小路幸也のレビュー一覧

  • 空を見上げる古い歌を口ずさむ

    Posted by ブクログ

    息子が「のっぺらぼうが見える」と言い出したことで、実兄から話を聞く。その実兄の語りが大半。
    少々読みにくいのだけれど、話としてはまあ面白い。
    ノスタルジックな雰囲気。

    0
    2012年10月18日
  • HEARTBEAT

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミステリーということを意識しすぎているように思う。
    普通にハッピーエンドで良い気がする。
    この小説のほうが先に発表されているのだけど、梓崎優の「スプリング・ハズ・カム」と同じ構成。

    0
    2012年10月15日
  • 早坂家の三姉妹 brother sun

    Posted by ブクログ

    最後がちょっと嫌な感じ。もっと気持ちよく終わりたかったな。
    全体的にゆるくて好きなのに、最後で?って。
    狙いはわかるような気もするけど、残念。

    0
    2012年10月04日
  • 話虫干

    Posted by ブクログ

    設定が面白いのと、後から後から思わぬ人物が現れるのとでつい笑っちゃうお話でした。
    でも最後は「あれっ?」と思ってしまうような唐突な終わり方で、ちょっと勿体無かった気がします。続編を書きたいがための幕の引き方?
    にしても、糸井くん好きだなぁ。こういう聡明というか、パッと考え付いて動ける人って素敵だね。あとやっぱり夏目漱石はイケメン。

    0
    2012年10月03日
  • ラプソディ・イン・ラブ

    Posted by ブクログ

    〈内容〉父の最後の映画。家族で過ごす、最後の時間。彼らの台詞は真実か、演技か。「東京バンドワゴン」シリーズの著者が描く家族の肖像。

    0
    2012年09月28日
  • 探偵ザンティピーの仏心

    Posted by ブクログ

    文庫書き下ろしシリーズ第二弾。べらんべぇ口調で話す探偵ザンティピーが依頼人の護衛として再び北海道にやってくる話。前半にザンティピーがいきなり襲われますが、緊迫する場面は少なく全体的に穏やかに進んでいきます。小路さんらしい優しい物語で気持ちよく本を閉じられました。来月にはまた続編が出るようなので楽しみにしています。

    0
    2012年09月24日
  • 21 twenty one

    Posted by ブクログ

    21世紀に21歳になる21人のクラスメイトのうちの一人が何も告げすに25歳で自殺した。それぞれの喪失感と意味付けが書かれてる。
    しかし皆が出木杉君やしずかちゃんのような印象。クラスメイトの絆が強すぎて、しらけてしまい、なかなか共感できなかった。
    そんな自分の感情を晶に重ねることで物語は深まるかもしれない。

    0
    2012年09月18日
  • 探偵ザンティピーの仏心

    Posted by ブクログ

    アメリカ人で、べらんめえ口調の探偵ザンティピーのお話続編
    まあまあ軽く読める感じですね。良くも悪くも残らないかな・・・

    0
    2012年09月14日
  • うたうひと

    Posted by ブクログ

    ギターが泣いている。最初にそう言ったのは誰なのか今となってはわからない。
    奴がチョーキングすると音が泣き出すんだ。
    あなたのギターを聴いているとわけもなく涙が流れてきます。
    雨の中を歩けば、誰にも知られず泣くことができる。
    お前のギターがまさにそれだ。………
    (「クラプトンの涙より」)

    こんなこと書いてある本の帯につられて、ギター好きな私はハードカバーなのに買ってしまいました。

    ・クラプトンの涙
    ・左側のボーカリスト
    ・唇に愛を
    ・バラードを
    ・笑うライオン
    ・その夜に歌う
    ・明日を笑え
    7つの音楽にまつわる短編集。

    音楽とかバンドとか歌とか人それぞれの物語があるんだなーって改めて思いました。ぜひここに出てくる人たちの音楽を聴いてみたいです。

    音楽好きな人ぜひ読んでみてください。
    2008年08月25日

    0
    2012年08月28日
  • 探偵ザンティピーの休暇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろかったですね。
    いかにも小路さんの作品という感じで。
    元気な老人も出てくるし。
    こんな作品には寅さん言葉がよく似合う。

    タイトルで間違えちゃいけません。
    これは探偵小説ではありません。
    ファミリー小説です。

    0
    2012年07月12日
  • 21 twenty one

    Posted by ブクログ

    21世紀に21歳になる21人――僕らはただの同級生じゃない。

    物語は彼らが25歳のときの視点で語られる。特別な絆で結ばれていたはずなのに、なかまの一人が自殺した。場所は当時の教室だった。ミステリーっぽい設定ですけど(っぽいというかミステリーなんだろうけど)、ミステリー色は強くなくて、むしろ同級生の自殺を知ったことで、原因は自分にあるんじゃないか、生きるってなんだよ、とか登場人物が色々考える話です(アバウトで申し訳なし)。

