小路幸也のレビュー一覧

  • イエロー・サブマリン 東京バンドワゴン

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    シリーズ第15弾。

    しばらく、バンドワゴンシリーズを読まずにいたら数年が経っていて、もう数冊文庫が出ていた。

    「家」「家族」が主軸のこのシリーズ。

    気付けば、登場する人物がどんどん成長している。
    当初はあんなに小さな子供だったケントが、もう高校を卒業し、なんと結婚。

    一つの家族を通し、その歴史を共に見守る温かさ。

    毎度、読むたびに心を温かくしてもらえます。

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    2024年09月03日
  • 探偵ザンティピーの休暇

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    スラスラと、楽しく、読み終えた。
    ミステリーで、人骨がでてきて。
    なのだけど、悪人のいない、ほっこり、ハラハラせずに読めるミステリーだった。

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    2024年09月01日
  • 三兄弟の僕らは

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    面白かったが、家族思いと思っていた父親が何ともう一つの家族を持っていた。この事実を息子たちが自然と受け入れられることが不思議。でも、小路幸也さんワールドで一気に読ませてもらい、異母兄弟同士がいい関係になったこと、嬉しく読めた。

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    2024年08月24日
  • キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

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    シリーズも今回で第19弾です。「続いていますね、よ!小路幸也さん!」と声かけたくなるほどです。

    古本屋「東京バンドワゴン」3代目当主の堀田勘一を筆頭とした、堀田家のある1年を描く作品ですが、年数を経て、物語の中心が勘一さんの曾孫たちへと移り、堀田家らしく事件もあり、面白く笑って楽しむ作品に仕上がっています。

    それにしても第19弾です。主役である堀田家の登場人物像は、既に頭の中に入っていて、人物たちが頭の中で動くだけなので、ちょっとやそっとで驚かない。そこが回を重ねるごとに寂しくなっていくのは私だけでしょうか?

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    2024年08月21日
  • フロム・ミー・トゥ・ユー 東京バンドワゴン

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    7冊目で番外編。
    11篇からなる11人の過去のお話。
    ちなみに手持ちはラストなので続きを集めよう。

    [紺に交われば青くなる]
    我南人が赤ん坊を堀田家に連れてきて、青となずけられた話。
    経緯を知りたかったけど、そんなあっさりとという感じ。

    [散歩進んで意気上がる]
    実話を元に書かれた昔の作品を元に散歩する話。

    [忘れじの其の面影かな]
    マードックが甚一に助けられて堀田家に惚れこむ話。

    [愛の花咲くこともある]
    亜美さんと紺の出会いの話。
    出会いは飛び蹴りから。

    [緑はたけなわ味なもの]
    藤島さんが東京バンドワゴンに来た時の話。

    [野良猫ロックンロール]
    あまり語られることの少ない秋実

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    2024年08月18日
  • キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

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    相変わらずの堀田家。できすぎやろー!と思う場面は多々あれど、やっぱりホッとする。トラブルがよく起こって、みごとに解決していくんだけど、今時の本が生きづらさみたいなのに溢れている中、堀田家は交際範囲の広がりも半端なく、色んな面で規格外で、読んだこちらも日々の窮屈な感じから、ほんのひととき解放される。

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    2024年08月17日
  • 〈銀の鰊亭(にしんてい)〉の御挨拶

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    中盤まで謎が多く、終盤一気に伏線回収し途中で「え!?」「うそでしょ!?」と読みながら声が何度も出てしまった。

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    2024年08月13日
  • 三兄弟の僕らは

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    失ってから、家族の秘密を知っていく話です。
    登場人物がみんな優しく、大きな問題もすぐに解決していくので、さらっと読めました

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    2024年08月10日
  • レディ・マドンナ 東京バンドワゴン

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    前巻から2つの季節を超えて冬春夏秋で進む6巻目。
    今巻は登場人物だけではなく家の見取り図までついててわかりやすい。
    入口が2つあるのはお店っぽい。

    【冬】
    よくある不思議な客に纏わる話。
    ・棚にある本をまとめて買っていく客
    ・1冊ずつ古書を売りに来る客
    相変わらず先代とかが色々と関わってくる話ですね。

