あらすじ
東京下町で老舗古書店〈東京バンドワゴン〉を営む堀田家は、四世代の大家族。勘一のひ孫・花陽は受験生になり、研人は中学校に入学、かんなと鈴花もすくすく育っている。ひとつ屋根の下、ふしぎな事件が舞い込んで、今日も一家は大騒ぎ。だが近ごろ、勘一の妹・淑子の体調が思わしくないようで……。ご近所さん、常連さんも巻き込んで、堀田家のラブ&ピースな毎日は続く。大人気シリーズ第6弾!
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Posted by ブクログ
やっぱり思う、偉大なるマンネリ文学!堀田勘一を中心に東京下町を舞台にしたハートフルな物語。次から次へと問題が起き、勘一の喜怒哀楽と共に家族一同ですべて受容する。その訳は過去の堀田家の苦難や人間関係のゴタゴタがあったがために、その反省やコーピングを家族のモットーとしてきた伝統なのだろう。登場人物もすべてがピースとして重要で、誰1人として欠けてならない。何故なら、全員が全員と絡み、その関係性が物語として築き上げられているからだ。そんな中の勘一の唯一の妹の淑子の死はあったが、堀田家の大団円がそれを受容した。⑤
「朝起きて、ご飯を食べて、ちゃんと働いて、ゆっくり休む。」ただそれだけの一家の物語のはずが、この偉大さには次巻も読まないといけないね。
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今回のお話は深く沁み入るものばかりでした。LOVEだよね〜
個性的でクセが強いけれどとてもいい人ばかり。堀田家の日常的なお話だけれどもなかなか普通ではない出来事ばかり。
出来る事なら家族として一緒に過ごしたいと思わせてくれます。ほんとに良い家族‼︎
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第6弾。
堀田家の子どもたち、当たり前だけれどどんどん大きくなって。かんなちゃん、鈴花ちゃんがふたり一緒じゃないと嫌だというところがすごくかわいい。花陽と研人の見送りもちゃんとできるようになって、出ていったら戻ってくるあたりが大きくなったなって感じる。
淑子さんがあちら側に逝ってしまった。遺言ではアメリカで引き取るそう。我南人の提案通り、みんなのお墓参りをするために一度アメリカに行くといいね。
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東京バンドワゴンシリーズ6作目。今回も堀田家大家族のLOVEの詰まった物語り。結局、最後泣かされました。読む価値あります。また、ドラマも見たいなぁ。
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シリーズ6冊目。わたしの中のベストかもしれない。各話のテーマや最後のまとめの言葉が心に響いて、特に最終話はわたしの経験とリンクして涙が止まらなかった。
人生は続いていく。バトンを受け取って生きていく。生活していく。
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このシリーズに関しては、今更特別なコメントをしなくても面白いに決まっています。
今回も子供たちの成長も含めてレギュラーメンバーの日常が少しずつ変わっていき、過去の遺恨が解消される話あり、寂しいお別れあり、意外なところで繋がる関係ありと盛りだくさん。
いつまでも続いて欲しいと願って止みません。
Posted by ブクログ
2017/10/25
またちょっぴり電車で泣いちゃう。
淑子さんが亡くなった直後の勘一の采配が泣けるんだもの。
あとその勘一をさりげなく心配した我南人も。
帰りの電車が割り込みとかそれに怒る人でなんだかギスギスしてたけど荒んだ気持ちが洗われた。
みんなもこの本読んでLOVEになるといいよぉ。
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『東京バンドワゴン』の第6弾。
春。
ある朝の東京バンドワゴンの庇の下。
外に置かれたワゴンの本の上に、青い林檎が1つ置かれていた。
数日後、今度は赤い林檎が置かれていた。
はて、これは一体…。
檸檬だったら梶井基次郎なのにな~なんて思いながら読んでいたら、同じことを祐円さんと勘一も話していて嬉しくなった。
サチさんの結びの言葉が印象深い。
「とはいえ、人間だから悩みますよね。悩んで、でも笑って。そしてまた悩んで。
その繰り返しで日々を過ごしていくことが、暮らしているってことですよ。」
夏。
堀田家の朝御飯は洋食だってとても美味しそう。
たまごをたっぷり染み込ませたフレンチトースト、トマトの冷たいスープ、ハッシュドポテト、焼いたソーセージ、チーズ入りスクランブルエッグ、マカロニとポテトのサラダ。
みんな揃っての“いただきます”は、この日も賑やか。
これぞ堀田家!という感じで微笑ましい。
この夏の騒動は盗作!
