小路幸也のレビュー一覧

  • 東京ピーターパン

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    東京バンドワゴンが刊行されたときからずっとファンである小路幸也の作品なので読んでみた。

    東京バンドワゴンよりも読みやすいように感じたので、まだそちらを読んでいなくて、小路幸也の作品ってどういう感じ?ということが気になる人は読んでみてはいかがか。

    あと音楽の演奏が好きで、でも今はあんまりそういうことができていない、という方は特に共感できて良いかもしれない。

    かつて(もしくは今)同じ夢を持っていたのに、そういうことは恥ずかしいと思ってしまい、会話に出さない人が多いかもしれない、と読んでいて感じた。
    もしかしたら電車で隣に座っている人も好きな映画が同じかもしれないし、今日行こうと思っていたレス

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    2014年01月19日
  • 話虫干

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    本好きなら思わず武者震いしたくなるようなSFファンタジーです。
    夏目漱石やホームズに、小泉八雲や啄木まで絡んで、舞台があの「こころ」なのですから、普段は何でもありのSFを避けて読まないのですが、これは惹かれます。作家が小路さんですから、面白くない理由がない。最後の落ちは、「こころ」を愛する読者目線で書かれているのが感じ入りました。
    小路さんと共通の好みを発見して、ますますこの作家が好きになりました。

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    2014年01月18日
  • HEARTBEAT

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    ネタバレ

    まさかの結末にびっくりでした。
    謎のままの部分が多く、その部分はすっきりしませんでしたが物悲しいようなそうでないような微妙なラストがなんともいえません。

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    2014年01月18日
  • エール!(1)

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    ネタバレ

     働く女子への応援小説らしい。確かに少し元気が出るかも。みんな悩んでるんだなあって思うから。短編でどれもカラッとしているのもいいかも。

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    2014年01月13日
  • ホームタウン

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    かなり重たい幕開けに、読み進むのが辛いかなと感じましたが、さすがに人間性豊かな作家ですね。主人公と共に悩み解決していく読み手を感じてしまい、引きずられるように物語に魅了されてしまいました。主人公が成長していくと共に読み手の自分も成長出来たと感じ取れました。
    人生には過酷な時が在るものですが、小路さんの作品は、良い意味で刺激に成ります。応援歌のように、生きざまを勇気づけてくれますね。

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    2014年01月12日
  • HEARTBEAT

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    いろいろ・・・この手の小説も読んだし、こんな感じの映画も観たのに・・・毎回作者の思うツボである。どうしてそうなんだろう。素直すぎるのか(笑)綺麗な話だと思う。幽霊が出てくるというだけでなく、ファンタジーなのだと。誰もが自分の中に後悔を抱えている。それをどう処理するかは自分自身の問題なのだ。生きている限り、そして死んだ後でも。

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    2014年01月03日
  • ラプソディ・イン・ラブ(PHP文芸文庫)

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    東京バンドワゴンもそうだったけど、配役を妄想しながら読んだ。
    皆のかかえる過去や現在の秘密(爆弾)が明かされつつ話が進む。
    俳優一家の終の物語。

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    2013年12月29日
  • 東京公園

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    よいお話。
    そして、お話の中に出てくる映画がどれもこれも観てみたい気がする作品。
    なんでだろう?特に詳しく説明している訳ではないのに、登場人物たちがDVDを鑑賞している雰囲気が、凄く落ち着いた空気だからなのかもしれない。

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    2013年12月25日
  • 話虫干

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    話虫を干す話虫干し作業をする話

    最初、なんかに似てる~とか思いながら読んでたらそういうことでしたか!と納得しました。
    だいぶ昔に「こヽろ」を読んだので細かいところは忘れてる自分が残念。
    もう一度読まなきゃって気になりました。
    ちょっと尻すぼみ感はあるけど、私も彼らと生活を共にしたら「こヽろ」を知る者としては同じようにしてあげたくなるよね。
    違う名作でも話虫干してほしいです。

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    2013年12月19日
  • 小路幸也 少年少女小説集

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    東京バンドワゴンの小路幸也さんの初期からの短編集。
    もともと子どもの登場率高いけど、あえて少年少女を集めてある。
    どれも短編にはもったいないキャラや背景があって、続きを読みたくなる。

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    2014年04月06日
  • ラプソディ・イン・ラブ(PHP文芸文庫)

