小路幸也のレビュー一覧

  • 東京公園

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    ネタバレ

    「芯」のある人
    束縛であったり、他人を信じないことは自分の弱さにつながる。ほんとの強さを持っている人はお金でもなく地位でもなく自分の心が求めるものを最優先するのだろう

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    2018年09月09日
  • 東京カウガール

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    読みやすく とっつきやすい
    ラブストーリーです。
    主人公と彼女と 周りの人の設定が小路幸也らしい気がします。

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    2018年08月17日
  • エール!(1)

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    お仕事小説アンソロジー。主人公たちはそれぞれ挫折して次への一歩を踏み出す。それぞれの仕事の華やかさ、収入、暗部を描いていて面白かった。「六畳ひと間のLA」の小柴さんには涙が溢れた。人生をやり直したくて英語の勉強を始め、なかなか成果が出ない中でかほり先生とのメール交換は心の支えだったんだろうなぁ。

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    2018年08月14日
  • ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン

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    毎回、新しい本が出るたびに読んでいたのに、一冊読み忘れていた。いつもより、グローバルで動きがあって良かったのでは。
    このシリーズ、けっこう話が同じパターンである感じがしていたので。

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    2018年08月05日
  • ロング・ロング・ホリディ(PHP文芸文庫)

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     帯に「圧倒的ノスタルジー」とあるけれど、生まれる前の知らない街のお話なので、そこまでノスタルジックな感傷は浮かばない。この時代に青春を送った人であればもっと異なる感慨と共に読めるのかもしれない。

     ただ、ケータイやスマホのない頃の人間関係、ネットやSNSであらゆる情報を即時発信・収集できないからこその遠い土地への憧れ、あとは、働くことや未来に対する主人公たちの意識。それぞれに抱えたものはありつつ、道を示してくれる大人の存在。
     主人公にとってはそれこそ当たり前のことなので、そういうものだ、みたいに語られる話をどこか他人事のようにそうなんだと頷きながら読むしかないのだけれど、彼らの目に映る世

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    2018年07月24日
  • 花咲小路二丁目の花乃子さん

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    待望の花咲小路シリーズ三作目。

    いいんだよ!
    すっごくいいんだよ!!
    ラストの展開なんか、想像していた所をさらに飛び越えてきて、涙腺緩んじゃうくらいなんだ。

    でも、個人的には主人公が…。
    なんだろう、10代半ばの女の子に見えない。
    なんとか方向修正している感じはあるんだけれど、どこか老成してる。
    「大人っぽい」じゃなくて「老成」。
    『東京バンドワゴン』の花陽なら、大人に囲まれて育ったからそんな言動や思考もわかると思えるんだが、めいちゃん、わりと普通の環境で育ってるのにって違和感が。

    前二作が大人が主人公だったからそう感じてしまうのかなぁ。
    ポプラ社からの本だから、中高生がメインターゲット

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    2018年07月23日
  • 東京カウガール

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    小路幸也さんの「知らないうちにガッツリ刊行されてて読めてなかったやつがこんなにあったとはっ!!!」シリーズ!?・・・衝撃の第四弾w

    その夜、カメラマン志望の大学生・木下英志は夜景を撮っていた。人気のない公園で鈍い音を聞きつけカメラを向けると、そこには一人の女性がいた。彼女は屈強な男たちを叩きのめすと、車椅子の老人を伴い車へと消えた…。

    後日、改めて画像を見た英志は気づく。
    ―似ている。横顔が、あの子に。

    カメラが捉えた不可解な事件に隠された哀しい過去とは?

    これもまた小路幸也さんらしい物語。
    若い2人には、幸せになってほしいなぁw

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    2018年07月22日
  • 花歌は、うたう

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    小路幸也さんの「知らないうちにガッツリ刊行されてて読めてなかったやつがこんなにあったとはっ!!!」シリーズ!?・・・衝撃の第一弾w

    天才的ミュージシャンだった父の失踪から9年。
    秘められた音楽の才能が花開くとき、止まっていた時が動き始める―。

    幼なじみの勧めで歌をうたうことに真剣に向き合い始めた花歌は、父親譲りの天才的な音楽の才能を花開かせていく。
    そんな中、父・ハルオの目撃情報が届き…。
    祖母・母・娘、三世代女子家庭の再生の物語―。


    まったくもって小路さんらしいお話しw
    登場人物もいつものバッチリ好感度♪
    花歌の祖母のうたと母の花子がいいなぁw
    親友のむっちゃんやリョーチもいいしww

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    2018年07月21日
  • 花歌は、うたう

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    安定感のある小路さんの本の中でも
    かなりほんわかする、いい話だった。
    ちゃんとした大人、そうでない大人、年配の人、若者、満遍なく出てきて、人生を語り、決して押し付けず、見守り、必要な時には手を差し伸べて、導く。
    花歌ちゃんの歌が聴きたくなる。

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    2018年06月28日
  • 花咲小路二丁目の花乃子さん

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    ネタバレ

    商店街に、新しい顔が増えましたね!
    そしていつものように、みんなが幸せになるという結末。
    私もここに住んだら、幸せになれそう。
    うらやましい。

    セイさん、相変わらず素敵ですね!

