【感想・ネタバレ】コーヒーブルース Coffee bluesのレビュー

あらすじ

1991年、北千住の洋館を改装した<弓島珈琲>。店主の僕(弓島大)はかつて、恋人の死に関する事件に巻き込まれた。その時関わった刑事の三栖は、今では店の常連だ。近所の小学生の少女から、いなくなった姉を捜してほしいと頼まれた僕。少女の両親は入院と言い張り、三栖も何かを知るようだが、事件性がないと動けない。そんな折り、麻薬絡みで僕の恋人を死に追いやった人物が出所。事態は錯綜するが、店の営業も中学生の少女捜しも続けなくてはならない……。薫りたつ珈琲店のカウンターで交差する運命。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

思ってた以上にミステリーかつエンタメ小説だった。前作「モーニング」が中年の青春群像小説という様相だったので、その路線のシリーズなのかなと思ったら、意外に骨太(前作が骨細いわけではない)で嬉しい驚き。

前作と類似点はキャラ立ちがいいところ(これは小路作品の特徴でもある)と、BGMに凝っているところ。今回は圧倒的にブルーズ、時々ジャズである。ロックが出てきてもクラプトンであり、ロッドスチュワートであるから、ブルーズ色が濃い。

しかし、少女誘拐事件と過去の覚せい剤がらみの死亡事故を絡めて、意外な黒幕をあぶりだすなんてエンタメ王道な設定は新宿鮫か沢木冬吾のようだが、しっかり小路小説に結実しているところはさすがである。

モーニングの読み返しと次回作が楽しみ。

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2021年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

丹下さんのキャラクターが好きだった。
同時期に起こった2つの不可解な出来事がどう繋がるのか。
思ったよりシリアスな展開でした。
大人の事情に何の罪もない子どもを巻き込むのは許しがたい。

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2017年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物語が成り立たなくなっても、恋人が麻薬中毒にされて殺された過去、とゆう設定は受け入れがたい。そんな喪失感と折り合いをつけながら、日々の生活を送っている主人公を信用して物語に入り込めるわけない。

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2017年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実はすごいメンバーが常連の喫茶店。そんな人たちが普通の人だよって顔して生活してるのが楽しいなって思いました。

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2015年03月21日

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