【感想・ネタバレ】コーヒーブルース Coffee bluesのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年11月13日

 弓島大は弓島珈琲という、喫茶店を営んでいる。
 店の看板メニューは唯一の従業員、丹下さんが作るミートソーススパゲッティ。
 そんな平凡な喫茶店にある日、近所の小学生みいなちゃんから「お姉ちゃんを探して欲しい」という相談を受ける。
 一方で、大は、5年前のある事件で逮捕された橋爪が出所したと前職の同...続きを読む期から知らせを受ける。
 そして、同じく同期の真紀が行方不明になって……。

という展開。あっという間に読んでしまった。どうやら、シリーズもので本作は第二作目ということなので他のシリーズも読んでみようと思う。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年04月19日

思ってた以上にミステリーかつエンタメ小説だった。前作「モーニング」が中年の青春群像小説という様相だったので、その路線のシリーズなのかなと思ったら、意外に骨太(前作が骨細いわけではない)で嬉しい驚き。

前作と類似点はキャラ立ちがいいところ(これは小路作品の特徴でもある)と、BGMに凝っているところ。...続きを読む今回は圧倒的にブルーズ、時々ジャズである。ロックが出てきてもクラプトンであり、ロッドスチュワートであるから、ブルーズ色が濃い。

しかし、少女誘拐事件と過去の覚せい剤がらみの死亡事故を絡めて、意外な黒幕をあぶりだすなんてエンタメ王道な設定は新宿鮫か沢木冬吾のようだが、しっかり小路小説に結実しているところはさすがである。

モーニングの読み返しと次回作が楽しみ。

0

Posted by ブクログ 2019年03月29日

シリーズ二作目だったらしいけど、違和感なく読めたのは 作者の腕の見せどころなのかな?
物語は、ゆっくり進んでてもどかしく感じながらも、損得勘定なしに、助けててくれる人達がいる主人公は、幸せ者だと思う。

0

Posted by ブクログ 2019年01月02日

淡々と静かに進むストーリーが、妙に心をざわつかせる。結末への展開が急すぎてアレレだけど一気読み。
再読しまた傑作を確信。

0

Posted by ブクログ 2024年01月05日

新年一発目に読む本としてふさわしい面白い本だった。コーヒーに惹かれて読んだけど、正解だった!

喫茶店を営む弓島大のもとへやってきた、近所の小学生からの依頼。
お姉ちゃんがいなくなったけど、両親は理由も話してくれない。
警察にも通報せず、学校にも虚偽の申告。色々と調べていく中で、他の事件や大の過去と...続きを読むも繋がりが生じてきて…。
謎が謎を呼び、夢中で読めた。

別に何か大きなトリックやミステリー大作って、わけではないけれど、読ませる作品だった。

それにしても、シリーズものとは知らなかった。
まぁ、どこから読んでもいいらしいからいいけど。
前作も次作もあるようで、また読んでみたくなった。

0
購入済み

二つの事件の絡ませ方…

2021年03月05日

あゆみちゃん失踪事件&麻薬はどこから来た事件。二つの事件を絡ませてくるのは、小路さん時々やるけど、今回は長編だったからかスケールが大きくて、また絡まり方もなかなか複雑で、よくこんな流れを組み立てられるよなーと感心しました…!

0

Posted by ブクログ 2023年10月27日

魅力的なキャラクターが自らの意思を持って動き出すような感覚 - 小路幸也「コーヒーブルース」 ★★★★☆

非常に良いです。
とにかく登場人物たちをしっかり描けています。読んでいくと、この登場人物ならこう動くって感じで、登場人物たちが勝手に動いているような錯覚に陥ります。
物語としても、風呂敷の広げ...続きを読む方が上手で、この後どうなるのだろうとワクワクが止まりません。「20世紀少年」の前半を読むような感じです。
クライマックスも痛快で、ババア大活躍ですっきり!
ここまでは満点ですが、最後のたたみ方が雑だろうと。。。とある上司Aはないだろ。カツマタ君か!?
風呂敷を広げるために無理をしすぎたかな。。。
#引用
・怒りは確かに行動するパワーにはなるが、同時に冷静な判断力を鈍らせる。怒りを胸のうちに抱えるのはいいけど、表に出すべきではない。怒りや憎しみだけでは何も解決しないんだ。それは歴史が証明している。

