小路幸也のレビュー一覧

  • brother sun 早坂家のこと

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    小路さんの 別のを読んでみました。

    小路さんのは 不思議。
    淡々と過ぎるんだけど、
    最初は なかなか読みづらいというか、
    展開があまりないから ダルくなるんだけど、
    だんだん 気になって 続きが読みたくなるというか。

    この話も そんな感じで、エピローグまでは いい感じでした。

    最後の最後の話(エピローグ)が
    かなり残念でした。
    なんとなく そんな終わりにしなくても。。。
    なんか ガッカリというか。


    あんず、かりん、なつめが なかなか
    ゴッチャになって 書き分けてくれてはいるんだけど。。。
    私が そこまで 話に入れてなかったのかな、と思ったりしました。

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    2013年12月19日
  • 話虫干

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    本の物語に自分が存在しているというのは羨ましくもあり、まさに読んでるときの感覚はそれだなぁ…と、主人公をみて思いました。羨ましくなる本です

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    2013年12月15日
  • 小路幸也 少年少女小説集

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    【収録作品】リバティ/ゆめのなか/林檎ジャム/トーストや/あなたの生まれた季節/Fishing with My Brother/コレッタの夏休み/コレッタの冬休み/レンズマンの子供/コヨーテ、海へ/ライオンは草原の夢を見る

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    2013年11月18日
  • 東京公園

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    なんか映画とはちょっと違うような・・・・

    実は以前、映画をちらっと見て、?しかうかばなかった・・・
    でも原作を読んでみてなんだかちょっとほっとした。
    読み終わってはっきりする部分ばかりではないけど、でも、ほっとした作品だった。ちょっと公園にカメラを持って出歩いてみようかななんて思ったりして・・・・笑

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    2013年11月01日
  • 話虫干

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    ネタバレ

    この物語に入り込むまでに時間がかかりました。私が読んでいた世界も“入り込んだ世界”だったのですね^^
    設定が面白いです。ホームズまででてきた時はどうなることかと思いましたが、物語の結末を頭の中で妄想(変換)することはよくあることですし、話虫も単なるいたずら心ではなく、ハッピーエンドに変えたかったのかもと想像すると、何やら愛らしい存在に思えてきました^^
    別な本に話虫が入り込んだ話も読んでみたい気がします。

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    2013年10月29日
  • 僕は長い昼と長い夜を過ごす

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    五十時間起きて二十時間眠る主人公メイジが事件に巻き込まれる。

    裏金を手に入れる・・・というのはファンタジーでいつトリックが暴かれるのかと思いきや、特に裏はなかったので拍子抜け。
    家族の問題を中心としたほのぼのミステリーと知ってて読めば、もう少し楽しめたかもしれない。

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    2013年10月14日
  • カレンダーボーイ

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    タイムトラベル。ありきたりな題材ではあるが。

    小路氏にしては、随分とテンポが良い。

    三億円強奪事件。
    フィクションの中に、ノンフィクションを少し散りばめる。
    妙なリアリティが生まれる。

    サラリーマンが秋の憂いに耽るにはもってこいの一冊かもしれんね。
    特に中年の。現在還暦前後の世代には特に。
    良いよ。哀愁漂う一冊でした。

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    2013年09月25日
  • ピースメーカー

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    感想を書くほどの事も無く。。。
    読んでいる分には楽しいのです。良い子達が主人公。周りの大人も基本的に良い人ばかり。ちょっとノスタルジックで安心して読める。
    でも、それだけなんですね。本当に。
    軽いと言うより、薄いと言いたくなる。
    基本的に「バンドワゴン」もそうなのですが、まだ「バンドワゴン」の方がヒネリを感じます。
    小路さん、多作過ぎるかな。

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    2016年06月19日
  • レディ・マドンナ 東京バンドワゴン

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    「東京バンドワゴン」シリーズの第7作。
    年1冊の発売で、こないだ前作を読んだばかりと思っていたら、TVで亀梨くんが青になるそうで、もう次が出てきた。
    このシリーズ、もう感想書くこと無いくらい毎回同じテイストで、語り口のマンネリ感は増し、それぞれのお話で語られる『心の細波が立ってこそ、凪のときのありがたみがわかるってもんですよ』みたいなサチおばあさんの締めの言葉には肯くところがあるのだけれど、朝の食卓の描写と誰が喋っているか分らない会話から始まるところは、こう間を置かず読まされると、ちょっと読む気が失たなぁ。

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    2015年07月20日
  • 話虫干

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    小説の物語を変えてしまう「話虫」を「干す」ために物語に入る糸井と榛。はじめの方から「話虫」の正体を掴んでいるものの次々といるはずのない登場人物が出てきて話が変わっていく。その辺りから「干す」ことが目的なはずなのに圖中の視点が多く、結末も話の改編は阻止できたが「話虫」には逃げられてしまい、まいちスッキリしなかった。ハッピーエンドなところは良かったが途中から本筋から外れていくようでもやもやしていた。

