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Posted by ブクログ
『東京バンドワゴン』の第6弾。
春。
ある朝の東京バンドワゴンの庇の下。
外に置かれたワゴンの本の上に、青い林檎が1つ置かれていた。
数日後、今度は赤い林檎が置かれていた。
はて、これは一体…。
檸檬だったら梶井基次郎なのにな~なんて思いながら読んでいたら、同じことを祐円さんと勘一も話していて嬉しくなった。
サチさんの結びの言葉が印象深い。
「とはいえ、人間だから悩みますよね。悩んで、でも笑って。そしてまた悩んで。
その繰り返しで日々を過ごしていくことが、暮らしているってことですよ。」
夏。
堀田家の朝御飯は洋食だってとても美味しそう。
たまごをたっぷり染み込ませたフレンチトースト、トマトの冷たいスープ、ハッシュドポテト、焼いたソーセージ、チーズ入りスクランブルエッグ、マカロニとポテトのサラダ。
みんな揃っての“いただきます”は、この日も賑やか。
これぞ堀田家!という感じで微笑ましい。
この夏の騒動は盗作!
テレビの歌番組に〈十年ぶりに登場!〉と現れた風一郎。
けれどそこで風一郎が歌ったのは、我南人(がなと)が花陽(かよ)のために作った曲だった...!
そういえば風一郎は、春の章で突然堀田家にやって来たかと思ったら、いつのまにか姿を消してしまっていたんだった。
その時に我南人の曲のデータを持ち出したのかしら???
我南人はこの件、どう解決する!?
そして同時進行するのは映画撮影!
青が子供の頃にお世話になった映画監督が、古本屋を舞台にした映画を撮影するという。
東京バンドワゴンで撮影させて欲しいと願い出た。
それに青をまた出演させたいという。
これはもう、ドタバタの予感!
堀田家、この夏をどう乗り切る!?
最終章の冬 オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダは胸が熱くなるお話だった。
妹である淑子さんの最後に間に合わなかった勘一。
加えて、淑子さんは日本ではなくアメリカで荼毘に伏されなければならない。
それは淑子さんが最後の時間を日本で過ごしたいが為、アメリカの家族たちと結んだ約束だった。
また別の一方で、勘一は、姉を亡くした過去を持つ藤島に対し、いい加減にその過去をきっちり葬らせろと言い聞かす。
それは、最愛の妹を亡くした勘一にしか言えない台詞だった。。。
人生は続いてゆく。
ラブ&ピースに溢れた作風に、今回もまた癒された。
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