    【春】
    赤子からふじしまんへの電話は笑いました。
    ・研人の喧嘩と家出
    ・我南人の音楽仲間のために豪華メンバーを集める話

    【夏】
    ・すずみの大学友達と蔵からの盗難
    ・五条辻家の蔵書

    一時の誤りということはあるけども、それを許して更に支えるというのはLOVEだねぇ

    【秋】
    ・孤児院の閉鎖話

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    2024年08月04日
  • キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

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    何時ものお約束通りの安心感だけど、登場人物が多過ぎて名前だけじゃ誰?って人がいっぱい。堀田家だけでも大家族なのに、藤島ハウスに居酒屋のはるまではなんとか、でも裏の増谷・会沢家とか花陽の友達とか研人絡みとかがもう思い出せないw。
    あと、どんだけ奇跡みたいな出会いとかがあるんだよ!って突っ込みたくなる。
    それでも朝ご飯の描写は面白いし、サチの語りも季節の話が上品でホッとする。
    また来年。そろそろスピンオフも絡めてくるかな。

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    2024年08月03日
  • 東京バンドワゴン

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    親子四代下町人情話。

    古本屋を営む東京バンドワゴン。

    家族にも色々な秘密があるが、日常のバタバタの中で解決していく、ちょっとほっこりした話。

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    2024年07月30日
  • キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

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    シリーズ第19弾。こちらも経てしまったせいか、ジーンとこなくなってしまった。みんなイケてる人たちばかりだなぁ、と改めて。

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    2024年07月28日
  • ハロー・グッドバイ 東京バンドワゴン

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    ネタバレ

    202404/本筋とは関係ないけど、男尊女卑や時代錯誤的なことへのいちいちエクスキューズじみた説明的文章が以前に比べ、めだってきた感。

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    2024年07月27日
  • マンション フォンティーヌ

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    温かい人達ばかりのマンション。
    只、妻のプライバシーに関わる病の事を妻が居ない場で、いつも顔合わせる人に言われるのは辛い。

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    2024年07月26日
  • キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

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    おなじみ東京バンドワゴンシリーズの19弾。
    正直、さすがにちょっと飽きてきた感。大いなるマンネリを標榜しているシリーズではあるものの、話がどんどん横に広がっていっちゃって肝心の堀田家はどんなトラブルにも余裕で解決できてしまう無敵感があってあんまりドキドキもしなくなってしまった。プロローグの堀田家紹介も話が広がっている今となっては・・・話というかトラブルの中心となるのは周りの人々なので、むしろそっちのほうが「誰だっけ?」ってなるから紹介が欲しいくらいではある。

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    2024年07月26日
  • 失踪人~磯貝探偵事務所ケースC~

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    失踪した姉の捜索を依頼された磯貝。
    うん、その失踪の謎は確かに思いもかけないものだった。
    でも、その結末でいいの?なんだか中途半端に思えてしまう。
    北海道知事が女性で、なんだかかっこいいのが嬉しかっただけに。そういうもやもやが、シリーズが進んですっきりしていくことに期待。

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    2024年07月20日
  • 東京バンドワゴン

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    LOVEが全てなんだよね。我南人さん格好良すぎる。
    語り口調が親しみ深いと思ったらこのお家のおばあちゃん。
    暖かくて良い話だったけど登場人物が多すぎて…!

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    2024年07月17日
  • 三兄弟の僕らは

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    基本的にはザ・小路作品という感じ。
    実母の気持ちを考えるとこれでいいのか?という声が出るのは理解できますが、現実の世の中でも悪意がなくてもどうしようもない状況ってあると思うのです。その意味で私はこの作品はありです。

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    2024年07月16日
  • キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

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    古本屋東京バンドワゴンというより,このところ物語は音楽にシフトして続いていく様な感じ.お馴染みさんが元気でいる様子がわかるだけでこのシリーズは満足だけど.

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    2024年07月16日
  • 〈銀の鰊亭(にしんてい)〉の御挨拶

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    高級料亭旅館〈銀の鰊亭〉の火事と身元不明の焼死体の真相を追う物語。光と磯貝さんの良いコンビの安定感は良いが、真相が解き明かされたようなそうでもないようなすっきりしない終わり方でもやっとした。

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    2024年07月12日