    羨ましいなあ。この設定を読んだときに最初に思った。僕が中学生のときはそんな特別なことはなかったから。2010年に21歳になる38人(ぐらい)でしたからね。ただ、こうゆう距離が近くなりすぎると、人とのちょっとした差異が気になるものです。第三者からみれば本当に些細なことなんだけど、本人にしてみれば、ましてや中学生という多感な時期ですから、他人と比べて自分は普通じゃないとか思うことってあると思うのです。ちょっと【ネタバレ】になるかもだけど、本書を開くと最初のページに名簿が載っております。よーく見てくださればわかると思うのですが、自殺した半沢だけが1981年生まれ(2月22日)、つまり、他の皆が21歳になってるときに彼だけがまだ20歳というわけなんです。このわずか数カ月が彼を悩ませ、自殺をする理由の一つになってしまいます。「俺だけ仲間はずれにされないだろうか」という不安を抱えながら。

    半沢が作成した〈twenty one〉というサイトがあって、そこに皆の近況を書きこむのですが、その役目を半沢自身が担っていました。半沢が皆に電話やメールをして近況を聞きだすというものです。本文に書かれてるか忘れたけど、そうゆう目的もありながら、一方で皆とやりとりすることで繋がりを確かめるという目的もあったかもしれない。「仲間はずれにされてない」という安心感を得るために皆と連絡を取り合っていたという考えです。あと、同級生の女の子と関係もっちゃうとか、男の子と寝ちゃうとか、しちゃうんですけど、それだって、俺が役に立つならばという気持ちでやってたのだと思いますよ。皆から頼りにされてるんだこんな僕でも。みたいな。

    半沢は残念がら死んでしまうわけですけど、彼の死が仲間にもたらしたものは少なくなかったと思います。最初にも書きましたけど、彼の自殺の原因を巡って、皆が思案するんだけど、その過程で秘密にしていたことを仲間に話すことになったり(奥さんに浮気を告白する決意に至ったり)、と半沢の自殺によって皮肉ながら残された20人の絆が強くなったことが感じられます。だからといって「半沢グッジョブ!」なんて手放しで褒める気なんてサラサラなくて、むしろ彼らと同じように「バカヤロウ」と思っております。やっぱり人生思い通りにいくなんてことはあまりないと思うし、楽しいことがあればその分嫌なこと苦しいことつらいこともあると思うし、だからって人生終わりだなんて投げるのは勿体ないと思う。死んだら何も残らない。「残された人たちの記憶の中で生き続けるよ」なんてそんなドラマじみたセリフ言いたくない。本書のラストで糸井が言う。

    「生きていくことが、幸せへと向かう唯一の手段だと思ってる」

    糸井たちは学んだんだ。残される者たちは悲しい。こんな気持ちにさせるなんて卑怯だよ、と。でも、後悔もしてるんじゃないか。あのとき、半沢の気持ちに気づいてやれなかった。でも、考えてみれば中学生だもん。自分のことで精いっぱいな時期じゃない?勉強、部活、人によっては恋愛。友達のことを深く気にかけることは僕はできてなかったと思う。その点では糸井たちの気持ちがわかる。彼らはこれからそういったつらさ、悲しみを抱えて生きていくんだ。悲しみの涙を拭いて、生き生きとした人生を歩む。それがきっと弔いになると信じて。

    0
    2012年07月09日
  • ダウンタウン

    Posted by ブクログ

    文庫本で読みました。この小説の主人公の森省吾は高校3年生。卒業するまでの文字通り青春まっただ中の1年間の出来事を回想する書き出しで始まります。時は1970年代後半、小説の舞台となる喫茶店とフォークソングやロック・ジャズなどの音楽は対になる風景、ギターなどの楽器の小道具も欠かせないアイテム”あの頃”と懐かしがる年代の方々にはそんな思い出深いキーワードが物語の進行と同時に登場します。
    主人公の省吾は親友ともいうべき友人、孝生と出会います。友人の家庭には複雑な事情がありました。高校生の省吾が少し背伸びして通う喫茶店”ぶろっく”の店主、カオリさんには明かされない秘密があります・・・そこに集う大人に見える女性たちもそれぞれの事情を垣間見せます。省吾は平凡で平和な自分や家庭環境に息がつまりそうだと毛嫌いする思春期らしい反抗心を抱きながらも、両親も含めて様々な周りの大人がいざという時に発揮する真摯な姿勢に触れて、悩みながらも成長していきます。
    おそらくこの小説は作者の青春の一部を切り取ったシーンを描いたものなのでしょう。
    些細なことに悩む主人公をはぐくみ、見守る大人たちの態度が頼もしく安心して読める設定になっています。やっぱり時代の背景もどこか長閑なのかもしれません。

