小路幸也のレビュー一覧

  • 〈銀の鰊亭(にしんてい)〉の御挨拶

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    舞台設定も登場人物もすごく魅力的なのに、こんな中途半端で終わっていいのか?と思う。
    ただ、続編があるのでこれからいろんなことが明らかになるものと期待したいです。

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    2025年03月08日
  • A DAY IN YOUR LIFE

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    ラジオ番組の司会を務める小説家槙村のもとにリスナーからのある1日の話が届く。不思議だったり、ほのぼのしたり、内容はさまざま。それらを紹介しつつ槙村の子供時代のある1日について明らかになっていく。3.3

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    2025年03月04日
  • シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン

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    第二弾。今回は新たな仲間も増えかつ進展もあり。スタイルはいつも通りでちょっとした気になる出来事を堀田家の面々で解決していく。短編になっているのがキリが良くてよい。3.8

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    2025年02月28日
  • 駐在日記

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    東京バンドワゴンの著者による作品。訳ありの若い駐在夫婦が村で起こる事件に遭遇し解決していく。事件の質は東京バンドワゴンと同じく犯罪ではないが、何でそうなったのか気になってつい読み進めてしまう。周平さん、実は名刑事だったのではないか。3.4

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    2025年02月28日
  • ヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴン

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    02月-10。3.0点。
    東京バンドワゴンシリーズ。研人の受験やら、宮内庁が蔵の資料を狙うやら。
    読みやすくて面白い。

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    2025年02月28日
  • 花咲小路二丁目の寫眞館

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    商店街の日常に起きるほんの些細な不都合や困り事をかつて、世間を賑わした「怪盗セイント」が人知れず解決する。
    商店街に住む人たちの中には何人かの「怪盗セイント」こと「セイさん」の仲間がいて、全員の行動の信念は「人を想い、人のために成すこと」。
    その解決方法が、とても素敵で夢中になったこのシリーズ。

    今回は二丁目の寫真館の若き経営者「重さん」と住み込みで働くフォトグラファー「樹里さん」
    重さんも写真を撮ることは出来るが、彼の撮る写真には必ず何かが写ってしまうという。
    ある日そのことを打ち明けた重さんは樹里さんを撮ってみると、やはり何かが写っている。
    それでは動画は?と試してみると二人はタイムスリ

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    2025年02月23日
  • 花咲小路一丁目の髪結いの亭主

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    花咲小路商店街シリーズ6巻目
    今回の舞台は一丁目の「バーバーひしおか」

    語り手は、住み込みで働く口の固い「鋼鉄のセーラこと、せいらちゃん」

    理容師だった祖父に憧れ、同じ道を歩んだせいらちゃん。祖父は他界し、昔ながらの風情を残した「バーバーひしおか」に「働かせてください」と飛び込んだ。

    バーバーひしおかでは奥さんのミミ子さんが働き
    旦那さんの凌次郎さんは、所謂「髪結いの亭主」
    働かず、家のこともせずゆったり暮らしていた。

    でも凌次郎さんの正体は、屈指の能力を持つ美術品鑑定士だった。

    ヴィネグレット、サンプラーなど
    美術品や骨董品を取り巻くお話が短編で綴られ、この商店街の誰にも愛される「

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    2025年02月22日
  • 〈銀の鰊亭(にしんてい)〉の御挨拶

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    祖父母が営む旅館で火事が起き、祖父母が亡くなり、さらに謎の焼死体2体も発見された。そして旅館を再開して店にやってくるのはなぜか探りを入れてくる常連客ばかり…
    主人公と共に一体何が起きているのか?と謎を追い求めていく過程は楽しく、最後までするすると読み進められた。

    大学生である主人公のあまりの勘の良さ、鋭さには感嘆させられた。磯貝は刑事になれると言ったが、きっとどの職種でも彼の特性は重宝がられるだろう。

    一つ違和感を覚えたこととして、28歳の青河文は常連客だけでなく、身内である仁さんや光に対しても終始、言葉や口調が古臭かった。「町の名士」「〜わね」「〜かしら」と、偶然にも文と同い年の私は違和

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    2025年02月16日
  • 花咲小路三丁目北角のすばるちゃん

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    花咲小路商店街シリーズ5巻目
    今回の舞台は三丁目北角の「駐車場 カーポート・ウィート」

    語り手は、高校を卒業してすぐに家業(駐車場)を継いだ「すばるちゃん」

    母親は出ていき、父親に育てられたすばるちゃんだがその父親も病死。
    隣の家の弦さんと、同級生で幼なじみの瑠夏ちゃんに見守られながら生きてきたが、この3人には秘密があった。それは亡くなった父親の魂が愛車のシトロエンに宿り、ラジオを通じて話しが出来ること。

    駐車場に訪れる人は様々だ。
    商店街に仕事や食事に来る人。パチンコに来る人。
    商店街のレシートを持ってくれば、無料になる「カーポート・ウィート」には、様々な人が訪れる。
    すばるちゃんは弦

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    2025年02月15日
  • 東京バンドワゴン

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    本好きの同僚のお薦めで読んでみた。
    下町の大家族とその仲間達の日常とその都度起こる不思議な話をドタバタしながら解決していく様子が描かれている。全部で18巻は出てるらしい。楽しみだ。3.8