テレビの歌番組に〈十年ぶりに登場!〉と現れた風一郎。
けれどそこで風一郎が歌ったのは、我南人(がなと)が花陽(かよ)のために作った曲だった...!
そういえば風一郎は、春の章で突然堀田家にやって来たかと思ったら、いつのまにか姿を消してしまっていたんだった。
その時に我南人の曲のデータを持ち出したのかしら???
我南人はこの件、どう解決する!?
そして同時進行するのは映画撮影!
青が子供の頃にお世話になった映画監督が、古本屋を舞台にした映画を撮影するという。
東京バンドワゴンで撮影させて欲しいと願い出た。
それに青をまた出演させたいという。
これはもう、ドタバタの予感!
堀田家、この夏をどう乗り切る!?
最終章の冬 オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダは胸が熱くなるお話だった。
妹である淑子さんの最後に間に合わなかった勘一。
加えて、淑子さんは日本ではなくアメリカで荼毘に伏されなければならない。
それは淑子さんが最後の時間を日本で過ごしたいが為、アメリカの家族たちと結んだ約束だった。
また別の一方で、勘一は、姉を亡くした過去を持つ藤島に対し、いい加減にその過去をきっちり葬らせろと言い聞かす。
それは、最愛の妹を亡くした勘一にしか言えない台詞だった。。。
人生は続いてゆく。
ラブ&ピースに溢れた作風に、今回もまた癒された。
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東京バンドワゴンシリーズ
相変わらず賑やかな面々の日常が愛おしい
子供たち(ひ孫たち)の成長も追えて
わくわく
研人は我南人の才能を受け継いだのかな
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今回も安定の面白さ。
あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ
という、毎回のフレーズ、だけど、これだけで懐かしくなります。私も歳とったなあ
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今回も研人がすごい!まだ中学生なのにこの才能。我南人の血を受け継いだのね。かんなちゃんもサチとお話できる日が来るのかな。悲しい別れはあったものの、タイトル通りLife goes onな心温まる安心なシリーズはこれからも続いていく。常連さんが留守を預かれる古本屋さんって凄い。単なるお節介でなく、家訓を守り様々な縁を大事にしてきた堀田家ならでは。勘一はまだまだ現役で次巻からさらに賑やかになりそう。花陽の医学生姿と未来の旦那さんには既刊シリーズ内で出逢えるのかな。
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☆4.5
シリーズ第6弾
冒頭のサチさんの語りを読み始めると、「あぁ堀田家に帰ってきたなぁ」というほっとするような安心感に包まれます。(サチさんに「おかえりなさい」と言ってもらえているような気持ちになります)
シリーズを重ねるごとに、どんどん物語に引き込まれていっており、今作では笑ったり驚かされたり…そして後半ではたくさん泣きました。
これからも読み進めていくのがとっても楽しみな、大好きなシリーズです❁⃘*.゚
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〈東京バンドワゴン〉シリーズ第6弾。
相変わらずのにぎやかさで、話題も豊富。
月日の経つのは早いもので、勘一のひ孫の花陽と研人は中学生に。
かんなちゃんと鈴花ちゃんもこの秋で2歳になります。
堀田家の子育て論が実にいいです。
難しいことは考えず、人に優しく、自分に厳しく。
子供は親の背中を見て育つのですよね。とても参考になります。
医者になりたいという花陽の夢を叶えるために、家族が一丸となる様子がまた素晴らしいです。
家族だけでなく、家に集まってくる人たちの縁をものすごく大切にする堀田家の人たちが温かくて、毎回胸にじんときます。
朝起きて、ご飯を食べて、働いて、寝る。
この繰り返しの毎日だけれど、我南人の放った「Life goes on」は、とても好きな言葉です。
肉親との別れはとてもつらいけれど、後半に起きためくるめく展開に、ますます先が気になります。
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東京バンドワゴンシリーズも6作目。
早いもので、鈴花ちゃんたちはもう2歳。
生まれて、亡くなって、季節は移り変わって、おいしいものを食べて、幸せなことや悲しいことがあって、そんな愛おしい日常に触れ、温かい気持ちになりました。
毎度思うことだけど、ごはんがとってもおいしそう。
そして人手があるって素晴らしい、と。
その分いろんなことが起きるけれど。豊かさって、おいしいごはんと人との繋がりと強く関連しているよなぁと改めて感じたところです。
子育て中だからこそ響く言葉もありました。
「親の背中を見て子供は育つんですよ。子供ばっかりを見るより、子供に見られるように普段の生活を頑張りなさい」
ほんと、そうだなぁと。
そしていつか訪れることはわかっていたけれど、あの人が亡くなりました。
喪の仕事って、どういうもの?を年長者が示してくれている。誰かを亡くすことは悲しくて寂しいけれど、残されたものが生を全うするためにはどんな風にするといいのか。身近な人を亡くしたタイミングで読むと、また違って響きそうです。
現在15作まで出てるというから、まだまだ折り返し地点にもきていない。続きがあるって嬉しいな。
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今回もあったかくて面白かったー!
