あらすじ
東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は、今は珍しき大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本人好きのイギリス人、何かワケありの小学生まで、ひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本中が待っていた歴史的ホームドラマの決定版、ここに誕生!!
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Posted by 読むコレ
ずっと読みたかったシリーズ。たいした量じゃないのに
3日間読むのにかかってしまった。
シャレにならない仕事量で毎日終電で帰る日々。
暑さも加わり完全に体力的にまともじゃない...。助けて。
という気分もちょっとスッキリするような
圧倒的なホームドラマ。そして完全無欠な人情モノ。
好きな言葉ではないけれどこれは癒されました。頬も
涙腺も程よく刺激してくれて大満足。これは人気になりますよねー。
今ではこんな大家族なんて...少なくても自分の周りには
いないと思うけど、こういうの読んじゃうと...やっぱり
いいなって単純に思いますよね。うん。
本当にきっつい日々をほんの少し...助けてもらったかな。
Posted by ブクログ
10数年前に読んで以降、小路幸也作品を読みあさってるわけですが、読書会のお題が『人にオススメしたい本』とのことで、久しぶりに読んだけど、今読んでも面白いな。
こんなに平和な世界なんて少ないけど、本の中の世界ぐらい平和が良い✨
Posted by ブクログ
久々に、
小説を読んで大笑いしました♪
東京バンドワゴン、
名前は存じてましたが、
今まで手に取ったことがなく。
こんなに愉快なお話とは!
ほのぼの一家にみえて、
人生のほろ苦さを知っている人たち。
だから、みんな優しいのね。
続きもこれから読んでいきます!
Posted by ブクログ
人気ホームドラマシリーズの第1弾。まるでサザエさんのような東京の下町にある古本屋を営む大家族の愛と人情のコージー・ミステリー。しばらく追っていない間に18作も出ていたなんて。これは追いつくのも大変。
ご近所さんも含め登場人物が多いが、みな個性溢れる魅力的なキャラクターばかりなので誰が誰だか…なんてことにならずに楽しく読める。私は紺がお気に入り。毎話お約束の賑やか食卓風景に憧れる。現代では望んでも手に入らない人情溢れる下町の暮らしに惹かれてしまうのは、全世代に共通して孤独が当たり前になってしまったからだろうか。
Posted by ブクログ
気になっていたもののなかなか読んでいなかったシリーズだけど、もっと早くに読めばよかった笑
続編読むの楽しみ
一家全員が特徴あるキャラがすごく魅力的
語り手のサチさんのちょっとした一言にくすっとしたりうるっときたりして最後まで飽きずに読めた
たまに出てくる大人数でのわちゃわちゃした会話大好き笑笑
Posted by ブクログ
久しぶりに脳内キャスティングをしながら楽しんだ。
日常ミステリを含んだホームドラマでドキドキしながらホロリとしてしまう。
ちなみにアタシのキャスティングゎ
勘一 八名信夫
サチ 八千草薫
我南人 鮎川誠
藍子 内田有紀
紺 安藤政信/中村俊介
青 松田龍平
亜美 高橋かおり
藤島 玉山鉄二
祐円 菅原文太
康円 三遊亭楽太郎
マードック ???
真奈美 山口紗弥加
すずみ 上野樹里
茅野 市村正親
子役はわかりません〜
Posted by ブクログ
そういえば、ドラマになってたよね
まず始めの登場人物紹介でくじけそうになったけどw
完全に昭和だけど、いろんな言葉が飛び交う朝の風景がいい
人が多いけどキャラが立っててわかりやすい
そして身近に起こる小さなミステリー
最後にはほっこりできる家族物語
Posted by ブクログ
昭和のホームドラマのオマージュということですが、まさにその通りでした。
ドタバタ大騒ぎの連続ですが、ほろっと泣かせる場面もあります。
ちょっとしたミステリ要素もあり面白かったです。
Posted by ブクログ
また良い作家さんに出会ってしまった。
自分のジャケ買いの才能に脱帽だぜ。
素敵な家族の心温まる物語。
やっぱりねぇ、Loveがなくちゃねぇ。
続編も期待大だぜ。金が無いぜ。
Posted by ブクログ
王道のホームドラマ!
