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壮絶な愛の物語!最高!!めっちゃ好き!!! 残酷で、辛くて、悲しくて、切なくて・・・なのに、なのに、なんなの、この読後感の好さ!言いたいことは、多々あるけれど、あとは読んでの、お・た・の・し・み( *^ x ^* ) ♪
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全てを知ってから、もう一度読み返しました。
巡矢の元にかかってきた電話。あの時の彼の気持ちはいかほどのものだったのか。巡矢のことを考えると胸が詰まる。
そして最後の最後のあの一行はもしかして...
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待望の文庫化。「子どもは守らなくてはならない」など、小路幸也がこの作品以後も小説で書き続けている登場人物たちの姿と重なる場面がいくつもあった。解説にもあったけれど、確かに小路幸也らしさというものが詰め込まれた、それでいて少し他の著書とは雰囲気が異なる作品。昔から大好きです。
こんなオチずるい、と単行本初読時からだいぶ経った今読んでもやっぱり思うのだけど、だからこそのどうしようもうない切なさややり切れなさ、彼らの真っ直ぐな想いが、読み終えたとき胸に響くのだろう。[2012.08.26]
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少し読みにくいなと感じながら 読み進めた。
知らず知らずのうちに 引き込まれる。
盛り上がる感じはないが 止まらない。
中盤からが本骨頂
小路幸也さんって こんな作風だったっけ
僕は長い昼と長い夜を過ごす から続けて読んだので
こんな風に感じた。
五条辻家
少しニヤッとしてしまった。笑
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こんなに哀しくて切なくて、それでいてあたたかな物語を小路幸也は書けるのだろう。
10年前の約束を果すため。
ただそれだけのために、委員長はニューヨークから帰ってきた。
けれど相手は約束の場所には現れず、それどころか代わりにやって来た夫と名乗る男は「ヤオ」は失踪中だという。
途方にくれた委員長は、協力してくれそうな友人をひとり思い出す。
久しぶりに会った巡矢は、以前とまったく変わらない態度で接してくれた。
ヤオを探す手伝いもしてくれるという。
巡矢から見せられた幽霊映像に写るヤオ。
人工的に作られたその映像は、何のために誰が作ったものなのか。
ヤオは何故幽霊になっているのか。
ふたりの前にさらなる手がかりがおとずれる。
生きていくことが辛くなるほどの出来事があったとき、人はどうやって立ち直るのだろう。
心が強い人ばかりではない。
弱くても、必死に何かにすがって生き続けている人もいるだろう。
生きていく目的。
どんなに辛くても、その目的を果すまでは絶対に死ねない。
そんなふうに思える目的を持つこと。
それが生きる力になる。
でも、目的を果たしてしまったら?
どうやって生きていけばいいのだろう。
結末については賛否両論あるかもしれない。
あの映画を思い出しながら、そうだったのかと納得できた。
読み終わった直後に何箇所か読み直したのも久しぶりだった。
最後のセリフがじわりと効いてくる物語だった。
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心臓の音が聞こえるなんて凄い能力だと思っていたらまさかの。巡矢が一番つらい気がする。でもヤオと会えて、問題もすっきり出来てよかった。続きは相棒は委員長ではないと聞いてあ、やっぱりもういないんだなとちょっと寂しい気持ちになりました。
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魅力的な背景と個性を持つキャラクターが多過ぎて、一冊では不完全燃焼な印象。
続編?があるのも頷けます。
ラストのオチに一瞬戸惑ったけど、よく考えれば小路氏にとっては珍しいことではなかったです。
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幽霊の出てくる話はあまり好きではない。
怖いのは嫌いというのはもちろん、
なんだか、空間、時間、いろんな壁が取っ払われて
なんでもありになっちゃうから。
だけど、小路さんの幽霊は
「東京バンドワゴン」のサチさんといい
今回の委員長といい、
なんていうのかなぁ、人間ぽくて好き。
とんでもなく切なくて、タイムマシンがあれば
巻き戻してあげたくなってしまう。
ヤオも委員長も巡矢も、それぞれに
苦しくて、辛くて、若い。
けれど、愛する気持ちはきちんと、
そこだけ暖かい。
小路さんの作品に出てくる子どもたちが
好きだ。
彼らがどんな大人になるのか楽しみになってくる。
ヤオも委員長も巡矢も、そういう子どもたちだったのに、きっと。
あー、切ない。