0

Posted by ブクログ 2019年12月25日

読後に本棚を振り返って随分前に単行本で読んでいた事に気が付いた。
気付かなかったのは痛恨ですが、再読でも面白かったです。

0

Posted by ブクログ 2019年04月07日

おもしろくて続きが気になって一気に読んだ。ページをめくる手を止められなかった。
どんどん複雑に絡み合っていく事件。ラストまで?がいっぱいでドキドキ。解決シーンはそういうことか!と納得。
キャラがみんなかっこいいしやさしい。三栖さんすき!

0

Posted by ブクログ 2018年04月27日

舞台は1991年の北千住。

主人公の弓島大は、祖父母が住んでいた洋館を改築して
作った喫茶店「弓島珈琲」のマスター。

大のほか、母親の親友、丹下さんと二人で店を切り盛りしている。

五年前、同じ広告会社に勤務していた恋人を薬物がらみで殺され、その殺人の疑いをかけられるという過去を持つ。

ある日...続きを読む、近所の小学生の女の子から中学生の姉の行方を捜してほしいと頼まれる。

さらに、五年前の事件が再び姿を現し…。

小路幸也さんの作品は登場人物が多く、家族、あるいは家族に似た濃密な関係を持っている。

誰かが見守り、誰かに見守られ、そういった人との何気ない言葉や感情のやり取り、普通であることの大切さ、そんなものがギュッとつまっている。

どの作品を読んでも、人は一人では生きられない、誰かとつながって、一人で生きなくていいんだよという言葉が聞こえてきそうな気がする。

0

Posted by ブクログ 2015年03月15日

喫茶店を営む男の話。

表紙も見ずに読み始めまさかのシリーズもの。
そして1作目読んでなし。
これはこれで楽しめたけど
順番に読みたかったかな。
本屋行ってこないと。

0

Posted by ブクログ 2015年03月01日

シリーズ物だと知らなくて第二作から読んでしまったけど、内容的には問題なし!
今まで読んだことのない作家さんの本でしたが、個人的には好きなジャンル。もし違う作品が出てもチェックするかもー。事件の黒幕が若干ぼかし気味ではっきりしないのがちょっと残念…。あと、主人公の過去も。これは第一作から読めばよかった...続きを読むのかもですが…。

0

Posted by ブクログ 2015年02月15日

前作を文庫本で買ってしまったから、これも文庫化するのずっと待ってた。
で、『モーニング』を読んだのが結構前だったからこの話を読んでみると、時系列とか登場人物とかがかなりごちゃごちゃしちゃって大変だった。
後半部分をお風呂上がりに読んでしまったからか、手に汗握る、どころじゃないほど手汗かいて、滑るから...続きを読むカバー外して読んだほど。でもあれはきっとお風呂上がりじゃなくてもそうしてたかも、というような内容だった。
もう一度『モーニング』のほうも読みたいんだけど、3作目を読んでから読み返したくなる。この手の話は時系列に沿って読みくなる。
でもようやく2作目が文庫化されたんだから、さは当分先だよね••••••。
2015年春からシリーズ4作目が連載されるようで、これも気になる。出版されたらきっと、今日この本を読んだことを思い出すんだろうな。

「芳野」って東京バンドワゴン出てこなかったっけ?って思って探してみたら「茅野」さんだった。
小路さんの小説に出てくる警察の人ってホント良い。あと学生もね。
純也と香世(漢字違うかも)もどっかで見たような。『モーニング』でだったらそりゃそうだわ。

ラストの締めがなんだか••••••。
と言ってもいろいろ繋がっていくのが小路幸也さんのシリーズ物だから、なにか伏線というか含みなのかなぁとも思うし••••••うーん。

0

Posted by ブクログ 2015年02月05日

前回の話より、遡り、30歳のダイの話。2つの事件はどうなってしまうのだろう、どういう関係があるのだろうと結末がとても気になってしまいました。ダイは、本人には自覚がなくても、優しくて図太い部分があって、本人も辛い思いをしているのに、周囲の負を引き受けてしまう部分がある。今回の事件を通して、また一つ、人...続きを読むの負を、見届けなければならなくなってしまったダイ。でも、弓島珈琲に集まる仲間たちが本当にいい人ばかりで、小路さんの作品らしく温かい雰囲気の作品でした。ダイもかっこいいし、三栖さんもかっこよすぎる。モーニングの最後に出てきたあゆみちゃん。そう来ましたかとにんまりしました。