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    家族を演じる俳優家族の話。

    バラバラになってしまっても
    気持ちが合えば時間を越えて戻れるのは
    家族だからなのかな。

    なんだかんだ幸せな家族の中で育ててもらったんだなと
    感謝の想いでいっぱいです。

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    2013年12月01日
  • ラプソディ・イン・ラブ(PHP文芸文庫)

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    不思議な設定の小説です。
    登場人物は五人。名優・笠松一郎、彼の最初の妻・四ノ宮睦子、二人の息子・園田準一、準一からみたら親子ほど年の離れた異母弟・岡本裕とその婚約者・二品真里。五人は全て非常に優れた役者です。
    笠松は(多分)脳を患っており、普段はごく普通の生活が出来るのですが、突然見当識を失うことがあり、余命わずかです。笠松を主人公にした最後の映画を撮る為に、五人は笠松と睦子が新婚時代を過ごした古い日本家屋に集まります。
    部屋に仕掛けられた固定カメラと、たった一人のカメラマン。与えられる脚本はごく簡単な、例えば「今日は買い物にでも行って見ませんか」といったもの。セリフは全てアドリブ。監督からは

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    2016年06月19日
  • エール!(1)

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    「女性のお仕事小説」のアンソロジー。
    それぞれ実力がある作家さんが揃っているだけに、どの作品にも安定感があってハズレはありません。
    全編が文庫オリジナルの書き下ろしとのことですが、互いに少しだけ情報が共有されているのか、他編の主人公がほんの少しだけ、しかもボヤかした表現で登場するところも面白いです。
    一番良かったのは、やっぱり小路氏の「イッツ・ア・スモール・ワールド」かな。

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    2013年11月18日
  • 小路幸也 少年少女小説集

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    デビュー当時からの未収録の作品を集めた短編集。
    表題のように主人公は少年少女ばかりです。たまたま集めた作品のほとんどがそうだったので「では大人が主人公のものは省こう」と言う事になったようです。
    全てが暖かく心が柔らかくなるようなお話。巻末の自作解説も楽しい。
    自作解説で書いているように未熟な作品も有るのかもしれませんが、一つ一つ入念に力を入れて書かれている感じがします。そういう意味では多作になり過ぎた感のある現在のものより好感が持てます。
    今回選に漏れた大人を主人公にしたものも読みたいですね。

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    2016年06月19日
  • 東京公園

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    公園好きな私にはたまらない一冊だった。映画化もされていたんだな。
    心が温まる。登場人物がみんないい人で安心する。

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    2019年05月26日
  • 21 twenty one

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    少路幸也さんは、とても好きな作家さん。
    とても甘酸っぱい気持ちにさせると共に、悲しい話だった。
    自分は今年40歳になったが、20歳頃に読んだら違う感想だったりするかなあ。若いってすばらしい。

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    2013年10月21日
  • 空へ向かう花

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    辛い思いをしている子供に出会ったときに、その子を守ってあげるために1人の大人として何ができるかをテーマにした作品だと思う。
    主人公の子供たちの健気さと真直ぐさに読んでいる方が辛くなりそうなところが、その一歩手前で明るさに救われる絶妙な塩梅でした。

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    2013年10月17日
  • 僕は長い昼と長い夜を過ごす

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    小路作品、特に東京バンドワゴンの家族物語が好きな人は、亜流として読むのをお勧めします。ただ、現実世界とあまりにかけはなれた小説や、ご都合主義小説が嫌いな方には合わないと思います。

    ってところまで書いておいて、こっからは…
    ネタバレ失礼します。

    とってつけたような設定がたくさん
    タイトルにもなってる睡眠障害、いきなり拾ってしまう2億円、いきなりあらわれていきなりなじむ協力者、何故か主人公と恋仲になってしまう巻き込まれ女性、親から受けたツラい過去

    はっきり言うて凡百の小説家がこの設定で小説書いたらきっと失敗作になると思う。せいぜいがタレント売り込むためのドラマ脚本が精一杯かな。でも

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    2013年09月30日
  • brother sun 早坂家のこと

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    ネタバレ

    先が気になり、一気読みでした。
    夏になると何かが起きるという早坂家。
    最後の最後にそりゃないでしょう⁈
    私は丸く収まって欲しかったな。
    人生、何があるか分からないと、言われてしまえばそれはそうなのですが…

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    2013年09月23日
  • HEARTBEAT

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    色々想像して話を繋げる作業が必要。結局その想像は食い違ってて、あ、そういうことって後半になってようやく話がわかったりする。まさか最後にこんな衝撃が待ってるとは予想してなかった。

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    2013年09月16日