小路幸也のレビュー一覧

  • brother sun 早坂家のこと

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    大好きな小路幸也を読むのははや10数冊目になるが、初めて「なんだかなぁ」という読後感となってしまった作品。

    主人公の三姉妹は皆いい感じだったし、彼氏達のいいやつぶりも好印象。伯父さんの謎に迫っていく展開も小路さんっぽくて好きなのだけど・・・

    謎の結論がね。

    自分は不倫とか略奪愛とか、本当に嫌いらしいと再認識。

    挙げ句の、書き下ろしエピローグ。。。

    ★3つ、6ポイント半。
    2021.06.04.古。

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    2021年06月05日
  • わたしとトムおじさん

    購入済み

    捉えどころが複雑?

    小路作品っぽいといえば、ぽいんだけどね~
    キャラの作り方とか、ライトな事件(までいかないけど、「訳アリ」案件っていうか)で構成されてるとか。

    でも、何だか全体的にフンワリしてしまって、総じて何を言いたかったのかがぼやけている気がしました。

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    2021年05月17日
  • アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴンシリーズの文庫最新刊。14冊目。
    ハートフルな人間模様が描かれ、日常の事件に登場人物が巻き込まれながらも解決していく。
    外さない内容。

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    2021年05月05日
  • シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン

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    東京の下町の、親子4代で生活する老舗の古本屋、東京バンドワゴンの住人と、その周辺で起こるあれこれを、冬、春、夏、秋の4つのストーリーで綴る。

    東京バンドワゴンに、『古事類苑』60冊揃を、近所に住む大学院生が持ち込んだ。珍品で揃いともなると相当な額になるため、10万円で買い取った。しかし、その中にページがくり抜かれた箇所があることがわかり…。

    一応、一般小説の類にはなるのだが、プロローグから説明のある通り、ト書き部分が全て亡くなった祖母秋実の幽霊が覗き見して、一人称で語るという形は、ワタシの中での"ライトノベル"の定義に合致する作品である。また、購入してからわかったのだが

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    2021年03月17日
  • マイ・ディア・ポリスマン

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    登場人物の多くが超一流の特技を持っていて、それを活かして街の平和に少しだけ貢献するような話。
    小路氏らしく、みんな善人なので安心して読めます。
    面白いんだけど、お巡りさんとお坊さんが女子高生と恋愛じみた関係になるところだけは無理があるかな。

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    2021年03月07日
  • スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン

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    紺の若かりし頃の失敗が、今になって帰ってくる?紺がモテることと、紺を理由に騒ぎがおきることは別問題。それは後半の青の問題にも通じることなんだけど。トラブルはおきてなんぼ。サチさんじゃないけど、たくさん怒って泣いて笑って。そうやって生きるものだ。勘一の本は収まるところに収まるは、すずみさんにきっちりと引き継がれていて。我南人がからむあの人は自分の人生の舵は自分で取るときっぱりすっぱり口にする。ライトな文体とは裏腹に、主義主張明確なんだ。このシリーズ。LOVEなんだよな。

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    2021年02月25日
  • ストレンジャー・イン・パラダイス

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    限界集落寸前の田舎町を活性化させる若者たちの話。
    それぞれが少しずつ訳ありなんだけど、この町に来れば過去は関係なく自然と共に穏やかに暮らしており、お互いできる範囲で協力している。若者だけでなく、たまに登場する中高年組の行動力もいいな。
    便利さや贅沢とは無縁でも、豊かに生きている様子が羨ましい。

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    2021年02月21日
  • 男はつらいよ お帰り 寅さん

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    ネタバレ

    小路幸也による映画のノベライズ。満男から見た寅さんと寅やの人びと。故郷は帰るところがあること。それが満男と泉の違い。

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    2021年02月10日
  • 21 twenty one

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    ネタバレ

    作者買い♪

    小路さんの作品に、外れはなし、今のところ。
    今作も、もちろん楽しく読めた。

    が、しかし・・・結末にはちょっぴり消化不良かな。
    同級生同士の不倫騒動には、胸が塞いだ。。。

    というわけで、
    (物語にはかなり引き込まれて読んでいたけれど)
    ★3つ、7ポイント。
    2021.01.22.古。

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    2021年01月26日
  • 三兄弟の僕らは

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    突然の事故で両親を亡くした中・高・大学生の三兄弟のストーリー。
    悲しみを乗り越えるお話かと思ったけど、悲壮感はまったくなかった。
    それまでほとんど面識のなかった母方の祖母との交流や、父と母が生前には語らなかった生い立ちの秘密が、各章ごとに語り手を変えながら、淡々とつづられています。
    三兄弟の適度な仲の良さと、栄枝ばあちゃんの潔いカッコ良さがよかったです。

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    2020年12月30日
  • マイ・ディア・ポリスマン

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    ネタバレ

    設定が面白い。
    主な登場人物全員が、他人にない特技を持っている。
    なにやらいわくがありそうな、お寺の前にある交番。
    宇田巡査がこの交番に赴任してきた理由。
    まだまだ謎は多く、次巻以降で解き明かされるのだろう。

