小路幸也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本をテーマとしたアンソロジー。
それぞれ「本」「読書」に対するアプローチが様々なので、飽きずに楽しんで読みました。
中田永一「メアリー・スーを殺して」は、オタク趣味の少女が二次創作小説を書くようになるが、いわゆる『メアリー・スー』(ファンが二次創作の中に登場させた自己投影したキャラクターのこと)に悩まされ・・・という話。
小説を書くことで現実と向き合った結果、小説から離れてしまった少女が、世界を広げていったその先でまた小説と出会うという、本好きにはたまらない素敵なお話でした。
小路幸也「ラバーズ・ブック」はノスタルジックな雰囲気が印象的。
この世界観でもっと続きを読んでみたい。
宮下奈 -
Posted by ブクログ
ネタバレ色んな事情で色んなところにくすぶってたミュージシャンたちが、とあるきっかけでとある場所でセッションする話。
こんなもん「おとぎ話」やと思えるぐらいに、出来すぎた話である。その出来すぎを楽しめるかどうかでこの本の評価は変わるのだろう。俺の場合は生じ作品だからという条件付で楽しめた。
勿論現実にこんな甘い話があるわきゃーないのだが、例えば、山の話をしているときに「おっ、こいつと山登ってみたらオモロそう」と思ったヤツと実際に山登ってみたら、相性があってスゲー楽しかった。
みたいな経験(音楽や山でなくてもなんでもいい)があれば、このおとぎ話に乗っかることができると思うのだ。 -