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    2018年06月23日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    これは深面白いなー。タカ先生の言葉がいちいち深い。為になるから、まとめたいぐらい。主人公の成長も感じるし、暖かい内容だし読んで良かった。
    人は誰しも闇があるよね。闇の深さはそれぞれだけど。闇が病みにならないようにしないと。

    それと、1人が好きな自分にはシェアハウスなんて絶対無理だな。と思った。

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    2018年05月15日
  • オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン

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    ネタバレ

    2018/5 10冊目(通算81冊目)。いつも通りの堀田家。いろいろ騒動が起き、誰かがその問題を解決する。ただ、今回は堀田家の近しい人が亡くなるという出来事が起きる。そんな悲しみの中でも、人にやさしくする堀田家の面々。別れることの辛さを知っているからこそ、人にも優しくなれるのかなと読んでいて感じた。とりあえず今持っている分は読み終わってしまったが、この後の巻も機会を見て揃え、また読み返してみたいと思う。感想はこんなところです。

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    2018年05月15日
  • 僕は長い昼と長い夜を過ごす

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    『どれほど過酷な状況でも、持ち前の機転と軽さでくぐり抜けてハッピーエンドになるように努力する主人公を想定して、考えろ。ストーリーを組み立てろ。君の考えたストーリーが、出した結論がハッピーエンドだと思え』

    50時間起きて20時間眠る特殊体質のメイジ。そんな彼がゲームプランナーの傍、アルバイトで行なっている『監視』で2億円を手にしてしまい、裏世界の人々に命を狙われる。そんな中、ふとしたきっかけで謎の人物、ナタネと出会い、互いに協力し立ち向かう事になり…というお話。

    睡眠障害を中心とした話ではなかったけど、ナタネさんがなぜメイジに危険を冒してまで協力してくれるのか?その疑問点が分かった時にこの小

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    2018年05月14日
  • オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン

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    ネタバレ

    2018/5 7冊目(通算78冊目)。藤島さんがいい人過ぎる。いい人と早く廻り合うといいなと応援したくなる。毎回読むたびに本当にこの小説の世界にほのぼのとさせられる。癒されるなあ。後我南人さんのイメージはやっぱり忌野清志郎さんだと強く思う。あと1冊、引き続き読んでいきたい。

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    2018年05月12日
  • 花歌は、うたう

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    天才的ミュージシャンだった父の失踪から9年。17歳の花歌は父親譲りの音楽の才能を花開かせていく。そんな中、父・ハルオの目撃情報が届き…。祖母・母・娘、三世代女子家庭の再生の物語。『Web河出』連載に加筆・修正。

    それぞれの立場から語られる物語。そんな簡単に終わるかよと思うけど,それでいいのが小路 幸也って感じ♪

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    2018年05月11日
  • モーニング Mourning

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    1人の男の葬式に4人の男が集まる。
    5人は大学時代に一件の家で共同生活をし、
    バンドを組んでいた。
    卒業し、1人の結婚式の夜から、22年。
    5人が一緒に集まることはなかった。

    葬式の帰り道、4人のうちの1人が言う。
    自殺すると。

    自殺を止めるために、過去を振り返る3人。

    時間を遡り、思い出を語り合う中で、
    自殺の原因を突き止められるのか。


    色々と突っ込み所はありますが、
    それでも一気読みの物語。

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    2018年05月05日
  • 蜂蜜秘密

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    久しぶりに良い物語を読んだ。
    満足感・幸福感を得られた優しいファンタジーだった。
    様々な掟があるというのは、現代の私たちには不便にしか思えない世界だけど、掟は住む人を縛る苦しいものではなくて、心豊かに暮らす当たり前のルールなんだな。
    レオとサリーとジャック、3人がいれば何も怖くない、一緒にいるだけで幸せと思える仲間なんだろうな。そういうのって素敵だな。

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    2018年05月03日
  • コーヒーブルース Coffee blues

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    舞台は1991年の北千住。

    主人公の弓島大は、祖父母が住んでいた洋館を改築して
    作った喫茶店「弓島珈琲」のマスター。

    大のほか、母親の親友、丹下さんと二人で店を切り盛りしている。

    五年前、同じ広告会社に勤務していた恋人を薬物がらみで殺され、その殺人の疑いをかけられるという過去を持つ。

    ある日、近所の小学生の女の子から中学生の姉の行方を捜してほしいと頼まれる。

    さらに、五年前の事件が再び姿を現し…。

    小路幸也さんの作品は登場人物が多く、家族、あるいは家族に似た濃密な関係を持っている。

    誰かが見守り、誰かに見守られ、そういった人との何気ない言葉や感情のやり取り、普通であることの大切さ

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    2018年04月27日
  • ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン

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    今回も盛り沢山!
    長く続いてるのに文庫化は年1なので、結構忘れてしまってる事柄も多く一から読み直したい。
    登場人物がどんどん成長していて、読むのが楽しみ。
    花陽ちゃんの大学受験生結果は次回作かぁ、長いなぁ。

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    2018年04月24日
  • 探偵ザンティピーの惻隠

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    謎解きの要素というより、温泉宿での滞在やのんびりした人間関係などのほうに目がいってしまった。
    自分が温泉宿でのんびりしたいからかもしれないが(笑)
    のんびりゆったりムードの中にある、シリアスな真相の落差に悲しみがあったような気がします。

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    2018年04月19日