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    2025年02月11日
  • バイト・クラブ

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    バイト・クラブの部員資格はただ一つ。高校生の身の上で暮らしのためにバイトをしていること。カラオケdondonの一室は、居場所のない彼等のために作られた場所。

    色んな境遇の学生達が、人と人との繋がりと身近な縁を頼りに困難を乗り越えていく姿が良かったです。

    親ガチャに外れても、ゴールは自分で選べる。スタート地点が低いと、上を見て色んな物が見える。階段は、実は下る方がきつい。ずっと自分の力で上がっていける。考え方一つで物事の捉え方が変わるのはわかりますが、実践できるのはすごいなぁと感じました。

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    2025年02月10日
  • ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴン12作目は4作に1回のアナザーストーリー。今回は我南人と秋実さんの出会い編。「LOVEだねぇ」我南人の決まり文句が、ここからはじまったのかと思うと照れる。若い我南人は飄々とした口調とは裏腹に実は家族一の過激派じゃないかと思ったり、いややっぱり生まれついた人垂らしだと思ったり。ただいつもあるのは「LOVEだねぇ」。荒事といえば、若かりし勘一さんも中々の活躍でしたが、中年になっても現役でしたね。堀田家は荒事に動じずどっしりとしていて、頼もしい限りです。

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    2025年02月09日
  • 明日は結婚式

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     新郎新婦家族の結婚前夜をそれぞれの視点で描いた温かな物語。小路さんらしく良い人ばかり登場し、LGBT等多様な価値観に理解があるが夫家族と同居する辺りは現代人らしくない考え方をする。何の確執もないならメリットしかないけれど、即同居を提案できる新婦すごいなぁ。家族を大事にする著者らしい作品。パンが大好きという共通点も小姑ちゃんたちとの距離が縮まった要因かな。パン好き女子がパン屋の息子(装幀デザイナー)と結婚できたらそりゃ同居したくなるか。

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    2025年02月04日
  • 花咲小路二丁目の花乃子さん

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    花咲小路商店街シリーズ3巻目
    今回の舞台は二丁目のお花屋さん
    「花の店にらやま」
    語り手は、高校を辞めることになった高校生
    「めいちゃん」

    めいちゃんは、高校を辞めていとこの「花乃子さん」が営むお花屋さんで働くことにする。
    イケメンの双子、「柾兄ちゃんと柊兄ちゃん」も一緒だ。
    花乃子さん姉弟のご両親は事故で亡くなっていて
    3人でお花屋さんを営んでいる。
    ある日、めいちゃんは気付く。
    お花の依頼を受けている花乃子さんの瞳にガーベラが咲いていることに。
    花乃子さんは、お花を依頼する人の思いが分かってしまうという。そこに込められている思いが楽しいものでないのであれば、助けたい、力になりたいと
    前作

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    2025年02月02日
  • バイト・クラブ

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    人との意外な繋がりや縁があると感じる小説。

    登場人物が各々と語っていく物語です。
    各々の性格や環境を感じる語り口で色々な人の人生価値観を味わえる小説でした。

    設定も斬新で【高校生の身の上で「暮らし」のためにバイトをしていること】がバイト・クラブに入る条件。
    助けてくれる場を設けることができる大人って本当に素敵だと思うし、そんな大人になりたいと思いますね。

    人生いつ、どんなことが起きるか分からない。
    だからこそ、人とのつながりを大事にすることに意味があるのかと感じます。
    また、登場人物がみんな優しくて心が温まります。

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    2025年02月01日
  • すべての神様の十月(三)

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    シリーズ三作目。小路幸也のシリーズものは好物だけど、この神さまシリーズはそれぞれの小話は確かにおもしろいんだけど、どうもマンネリ感を感じてしまう。

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    2025年01月31日
  • レディ・マドンナ 東京バンドワゴン

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    01月-09。3.0点。
    東京バンドワゴンシリーズ。
    研人が中学で、部活仲間を殴ったり、すずみの親友が問題起こしたり。。。
    読みやすい。

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    2025年01月23日
  • テレビじゃん!

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    ザ・ドリフターズをモチーフにしたコミックバンドに見習いとして加入したチャコが何故か素人探偵みたいな活躍をする物語。
    懐かしい昭和の香りがして楽しい作品でしたが、なぜ、今この作品を書いたのかという疑問を禁じ得ない。
    かつ、タイトルがちょっと、、、
    小路ファンの私でも手に取るのをかなりの期間躊躇ってしまいました。

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    2025年01月23日
  • マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴンシリーズを再読中。
    今回はある意味1番重要なところだったのかなって個人的に思う。
    この巻があるから今後のシリーズも重要になってくる。

    命懸けで守るもの。人。
    戦後で大変ない中でも温かく楽しい毎日。
    これはもう一回再再読になるかなぁ。
    小路先生の文章、構成、私には結構肌に合ってるんだなって思いました☆

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    2025年01月19日
  • オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン

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    01月-03。3.0点。
    東京バンドワゴンシリーズ。
    我南人の体調に異変が。。。

    いつもの堀田家。子供たちも成長していき、面白い。

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    2025年01月09日