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    2020年12月12日
  • シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴン2作目。日常におちている何気ない騒動をドラマ仕立てに。四季折々にイベント的に発生する問題は3世帯家族のなせる業でもあるし、古書店とカフェを営んでいる商売人ならではでもある。常連さんやお客さん巻き込んで物語は進む。堀田家のお節介は血筋。その中でも我南人さんのお節介はさじ加減が絶妙。口達者で、愛と思いやりがあって説明もフォローもする。そりゃモテるわ。日頃わちゃわちゃしている堀田家だけど、我南人の奥さんがなくなっていてそれは大変で。それを乗り越えたから強い家族なんだ。と、納得。

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    2020年11月22日
  • 東京公園

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    ほっこりするお話。自分の大事な人に置き換えて考えてもいいかなと思いました。
    久しぶりに公園に出向いて世の中の喧騒から離れてみる機会も作っていいかなと思いました。

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    2020年11月03日
  • 春は始まりのうた マイ・ディア・ポリスマン

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    ちょっとワルいけど根はいい子、がいっぱい出てくるお話。
    さくらさんや元刑事さんが格好よかった。
    しかし、巡巡査もあおいちゃんも天才だね。スゴすぎてもはやファンタジー。

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    2020年10月30日
  • 三兄弟の僕らは

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    小路幸也さんの作品らしい、ほっこり温かいお話でした。
    両親が事故で急死し、子供達が遺された話っていうのは、そこから運命が狂ったように重たい展開になる場合が多いけど、この作品は、遺された3兄弟が両親の死から始まり、今まで隠されてきた母と祖母の関係やダークな祖父の事、父が秘密にしていた事が発覚するなど、本来なら『不幸』ととらえてしまいそうな事を冷静に受け入れ、なんてないように 前向きに楽しく仲良く生活していく物語。だから読んでいるのも楽しいです。
    一見上手く行き過ぎているように思うけど、それがいいんだって思える物語!「不幸」ととるか「不運」ととらえるかって所が面白くもありなるほどって思えるお話。

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    2020年10月19日
  • 札幌アンダーソング

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    札幌に住んでて、札幌の物語を読むのは楽しい。笑笑

    とっても楽しい!!

    札幌駅の一部に一般人も通れる通路で。構造的に普通の人でもちょっと興味深かったら、あれこれは変だな?って思うところがあって、そこの壁に覆われた向こうには呪われたものが隠されている。

    っていう記述があるんだけど、どこだろう。

    めっちゃきになる!!!!!!!

    北大やら、モエレ沼やらもうよく行く場所ばかりで読んでて楽しかった。

    が。


    内容は、、、どうなんだろう。オチもかなりイマイチでしたとさ。

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    2020年10月18日
  • 2030年の旅

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    AIがめちゃ発展してる系の話が多かったけど、10年でそこまで発達はしないのでは?という感想。
    ただ、教育を学ぶ身としては、創造的な力を高めることがこれからの社会を生きるためには必要と言われる意味が理解できたし、学校教育のなかで取り組むべきことだなと感じた。

    2030年 32歳。

    結婚して子どもがいたらベストだよなあと思ったり、外国に住んでたら面白そうだなと思ったり、先生辞めてる可能性もあるよなとか思ったりしながら読んでたからあんま内容入ってこなかった。

    里帰りはUFOで
    五十歳
    はおもしろかった

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    2020年10月16日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    中田永一(乙一)の作品が収録されていること、そして本にまつわる話のアンソロジーということで購入。
    しかし、朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」と沢木まひろ「時田風音の受難」以外はすべて『ダ・ヴィンチ』に掲載されたものだった。
    『ダ・ヴィンチ』に掲載される作品は結構クセがあるので苦手だ。
    案の定、この短編集も特徴的というか・・・。


    中田永一「メアリー・スーを殺して」
    おもしろかった。しかし、終盤にかけておもしろさが加速していくような他の乙一の作品と比べると、ややしりすぼみしている。
    あと、主人公の内面の話だと思ってたら外に向き始めたことにもやや違和感があった。
    「メアリー・スー」と

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    2020年10月07日
  • 札幌アンダーソング ラスト・ソング

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    多くの人が感想に書いている通り、あまりに呆気ない幕切れだった。
    緊張感のある攻防の末に組織が壊滅して「めでたし、めでたし」となる結末を期待していたんだけどな。
    おまけに幾つもある伏線らしき要素も殆ど放ったらかしで終わってしまったし、とにかく不完全燃焼です。
    実はまだ先に続くのだろうか。

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    2020年10月05日
  • 男はつらいよ お帰り 寅さん

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    寅さんの世界にも、しっかりと高齢化社会の波は押し寄せていて
    登場人物たちの若者比率が著しく低い、、、、

    そうか、満男はこんな大人になっていたのか。
    とらやは今こんな風になっているのね。。。と、
    懐かしい人々の消息を知るみたいに
    幸せな気持ちで読み進めました。

    こんな形でなら、また寅さんに会えるのかな。。。
    また会いたいなぁ、、、あの懐かしくて温かい笑顔に。

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    2020年09月25日