小路幸也のレビュー一覧
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東京バンドワゴンシリーズ第20作・・・もうそんなになるんですね。今回は数年おきの外伝です。
舞台は昭和60年。青が幼稚園児の時代。今回のストーリーテラーは亡き秋実さん。
このところ登場人物がどんどん増えていって子供たちもみんな成長してわけわかんなくなっていった感がちょっとあったんですが、めちゃくちゃ増えた人脈がまだできる前の話ということですっきりと読めました。おもしろかったです。なんかこれくらいでサザエさんシステムで続けてもいいんじゃないかと思ったくらい。
ただ秋実さんの語り口というか地の文が時々いつものサチさんっぽくなってたような。。。 -
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〔秋実さん〕今回の語り手は秋実さん。青がバンドワゴンに来た日、秋実さんは怒り狂ったりせずにそのおそろしく美しい赤ん坊を受け入れた。秋実さんのことはもっと知りたいかも。
〔時期〕秋実さん三十五歳、青は幼稚園児、勘一は還暦前、藍子は中学生、紺は小学生。
〔古書籍窃盗団〕話が出てきたからにはvs堀田家ということになるのだろう。
〔不一魔女物語〕エドワード・キンクス『フィッツ・ウイッチ・ストーリー』の翻訳。翻訳は木蓮京子、挿絵はその夫の美野島不一の木版画。青が気に入った。原作はすごくお高い本。
〔謎の女〕青を見つめている。
〔探偵事務所〕紺と藍子で将来姉弟探偵事務所を開けるかもと秋実は思った -
Posted by ブクログ
『コーヒーブルース』を読んで、面白いな!と思っていたら。シリーズ何だと知り、その前のお話(というわけでもないけれど)『モーニング』に辿り着いた。
大人な小説。
学生時代は男5人で暮らすくらいの親友であった一人が無くなった。それを期に再開した4人。
そのうちの一人である淳平が、このまま車を走らせて自殺をすると仄めかす。
それを止めるべく、帰るまでにその理由を当てることが出来たら自殺を辞めろと、福岡から東京までのロングドライブが始まる。
自殺する理由を思い出すことが出来たらという淳平の言葉に、当時の5人で過ごした過去をそれぞれが思い出して、話は尽きない。
思い出や、やってしまったこと、後悔して -
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前作(第17弾)の文庫版を再読後からのスタート。
毎年春になったら文庫版を購入して、昨年の文庫版を本棚からイソイソと取り出してきて、、、
堀田家の物語に没入します
新年度の疲れが出てきた頃に、ほっと安心感を求めて読みはじめました
今年もお世話になります(←)
我南人が話ついでにコーヒー飲んでる幼なじみに便乗して「じゃあ僕のもぉついでにぃ。奢ってよぉお」「いいよいいよ」
どうして自分の家の店で奢ってもらうのですか。
サチさんの息子にだけするツッコミに笑っちゃいました
他にも“勘一が蛸なら確かに我南人は烏賊ですよね”なんてサチさんしか言えないよ?www
「隣の土地は借金してでも買えって