小路幸也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
第七弾。
今回もいろんな事件とハッピーな出来事がありました。
その中で思うのがほんとに花陽と研人が大人っぽくなったなーということ。
花陽は高校生に研人は中2になったんだけど、それぞれ目標や好きなことを見つけてがんばってます。
研人の母の亜美さんの意外な一面が見えたり、藍子のことが好きだった同級生がでてきたり。
真奈美さんに子供が誕生したり
龍也くんとくるみちゃんと光平くんにも変化の時期が訪れます。
冬から物語が始まって春、夏、秋と。
かんなちゃん、鈴花ちゃんもどんどんしゃべる言葉が増えてきてますますかわいいし♡
次は幼稚園に通ってるかな~とか。
ほんとに子どもたちの成長が感じ -
Posted by ブクログ
小路さんのファンタジー小説。
鳥でないと越えれないような山脈にぐるりと囲まれた地で暮らしていた4人が旅に出るおはなし。続き物。
すごい独特の世界観。伝聞調に話が進み、そういった部分もちょっと好き嫌いが分かれそうな感じしました。
冒険小説好きだったりファンタジーなゲームとか好きな人にはおすすめできます。
移動時間に読んで車内でうっかり感涙して焦った思ひ出。根っこにあったかい繋がりがあるのはやっぱり小路さんだなあと思いました。
おはなしの中の専門用語が結構な頻度で出てきますが、話にのめり込むとわりかしすんなり読めます。たまにちょっとページ戻して「この意味はなんだっけな?」と読み返すのもまた一興 -
Posted by ブクログ
毎度の小路幸也ワールド。
良い隣人たちが良い生活を営みはじめ、ちょっとした事件も彼らの善意あふれる人間性で解決していき、最後は登場人物皆が気持ちよい表情で希望ある未来を向くエンディング。マンネリっちゃマンネリだけど、小路作品はこうでなくちゃと思う。
こういう優しい物語の中だから語れる生き方の教訓ってのもあるわけで、本作では物語の中盤にとある事件をきっかけとして、主人公とシェアハウスの大家が語り合う「頭のおかしな連中にならない方法」と「悪意について」がその教訓にあたる。
ここの部分が核心であり秀逸。おかしな人間とはどうやって形成されていくのか?おかしな人間にならないためにはどうすれば良いのか -
Posted by ブクログ
前作を文庫本で買ってしまったから、これも文庫化するのずっと待ってた。
で、『モーニング』を読んだのが結構前だったからこの話を読んでみると、時系列とか登場人物とかがかなりごちゃごちゃしちゃって大変だった。
後半部分をお風呂上がりに読んでしまったからか、手に汗握る、どころじゃないほど手汗かいて、滑るからカバー外して読んだほど。でもあれはきっとお風呂上がりじゃなくてもそうしてたかも、というような内容だった。
もう一度『モーニング』のほうも読みたいんだけど、3作目を読んでから読み返したくなる。この手の話は時系列に沿って読みくなる。
でもようやく2作目が文庫化されたんだから、さは当分先だよね•••••• -
Posted by ブクログ
小路さんがいらっしゃるので購入。
電車移動時間等におすすめな読みきりサイズの短編集。
宮下さんはスコーレNo.4のみ読んだことがあり、他の方々の作品は初めて読みました。
本というキーワードを多角的な視点でピックアップして物語が展開しています。
「メアリー・スーを殺して」は、二次創作の畑を通ってきた身としては、お、俺を殺してくれ、と思うような暗黒時代を思い出させるような、そんなリアリティのある空気にえぐられました。面白かった。
やっぱり大好きな作家さんということで贔屓目もりもりな気もしますが、「ラバーズブック」がとても好きです。読み返したい短編。短絡的じゃなくて完結していてなおかつ重量がある -
Posted by ブクログ
前回の話より、遡り、30歳のダイの話。2つの事件はどうなってしまうのだろう、どういう関係があるのだろうと結末がとても気になってしまいました。ダイは、本人には自覚がなくても、優しくて図太い部分があって、本人も辛い思いをしているのに、周囲の負を引き受けてしまう部分がある。今回の事件を通して、また一つ、人の負を、見届けなければならなくなってしまったダイ。でも、弓島珈琲に集まる仲間たちが本当にいい人ばかりで、小路さんの作品らしく温かい雰囲気の作品でした。ダイもかっこいいし、三栖さんもかっこよすぎる。モーニングの最後に出てきたあゆみちゃん。そう来ましたかとにんまりしました。
-
Posted by ブクログ
ネタバレこの話は、ドラマなんかにしちゃいけない。
とてもじんわりと、人間のよいところを信じられるような物語。これをテレビなんかに毒されてはいけない。真剣に思う。
タカ先生も大吉さんも茉莉子さんもいい。相良さんももちろん、いい。
でもやはり、佳人の視線から描かれたシェアハウス小助川の居心地の良さ。このプチ大家の目に映るこの家が、こんなにも快適なのだから、無防備にこの作品のあたたかさを信じられる。
期待以上に心地良かった。タカ先生の語る人間論も、真っ直ぐに聞けた。
ラストは出来すぎかな?とも思うけれど、こんなに素敵な人たちが、ひとときでも幸せに暮らしてゆく物語なら、それもいい。なんだか全部許せる。