古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家は8人の大家族。
個性豊かな彼らの日常あれやこれや。
語り手は堀田家の亡くなったお祖母ちゃんであるサチ。
その、空から皆を見守っている語りが温かで心地いい。
まるで朝ドラみたいだった。
泣いたり笑ったり、平和で和やか。
お決まりの、食卓を囲んで会話が飛び交うシーンも賑やかで楽しい。
ちょっとした事件も皆でドタバタと明るく温かく解決してゆく。
さてさて、今日は一体何が起きるのやら。
登場人物が多くて初めは混乱するかと不安だったけれど、個性的な面々が並んでいるものだからまるで心配なしだった。
おまけに、どのキャラクターもみんな魅力的。
これ、かなり長く続いているシリーズものなんですね。
読み続ける楽しみ増えちゃったな~。
(ドラマ化もされてたんですね、知らなかったー)
Posted by ブクログ
なにこの読みながら「優しい語り」が沁みてくる雰囲気は‥。って、当たり前か‥語り部が死んだばあちゃん! もう、これだけで引き込まれます。
舞台は下町で築70年の日本家屋の古本屋<東京バンドワゴン>(カフェ併設)、堀田家は8人の大家族‥、なるほど賑やかで温かそう。本シリーズが第19作(2024現在)まで続き、いかに愛されている作品なのかの証左ですね。
全てを俯瞰したばあちゃんの眼差しは、情景を見渡せる"神の視点"です。時に手厳しくも贔屓目で愛があり、半ば諦めながらも、個性豊かな堀田家面々の行く末を優しく見守っています。このばあちゃんの語りを、ずーっと聴いていたくなります。
また、春・夏・秋・冬の4篇からなり、各編にミステリーほどではないにせよ、ちょっとした謎(問題)が持ち上がり、皆んなが関わりながら人情話が展開されるのも特徴的で、魅力になっている気がします。大家族ならではの賑やかさを至る所で感じますが、ドタバタ感の騒々しさや煩さではない、おおらかさがあります。
本作シリーズがこれだけ長く続き支持されているのは、人間関係の難しさが進む世情の裏返しなのでしょうか‥。
人との関わりに飢えている人、人との関わりで悩んでいる人にとっては、眩しいくらいの堀田家。その一員になりたい!と思わせてくれるような、魅力満載のシリーズ幕開け作品でした。
Posted by ブクログ
随分前にTVドラマで見ていたことを思い出した。亀梨くん主演だったな。その他のキャストもネットで見たら思い出した。加賀まりこの語りで玉置浩二が我南人で。ピッタリのキャスティングだったなー下町のホームドラマ、面白かったなー今回読んで原作に忠実だったな。あっ書き下ろしだったのかな。。。
古書店の設定もいいし、カフェもあって、羨ましい。常連になりたい、いやここの子になりたい。今後生まれる?青とすずみさんの子に。
シリーズ完結まで読むこと決まりかな。
Posted by ブクログ
続けて読みたいシリーズモノが一つ追加!
大家族物語、古本屋が舞台、私の好きな設定ではあるが、愛人の息子を大家族の一員にしてしまう、ロックな発想は、現実離れしてて最高です。
Posted by ブクログ
大家族のLOVEな日常
幽霊のおばあちゃんの目線から綴られていくサザエさん⁉︎寅さん的な人情劇にほっこりしながらLOVEを感じる。
このLOVEは、恋愛についてだけでなくロックな父ちゃんのそこにLOVEはあるのか的ないいお話です。
表紙の雰囲気と裏表紙のあらすじから一目惚れ的にシリーズ衝動買いしてしまったのですが、当たりだな‼︎というわけで当分楽しめそう。
Posted by ブクログ
ずっと読みたい本リストに入れていた本が、補修校のブックフェアで売っていたので購入して読んでみました。(現在アメリカ在住)
主役の大家族がみんなイケメン&美女というは、日本のテレビドラマのようで現実的ではないが、みんな味のあるキャラクターで、ドロドロした人間関係がないので、気軽に面白く読めました。
解説にドラマ化の話が書いてあったので調べてみたら、配役は絶妙でほとんどのキャラはしっくりきました。続きを読むことがあったら、ドラマの配役を思い浮かべながら読むことになりそうです。
人間関係が複雑!
