【感想・ネタバレ】うたうひとのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年04月27日

音楽をテーマにした短編集。
切なさ・温かさなど、まぁよくワンパターンにならず、バラエティー豊かな感動をという感じ。
小路さんの小説は、東京バンドワゴンシリーズをはじめ、人の温かさが見事に描かれていて、軽く読めるのに、深くハマってしまう。
本作もご多分に漏れず、秀作。

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Posted by ブクログ 2022年09月07日

今年初の満点。
どこかで聞いたことのある話をモチーフに、テンポよく話が進む。内容はまあ、御都合主義的な面がみえなくもないが、それを補って余りあるものだと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月28日

音楽にまつわる8つの短編。
どの作品もよかった。どの作品もすき。
特にその夜に歌うがすきだな。
複数の作品が、S&Kで繋がって、同じ世界、同じ時間なんだなってわかるのも嬉しいし素敵!

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Posted by ブクログ 2017年05月17日

本気で何かを目指したことのない自分には全て共感できるわけなどないけれど、こんな風だったなぁと思うんだろうなぁ、うん、と思いつつ受け取った。

自分が好きで長年聴いているバンドも、結局は幼馴染で結成されていることが多いのはこんな理由かな、続いているのもやっぱり同じ理由かな、とかも思ったり。

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Posted by ブクログ 2013年03月28日

これはいいです!めっちゃ、おススメ!やっぱり、小路さん大好きです♪
「笑うライオン」が最高!!ぜひぜひ読んでみてください!!!

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Posted by ブクログ 2011年12月27日

音楽をテーマにした短編集。
音楽を表す表現がどれも的を射ていて、著者の小路さんがどれだけ音楽が好きなのか伝わってくる文章だった。
音楽好きならハマること間違いなしの本だと思う。

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Posted by ブクログ 2011年10月06日

音楽にまつわる短編集。
こんなコメントを書くのは少し照れますが、全作品に上質な愛が溢れており、音楽には無縁の私でも充分に楽しめる素晴らしい作品でした。

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Posted by ブクログ 2011年04月20日

文庫化したので再読。音楽をテーマにした短編集。色々なことがあるけど、最後には希望が持てる温かい話たちでした。所々物語のリンクがあってそれも楽しめました。一番好きなのは「唇に愛を」、温かさは勿論のこと、終わり方が素敵です。優しい気持ちになれる一冊でした。

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Posted by ブクログ 2011年02月21日

一編ずつ読み終えるたびに、じわぁっと心の中が暖かくなったり、切なくなったりするのが実感できました。
小路幸也さん、やっぱり大好きです。

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Posted by ブクログ 2022年04月25日

短編集の最初 クランプトンの涙で掴まれた。
後から考えるとオーソドックスな手法なんだが
音痴せ歌うことが苦手な僕でも楽しめる
うたうひとだった。

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Posted by ブクログ 2014年02月18日

音楽への愛があるから書ける作品だと思う。
時代によって扱いは違うが、改めて考えてみると演奏家って非常に不安定な職業だと思う。好きじゃないと出来ないし、好きでも出来ないのかも。

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Posted by ブクログ 2013年03月31日

もうちょっと大胆に話が絡んでもいいんじゃないかな、と思った。この人の本を久しぶりに読んだけど、優しい文章を書く。そこが好き。音楽って素晴らしいよね。

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Posted by ブクログ 2013年01月14日

ミュージシャンを題材とした短編集。それぞれが関係ないお話のようでいて、微妙に絡み合っているようにも思えます。
熱気とか哀愁とか、いろんな感情を味わえるから楽しかったです。

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Posted by ブクログ 2012年12月07日

いかにも小路さんの作品って感じの
音楽をテーマにした
あったかい短編集。


逆に言えば
悪人が誰一人として出てこないところが、
少し物足りないと感じる人もいるかも。



泣きのギタリストが涙を流さなかった理由とは…
「クラプトンの涙」


アイドルのバックバンドが起こす
ある奇跡とは?
「唇に愛...続きを読むを」


怪我で休養中のドラマーを襲う
運命のいたずらを描いた
「笑うライオン」


売れっ子ピアノマンの原点は
小さな場末のバーだった…
「その夜に歌う」


売れないハワイアンバンドが
武道館ライブに出ることになった理由とは…
『明日を笑え』

など7篇。



どの話も
昭和の時代のバンドマンたちの悲哀を感じさせて、
最後のオチが
グッとくるものばかり。



音楽小説だけに
実在したバンドや
モデルとなったミュージシャンが
分かる人には分かる書き方をしていて、


兜の衣装を着た、
ホーンセクションバンドは
明らかに
「スペクトラム」をイメージしてるんだろうし(笑)

ある大物外国人バンドの前座を務めたのは
今は亡きいかりや長介率いる
「ドリフターズ」だろうし

それぞれのミュージシャンを
イメージしながら読むと
また違った味わいがあります(笑)



しかし音楽って不思議ですよね。

何かを切り詰めなきゃならなくなった時には、
真っ先に切られてしまう運命のもの。


そんな空気を震わせ
ただ消えていくものがもたらせてくれる、
何かしらの余韻。


それは
現実を凌駕する情景を見せてくれたり、

音楽にしか踏み込むことのできない
心の領域に染み込んできて、

一歩踏み出す勇気をくれたり、
人生観をも左右したりする。


誰もが持つ
ネガティブな感情を、
ポジティブに反転させるのが
音楽の魔法なんだとしたら、

この小説にもそれは
確かに息づいてます♪



行間の隙間からは
「黒いジャガー」や

「sing! sing! sing!」、

「Georgia on my mind」

が確かに聞こえてきたし、


音楽がないと見えない景色を
本を開くことで鮮やかに見せてくれる、
稀有な音楽小説だと思います。

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Posted by ブクログ 2012年08月16日

「クラプトンの涙」
「左側のボーカリスト」
「唇に愛を」
「バラードを」
「笑うライオン」
「その夜に歌う」
「明日を笑え」
「親父の唄」


どれもこれもタイトルが素敵な
短編集です。

あの人は来てくれる?
大切な言葉をくれる?

