小路幸也のレビュー一覧

  • brother sun 早坂家のこと

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    やっぱり、男性陣にできすぎ感が否めない。ぁ、女性陣も年齢にかかわらず、SEXありきの付き合い方以外は、えらく古風で不自然。東京バンドワゴンシリーズでは古き時代の良き家族の事件と顛末で愛着ももてたけどなぁ。今回、それぞれのキャラも進行も絵に描いたようで、乗れません。最後の書き下ろしの『陽のこと』は読者へのサービスで書いてくださったのかもしれないけど、いらなかったと思う。かえってマイナス。小路さんには、次は家族ものでなくぜひミステリを書いてほしい。

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    2011年08月06日
  • brother sun 早坂家のこと

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    早坂家の三姉妹、それぞれが感じている、家族の姿。ちゃぶ台を囲みながらそれぞれの思いが一つになったとき、本当の家族の姿が見えてくる。考えたり悩んだり、苦しかったりするけれど、それぞれが補いながら暮らしている。「東京バンドワゴン」シリーズを始め、様々な家族を描いてきた著者が三姉妹を通し描く、新しい家族のカタチ。

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    2009年11月05日
  • 高く遠く空へ歌ううた

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    小学生~中学生という、微妙な年齢の子どもたちが主人公となって物語を進めていく。
    彼らは現代にはいないとも思えるくらいに純粋で優しい。
    そして、それを取り囲む大人たちもまた暖かい。
    連続自殺という暗いテーマながらスムーズに読めるのは、この点があるからかもしれない。

    ファンタジーとして読むならまあ楽しめた。
    ・・・・・・なのだけど、裏表紙に書かれてるようにミステリとして読んでしまったために、肩透かし感があったことはいなめない。
    売り方間違えてるなぁこの頃、と思った。

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    2010年01月06日
  • ホームタウン

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    この人の本にしては珍しい感じのする本だった。
    書き方はこの人っぽくてやっぱり読みやすい。
    ストーリーも情に溢れてる。
    だけど、寂しさやら切なさも隠れている。
    そういう話。

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    2009年10月04日
  • brother sun 早坂家のこと

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    三姉妹を軸にしたファミリードラマかな。普通ならドロドロになりそうなのにほのぼのするのがやっぱり小路作品だ(笑)まあ、どの家庭もいろいろあるという事で。

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    2011年09月17日
  • 高く遠く空へ歌ううた

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    前作の「空を見上げる古い歌を口ずさむ」に比べると、とても優しく温かな話しでした。
    ベイサンが来るまで、前作のシリーズニ作目だと気付かなかったですだから繋がった時は少しガッカリしました。。。

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    2009年10月04日
  • ホームタウン

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    人殺しの血が流れている!思わず衝撃な一文に暗闇を感じたが、変わらず日常的をベースにでも、非日常的な設定な物を、普通に「昨日何食べたっけ?見たっけ」とさらっと読みとおせる安心感はさすがであった。

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    2009年10月04日
  • 高く遠く空へ歌ううた

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    「空を見上げる古い歌を口ずさむ」の続編的作品。人間描写が繊細でかつおしつけがましくないのがいい。お野菜小説みたい、ビタミン欠乏時に是非とも読んでほしい、読みたい小説です。扉の「謎の糸が少しずつ解けていく優しいミステリー」まさに、そのままで、他の作品も類似ながら又別の世界観を表現してくれている。

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    2009年10月04日
  • 高く遠く空へ歌ううた

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    この著者にしてはミステリアス。寄宿舎じゃないし、男女混合だけど、主人公の少年とその先輩の描かれ方がちょっとギムナジウム系ですわ。

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    2009年10月04日
  • ホームタウン

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    彼の作品にしては、身近感というかさわやか感が持てるさくひんでした。

    おばあちゃんとくらしたい。

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    2009年10月04日
  • ホームタウン

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    ゲームのシナリオのような作風だ。ちゃんとしたカタルシスがあるので読後感はいっつもスッキリ。快眠快便。

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    2009年10月07日
  • 空を見上げる古い歌を口ずさむ

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    ホラーでもないし、SFでもないし、不思議な味わいの作品。昭和40〜50年代に子ども時代を過ごした者には懐かしい描写がいっぱい。

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    2011年08月06日
  • ホームタウン

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    札幌で働く柾人のもとへ、両親の死という過去で疎遠となっていた妹から
    手紙が届いた。結婚するという連絡に喜んだが、式間近になって妹と婚約者
    がほぼ同時に失踪。柾人はふたりを捜し出すため戻ることのなかった故郷
    へ向かう。

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    2009年10月07日
  • ホームタウン

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    殺しあう両親から逃げた兄と妹。

    北海道最大の百貨店の顧客管理部<特別室>勤務の兄
    仕事内容は、公にできない取引先の調査から
    上得意客の売掛金の回収から、車内の怪しげな噂調査まで。
    まだ若干27歳だが、長身で甘いマスク。

    しばらく連絡をとっていなかった妹から
    結婚するとの手紙が来てから、妹と彼氏が行方不明になる。

    これはハードボイルド系か〜?と思ったが
    題名にあるように「家族」が軸になったお話。
    取り立てて難しくもなく、読みやすい。
    でもあまりにもうまくできすぎていて
    最後はちょっとしらける。
    キレイにまとまりすぎている感じ。

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    2009年10月04日