四世代同居の老舗古本屋を舞台に、小路さんお得意な小事件を解決していくシリーズ1巻め。
登場人物が多くて、またそれが複雑な絡まり方をしてるので、なかなか関係が飲み込めませんでした💦
まぁでも、何だかワチャワチャ仲良し家族&ご近所さんで、安心感のある雰囲気が良いのではないでしょうか🎶
我南人さんと池沢さんの、過去の不倫(いくら真剣とはいえ、不倫は不倫よね…しかも、育てられない、ってなるなら子ども作るなよ…)なんかは、冷静に考えたらどうなん?って思うけどね…物語を面白くさせる設定上ってことで仕方ないけど。
Posted by ブクログ
昭和のTBSドラマ「寺内貫太郎一家」を思い出させる小説。向田邦子の流儀を守って、世代を超えた大家族の物語を食卓中心に描く。著者自身が往年のTVドラマにオマージュを捧げている。「ほのぼの」「家族」「昭和の強さ、明るさ、したたかさ」のようなものがある
Posted by ブクログ
ザ・ホームドラマ感があり、個人的にすごく好みなお話。もう亡くなったおばあちゃんが語りを行っているあたり、ドラマ化された時にもあの人が声のみの出演とかするとよいな、など想像してしまう。今どき珍しい4世代の同居。しかも各々がキャラ濃いめだったり、複雑な人生だったり。街の周りの人も同様に。シリーズになっているようなので、気長に読み進めていこうか。一冊一人配役でも決めよう。今回はまず語り役のおばあちゃん、宮崎美子さんあたりか。
Posted by ブクログ
堀田勘一
79歳。明治から続く古本屋〈東京バンドワゴン〉の3代目店主。矍鑠としてまだまだ現役。
堀田サチ
勘一の妻。良妻賢母で堀田家を支えてきたが、2年前に76歳で死去。今は堀田家を空の上から見守っている。
堀田我南人
勘一の一人息子。60歳。伝説のロッカーで、今もロック魂は現在。いつも根無し草のようにフラフラしている。
堀田藍子
我南人の長女。35歳。画家で、未婚の母。おっとりしていて、謎を秘めた美人。亜美とともに〈東京バンドワゴン〉のカフェを切り盛りする。
堀田花陽
藍子の娘。小学6年生の12歳。落ち着いたしっかり者の女の子で、おじいちゃんである我南人を尊敬している。
堀田紺
我南人の長男。34歳。元大学講師。学者肌で落ち着いた性格。フリーライターを生業としながら、古本屋を手伝う。
堀田亜美
紺の妻。34歳。才色兼備な元・スチュワーデス。はきはきして活動的。両親に反対されながらも堀田家に嫁入りした。
堀田研人
紺と亜美の一人息子。10歳。好奇心旺盛な小学4年生。心根優しい男の子。
堀田青
我南人の愛人の子。堀田家次男として暮らしてきた。26歳の旅行添乗員プレイボーイの長身美男子で、女性トラブルを持ち帰る。
祐円
勘一の幼なじみ。近くの神社の神主。息子に後を譲り、悠々自適な生活を過ごしている。
康円
祐円の息子。
玉三郎・ノラ・ポコ・ベンジャミン
堀田家の飼い猫たち。
マードック
日本が大好きなイギリス人。堀田家の近所にアトリエを構え、版画や日本画を専門とする。藍子に惚れている。
真奈美
近所の小料理居酒屋〈はる〉のおかみさん。藍子の高校の後輩。
大町奈美子
近所のマンションに住む小学1年生。
牧原みすず
青の嫁に来たといって堀田家に転がり込む。文学好きの美人で、働き者。本名は槙野すずみ。花陽の父親の実子で、花陽とは異母姉妹。藍子と青の関係を知る前に青と知り合い、好きになった。