6作読んできて今作で新しさを感じたのは、堀田家が留守の間に堀田家以外のメンバーが東京バンドワゴンに集まり店を守る場面。
古本愛だけでなく堀田家の人間味をも愛している外の人間たちが何を想っているのかを語り合うシーンが素敵だった。
喪の仕事
研人くんのケンカに、撮影騒動、幸子さんとの再会等、今回もまぁ色々ありましたが、最後の方でとうとう淑子さんが亡くなってしまいました(>_<)⤵️
ちょうど折に、藤島さんのお姉さんに関わる皆さんが顔を合わせることになり、勘一は「喪の仕事」を勧めながら自分も淑子さんのことを決着つけようとします。
人を亡くすというのは辛いけれど、それにキチンと切りをつけて、前を向くために「喪の仕事」が必要という話は、本当にその通りだなぁと思います。
Posted by ブクログ
久しぶりの東京バンドワゴン
抜けていた 1冊をさかのぼる様に読み終えました。
状況描写がよくて 物語が頭の中で映像化される様な感じ いつ読んでも楽しくで 一気に読み終えてしまいます。
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最後の藤島さんらを一緒に住ませる計画、斬新すぎて、私は耐えられるかわからない…。生と死をふわっと意識しちゃうような作品。みんな、長生きしてね。
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1冊読みすすめるたびに季節は移ろい、子どもたちは成長していく。日々続いていく家族の物語をずっと見続けていく楽しさと、家族の温かさを感じられるシリーズ。7巻を読むのも楽しみ。
Posted by ブクログ
シリーズ6作目。今回も新たな家族との出会いや別れがあり、あたたかい気持ちになる。こんな大家族、もうなかなか無いよな〜賑やかで楽しそう。
研人の才能がすごい。中学生で印税入るとか…花陽が成長して藤島さんとくっつくのもあり得てしまうのかな⁉︎と思ってしまった。
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この本。
わたしの友達のきゅーちゃんの妹から頂きました。
亡くなる一週間前。
そして、半年ほど前にも我が家に来た時に。
これすごい面白いのぉー、もう、すごい面白いんだからぁー、でも、えみちゃんには貸さないけどね。
と。めちゃくちゃ意地悪なこと言ってるのが今でも思い出せます。
毎回読んでては思い出す。
面白い。この本。
もっと早く貸しとけよ。と。きゅーちゃんに呟く。
そしたら本の感想でも盛り上がれたじゃんか。
ミステリー好きだけど、こういうホームコメディみたいのはあんまり読まないから、貸して貸してとは言わなかったが、面白いじゃねーか。
死んでしまってから私読んだって、共感してくれなかったら面白さ半減なんだよ。きゅーちゃん。
あと一冊。きゅーちゃんからもらった。いや、分捕ったに近いか。笑笑
亡くなってから妹さんからもらったものだし。
なんだよ。もう。
最後の一冊、読めたのかな。きゅーちゃん。
いやー面白いね!これ。
って私が言ったら、
だから、言ったショーエミちゃんーわたしが貸してあげたんだから!わたし前から言ってたじゃーん、だから貸したくなかったんだよねー
って。言うのが目に浮かびます。
天国のきゅーちゃん。これ。面白いね。笑笑
最新刊買った?
