【感想・ネタバレ】COW HOUSE カウハウスのレビュー

あらすじ

飛ばされて会社所有の大豪邸の住み込み管理人となった25歳の「僕」は、無人のはずの屋敷に次々と現れるワケありの人々に戸惑いつつも任務をまっとうしようと奮闘する。 仕事とは、誰かを大切にすることとは――まっすぐな想いが心にしみるハートフル・ストーリー。

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ネタバレ

【あらすじ】
飛ばされて会社所有の大豪邸の住み込み管理人となった25歳の「僕」は、無人のはずの屋敷に次々と現れるワケありの人々に戸惑いつつも任務をまっとうしようと奮闘する。仕事とは、誰かを大切にすることとは―まっすぐな想いが心にしみるハートフル・ストーリー。

【感想】

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2017年08月15日

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森の豪邸の静かな日常から、だんだんと出入りする人の数が増えて、登場人物たちの過去が少しずつ明かされてきて、退屈しない物語でした。
小路さんの作品には、よく「親のいない子」とか、様々な家庭の事情を抱えた人たちが出てきて、あぁそうだよね、こういう人たちは周りにもいるんだよね、と思い出させてくれると同時に、登場人物たちに皆、愛があって穏やかな気持ちになれます。

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2015年10月15日

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ネタバレ

分厚めの文庫本。

メモしたいくらいの名言が散りばめられて
います。ほんわかした気持ちで読めました。

大豪邸の管理業務に左遷ってとこから可笑しかった
です。愛情を持って厳しく部下に接する上司の
有難さも感じました。

COW HOUSEから沢山の若い才能が開花しますように。

小路さんの作品のゆる~い感じがなんだか心地いいです

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2012年06月26日

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ある事情から左遷同然に鎌倉へやってきた
主人公の仕事は、今日からお屋敷の管理人。

会社所有の大豪邸で、家賃水道光熱費無料にて
可愛くて気の利く恋人と2人での新生活が始まる。

しかし、あれよあれよという間に屋敷に集っていく
人、人、人。

予定外ばかりなのに、それでも気が付けば楽しく
過ぎていく日常。
その中で、主人公が立てた計画とは?


希望を描いて何が悪い!と言わんばかりの
楽しく前向きなお話。


登場するそれぞれの人物に、それぞれの事情が
あり、それぞれがどうしようも難しい問題ばかり。

問題を抱えていても、みんな自分なりに楽しく
生きようとしているのがまた素敵なんだよなぁ。

なによりもそれを、正義感やら偽善だったりじゃなく
なんとかしようとしてしまう主人公が好き。


それにしても、作中を通してなーんもしていないと
言っても過言ではない部長の存在感は不思議だ。
何故こんなに何もしていないのに格好良いんだろう。
謎だ。頭も薄くなりかかっているっていうのに。謎だ。


いつ読んでも、ほんわかと幸せになる本。
こんなお屋敷でこんな面々に囲まれて暮らしたいなぁ。
部長ズルすぎ。

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2011年08月10日

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各登場人物の性格はすぐわかるんだけど、
彼らのバックグラウンドがわかるまで
なかなか焦らされる。

クロちゃんが自分の中の
「友達になりたい小説の主人公ランキング」ベスト3に入る感じ。

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2011年08月10日

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安定・安心の作者買い♪

後半がちょっぴり駆け足過ぎた気がするのが、やや残念かな・・・
(美咲ちゃんの事情の解決やら)
(じいさんの事情の解決やら)
(カウハウスプロジェクトの立ち上げやら)
(主人公の過去の"オイタ"の説明やら)

それが大きな瑕疵とはならない位に、素敵なプロットで描かれたハートフルストーリー。

★4つ、7ポイント半。
2020.11.22.古。

※小路さんのお話は、相変わらず食卓の描写がいい感じ過ぎて、自分もそこに加わって朝食を食べたくなってしまう。

※↑で書いた部分を補いつつ、あと120ページ分ぐらい厚く書かれていたなら、評価は「★4つ9ポイント半」に上がっていたはず。

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2020年11月22日

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小路さんのパターンと言えばパターン。過去に傷やつらい事件を体験した人が周囲を大切に生きていく話。いずれもオールハッピーエンドを体験した目指すから、安心して読める。
パターンではあるが、疲れているときに癒される。

