【感想・ネタバレ】ホームタウンのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2012年02月29日

凄惨な過去を持つ兄と妹を取り巻く奇想天外なお話です。
小路作品の中では(日本が舞台という意味で)珍しい本格的なミステリーといっていいのでは?
裏の世界を描いている割には、いつもの如く、悪者は表面に出てこない…(笑)
ちょっと道を外れるとサスペンスになりそうなのが抑えられているのも個人的には好感が持て...続きを読むます♪

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Posted by ブクログ 2010年09月14日

主人公は、デパート内部の「監査」的な役割を担う柾人。
中学の頃、とある事件をきっかけに妹と故郷から逃げた過去を持つ。
そんな理由もあって就職してからはほとんど連絡を取り合って
いなかった妹から、結婚の知らせが届くところから物語は始まる。

このまま幸せな兄妹の物語になるのかと思いきや、
けっこうミス...続きを読むテリ色の強い展開へ。
手紙が届いてしばらく経ってから、幸せなはずの妹が失踪したとの
報を受け、捜索を開始し、一度も戻ることのなかった故郷へ。

時を同じくして、妹の婚約者もまた失踪していることを知り、
様々な不安を抱きつつも事件の真相を追い求めていく。

いくつか小路さんの本を読んで分かったんだけど、彼の本は
どんな物語でも、根底にあるのは「家族」ですね。
それは必ずしも血がつながったものだけではない。
そういう部分が滲み出て、とってもあたたかな物語になっています。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

北海道大手百貨店三国屋の顧客管理部<特別室>にただ一人勤める行島まさと。その仕事は社内の極秘調査&汚物排除。

疎遠になっていた妹木実の結婚の知らせを受けたが、直後失踪してしまう。また、婚約者で同じ三国屋の社員だった青山も姿をくらます。
二人の失踪の謎を追いかけるが・・・。


普通に面白かった本。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

はい。友達お薦め作品。上手いなぁ。うん。面白かった。森林コンビのお話とかあるのかな?読んでみたいんだけど。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

小路幸也節炸裂って感じの本ですね。
やはり自分的にはこの人の作品は何を読んでも当たりな気がします。本ごとに雰囲気は違うのは当たり前なんだけど、優しくて終わりもスッキリな感じで。こういうミステリーっぽいのも全然おkだと思う。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

小路さんのものの中では一番好きかも。
どれも素敵だけど、これはまた他のものとは違う雰囲気。こういうミステリー気味なのもいい。

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購入済み

匿名 2022年03月25日

壮絶な過去を持つ兄妹。

兄は百貨店の内部監査のようなの仕事をしており、特殊なスキルと人脈を持っていたり、かつて仕事の延長線で知り合ったとある家族と同居していたり、不思議な設定だなーと思っていたら、急にミステリーでした。
妹から結婚するという手紙が届き、お互い幸せになっていくのかと思いきや、妹...続きを読むと婚約者が失踪していしまいます。

兄のスキルや人脈をフルに生かし、どんどん謎を解いていきます。
適材適所に人情に厚く助けてくれる人がいて、ほろりとしたり、それでもスピード感があって一気に読んでしまいました。

#アツい #ドキドキハラハラ

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Posted by ブクログ 2014年01月12日

かなり重たい幕開けに、読み進むのが辛いかなと感じましたが、さすがに人間性豊かな作家ですね。主人公と共に悩み解決していく読み手を感じてしまい、引きずられるように物語に魅了されてしまいました。主人公が成長していくと共に読み手の自分も成長出来たと感じ取れました。
人生には過酷な時が在るものですが、小路さん...続きを読むの作品は、良い意味で刺激に成ります。応援歌のように、生きざまを勇気づけてくれますね。

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Posted by ブクログ 2013年03月18日

デパートの探偵。ハードボイルドの要素もありつつ、ホロリとする優しさもあり。悲惨な過去がある兄妹が主人公だけれど、気持ちの良いお話でした。

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Posted by ブクログ 2010年05月11日

悲惨な過去をもつ兄妹の話。
家族はいないけどこんなにまわりの方にあたたかくされていてなんだかうらやましかった。
話はちょっとドキドキハラハラでちょっと怖いかんじもするし、あたたかい話でもある二面性があるはなしでした

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

デパートのちょっと変わった部署で働く兄。妹からの結婚するという連絡に喜んだが、その妹と婚約者が失踪した。兄妹の悲しい過去と、それをとりまく人たちの温かさは小路さんらしいなぁと思う
2009/9/22

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

2009.8.9
北海道が舞台。札幌、旭川、小樽が出てくるけれど、ちらりと「パルプ町」
なんて名前が出てきたり。

おばあさんがいい!!

「大人になるってことは、ドアを閉めることを覚えること。あるいは、
開けることを知っているのに、目の前にあるのに開けないで引き返す
ことを覚えるってこと

だけど...続きを読む、主人公が男前である必要はないような気がする。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

並行する二つの物語。
結局ひとつは陰謀で、ひとつは偶然だった。

出てくる人みんなが優しくて、あったかいのはそれぞれに傷を負っているからかもしれない。

背負うものを少しでも軽くしてあげれたらな、とも思った。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

人殺しの血をもつ兄と妹。兄の征人は大手百貨店の特別室で調査員として働いている。ディスプレーデザイナーになった妹の木実から、結婚すると手紙が来る。相手は征人と同じ百貨店に勤める青山だ。喜びもつかの間、木実が消えたと連絡が入る。そして青山も姿を消していた…。ミステリーなんだけど、主要登場人物に悪人が出て...続きを読むこないのが作者らしい。でも「闇の世界と繋がっている」「特別な才能を持つ」という部分が必要以上に強調されていて一々引っかかる。「東京バンドワゴン」のように事件よりも人物に焦点をあてた作品の方が私は好きだ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