Posted by ブクログ
このシリーズを読むとホッとする。だからと言って、読み耽る小説ではなく、他のジャンルのものを読みながら合間に読んで箸休め的な心地よさを感じると言ったら失礼だろうか。解説で書店員さんが、このシリーズ本が出版されるたびに帰省になぞらえてキャンペーンをはってきたと書かれていたが、まさに古き良き時代への帰省の気分が味わえる。自分も昭和世代であるが、実際にはここまでの濃い人間関係はなかったと思う。くまさん、はっつぁんの江戸や明治の時代のことは知らないけど、それでもこのノスタルジックな想いは、日本人の根源に根差したもののような気がする。
Posted by ブクログ
相変わらずドタバタとした食卓を囲む会話に和む。病気があったり、大学を辞めた理由画分かったり、大人の恋に決着が着いたり…大家族だとこまごまと事件も起こるんですね♪楽しめました。
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2018/5 10冊目(通算81冊目)。いつも通りの堀田家。いろいろ騒動が起き、誰かがその問題を解決する。ただ、今回は堀田家の近しい人が亡くなるという出来事が起きる。そんな悲しみの中でも、人にやさしくする堀田家の面々。別れることの辛さを知っているからこそ、人にも優しくなれるのかなと読んでいて感じた。とりあえず今持っている分は読み終わってしまったが、この後の巻も機会を見て揃え、また読み返してみたいと思う。感想はこんなところです。
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短編集。
「東京バンドワゴン」シリーズの第6弾。
シリーズが始まった頃は独身だった青も、今では結婚して一児の父親になっている。
勘一は相変わらず元気だけれど、アメリカから戻った妹・淑子さんは体調が思わしくない。
医者になるという目標を持った花陽は受験生として勉強に明け暮れ、研人ももうすぐ中学生となる。
新しく家族に加わった人たちもすっかり堀田家の一員として馴染み、今日も小さな謎が周囲の人たちを巻き込んでいく。
誰かを大切に思う気持ち。
それがどんなにあたたかくて大切なものか、このシリーズを読んでいるとあらためて考えさせられる。
我南人の「LOVEだねぇ」はまるで万能の言葉のように、大きな愛で家族や周囲の人たちを包んでいく。
困ったときは合い見互いとは言うけれど、堀田家の人たちに限っていえばそれは極当たり前のことのように感じられる。
たとえ家族といえども、困ったときに自分をさらけ出して助けを求めるのは意外に難しい。
余計なプライドや意地が邪魔をしたり、迷惑をかけたくないという気持ちがブレーキをかける。
でも堀田家の人たちは、全部をわかったうえで相手の負担にならないように手助けをする。
昔の日本はこんなふうだったのかな?と。
あたたかな物語は、読んでいる人の心もあたたかくする。
大好きなシリーズのひとつだ。
Posted by ブクログ
堀田草平
2代目店主。
堀田美稲
草平の妻。
堀田勘一
82歳。明治から続く古本屋〈東京バンドワゴン〉の3代目店主。
淑子
勘一の妹。葉山で暮らす。
堀田サチ
勘一の妻。良妻賢母で堀田家を支えていたが、5年前、76歳で死去。
堀田我南人
勘一の一人息子。63歳。伝説のロッカーは今も健在。いつもふらふらしている。
堀田秋実
太陽のような中心的存在だったが、8年ほど前に他界。
池沢百合枝
日本を代表する大女優。青の産みの母。
堀田藍子
我南人の長女。38歳。画家。おっとりした美人。
マードック
日本大好きイギリス人画家。藍子への一途な思いが成就し、結婚。
堀田紺
我南人の長男。37歳。元大学講師。フリーライター。
堀田亜美
紺の妻。37歳。才色兼備な元スチュワーデス。
堀田青
プレイボーイの長身美男子。29歳。我南人の次男として暮らす。
堀田すずみ
青の妻。25歳。突然転がり込んできたが、今では店の看板娘。