読んでいて、
とっても優しい気持ちにな...続きを読むれます。

ストーリーも進行も、
大どんでん返しはないけれど、
あったかくて優しい人ばかり登場します。

「音の津波。音の洪水。」

「世慣れた人間ほど、その可能性は低いと思うだろう。
 愛に関する約束なんてものを腕を広げて信じられるほど、
 この世は甘いものではない。
 それほど捨てたものではないことも知ってはいるが、
 それでも。」


大切な人、
好きな人、
愛しい人、

絶対に離してはいけないものがあることを、
音楽を絡めて伝えてくれています。

愛が音楽になって、
広がっていく。

「音楽は、続いていく。」

ゆるやかに穏やかに、沁みていく作品。

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Posted by ブクログ 2012年06月29日

「今の自分の中にあるものは、毎日の暮らしの中で少しずつ積み上がってきたものなんだと気づいたのは、随分大人になってからだったよ。」作家

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Posted by ブクログ 2011年04月11日

ミュージシャンを題材にした短編小説集。
特にドラマーの話の『笑うライオン』はとてもよかった。この手の話にすこぶる弱いと改めて実感しました。

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Posted by ブクログ 2011年02月19日

「百獣の王じゃないか。光栄だ」人気バンドのドラマー、崎谷貫太はその風貌から“笑うライオン”と呼ばれている。ある日人づてに、母親が倒れたことを知った貫太は、十年ぶりに勘当された実家を訪れることに。母親に嫌われていると思っていた貫太だったが、実家で驚くべき光景を目にする─(「笑うライオン」)。誰もが持つ...続きを読むその人だけの歌を、温かく紡いだ傑作小説集。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年01月27日

音楽に携わる様々な人たちを描いた8つの音楽短編集。泣きのギタリスト、唄えなくなったヴォーカリスト、踊りながら歌う盲目のピアニスト、自分の存在感について悩むドラマー、ステージ上で駆け落ちしたトランペット吹き・・・などなど。お洒落でどこか懐かしく、そしてどの話の中にもはっとさせられる、まるで音楽が聴こえ...続きを読むてきそうな美しい一文があります。
短編の中でも、「ピアノを弾かせてくれないかな…。」とフラリと子犬のようにバーにやってきた天才ピアニストのお話「その夜に歌う」はお奨めです。解説者のあとがきによると、タイトルが「うたうひと」と平仮名なのは歌を唄う人のことだけではなく、楽器を演奏する人も「うたうひと」だと言いたかったからなのではないか、とのことです。

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Posted by ブクログ 2016年07月31日

ストーリーは予定調和的です。
と、言うか、「良い話」を真正面から「絵に描いた餅」として書いているようです。東京バンドワゴンの献辞にあるように、テレビのホームドラマの世界です。
「やりすぎでしょう」が読み始めの印象。でも不覚にも(笑)どんどん飲み込まれてしまい、電車の中で思わず目頭を押さえたりします。...続きを読む
良かったです。

ただ「バラードを」の恋人の自殺はやり過ぎだと思いますがね。

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Posted by ブクログ 2012年08月28日

ギターが泣いている。最初にそう言ったのは誰なのか今となってはわからない。
奴がチョーキングすると音が泣き出すんだ。
あなたのギターを聴いているとわけもなく涙が流れてきます。
雨の中を歩けば、誰にも知られず泣くことができる。
お前のギターがまさにそれだ。………
(「クラプトンの涙より」)

こんなこと...続きを読む書いてある本の帯につられて、ギター好きな私はハードカバーなのに買ってしまいました。

・クラプトンの涙
・左側のボーカリスト
・唇に愛を
・バラードを
・笑うライオン
・その夜に歌う
・明日を笑え
7つの音楽にまつわる短編集。

音楽とかバンドとか歌とか人それぞれの物語があるんだなーって改めて思いました。ぜひここに出てくる人たちの音楽を聴いてみたいです。

音楽好きな人ぜひ読んでみてください。
2008年08月25日

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Posted by ブクログ 2012年02月05日

ミュージシャンが主人公の短編集。

一つはドリフターズがモデルだった。

どの話も山田詠美が書けばめちゃめちゃ粋なものになりそうなんだけど。
面白いけど今ひとつでした。
好みの問題でしょうか。

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Posted by ブクログ 2011年03月04日

ミュージシャンにとって共感できるフレーズが
多そうな文章。かっこよくておしゃれ。
日本の小説じゃあないみたい。

ただ、読んだ感想として
「共感する」とかとは少し違う感じ。

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Posted by ブクログ 2010年12月21日

弾くことのできなくなった幻のギタリスト、喧嘩別れした往年のデュオ、歌わなくなった歌姫・・・。さまざまな音楽人の、ほの悲しかったり、優しかったり、ほろりとする逸話をつめこんだ短編集。

彼の書く優しい空気はすきなのだけど、ちょっと登場人物がステレオティピカルだったかなー。気持ちわかるけど。

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Posted by ブクログ 2010年11月03日

ミュージシャンが登場する短編集。
軽い気持ちで読んでいたし読めるのだが、
何作か泣いたのがあるので、あなどるなかれ。

「笑うライオン」が一番すきでした。

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