あらすじ
元「怪盗紳士」がご隠居として暮らし、非番の日にご近所の相談ごとで引っ張りだこの若手刑事も住む花咲小路商店街。ここにはたくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起こる。今回の主人公は「花の店にらやま」を営む花乃子さんのもとに居候中の十代の女の子。人々の慶びごとにも悲しみにも寄り添う花屋の仕事を手伝うなかで、ある日ちょっと気がかりなお客さんが来店して――。
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花乃子さん達も、そこに居候して花屋を手伝う十代の女の子も悲しい背景を持っているけどそんな彼女達を見守り支える花咲小路商店街のみんなが優しく温かい。前作までのメインキャラクター達が登場するのも、オールスター感があって楽しかった。
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〈花咲小路商店街〉シリーズ第三弾。
今回の語り手は、〈花の店にらやま〉というお花屋さんを営んでいる花乃子さんの、12歳年下のいとこ井筒めいちゃん。
高校でいじめに遭っためいちゃんは、学校を辞めて〈花の店にらやま〉で住み込みで働くことに。
美人で優しい花乃子さんにはちょっと不思議なチカラがあって、柾さんと柊さんという双子の弟と一緒に花屋の仕事を手伝いながら、めいちゃんはこの〈花咲小路商店街〉にどんどん馴染んでいきます。
あちらこちらに恋の花が見え隠れしていて、花言葉もたくさんちりばめられてとても神秘的な雰囲気も。
前作にも出てきたミケさんは、花乃子さんの親友で、花乃子さん、ミケさんに加わって、少しだけ大人の世界に踏み込んでいくめいちゃんがとっても頼もしくてカワイイのです。
このシリーズには、やっぱりあの英国紳士、矢車セイさんは外せないのですね。
物語には、心地よい紅茶の香りが漂っています。
〈花咲小路商店街〉まだまだ続きが楽しみです。
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今回は2丁目にある花屋にらやまが舞台。
主人公のめいは、高校でいじめにあい、学校を辞めて働くことにした。大好きな花を扱うお店で。
従姉妹が営む花屋にらやまへ下宿して働く。
店主である花乃子さんの瞳には、花を依頼された時に何か感じることがあると、ガーベラの花が咲くことにめいは気づく。
前作に登場したミケさんの仕事ぶりがよくわかる。花乃子さんとめいちゃんも合わせて3人が花に託された思いを解きほぐしていく。女性陣の活躍する回は珍しいかも。読んでいて楽しい。
もちろん、セイさんも健在です。
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シリーズ3作目の舞台は二丁目の花屋さん。
ちょっと不思議な能力で問題解決したり、慎ましく微笑ましい恋の物語があったり、温かいエピソードがいっぱいの作品です。
こんな商店街に住んでいたら毎日がほんの少し楽しくなるだろうと憧れます。
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待望の花咲小路シリーズ三作目。
いいんだよ!
すっごくいいんだよ!!
ラストの展開なんか、想像していた所をさらに飛び越えてきて、涙腺緩んじゃうくらいなんだ。
でも、個人的には主人公が…。
なんだろう、10代半ばの女の子に見えない。
なんとか方向修正している感じはあるんだけれど、どこか老成してる。
「大人っぽい」じゃなくて「老成」。
『東京バンドワゴン』の花陽なら、大人に囲まれて育ったからそんな言動や思考もわかると思えるんだが、めいちゃん、わりと普通の環境で育ってるのにって違和感が。
前二作が大人が主人公だったからそう感じてしまうのかなぁ。
ポプラ社からの本だから、中高生がメインターゲットなだけに、僕の感覚が筋違いなのかも…。 帯は、言ってることは分かるがざっくり過ぎ!
なんか、せっかくの装丁がもったいない。
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商店街に、新しい顔が増えましたね!
そしていつものように、みんなが幸せになるという結末。
私もここに住んだら、幸せになれそう。
うらやましい。
セイさん、相変わらず素敵ですね!
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花咲小路の花屋を中心としたお話。花屋の主人の花乃子さんの不思議な力を起因にした謎解き要素はあるものの、全体としてはミステリー要素は薄め。主人公の女の子をきっかけに回り出す、縁と回復の物語かな。
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花咲小路商店街シリーズ3巻目
今回の舞台は二丁目のお花屋さん
「花の店にらやま」
語り手は、高校を辞めることになった高校生
「めいちゃん」
めいちゃんは、高校を辞めていとこの「花乃子さん」が営むお花屋さんで働くことにする。
イケメンの双子、「柾兄ちゃんと柊兄ちゃん」も一緒だ。
花乃子さん姉弟のご両親は事故で亡くなっていて
3人でお花屋さんを営んでいる。
ある日、めいちゃんは気付く。
お花の依頼を受けている花乃子さんの瞳にガーベラが咲いていることに。
花乃子さんは、お花を依頼する人の思いが分かってしまうという。そこに込められている思いが楽しいものでないのであれば、助けたい、力になりたいと
前作に登場した美女、「ミケさん」に協力を依頼してきた。
探偵のミケさんは、実に上手に事細かく調べてくるが、そのためには花乃子さんが仕込む魔法の花に秘密があった。。。
このシリーズに出てくる人たちは
みんな距離感が良い。気持ちを想像して慮り、見守って時には背中を押す。
優しさやおせっかいがあるのに押しつけがましさがない。
こういう人に、私はなりたいと何度も思う。
そして、ほんの少しのファンタジーが心地よくて小気味良いところが、物語の醍醐味として私は大好きです。
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高校中退後、親戚の花屋に住み込みで働く事になっためいちゃん視点で語られる花咲小路商店街のお話。めいちゃんは「元気で頑張り屋で健気で優しくて17才というには少し幼さが残る女の子である」という設定が、めいちゃんの語り口なのに胸焼けするほどアピールされてて、小路先生めいちゃんの事大好きなんだなと読んでて思いました。
ラストは大団円なので(たとえ途中はイライラしても)すっきりした読後感をお求めの方にはおすすめです。
Posted by ブクログ
このシリーズは何冊もある。まだこの本しか読んでないが、この商店街にはユニークな人々が暮らし様々な事件が起こるようだ。ただ本当に困る揉め事は今のところないようだ。とても楽しそうな商店街のようで次も又読みたいと思った。