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    2013年09月15日
  • 探偵ザンティピーの仏心

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    前作も軽く読んでしまったがこちらの方が更に軽く読み終えてしまった。いきなり気絶させられてしまいパットのことも良くわからないままに話が進んでいくのであまり読み込めなかった。ただ、ザンティピーのみんな幸せなら真実を露にする必要がないとする心情は好き。北海道繋がりで前作の登場人物もしっかり登場。

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    2013年09月13日
  • 探偵ザンティピーの休暇

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    いちいちキザで野暮ったいと思う言い回しが苦手なので最後まで読めるか不安だったが、ザンティピーを始めどのキャラクターも優しく穏やかであたたかい気持ちで読み終えることが出来た。続きも気になる。でも、なぜザンティピーとものすごく特徴的な名前にしたのだろうか。

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    2013年09月13日
  • 話虫干

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    物語を自分の好きなように改変してしまう『話虫』。その話虫を退治して物語を元に戻すのが『話虫干』。舞台は夏目漱石の「こころ」。なんとも面白そうな設定ではないですか。この設定だけで「やられた!」ってかんじ。
    ただ、蓋を開けてみてがっかり。全体的にふわっとしすぎていて物足りない。話虫との激しい駆け引きが繰り広げられると思ったのに。歴史上の人物も何人か出てきますが、別にこの人でなくても外国人であれば誰でもいいのでは?とか思ったり。その人物である必要ないよねってかんじ。あえてなのかは分からないけど、細かい設定が曖昧で話の持っていきかたが強引。詰めもあまあま。結末も反則でしょ。文章も「マジで」や「っていう

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    2013年09月08日
  • brother sun 早坂家のこと

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    人生山あり谷あり。何せ、人生は何が起こるかわかったものじゃないから。でも、今のところ皆がそれを望んでいるということは、毎日をそこにすすみながら歩いて行くということだ。そうやって暮らしていくことだ。だとしたら、皆が望むその場所に辿り着くことは不思議でもなんでもない。

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    2013年09月15日
  • HEARTBEAT

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    支流から本流へ。
    ハードボイルドとジュブナイル的な要素が交差するミステリー。

    まさか、ここに五条辻家が登場するとは。

    過去は美化しない。
    誰しもが持つ様々な過去をありのままで受け止める、未来への一歩を踏み出す。
    小路氏の著書には全て共通するテーマだな。

    約束。生きる糧。
    果たされなかった約束。生きる糧。


    初期の小路作品。
    力強い感じが、最近の氏とはまた一味違うので味わい深い。

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    2013年08月31日
  • 高く遠く空へ歌ううた

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    義眼の少年が、数々の死体の第一発見者になる。
    そんな血生臭いと思われる物語の始まり。

    しかし、そこは小路氏。
    距離感の取り方が上手く、陰惨な雰囲気はまるでない。進んでゆくに連れ、そのどこにでも漂う温かさ。

    彼が描く物語には、いつも温かさがともなう。
    本書に限っては、日常に忘れた何かを思い出させてくれる一冊。

    児童文学に向いていると思う。

    随所に出てくる、音楽や本を見ると彼らしさを感じられる。

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    2013年08月20日
  • 東京公園

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    「妻の百合香を尾行して写真を撮って欲しい」.奇妙な依頼を遂行する圭司だったが,いつしか圭司は百合香に惹かれていく.この物語はどこに進んで行くのだろう,そう感じながら読み進めてました.憧れが恋へと成長する直前の切なくて,もどかしい気持ちを綴った瑞々しい青春物語.すべての謎が解かれたとき,ちょっとウルッとしてしまいました.おススメします.

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    2013年08月15日
  • おにいちゃんのハナビ

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    実話に基づく、物語。

    分かっちゃいるが、泣かずにはいられない。
    白血病。

    とある家族の、兄弟の、小さな町の物語。小さな町だからこその、繋がりが素晴らしい。都内では、今日日、近所との繋がりなんて、ほぼ皆無に等しいしね。

    ラスト20〜30ページは泣きっぱなしでした。

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    2013年08月15日
  • ダウンタウン

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    舞台背景に共感を持ったため読んでみた。
    人とのつながりが暖かく描かれている。
    優しさがサラ~と通りすぎてしまう感じ。

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    2016年08月19日
  • 東京公園

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    公園ってのはパブリックな空間だけど、そこには色んなドラマが生まれるね。
    日比谷公園、砧公園、井の頭公園、洗足池公園などなど、実名で登場。

    とても爽やかな一冊。
    どことなしに石田衣良氏に近いかなとも感じた。

    誰かを見守る、か。
    染み入るよ。

    これを読むと、写真を撮りたくなるよ、きっと。

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    2013年07月31日