藤島直也
28歳の若さIT企業の社長。無類の古書好きでもある。
茅野
定年間近の刑事さん。〈東京バンドワゴン〉に通って十何年の、古書好き。いつとおしゃれな装い。
常本幸司
三代続く畳屋。
赤月
赤月荘というアパートの大家。
かこえ
染め小物の店〈杣や之〉のおばあちゃん。
杉田
豆腐屋。三代目。初代の頃は本がおから臭くなるならないでやりあった。
春美
真奈美の母。足の関節炎がひどくてお店に立てない。
ケンちゃん
健一郎。この間までホームレスだった。第一マンションの管理人。奈美子の祖父。
大町法子
奈美子の母。ケンちゃんの一人娘。
大町功
奈美子の父。
篠原
マンションの管理会社。
品川
古い下宿の大家。
明神
下宿の一階で花屋を開いている。
ボン
我南人のバンド仲間。ドラムス。
ジロー
我南人のバンド仲間。ベース。
鳥
我南人のバンド仲間。ギター。
田町
堀田家の右隣。
初美
ベンジャミンの元の飼い主。
脇坂和文
亜美の父親。
脇坂修平
亜美の年の離れた弟。20歳。
脇坂佳代子
亜美の母親。
槙野春雄
花陽の父親。藍子の大学の教授だった。妻と子(すずみ)がいたため、藍子は花陽を1人で育てる決意をした。
井口聡子
槙野春雄の妹。
堀田秋実
我南人の妻。故人。
アキ・サチ
我南人が拾ってきた犬。勘一が名付け親。茶色方がアキ、白い方がサチ。
水禰
水禰旅館の主人。
勇造
勘一の幼なじみ。隣町の老人ホームに入所している。
和泉
ホームの職員。
松谷峰子
ホームから行方不明になった。
道下
昭爾屋の主人。
池沢百合枝
日本を代表する女優。青の産みの母。
葉子
康円の妻。
上本希美子
祖父が遺した蔵書を全てバンドワゴンに売りにきた女性。
浅羽
池沢が所属する芸能事務所の社長。
Posted by ブクログ
本好きの同僚のお薦めで読んでみた。
下町の大家族とその仲間達の日常とその都度起こる不思議な話をドタバタしながら解決していく様子が描かれている。全部で18巻は出てるらしい。楽しみだ。3.8
Posted by ブクログ
下町の明治から続く古本屋
「東京バンドワゴン」
併設するカフェもある古い日本家屋に
先代の家訓(笑)をまもりつつ、
賑やかに4世代で生活している。
いろいろと複雑な事情もある家族
ではあるが、明るく仲良くワイワイと
暮らしている様は心がほんわかします。
死んでしまった三代目勘一の妻の目線で
語られていく下町人情あふれる話は
心が落ち着きます。
勘一の息子の我南人は伝説のロッカー
LOVEだね~
と、LOVEしか語らんのですが、
良い味を出しています。
2013年にドラマ化されているとのこと、
我南人は誰が演じたのか?と調べたら、
玉置浩二だった!
なるほど~。そうきたか!
下町人情あふれる本も
たまには良いよね。
読んでよかったです。
Posted by ブクログ
LOVEが全てなんだよね。我南人さん格好良すぎる。
語り口調が親しみ深いと思ったらこのお家のおばあちゃん。
暖かくて良い話だったけど登場人物が多すぎて…!
Posted by ブクログ
東京バンドワゴンという明治から続く古本屋に住む8人家族+幽霊+4匹の謎解きホームドラマ。
春夏秋冬で進む4篇を収録。
登場人物が多くて把握するのが大変だったけどそこまで重くはない謎を解きつつ進む物語は良かった。
シリーズ物で途中までは手元にあるので読み進める。