あらすじ
ここは東京下町。堀田家は今にも朽ち果てそうな日本家屋で「東亰バンドワゴン」という古書店を相変わらずに営んでおります。花陽の医大受験を前に、春を待ち望む今日この頃です。常連の藤島さんの遺産相続がきっかけで思わぬご縁がつながったかと思えば、一方で闘病中の我南人のバンド仲間・ボンの病状はますます悪化し……。父から子へ継がれていく思いが込められた大人気のシリーズ第13弾!!
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東京下町で古本屋〈東京バンドワゴン〉を営む堀田家を久しぶりに訪ねてみました。
堀田家のアイドルかんなちゃんと鈴花ちゃんは、この春から幼稚園の年長さんに。
そして医大を目指して頑張ってきた花陽のことがとっても気になります。
毎度お馴染みの、堀田家の皆のセリフが口々に飛び交う朝ご飯の風景も、何度読んでも楽しいものです。
シリーズ13弾ともなると登場人物が非常に多くて、研人の後輩やバンド仲間のお父さんなど、新しく聞く名前が次々と出てきて混乱しそうになりました。
けれど人の縁とは不思議なもので、繋がると嬉しくなるのですよね。
藍子とマードックさんがイギリスで暮らすことになり、それに伴っての家庭内引っ越し、それぞれの部屋の大移動が、大変だけど何だか楽しそう。
堀田家とそれを取り巻く大勢の人たちの人生をこんなにも見事に描き分けて、何か問題が起こっても全てまあるく収めてくれる。
久しぶりにこの感動を味わえました。
そこにはやっぱりLOVEが溢れているのですね。
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花陽と研人の成長を感じた巻だった。いつも大人の助言をもらって動いていたふたりが、大人を動かす側になっていて、成長が早いと思った。思えば、気づいたら花陽は大学受験が終わっていて、研人は芽理依ちゃんと結婚すると言い出していて、子供の成長はやはり早い。
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5年前に見つけて読みふける。それから毎年4月が楽しみである。今回もみんなの無事と子供達の成長と人助けに進学に楽しく読み進める。読み終わる達成感が良いね。外伝も良かったし、家系図を覚えてしまうので、あまりにも登場人物多いからかずえさんとか会話がないから、無意識に谷根千が舞台と思うんだよね。ドラマも見てないし、映像のイメージがないかな。また来年も読むので
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花陽おめでとう!研人もいっぱしの大人になって!おばさんは嬉しいよ、と勝手に泣きたくなるほど堀田家の親戚気分で東京バンドワゴンワールドにどっぷり浸かっている。合格発表は一緒になってドキドキしてしまった。あの子も大きくなって再登場してる。人情溢れる温かい関係は本当に憧れる。次は鈴花ちゃんかんなちゃんが小学生かぁ。そろそろ玄孫も視野に入ってきて、勘一はもっともっと長生きしなきゃいけなくなりそう。
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堀田一家は一言で語る事なんてとても出来ないほど素晴らしい家族。
今回は13冊目何だけれど、家族それぞれ成長してお話?騒動?も同じく成長している。毎回問題が起こり、なんとも良い具合に解決していく。まさにLOVEです。
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自分がいつの間にか堀田家の一員になっているような不思議な感覚で読んでいるんだなと感じます。だから、花陽ちゃんの合格発表もはらはらドキドキしながら読み進めて、合格がわかったときには、涙が出そうになりました。今回も話題に欠かない堀田家でした。
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いつもの通り、堀田家は人がいっぱいで、ご近所さんの悩み事解決でお節介やいて、気がつくと子供たちも成長していて、13作目ということだから、もう10年くらいたっているのかもしれない。間違えて先に14作目を読んでしまったけど、ドタバタしているけど平和な日常風景。
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4月に出る文庫本が楽しみになってる。
読み始めると相変わらず、一気読み。
タイトルの歌詞調べてみた。
悲しい時、落ち込んだときに優しく励ましてくれる曲。ポールが息子に送った曲。
小学生の時にエレクトーンで弾いて知った曲。
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東京バンドワゴン 13作目は「ヘイ・ジュード」
相変わらずの大家族生活は羨ましい限りの暖かさ。
今回の作品は研人や花陽の視点からの展開が強めに感じられて子供達(若者)の成長、あるいはシリーズでの主役級代替わりを感じ、最終章「秋 ヘイ・ジュード」では死期を悟ったボンさんがバンド仲間と病室で演奏するシーンに涙した。
死を悲しみと捉えるのではなく、自分の進む先と受け止めてまるで旅立ちの鼻向けのように、そして後に残る若者に贈る励ましの様に仲間と共に最期に奏でるヘイ・ジュード。
自分だったらこんな風に恐れる事無く死に向かい合うことができるだろうか。
若者達の成長や家族の旅立ち、早すぎる仲間の死さえも寄り添う様に受け止め、すべて恐れる事無く日々生活をこなして行く人々。
老いてなおかくしゃくとして家族をまとめ上げる男や彼を支える家族以上の人々の織りなす生き様はひとつの世界を作り上げているようだ。
いつ読んでも新鮮な心地よさを感じる作品だなぁ。