たんたんとした主人公がQ.O.Lの主人公に似ていた。
バンドワゴンを思い出す、ご飯の描写。
都合よすぎる展開ももう何でも許せちゃって一気に読んで寝不足です。

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Posted by ブクログ 2011年08月15日

東京バンドワゴンを書く、氏がどの様な話を書くのだろう?と思い、一気に読みきる。奇妙な(?)家族を書かせたら右に出る作家はいない(失礼な)彼が推理小説の様な話を書いていて、話に引き込まれてしまった。また、こんな話を書いてほしい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

東京バンドワゴンの小路さんとは全く違った雰囲気で、最初はびっくりしましたが、結局この事件によって知り合った人たちが、一つの家族のようになり和が広がっていく・・・。やっぱりバンドワゴンにつながるところがあり、これが小路さんなんだなぁと思いました。ストーリーもとてもミステリーっぽくておもしろかったです。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ハマりました。過去に「何か」ある人が主人公になったりするよね、小路さんの本ってよく。今回はそれが、重すぎず、でも重要なポイントになってるなぁって思った。だから、重く暗くなりすぎず、明るくさせてくれる人の存在を描き出していて、すごく素敵な世界だと思った。ホームタウン・・・故郷、自分が育った町にしかない...続きを読む光や友人を大切に思える作品だったと思います。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

トラウマを抱えながら離れて暮らす妹から「結婚します」の手紙が届く。その後、妹は失踪する。彼女の婚約者も…小路にしては珍しいストレートなミステリだが、小路らしい魅力的なキャラクタは健在。読後の清涼感は右に出るものなし。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

設定やストーリーはすごく面白かったのですが、謎が全てわかったときのすっきり感が少しもの足りなかったかなぁ。
でも男性陣がみんなかっこよかったので楽しかったです。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

・これまた著者らしい優しい雰囲気たっぷり。異色ミステリっぽいかもしれない。・兄が結婚を控えて姿を消した妹を捜すのだが、この兄弟、殺し合った両親の子供と来ている。血のつながりが故に距離をとる、という関係。周囲の人間がよい感じで、ほとんど人情物語。これが乃南サンあたりなら一人や二人死んでいるのかも知れな...続きを読むいが(笑)、そんなものはフィクションなのでいいのだ。概ねハッピーで良い事だ。
・パルプ町って北海道だったのか…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年12月22日

柾人がつらい
けど、良い人に囲まれてるよ



「僕が探さないでどうするんですか。僕は木実さんの婚約者です」 

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年10月27日

親同士が殺しあったら、ふだんの生活には戻れなくなるよな。
2つの失踪が最後に少しリンクしていて、ハッピーエンド。

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Posted by ブクログ 2011年04月28日

2011.4.27

ミステリーなような、過去に傷を負った葛藤物語のような、家族愛のような、どれでもありどれでもない感じ。

ちょっとインパクトもないかな。

でもこの作品も読みやすくて、登場人物はみんな魅力的。

スラスラいける。

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Posted by ブクログ 2010年11月09日

妹の失踪のオチは結構読める(2時間ドラマによくある話なので・・・)
ストーリー自体もちょっと都合が良すぎかなぁ。
それも小路作品にはありがちなんですが、「んーこれなら許せるかな」って作品と「こ、これはいくらなんでもないだろう!!」って作品がある気がする。
これはやや後者気味。
でも主人公が下...続きを読む宿しているおうちの、「キチンと暮らしている雰囲気」や、カクさんや草場さんなどの脇役陣は好みでした。
今回はそこに救われたかな。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

この人の本にしては珍しい感じのする本だった。
書き方はこの人っぽくてやっぱり読みやすい。
ストーリーも情に溢れてる。
だけど、寂しさやら切なさも隠れている。
そういう話。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

人殺しの血が流れている!思わず衝撃な一文に暗闇を感じたが、変わらず日常的をベースにでも、非日常的な設定な物を、普通に「昨日何食べたっけ?見たっけ」とさらっと読みとおせる安心感はさすがであった。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

彼の作品にしては、身近感というかさわやか感が持てるさくひんでした。

おばあちゃんとくらしたい。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

ゲームのシナリオのような作風だ。ちゃんとしたカタルシスがあるので読後感はいっつもスッキリ。快眠快便。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

札幌で働く柾人のもとへ、両親の死という過去で疎遠となっていた妹から
手紙が届いた。結婚するという連絡に喜んだが、式間近になって妹と婚約者
がほぼ同時に失踪。柾人はふたりを捜し出すため戻ることのなかった故郷
へ向かう。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

殺しあう両親から逃げた兄と妹。

北海道最大の百貨店の顧客管理部<特別室>勤務の兄
仕事内容は、公にできない取引先の調査から
上得意客の売掛金の回収から、車内の怪しげな噂調査まで。
まだ若干27歳だが、長身で甘いマスク。

しばらく連絡をとっていなかった妹から
結婚するとの手紙が来てから...続きを読む、妹と彼氏が行方不明になる。

これはハードボイルド系か〜?と思ったが
題名にあるように「家族」が軸になったお話。
取り立てて難しくもなく、読みやすい。
でもあまりにもうまくできすぎていて
最後はちょっとしらける。
キレイにまとまりすぎている感じ。

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