    0
    2012年06月13日
  • 空を見上げる古い歌を口ずさむ

    Posted by ブクログ

    小路幸也は初読だったのだけど、やはり東京バンドワゴンを先に読めば良かったなと思った。第29回メフィスト賞受賞作。
    妙に難しいし、敢えてそうしているのだとしても説明が少なくストレスだった。不思議感は出ているが若干の気持ち悪さもあり、その気持ち悪さもいい感じではなく中途半端感が否めないかなと思った。デビュー作だから荒削りなんだろう、と思いバンドワゴン読もうと決意表明。最後あたり結構淡々と進められたが、前半中盤の密度に比べ収まりがあっさりしているなと感じた。

    0
    2015年12月02日
  • 探偵ザンティピーの休暇

    Posted by ブクログ

    タイトルだけ見て勝手に小路氏にしては珍しい海外が舞台の探偵モノだと思っていましたが、実際には北海道におけるお得意のハートフルストーリーでした。
    主人公のザンティピーがあまりに日本文化に対する理解が深いため、敢えて外国人にした意味が薄いように感じました。
    でも軽く読めるタイプの面白い内容だったので、次作も読んでみようと思います。

    0
    2012年05月21日
  • キサトア

    Posted by ブクログ

    小路さんのファンタジー。
    風を読む才能を持つ「風のエキスパート」、色が判らない少年芸術家、一日の真逆の時間に寝起きする双子の姉妹。凄く魅力的な設定です。他の登場人物も面白く、期待を抱かせます。
    でも、読み終えるとなんだか「尻すぼみ」という気がします。
    自然との共生を軸にした優しい物語なのです。でも、何だか多くの事がケリが付かないままだったり、ケリが付いたとしても何故そうなったのか判らなかったり。
    ファンタジーなんだから理由なんてどうでも良いでしょうと言ってしまえばそうなんだけど。でもなんか消化不良という気がするのです。

    0
    2016年07月23日
  • 早坂家の三姉妹 brother sun

    Posted by ブクログ

    悪い人(笑)が出てこないので安心して読める本。
    私も妹がいるので、
    姉妹のやり取りとか共感できるところ多数。

    0
    2012年05月15日
  • おにいちゃんのハナビ

    Posted by ブクログ

    実話を基にした感動作ということだが・・・。兄妹それぞれの心情と行動がステレオタイプなので、ストーリーに深みがない。
    小路作品ならではの何かが欲しかった。残念作。

    0
    2012年04月30日
  • 空を見上げる古い歌を口ずさむ

    Posted by ブクログ

    「みんながのっぺらぼう」
    お兄さんの話が終始メインで、冒頭に主人公の息子が同じ症状になってしまったことがなんの意味をもっていたのか・・・。

    0
    2012年04月30日
  • COW HOUSE カウハウス

    Posted by ブクログ

    よかった。小路さんの作品らしく登場人物がみな、優しい。
    ちょっと出来すぎな感と、美咲の過去を思わせ振り過ぎた気がするので星は三つ

    0
    2012年04月18日
  • カレンダーボーイ

    Posted by ブクログ

    48歳の男二人、
    同郷の幼なじみで数十年後の再会した時には
    同じ大学の同僚?(事務局長と大学教授)の親友同士

    ある日目が覚めたら心は48歳のまま
     体と自分をとりまく世界は
     小学校5年生の野原をかけまわった
     懐かしい時へ

    それも男二人そろいもそろって同時に!
    「これは何かの符号だ」と48歳の頭脳をもった
    わんぱく坊主ふたりが
     昭和43年に起こったあの”大事件”にからんだ
    当時の可愛いクラスメート一家の悲劇を
    防ぐべく奮闘するお話!

     一種のタイムスリップものですが
    主人公二人は就寝することによって
    現在の世界と過去の世界を一日ごとに
    行き来するので 自分たちが過去の世界で
    本来起きていなかったことをするたびに
     現在の自分たちの身辺が少しずつ
    変化していくのを目の当たりにし

    ”歴史を変える”という自分たちがやろうと
    していることに対する報いに
     おののき悩みながらも
    二人の同級生だった女の子一家を
    救い出す決意を固めていきます。

     DSもパソコンもなく 
     子どもの遊びといったら外で跳ね回ること
     今と比べるべくもなく 
     みんな貧しいながら ただがむしゃらに日々を過ごし
     今 がんばれば がんばった分の幸せを自分で掴めると
    心底 信じることのできた昭和時代

     大人のファンタジーのなかに
     のびのぼとした古き良き子ども時代が
     キラキラと輝いていて
     せつなさあふれる作品でした。  

    0
    2012年04月15日