そうだ、続編を読んでみよう。
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まさかの結末にびっくりでした。
謎のままの部分が多く、その部分はすっきりしませんでしたが物悲しいようなそうでないような微妙なラストがなんともいえません。
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いろいろ・・・この手の小説も読んだし、こんな感じの映画も観たのに・・・毎回作者の思うツボである。どうしてそうなんだろう。素直すぎるのか(笑)綺麗な話だと思う。幽霊が出てくるというだけでなく、ファンタジーなのだと。誰もが自分の中に後悔を抱えている。それをどう処理するかは自分自身の問題なのだ。生きている限り、そして死んだ後でも。
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色々想像して話を繋げる作業が必要。結局その想像は食い違ってて、あ、そういうことって後半になってようやく話がわかったりする。まさか最後にこんな衝撃が待ってるとは予想してなかった。
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よくよく考えると、ヘビーな話です。ヘビーな経験をこれでもか!と背中に背負い込まされた人たちばかりが出てくるお話。
なのに、さらりと肌触りがよく、爽やかで、透明感のある切なさだけが残ります。
途中までは、「わー、(フィクションとしては)ありがちー」とか「いやいや、ここまではねーよ」とか思いながら読んでいたのに。
一番最後のサプライズに、本当に驚かされました。
みんな、優しい人たちです。優しくて強い人たち。
「約束と再会の物語」。その意味がずんと響きます。この余韻が消えないうちに、もう一回読む。
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初めて読んだ小路先生の本。
最後の超展開に出会って、初めて大量の伏線の存在に気が付きました。呑気に読んでいた自分を責めたくなる結末です。
題名を噛み締めながら、もう一度じっくり読み直したい。読めば読むほど新しい発見に出会えそうな本です。
Posted by ブクログ
もう一回読もう!
なぜなら、予想外な結末だったから。
え?え!
まて、もう一回!
子供たちの動きが小路さんらしくてよい。
悪いやついないとこも。
なので悲しいこともあるけど救われる。
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読んでいくうちに「同一人物ではない」ということは薄々分かったけど(これはみんな分かるか)、最後の展開には驚いた。
それでも、最後の最後にはなんだか嬉しくなったけれど。
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五条辻って!
東京バンドワゴンファンにはたまらない。
ラストは騙されたなー。
結構何気に重い部分多いのに、そう、感じさせない小路幸也はさすが。
次作も早く文庫本にならないかなー
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オヤオヤ、こういう話ですか?という感じ。ミステイクを誘うためか、やたらと、主語を隠した話し方で、紛らわしかったが、最後は最後で、こうなるの?という感じ。
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支流から本流へ。
ハードボイルドとジュブナイル的な要素が交差するミステリー。
まさか、ここに五条辻家が登場するとは。
過去は美化しない。
誰しもが持つ様々な過去をありのままで受け止める、未来への一歩を踏み出す。
小路氏の著書には全て共通するテーマだな。
約束。生きる糧。
果たされなかった約束。生きる糧。
初期の小路作品。
力強い感じが、最近の氏とはまた一味違うので味わい深い。
Posted by ブクログ
ヘビーな話もありましたが、想像していたよりも、あっさりしていた気が。恐らく、ヘビーな部分が過去話に固まっていたからさらっとしていたように感じたんでしょうね。過ぎ去りし過去は乗り越える壁にアラズ。
大人組と子供組で男女の関係性がダブってるのは、たぶんわざと。ユーリ君にはすくすくと育ってほしいな……。
Posted by ブクログ
幽霊と失踪の謎を解く話。
2つの話が少しずつ繋がっていって
最後はそれかいとちょっと納得いかない気もするけど
後々考えるとそういうことだったんだとわかるから
必要なラストだったのか。
Posted by ブクログ
ニューヨーク帰りの青年と幽霊騒動に巻き込まれた少年少女、そして最高の「相棒」が織りなす、約束と再会の物語。
全て読み終えてから、もう一度この文章を見ると全く違った見え方になる。
そういうことだったのか、やられました。
語り手によって語り口調がちゃんと書き分けられてて、スっと入り込めました。