あらすじ
両親の死と引き換えに、僕らは“家族”を手に入れた――。ベストセラー「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、感動の家族小説! 平凡で幸せな家庭に育ちながらも、突然の交通事故で、両親を一度に失ってしまった、稲野朗・昭・幸の三兄弟。そんな彼らを助けるべく、それまでほとんど面識のなかった母方の祖母が家にやってきた。その暮らしの中で兄弟たちは、祖母と母の不仲の理由や父の出生の秘密など、これまで気づかなかった家族の裏側を少しずつ知っていくのだが……。生前の父と母がそれぞれ隠していた、“秘密”とは。「普通の家族」とは何なのか。中・高・大学生の三兄弟の成長と、家族の絆を描いた、感涙必至のハートフルストーリー。
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Posted by ブクログ
いゃ〜
本当に心が洗われます。
いいのいいの、ちゃんと小説ってわかってるから。
実際こんなに素敵な優しい三兄弟がいたら、
私のお兄さんになってほしいわ❤️(私、60歳ですけど…)
両親を突然の事故で亡くした後で、
おばあちゃんを含めた4人で、
たくさん会話して、いろいろなことを乗り越え。
またまた突然現れた、腹違いの妹とそのおかあさん(複雑な気持ち)も、大きな愛で迎えて。
まじ、最高じゃないですか‼️‼️‼️
Posted by ブクログ
最高にあったかい!
出てくる人たちみんなあったかい人達で、読んでて心がほっこりします。
三兄弟それぞれに特徴があって、特におばあちゃんのキャラが最高です。少し厳しそうで、でも頑固なだけじゃない優しさがあって、ご近所の人達とのやりとりも心が和みました。
Posted by ブクログ
235ページ
1600円
10月11日〜10月13日
突然、事故で両親を失った稲野家の三兄弟、朗、昭、幸。三兄弟のもとに駆けつけた母方の祖母、栄枝。4人で生活する中で、母と祖母の確執や、父の隠された過去が見えてくる。
微笑ましい三兄弟の話かと思いきや、ラストは父には別の家庭があったという衝撃の事実が判明する。それでも、三兄弟のほっこりした感じと、血のつながりのある妹を大切にしていく感じが、衝撃を和らげて、はじめから最後まで、結構重い内容の話なのに、そう感じさせない不思議さがあった。
Posted by ブクログ
家族であっても、その人しかわからない人生がある
人の気持ちって死んでしまったらもう推測するしかできないよね
懐の深い、栄枝おばあちゃんみたいな人になりたいと思いました
Posted by ブクログ
小路先生の作品は本当に温かい。
自己で両親を一度に失った三兄妹。
両親が残した家はあるものに、大学生、高校生、中学生と、まだまだみんな子供。
母方の栄枝ばあちゃんがいてくれてよかった。
厳しいけど優しく愛情深いおばあちゃん。
3兄弟がそれぞれに、4人での暮らしのリズムをつかんでいく。
みんな、素直でいい子だね。
そんな中、突然の訪問者。
隠されていた秘密。
読んでいて、思わずえーーーーっと声が出る。
マジで、と。
みんなの対応が温かくて素敵すぎる。
温かくて優しい未来に乾杯。
なんて、ね。
Posted by ブクログ
設定や登場人物はドラマのようではあったけど、後半からドラマでは描けないような展開になってきて面白い!
それにしても父の秘密は知りたくなかった‥
信じられない‥
Posted by ブクログ
自分の子供もこの本に出てくる三兄弟のような寛大な子になって欲しいと思いました。
家族の中でも知らないことはもちろんあって、それを全部知ろうとしなくてもいい、あって当たり前なのだと思わせてくれる温かい小説でした。
Posted by ブクログ
現実に起きたらかなりしんどい内容なのに、小路幸也ワールドではこれ以上ない大円団!
思わずわたしにもイケメンで優しい三人の兄がいないかしら?などと妄想。
父の生き方は褒められたものではないのに、あまりにも完璧すぎて←金銭面も含め
仕方ないって思ってしまう…。
夫だったら許せるだろうか?家庭人として支障なくてお金あったら許せるかも?
あー、三男の幸くん、結局、好きって気持ちは消えないのーー?
Posted by ブクログ
出だし、予想外の展開。
これはしんみりいくのかと思いきや、
3人の兄弟がひょうひょうとし過ぎている。
こんな良い子達、ありですか?
