小路幸也のレビュー一覧
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前巻の秋から続けて
ギャラリーを改装してスクールを作る話
…が盛り上がる中に起きた小事件。
アイドル絡みで音楽業界の闇の部分に
触れてしまいそうになったけど
そこは、このシリーズ。
最後はうまいことひっくり返します。
冬、花陽ちゃんのまわりで
関係者が妙に気をまわして右往左往。
なので花陽ちゃんも
自分の人生設計を修正することにしたよう。
春、堀田家ご近所さんの春野家の
父親が仕事を辞めたという話が出たあと
当の本人と奥さんが娘について相談に来る。
そして夏、紺と青が買取に行ったお宅で
依頼人が渡してきた古いカセットテープには
驚愕の内容が吹き込まれていて…。
めぐりめぐって、また縁の -
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作のハートビートに続いて再読です。
前作が、ラストにまさかの主人公が幽霊だったっていう仕掛けがあったし物語も1冊でしっかり完結しているので、それの続編っていわれても??って思って正直しっくりこなかった記憶があります。
ただ、このハートブルーの方は明らかに前作を読まないことには理解できないだろう描写が多くて、そういう意味でもちゃんとシリーズものとして書いているんだろうな。
ストーリーとしては、子供に対する性犯罪の話が中心なので想像してしまうと辛い。ただ舞台はニューヨークで、存在しなかった子供が写真に写っていたりして現実離れした部分もあったので、そういう意味ではしっかりフィクションだということが -
Posted by ブクログ
シリーズ第18弾。
一作目では登場人物が数人であったが、今では40人を越す大所帯に。それでも、個々のキャラ立ちがしっかりとされており、登場人物も回を追うごとに歳を重ねてゆく。
毎度、温かいホームドラマが送られるが今回も安定の堀田家。
最新作は、「死」と「老い」が色濃い印象でした。
誰しもが迎える最期。老いとどう向き合い、いかに過ごしてゆくか。
また、傍目には分からない、個人の葛藤や苦悩にいかにして向き合うか。
本作は働き盛りの中年層には、より響く回だったように思う。
毎年、発刊されるバンドワゴンシリーズ。
今後も堀田家の行く末を楽しみに次作を来年まで待ちます。