明治時代創業の老舗古本屋・東京バンドワゴンは本日も大騒ぎ! 先々代の時代に錚々たる文士が寄稿して編まれ、強盗殺人までも引き起こした〈呪いの目録〉。ずっと封印されていたその目録を狙う不審な男がうろつきはじめた――。さらに、なんと英国の秘密情報部員が堀田家へ乗り込んできた! 二代目が留学先から持ち帰ったある本を巡り、勘一、我南人たちはロンドンへ――。人情たっぷりの第11弾!
Posted by ブクログ 2018年06月14日
年に一度の楽しみ、『東京バンドワゴン』の文庫版最新刊。
安定の面白さ。
11年目にしてこのワクワク感。
設定が変わらないのに、なぜかマンネリ化しない。
凄いなぁ。
登場人物が年毎に年齢を重ね、赤ちゃんだった子が幼稚園児となり、同じように大人も老いていく。
いつか来るであろう別れを強く感じさせる今...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月17日
シリーズもここまで進むと、題材もこんな突拍子もないものもとちょっと残念に思ったのが、「チャーリング・クロスの夜は更けて」編。勘一が、英国諜報機関を相手にロンドンに乗り込んで大立ち回りを演じてしまう。あまりに非日常的過ぎて引いてしまう。それを補って余りあるのが、「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月15日
シリーズ11作目。花陽が高3、研人が高1の一年間。花陽の受験で話が終わるかと思いきや、そこまで行かずにその直前で終わってしまった(T . T)受験の結果、気になる。。
最終章で、勘一が花陽に「死ぬも生きるもその人のもの。他の誰にも、それは決められない。覚悟を決めた人の周りのものに出来ることは、どんな...続きを読む
前の巻では、研人くんの受験残念で始まったから、次は花陽ちゃんの大学受験だなーと思っていたら、これから…というところで終わりましたね。藤島さんがまた金を出してくれる話でほんとに何者(笑)
そして、研人くんはテレビでドーンと登場!
かんなちゃん鈴花ちゃん含め、子どもたちの成長が凄い。楽しみです🔥
Posted by ブクログ 2019年11月11日
東京バンドワゴンシリーズ11作目
呪いの目録とかってネーミングが実に中二病
あと、イギリス王室の暗部が書かれてあるって本の設定も実にアレですなぁ
まぁ、勘一さんの古風な英語とか立ち回りが見れて結果的にはよかった
例え007(違う)が相手でも一歩も引かない姿はさすが
でも、草平さんと初代の謎はます...続きを読む
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