小路幸也のレビュー一覧

  • brother sun 早坂家のこと

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    東京バンドワゴンにも通ずる家族の話。
    描き方はアットホームなんですけども、それぞれが抱える問題がすごすぎて(汗)昼ドラなみにドロドロしそうな事情をさわやかとも思える感じになっているのはすごいかなぁ。
    好みで言えば東京バンドワゴンのが好き。

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    2009年10月27日
  • brother sun 早坂家のこと

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    娘3人の独白の形で書いてあるが、話の中身は伯父・太一と父・陽一の物語だからbrother sunなのね、なるほど(笑)。娘たちがみんな出来過ぎのいい子たちなので(また彼氏たちがもっと出来過ぎ!)さわやかな印象だが、改めて思い直すと、かなりドロドロな話じゃないか、これ?でも結末が早く知りたくて一気に読んでしまった。雑誌に連載されたものを単行本にまとめた作品には最終章が書き下ろしで追加されていることがよくあるが、大抵なくてもいいか、ない方がいいくらい、それまでの作品の雰囲気をぶち壊しにしていることがある。この本もそんな感じなので、そこだけは残念だ。

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    2011年09月28日
  • ホームタウン

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    デパートのちょっと変わった部署で働く兄。妹からの結婚するという連絡に喜んだが、その妹と婚約者が失踪した。兄妹の悲しい過去と、それをとりまく人たちの温かさは小路さんらしいなぁと思う
    2009/9/22

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    2009年10月07日
  • 東京公園

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    季節なら春かなぁ。
    暖かで優しい日差しが一杯溢れる風景を、大きなガラス越しに見ている。そんな感じのするお話でした。
    裏表紙のあらすじを見ると、もう少しドロドロした感じの話かとも思ったのですが、柔らかく爽やかな話。登場人物もひたすら優しい善人たち。特に同居人のヒロ(男性)や友人(?)の富永(女性)の造形とか関わり方は秀逸です。この辺り、映像化に向いているように思います。
    小路さんは良いですね。

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    2016年08月05日
  • ホームタウン

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    2009.8.9
    北海道が舞台。札幌、旭川、小樽が出てくるけれど、ちらりと「パルプ町」
    なんて名前が出てきたり。

    おばあさんがいい!!

    「大人になるってことは、ドアを閉めることを覚えること。あるいは、
    開けることを知っているのに、目の前にあるのに開けないで引き返す
    ことを覚えるってこと

    だけど、主人公が男前である必要はないような気がする。

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    2009年10月07日
  • ホームタウン

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    並行する二つの物語。
    結局ひとつは陰謀で、ひとつは偶然だった。

    出てくる人みんなが優しくて、あったかいのはそれぞれに傷を負っているからかもしれない。

    背負うものを少しでも軽くしてあげれたらな、とも思った。

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    2009年10月04日
  • ホームタウン

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    人殺しの血をもつ兄と妹。兄の征人は大手百貨店の特別室で調査員として働いている。ディスプレーデザイナーになった妹の木実から、結婚すると手紙が来る。相手は征人と同じ百貨店に勤める青山だ。喜びもつかの間、木実が消えたと連絡が入る。そして青山も姿を消していた…。ミステリーなんだけど、主要登場人物に悪人が出てこないのが作者らしい。でも「闇の世界と繋がっている」「特別な才能を持つ」という部分が必要以上に強調されていて一々引っかかる。「東京バンドワゴン」のように事件よりも人物に焦点をあてた作品の方が私は好きだ。

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    2009年10月04日
  • 高く遠く空へ歌ううた

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    子どもの頃は、小さな秘密、秘密の場所、小さな冒険、そんなものに囲まれて心が躍っていた。
    描かれている場所は、ありそうな町だけど、ちょっと不思議の世界に紛れ込んだような錯覚をさせられる。
    主人公・ギーガンとルームメイトの柊さんの二人の関係には憧れる。
    こんな先輩と町を探検して不思議を探るのは楽しそうで、ギーガンが羨ましい。
    ギーガンを囲む友人達もみな個性的でいて、どこにでもいるような子。
    読みながら、ギーガンと町の不思議を解いて冒険する心地。
    懐かしい子ども時代を思い出す一冊。

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    2009年10月04日
  • ホームタウン

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    たんたんとした主人公がQ.O.Lの主人公に似ていた。
    バンドワゴンを思い出す、ご飯の描写。
    都合よすぎる展開ももう何でも許せちゃって一気に読んで寝不足です。

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    2009年10月04日
  • ホームタウン

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    東京バンドワゴンを書く、氏がどの様な話を書くのだろう?と思い、一気に読みきる。奇妙な(?)家族を書かせたら右に出る作家はいない(失礼な)彼が推理小説の様な話を書いていて、話に引き込まれてしまった。また、こんな話を書いてほしい。

