あらすじ
堀田家の暮らす下町に〈日英テレビ〉のロケ隊がやってくる!? そして迎える、“大引っ越し大会”。そんな慌ただしい日々に飛び込んでくるのは、かつて閉店したお店の謎や、突然の放火疑惑、思いがけない人生の悩みに、大事な家族のメンバーとの別れ・・・・・・。銭湯、豆腐屋さん、花屋さん、和菓子屋さん、染め小物店・・・・・・。巡る時代を共にしてきながら、語られてこなかったご近所とそこに暮らす人々にスポットライトがあたる。人が人を呼ぶ、この下町の温かさよ! 堀田家の絆がますます深まる、大人気「下町ラブ&ピース」小説シリーズ第18弾!
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今回は出会いと別れがたくさんあったなぁ(*´-`*)でも解説にあるとおり、登場人物の入れ替わりや複雑な関係も、読み始めればスッと入りこめてしまうのが不思議だわ〜(^o^;)そして堀田家は結構な金持ちだと知った(☉。☉)!
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サチさん自己紹介から朝の団欒する会話を全員出すとか(夜のカフェは藍子とマードックとあるだけで良い)春夏秋冬の章を同じルーティンでしてる、嫌いじゃないなぁあと毎年4月発売されるとか。青が主人公だろうけど、そこに目線を向けるとか子供向けの学校を作るとかさすが小路幸也さん。みんな才能ありすぎてそのまま受け入れてたけど、やっぱ凄い家系図、いろんな問題も解決してしまう三方よしも うーん綺麗すぎると思うけど ハテとかあるけどコンプリートしてしまう大事なことはやっぱ家訓なのか。
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シリーズ18作目の本作は、出会いと別れがいつもより多かった印象。そして最後の青の決断は、大きな展開だなぁと思うものの、そこまでの青の想いはものすごく共感ができてしまう。改めて堀田家のメンツって凄い。
そしてサチの語りから始まり、それぞれの物語も賑やかな朝食シーンから始まるっていうのを毎回続けているにも関わらず飽きが来ないっていうのは、もうさすがとしか言えないですね。
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安心して読める東京バンドワゴンシリーズだけど、藍子さんとマードックさんが帰ってきたと思ったら池沢さんがお引越ししたり、茅野さんも東京を出て行ったり、青も新しいことを始めようとしたり、と色々あった今回のお話。
イギリスに住んでいた頃はなかなか藍子さんの登場がなかったので嬉しい。
茅野さんが東京を離れるのは思った以上にさみしさがありました。
青もこんなことを考えていたんだなぁということがわかった今回のシリーズでした。
まだまだ続きが気になります。
Posted by ブクログ
シリーズ第18弾。
一作目では登場人物が数人であったが、今では40人を越す大所帯に。それでも、個々のキャラ立ちがしっかりとされており、登場人物も回を追うごとに歳を重ねてゆく。
毎度、温かいホームドラマが送られるが今回も安定の堀田家。
最新作は、「死」と「老い」が色濃い印象でした。
誰しもが迎える最期。老いとどう向き合い、いかに過ごしてゆくか。
また、傍目には分からない、個人の葛藤や苦悩にいかにして向き合うか。
本作は働き盛りの中年層には、より響く回だったように思う。
毎年、発刊されるバンドワゴンシリーズ。
今後も堀田家の行く末を楽しみに次作を来年まで待ちます。
Posted by ブクログ
前作(第17弾)の文庫版を再読後からのスタート。
毎年春になったら文庫版を購入して、昨年の文庫版を本棚からイソイソと取り出してきて、、、
堀田家の物語に没入します
新年度の疲れが出てきた頃に、ほっと安心感を求めて読みはじめました
今年もお世話になります(←)
我南人が話ついでにコーヒー飲んでる幼なじみに便乗して「じゃあ僕のもぉついでにぃ。奢ってよぉお」「いいよいいよ」
どうして自分の家の店で奢ってもらうのですか。
サチさんの息子にだけするツッコミに笑っちゃいました
他にも“勘一が蛸なら確かに我南人は烏賊ですよね”なんてサチさんしか言えないよ?www
「隣の土地は借金してでも買えって昔から言うしな」堀田家界隈の今後が広がっていく良い台詞
家庭内(もちろん〈藤島ハウス〉込みで)での引越し大変そうだけど楽しそう!定期的に子どもたちの年齢やそれぞれのライフスタイルに応じて大規模な模様替え(模様替えレベルではない)ができるの良いね!!
そしてなんといっても、藍子とマードックさんのいる食卓嬉し懐かしい~~!!
そして和装本を入れる木箱
あれ本当にお重のようで仰々しくて(褒めてる)素敵だよね
和装本やら巻物を保管する
“感覚としてはもう夜の時間帯なのにまだ明るさが残っていて、そして暑さも通り過ぎて柔らかな風が吹き抜けるよう”な夏の晴れた日の夕暮れ、私も大好きです、サチさん。まさに今。
ラストは青ちゃんが締めるか!
「青なんかまだまだこれからよ」って勘一さん
そういえばドラマ化したときの主人公は青だったよな~なんて思いまして、最近存在感薄くなりがちだったけど(←)、三十代後半まだまだこれから働き盛りの青のこれからが楽しみです!
文庫版解説での衝撃!!すっかり忘れてました!
刀に書かれていた〈堀田州次郎〉の文字、そのとき勘一や紺の会話で語られる、創業の堀田達吉以前のことが消されたかのような、、、そしてラストの子猫につけた〈るう〉!かんなちゃんの感の良さはこのための大きな大きな伏線だったのかと思わざるを得ない、、、『隠れの子 東京バンドワゴン零』もしっかりシリーズものの一因で胸アツです。