堀田花陽
藍子の娘。15歳。しっかり者の中学3年生。
堀田研人
紺と亜美の息子。13歳。音楽好きな中学1ねんせい。
堀田かんな
紺と亜美の娘。2歳。いとこの鈴花と同じ日に生まれる。活発な性格。
堀田鈴花
青とすずみの子。2歳。おっとりした性格。
玉三郎・ノラ・ポコ・ベンジャミン
堀田家の猫たち。
アキ・サチ
堀田家の犬たち。
祐円
勘一の幼なじみ。神主の職を息子に譲った。
康円
祐円の息子。現神主。
大山かずみ
昔、戦災孤児おして堀田家に暮らしていた。引退した女医。堀田家とは家族同然。
真奈美
近所の小料理居酒屋〈はる〉の美人のおかみさん。藍子の高校の後輩。
コウ
板前。無口だが、腕は一流。
藤島直也
若くハンサムな元IT企業の社長。31歳。新会社を設立。無類の古書好き。〈東京バンドワゴン〉の常連客。
茅野
定年を迎えた、元刑事。〈東京バンドワゴン〉の常連客。
新さん
建設会社の2代目。我南人の幼なじみ。
龍也
葉山に住む我南人の音楽仲間。
折原美世
若手女優。本名は三迫佳奈。
脇坂夫妻
亜美の両親。
脇坂佳代子
亜美の母。
脇坂和文
亜美の父。
脇坂修平
亜美の弟。折原美世と公認の仲に。
三鷹
藤原の学友、ビジネスパートナー。永坂杏里と結婚。
永坂杏里
藤島・三鷹の大学の同窓生。藤島のの元秘書。
木島
雑誌記者。我南人のファン。
堀田達吉
明治十八年に〈東京バンドワゴン〉を開いた初代。
坪内逍遥
〈東京バンドワゴン〉を名付けた。
ボン
我南人のバンド仲間。ドラムス。
鳥
我南人のバンド仲間。ギター。
ジロー
我南人のバンド仲間。ベース。
久本
京都の一流料亭〈春ふう〉の板長。
杉田
堀田家の裏の左隣の豆腐屋。
おかはし玲
絵本童話作家。我南人と同級生。三十年前に亡くなっている。
安藤風一郎
ミュージシャン。我南人の後輩。
平本芽莉依
研人の同級生。研人のことが好き。私立の中学へ行った。
光輝
研人の同級生。小学五年生のときに引っ越してきた。母が再婚して高坂から西田に姓が変わった。
西田
光輝の父。
泰子
光輝の母。
森下
旧姓川上。青の先輩。図書室の先生。
ケンちゃん
健一郎。第一マンションの管理人。奈美子の祖父。
大町奈美子
近所のマンションに住む小学四年生。
田町
裏の右隣。
橋田
茅野の元上司。
穴崎
映画監督。青が中学生の頃、映画に出たことがある。
佐和子
風一郎の妻。
春香
風一郎の娘。
三崎龍哉
若いミュージシャン。葉山に住む淑子のご近所さん。我南人と同じ事務所。
重松雄太郎
〈六波羅探書〉の相談役。〈乱麻堂〉。
千田くるみ
龍哉のスタジオの同居人。
栖本
栖本質店の主人。
近藤義成
本を売りにきた。幸子の孫。
幸子
介山陣一郎の娘。マリアの妹。
介山陣一郎
〈東北の鬼神〉と呼ばれていた。
中澤めぐみ
小説家。旧姓平井恵。藤島麻里の同級生。
高木宏
藤島の姉・麻里を殺した男。藤島麻里の担任。
ロバート
弁護士。
藤島麻里
藤島直也の姉。高校生の時に担任の先生と心中した。
Posted by ブクログ
四世代が一つ屋根の下で暮らす堀田家。家計は苦しくても、その生活は豊か。年頃の子どもらしい悩みや喧嘩もあるし、勘一世代には当然起こりうる悲しい別れもある。笑いも涙もあってこその人生、時にはおせっかいを焼いたり、焼かれたり、怒ったり、諭されたり。ひ孫のおかげでじぃばぁ世代はボケてる暇もなく、孫たちは生きる知恵袋のおかげでいい年になってものびのびと暮らしている。そんなんが案外幸せだよなと。
Posted by ブクログ
東京バンドワゴンシリーズ6作目。
堀田家の一年を綴ったこのシリーズ。
私にとって読むとほっと人心地つけるシリーズになってます^^
我南人の曲の盗作騒ぎに藤島社長のストーカー騒ぎ、今回もバタバタ楽しませてくれる堀田一家。
ホロリとなったり笑ったり、本当に一緒に楽しめるシリーズです♪
研人や花陽ちゃんがもう中学生やら受験生やら!
大きくなったもんだー(笑)