0

Posted by ブクログ 2022年11月19日

喫茶店のマスターがひょんなことから少女の捜索を依頼され、怪しげな事件に巻き込まれていくという物語。

選書サービスで面白そうだったので、本作を手に取りました。確かに登場するキャラクターや展開のスピードは魅力的で、スイスイと読めてしまう面白さがありました。

しかし、残念だったのは本作を選書サービスと...続きを読むいう形で知ってしまったため、シリーズものであることに気づかなかったことでした。そういうこともあってか、ボヤッとしてる部分も多く、読み進めるうちに期待していた結末とは違った感じがして、「えっ!これで終わり!?」という感想が思わず出てしまいました…

0

Posted by ブクログ 2022年01月09日

レトロな喫茶店が舞台。ストーリーとして読み応えがあって、人と人との繋がりの素晴らしさを感じさせてくれました。 固定電話しか連絡がとれなかった事が却って周りの人たちとの繋がりを強くしていたのかもしれません。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年02月07日

丹下さんのキャラクターが好きだった。
同時期に起こった2つの不可解な出来事がどう繋がるのか。
思ったよりシリアスな展開でした。
大人の事情に何の罪もない子どもを巻き込むのは許しがたい。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年01月22日

物語が成り立たなくなっても、恋人が麻薬中毒にされて殺された過去、とゆう設定は受け入れがたい。そんな喪失感と折り合いをつけながら、日々の生活を送っている主人公を信用して物語に入り込めるわけない。

0

Posted by ブクログ 2016年07月25日

シリーズ2作目だったようだが、作品作家ともに初読。ん~民間人優秀過ぎだけど、ここまでやっていいのか!、しかも、高校生いるし…とか思いながら楽しく読みました。三栖~!凄すぎでしょ!これだけの事件なのに、一人で(民間協力はあったけど)処理しちゃって!個人的に悪い奴にガツン!とやれなかったのは残念だけど、...続きを読むそれは次作に期待します。1作目も読まなくちゃ。

0

Posted by ブクログ 2015年11月19日

カフェを営む主人公・弓島大にある相談が持ち掛けられる

依頼人である小学生の女の子が言うことには姉が数日前から居なくなったという

弓島大は女の子の両親に会いに行き事の真相を訊ねるがあやふやな理由をつけられはぐらかされる

そんな折、かつて弓島大が係わりを持った事件の犯人が出所し、その影が近隣で目撃...続きを読むされ・・・・・

二つの事柄が接点を持ち始めたとき、新たなる事件が・・・・・・・てなお話し

びっくりするほどの適材適所

仲間たちの個々に持つ特性が事件解決にドンピシャはまっていきます

ご都合主義的なこんな展開も愛嬌であります

雰囲気を楽しむ物語ですかね

カフェに流れるゆったりとした時間とコーヒーの香り

どこにでもある平穏な街と気さくな仲間たち

そこに舞い込む少女の失踪と過去にあった残酷な事件

シリーズ化されているらしく、物語の所々にこれとは別のお話しを匂わせるエピソードが憎らしい

これ、絶対読みたくなっちゃうよ

こんな断片だけ語られちゃったら

ずるいです(`m´#)

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年03月21日

実はすごいメンバーが常連の喫茶店。そんな人たちが普通の人だよって顔して生活してるのが楽しいなって思いました。

0

Posted by ブクログ 2015年02月05日

面白かった。最後の展開はいただけないですが。

真紀がオンタイムには描かれないで三栖の説明でしか出てこないなんて、やっぱ変。急ぎ過ぎなのか早く結末まで書かなくてはならない事情があったのか。

せっかくの人間ドラマが、真相のありえない設定で台無しにされた気分。もっと広がるだろうし、ダイの成長を軸に上下...続きを読む巻でも良かったのになあ。

魅力的な人物設定だっただけに、いろいろと残念。楽しめましたが、入り込めませんでした。

0

「小説」ランキング