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父の死。私の心にはまだ後悔が残っていて、この小説を読んだ時も涙が止まらなかった。号泣だった。
藤島さんのように、父の道を自分の道につないでいくのが、私にとっては前を向くということなのかもしれない。そしてそれをさらに超えていく若者を見守るというのは、すごく楽しい仕事なのではないか。
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毎年4月にこのシリーズが文庫化されて、
今年分をやっと読みました。
登場人物の温かさに優しい気持ちになれるのと、各話の最後のサチさんの言葉にジーンとするのです。
大きな出来事はないけど、安心して読めるのがよいのです。
ともすると、すぐにささくれる心とやさぐれる頭を、「東京バンドワゴン」を読んで柔らかくする春なのです。
←もう7月だけどね。
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シリーズ最初から読んでいて、巻を追うごとにみんなが年を重ねていて、この巻では花陽がついに大学生になっていて、年月の経つのが早いなぁと思いました。藍子さんとマードックさんがイギリスに行ってしまい、しばらく出てこないのかなぁと思うと寂しいです。
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研人くんの成長した様子にビックリでした。やっぱり堀田家の心をしっかりと受け継いでいるんだなぁ。
登場人物の成長や変化に注目しながら、また読み返してみるのもいいかも。
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文庫本で追いかけているシリーズ♪いつもの事だけれど、文庫化されると同時に単行本が出るので、まだまだ続く(゜▽゜*)と思って嬉しくなるシリーズ♪一年毎に人が亡くなったり病気になったりする事は悲しいけれど、子供達が成長していく姿は嬉しい(^-^)堀田一家が団結して、いろんな事を乗り越えていく姿がステキ!そしてこれからも、ずーっと見守っていきたい(*^.^*)
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東京バンドワゴンシリーズ
1作目では小学校5年生だった花陽もついに大学生
研人は高校生ながらバンドで売れていて。
藍子とマードックはイギリスへ
このシリーズのいいところは、ちゃんと登場人物が成長しているところ。
増えたり減ったりしながら
堀田家は今日も大騒ぎ(笑)
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☆4
シリーズ第13弾
久しぶりの「東京バンドワゴン」だったのですが、いつでも温かく迎えてくれる堀田家の皆さんのお陰で、すぐに物語の世界に惹き込まれました❁⃘*.゚
ただ今作では花陽の医大受験の合格発表があるとのことだったので…結果が気になり過ぎて、それまでなかなか内容が頭に入ってこなかったという裏話があります(苦笑)
今作ではいつも以上に子供達(特に研人!)の成長が感じられた一冊でした!
それにしても勘一さん…納豆にピーナッツバターをかけてしまうんですかああああ!?
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子供たちがみんな大きくなったなぁ。
ずっと読み続けているファンは、まさに親戚か近所のおじさんのように見守っていると思います。
今回は特にシビアな事件も起きずに安心して温かい気持ちで読めました。
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花陽の医学部受験から恋愛、研人と芽莉依ちゃんの将来へ向けてのステップアップ、シリーズを読み始めた頃は幼な子だった二人が、そんな世代にまで成長したことを実感する本作の各編。登場人物もいつのまにか大変な数になり、まさに大家族におこる様々なドラマの広がりを感じる。
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東京バンドワゴンシリーズ13弾!!
久しぶりに東京バンドワゴンシリーズを読んだけど、やっぱ面白かった。
ただ、6巻くらいまで読んで、そこから飛んで13巻を読んだから、ちょっと成長が早すぎた!笑笑
また時間がある時にゆっくり残りを読もう…
Posted by ブクログ
毎度お決まりのサチさんのご挨拶、我南人の「LOVEだねぇ」は健在。大体一年を凝縮した東京バンドワゴンシリーズ。大じいちゃんは元気だし、研人は生意気盛りだし、愛される末っ子たちは愛嬌を振り撒いていてほのぼのとしちゃううし。どんなことが起きても、万事、収まるところに収まるというか、収めるというか。誰かが我慢したり、ひいたりすることもなく、そんなにうまくいかんやろと思うようなことも、我南人の「LOVE」でうまくいっちゃったりもするし。ともかく。愛が溢れていて、時々、無性に。補充したくなる物語。
Posted by ブクログ
毎回読む期間が空いてしまうので、関係図を見てからでないとはじまらないほど人が多いです。
いつも通り、みんなおさまるところにおさまるので安心して読めます。
これからまだまだ家族は増えていきそうですし、勘一はギネスくらい長生きしないといけなくなるのでは。
Posted by ブクログ
相変わらず明るく温かな大家族。
今回は花陽や研人の成長が著しい。
特に研人!!正直高校生の研人ってあまり想像出来なかったけど、麟太郎と話すところが高校生よりさらに大人に見えた。音楽活動の中で沢山の人と出会って、そしていろいろ吸収して、今の研人になったのかな?
Posted by ブクログ
うーん。
なんだか全てが出来過ぎ感があってちょっともーいいかなあと思ってしまった。
それこそがこの物語の醍醐味なのはわかってるんだけど、少し飽きてしまった。