しかも、話が進めば進むほど、問題噴出。
どんだけいろいろあるの。
でも、良い子だというだけで突き進む。ある意味、すごい。
Posted by ブクログ
両親が突然事故で亡くなり
3兄弟での生活が始まる
両親の死後 初めて聞かされる
数々の問題に兄弟で消化し合う
ほっこりした物語
何しろこの3兄弟と母方のおばあちゃんの
優しさに人間って些細な事で憎んだり
嫌ったりするけど どんな相手だろうが
愛情を持つのも自分の考え方1つなんだと思えた
気持ちが温かくなるいい作品でした
Posted by ブクログ
朗、昭、幸の三兄弟。平凡に暮していたのに両親が事故死した事で今まで知らなかった事が次々と…
とてもバランスの取れた三兄弟それぞれの視点から綴られる物語。小路幸也さんのいつもの優しい文章で幸せに泣ける。
Posted by ブクログ
突然の交通事故で両親を一度に失ってしまった朗・昭・幸の三兄弟。彼らを助けるべく、母方の祖母が家にやってくる。兄弟たちは、祖母と母の不仲の理由や父の出生の秘密などを知っていき…。『文蔵』連載に加筆修正。
こんな単純明快ってあり得ないと思うけど,それが安心して読み進められるいいところ。
Posted by ブクログ
09月-11。3.0点。
男三兄弟、21歳、高校生、中学生。父母が交通事故で突然死に、北海道から母方祖母を呼んで、同居。
真面目一筋の父親、秘密があり。。。
読みやすい。ラストはホロッとさせる。
Posted by ブクログ
面白かったが、家族思いと思っていた父親が何ともう一つの家族を持っていた。この事実を息子たちが自然と受け入れられることが不思議。でも、小路幸也さんワールドで一気に読ませてもらい、異母兄弟同士がいい関係になったこと、嬉しく読めた。
Posted by ブクログ
途中まではとても良い家族の話だなぁ…なんて思ってたらお父さんの真実。
いや、三兄弟懐デカすぎない?普通は無理でない?と思ってしまった。人間出来すぎてる。
Posted by ブクログ
突然事故で両親を失った三兄弟の話。5人で仲良く暮らしていたけれど、父親は孤児で、母親は実母と不仲で、親戚もいなかった中、事故後に祖母と暮らし始め、母と祖母の確執を知り、それから父には別に家庭があったことを知り、、、。でも暗い話ではなくて、何が前向きで三兄弟で話し合って乗り越えていく、そして突然出来た妹も受け入れていく。エピローグから、良い関係であったことが伺えました。
Posted by ブクログ
突然の交通事故で両親を一度に失ってしまった三兄弟、稲野朗・昭・幸。北海道から、ほとんど面識がなかった母方の祖母が家にやってきた。祖母との暮らしの中で母のこと、父の出生、そして知らなかった父の秘密が判明してくる。
苦難があっても素直に育つ三兄弟を描くお話し。
Posted by ブクログ
大学高校中学生3兄弟の両親が事故死した。
母方祖母が家事等手伝いに来てくれる事になった。
死のショックからの束の間、次々と父と母の新事実が明らかになっていく。
誰1人憎むべく悪者が登場する事なく、ドロドロ感もなくラストまですんなりスッキリと進んでいく。
Posted by ブクログ
平凡な家庭で両親と暮らしていた三兄弟。ある日突然、両親が事故でなくなってしまった。三兄弟だけになったが母方の祖母が家に来る事になる。とても穏やかな話。言い合う事もなく、ただ優しかった父にもう一つの家庭がある事を知る。そして妹も。そこからも穏やかなのだ。読み終えてほっとした。
Posted by ブクログ
突然の事故で両親を亡くした中・高・大学生の三兄弟のストーリー。
悲しみを乗り越えるお話かと思ったけど、悲壮感はまったくなかった。
それまでほとんど面識のなかった母方の祖母との交流や、父と母が生前には語らなかった生い立ちの秘密が、各章ごとに語り手を変えながら、淡々とつづられています。
三兄弟の適度な仲の良さと、栄枝ばあちゃんの潔いカッコ良さがよかったです。
Posted by ブクログ
小路幸也さんの作品らしい、ほっこり温かいお話でした。
両親が事故で急死し、子供達が遺された話っていうのは、そこから運命が狂ったように重たい展開になる場合が多いけど、この作品は、遺された3兄弟が両親の死から始まり、今まで隠されてきた母と祖母の関係やダークな祖父の事、父が秘密にしていた事が発覚するなど、本来なら『不幸』ととらえてしまいそうな事を冷静に受け入れ、なんてないように 前向きに楽しく仲良く生活していく物語。だから読んでいるのも楽しいです。
一見上手く行き過ぎているように思うけど、それがいいんだって思える物語!「不幸」ととるか「不運」ととらえるかって所が面白くもありなるほどって思えるお話。もちろんこの3兄弟は両親を失くした状況を不幸とは思わない。なんでも不幸だなんて思わないで、明るく生きていこうっていうお手本となるような物語かな。実際、自分が似たような状況になったとき、果たしてそう思えるかどうか自信はないけれど・・・
ともあれ、登場人物がみんないい人達なので、読んでいて気持ちがいい、笑顔でいられる作品です。
Posted by ブクログ
幸せか不幸せかなんて、他人には決められない。
傍から見ていて、どんなに可哀そうに見えたって
本人が不幸を感じなければそれは不幸じゃない。
だったら、気の持ちようで不幸を幸せに感じることだってできるんだろうか、、、この主人公の三兄弟のように。
もし親に愛人がいて隠し子までいることが分かっても
悲しんだり憤ったりせず受け入れられるのか。
頭で理解できでも心がついていかなくて
悶々としたり悩んだりするのが人の心だろう。
そんな人間臭さを存分に味わいたくて
私は物語を読んでいる。