一人みたいにニマニマしてしまう。さらに今回は、かんなちゃんの活躍にちょっとびっくり。これからさらなる活躍があるのかしら。
久しぶりに読むと、さすがに登場人物が増えすぎてわからなくなることがあって、美登里さんて誰だっけ?と思ってしまった。。

0
2022年06月12日

Posted by ブクログ

04月-07。3.0点。
東京バンドワゴン。
研人と芽莉依、卒業に。藤島の彼女、不穏な動きが。。。

読みやすい。

0
2025年04月21日

Posted by ブクログ


シリーズ第15弾。

しばらく、バンドワゴンシリーズを読まずにいたら数年が経っていて、もう数冊文庫が出ていた。

「家」「家族」が主軸のこのシリーズ。

気付けば、登場する人物がどんどん成長している。
当初はあんなに小さな子供だったケントが、もう高校を卒業し、なんと結婚。

一つの家族を通し、その歴史を共に見守る温かさ。

毎度、読むたびに心を温かくしてもらえます。

0
2024年09月03日

Posted by ブクログ

202204/毎作楽しんで読んでるけど、広いようで狭い範囲での濃密すぎる関係や昭和的価値観、登場人物達がみんな優秀・才能豊かなので、ちょっとな~と思う時もあるけど、やっぱりこの世界の一員になりたいなあと思わせてくれるシリーズ。

0
2022年09月04日

Posted by ブクログ

第一章の絵も言われぬ縁結び、の作中で出てくる空想の作品。

『美しいシロと黒の馬の物語を月が読む』
『緋色のツグミは太陽に啼いて旅をした』
『砂漠の王者と湖水の木守』
『涙は銀の雨に心は金の光に』
『眠れる龍を紫紺の薔薇の姫が誘う』

作者はどうしてこんなタイトルを思いつくのか…と頭抱えるほど、このタイトルだけでこれらの作品の虜。メタ的にも東京バンドワゴンの世界観が溢れていて良いなぁと思う。

解説(渡邉森夫)の言葉を借りると“箱推しなのは、言わずもがなであるが”、私は紺推しです。ラストの紺に痺れた。それとマレフィセントには笑ったw

0
2022年06月05日

Posted by ブクログ

この季節の風物詩的な作品。いつも通りの優しい世界観にホッとする。
今巻で少し気になったのが、登場人物がハイスペック過ぎはしないかというところ。初期の頃は我南人がロック歌手であったぐらいのところだが、もはや、紺はやや売れっ子の小説家、研人はミュージシャン、花陽は医者の卵、研人のフィアンセは東大生、と、とにかく世間的な成功者が一家からゴロゴロと。小さな幸せがテーマだったように思うが、少し、その初期テーマからは離れている気がする。とはいえ、初期からの楽しみも受け継がれてはいる。

0
2022年05月01日

「小説」ランキング