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    2011年08月15日
  • ホームタウン

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    東京バンドワゴンの小路さんとは全く違った雰囲気で、最初はびっくりしましたが、結局この事件によって知り合った人たちが、一つの家族のようになり和が広がっていく・・・。やっぱりバンドワゴンにつながるところがあり、これが小路さんなんだなぁと思いました。ストーリーもとてもミステリーっぽくておもしろかったです。

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    2009年10月04日
  • ホームタウン

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    ハマりました。過去に「何か」ある人が主人公になったりするよね、小路さんの本ってよく。今回はそれが、重すぎず、でも重要なポイントになってるなぁって思った。だから、重く暗くなりすぎず、明るくさせてくれる人の存在を描き出していて、すごく素敵な世界だと思った。ホームタウン・・・故郷、自分が育った町にしかない光や友人を大切に思える作品だったと思います。

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    2009年10月04日
  • ホームタウン

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    トラウマを抱えながら離れて暮らす妹から「結婚します」の手紙が届く。その後、妹は失踪する。彼女の婚約者も…小路にしては珍しいストレートなミステリだが、小路らしい魅力的なキャラクタは健在。読後の清涼感は右に出るものなし。

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    2009年10月04日
  • ホームタウン

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    設定やストーリーはすごく面白かったのですが、謎が全てわかったときのすっきり感が少しもの足りなかったかなぁ。
    でも男性陣がみんなかっこよかったので楽しかったです。

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    2009年10月04日
  • ホームタウン

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    ・これまた著者らしい優しい雰囲気たっぷり。異色ミステリっぽいかもしれない。・兄が結婚を控えて姿を消した妹を捜すのだが、この兄弟、殺し合った両親の子供と来ている。血のつながりが故に距離をとる、という関係。周囲の人間がよい感じで、ほとんど人情物語。これが乃南サンあたりなら一人や二人死んでいるのかも知れないが(笑)、そんなものはフィクションなのでいいのだ。概ねハッピーで良い事だ。
    ・パルプ町って北海道だったのか…。

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    2009年10月07日
  • アシタノユキカタ

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    ネタバレ

    札幌から熊本まで車で軽自動車で旅をすることになった、元高校教師とキャバ嬢と女子小学生。

    優しくていい人だらけの小路幸也らしいロードノベル、お手軽で読みやすくていいのだが、ロードノベルの割には行程はしょりすぎ、下道で行くはずの前半戦から急遽高速でぶっ飛ばすことになって、さらには石川から熊本までの部分は、ほぼ過去を遡る回想で旅の描写は数ページ。

    ロードノベルとしてはこれじゃいかんだろ…とも思うけど、小路幸也にそこを求めてもなぁ、とも思う故、とりあえず星3つ

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    2025年11月30日
  • ザ・ネバーエンディング・ストーリー 東京バンドワゴン

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    年1読んでいるシリーズ。
    今回は秋実さんとサチさんが生きている時代の物語。

    春夏秋冬のいつもの短編もいいけど、1冊を通しての長編もいいなと思いました。

    堀田家の人々の器の大きさとお家の広さに毎回驚いちゃう。
    そんなに家にどんどん他人を入れられるもの??
    あと、カレー作る時の鍋はどんなサイズのですか??
    給食用かな?

    シリーズが長くなってて記憶が薄いけど、今回の絵本は後に出てきましたかね?
    聞いたことあるようなタイトルだったし、我南人さん勝手にあげちゃったけど大丈夫だったのかな。

    この時代の色々を読んでみたいので続いたらいいな。

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    2025年11月29日
  • 小説家の姉と

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    一人暮らしをしてる小説家の姉から
    突如、一緒に暮らさない?と言われる

    登場人物達が皆いい人で、
    主人公達が、その謎を解明(仮定)してからも、
    良い意味で意地悪、そこもよい

    謎は多分皆勘付くと思うけど
    そこは問題ない
    主人公と同じ目線で最終的に
    どうなるのか楽しめた

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    2025年11月24日
  • 隠れの子 東京バンドワゴン零

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    東京バンドワゴン零

    江戸時代、異能の人々を描いた作品

    能力を制御するもの、闇に堕ちるもの。
    異能の人々が協力しあって、闇堕ちと対峙

    これがあの堀田家のご先祖さまかぁと思うだけで
    にやにやが止まりません(笑)

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    2025年11月20日
  • 東京バンドワゴン

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    昭和のTBSドラマ「寺内貫太郎一家」を思い出させる小説。向田邦子の流儀を守って、世代を超えた大家族の物語を食卓中心に描く。著者自身が往年のTVドラマにオマージュを捧げている。「ほのぼの」「家族」「昭和の強さ、明るさ、したたかさ」のようなものがある

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    2025年11月10日