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2020年09月28日

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いつもながら小路さんの描く物語は優しくあたたかい。
「家族」をテーマに、不器用な生き方しかできない善良な人たちが共に過ごすひとときが、軽いタッチで丁寧に描かれている。
「僕」は中学生のときから心にある決心をし、それを守って生きてきた。
何かというと困っている人に救いの手を差し延べてしまうのも、他者を冷たくあしらうことができないのも、すべては中学生のときのある経験に基づいている。
ある意味「僕」の生き方を決定したもとを、多くの人が苦難を強いられたあの災害に設定したことが良かったのかはわからない。
当事者でなければわからない哀しみや辛さが、いまも深く胸に刻まれている人も多いと思うからだ。
もしかしたら、こんなふうに物語に取り上げられることを良しとしない人もいるかもしれない。
「COW HOUSE」はどこか歪んだ物語だ。
悪い人はどこにも登場せずに、善人だけが住む世界で構成されている。
善人ゆえの悩みも哀しみも後悔も、人との関わりの中で浄化され新たな道が示される。
どこを探しても悪意のない世界。
それが「COW HOUSE」を取り巻く世界だ。

現実社会は嫌になるほど悪意が垂れ流されている。
テレビをつければ正義を振りかざすメディアが有名人のスキャンダルを糾弾している。
群がる標的を毎日変えながら、それでも厭きることなく正義漢を気取り続ける。
だが、この物語は悪意など存在しないかのようだ。
善意に思い切り偏った世界。
それは、歪んではいてもきっと果てしなく優しい世界なのだろう。
小路さんの物語は、その優しい世界を味わわせてくれる。
たとえリアル感はないとしても、たとえ虚構の世界ではあっても、やはり優しくあたたかな物語はいい。

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2017年04月18日

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夢があって、ほのぼのしてて、小路氏らしい作品でした。
それにしても、相変わらずものすごいペースで作品を出しますね。シリーズが少ないのにこのペースは驚異的だと思います。基本的にハズレがないから見つけるたびに買っていると、とても読むのが追いつかないです。

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2015年04月16日

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ゆっくり進むストーリーと、優しい言葉の並びがほっとさせてくれました。心に入れて持ち歩いていたい、こんな物語のような気持ちでいたいと思えるお話しでした。

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2014年04月29日

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東京バンドワゴンシリーズ以外を読んだのは始めて。

この人のテーマは家族なのかな。
東京バンドワゴンは大家族の物語だったけど、こっちは(血のつながりはないけど)大きな家族を作ろうとしているかのような人の話だった。

早くに家族を亡くした二人が、再生していく。
大事なものをなくして罪滅ぼしのように人生を送ってきた人が、最初の場所にもどろうとする。
あたたかいお話だった。

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2013年05月21日

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みんながハッピーになってよかった。
それぞれに悩みや辛い過去をもちながらも、特技を活かしつつ前進。
元気になれる本。
部長、カッコよすぎでは?
クロちゃんもかなりイケメンを想像して読んだ。

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2014年04月06日

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丑年生まれの集まる豪邸の話。

大企業だからできる企画。
いい人ばかりなのも気にはなるけど
類は友を呼ぶなのかな。

素敵な空間で好きな人達と過ごせる時間はいいな。

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2013年03月19日

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田舎の豪邸の管理人として左遷された若手社員が、カウハウスを立ち上げる。
おじいちゃんも天才少女も調律師も彼女も、闇を抱えつつバリバリ仕事するけど実はゆるい部長も、みんな魅力的です。

くすくす笑いつつ、安心して読めるお話でした。

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2013年01月14日

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小路氏の作品は東京バンドワゴンシリーズと、本作しか読んだ事がないけれど、
登場人物全てがイイ人揃いでいつもホッとさせられる。
カウハウスも穏やかな気持ちで読めた。

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2012年04月10日

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2011/8/25
どちらかといえば、切ったり、撃ったり、殺したりという本ばかり読んでるんですが、こういう本も気持ちいい。

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2011年09月04日

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主人公が本当に良い人。内容は好きな話しでツボにはまるなー
2011.8.15

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2011年08月15日

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温かくて優しいが溢れてるお話でした!小路さんの標準語、口語に最初は違和感がありましたが、すぐに慣れてどんどんキャラクターに親しみがわいてきます!


途中で阪神淡路大震災の話しが出てきた時はびびった。でも具体的に絡んでくる内容ではなかったので、落ち着いて読んでいられました。

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2011年08月10日

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ありえないと言うよりかは現実的には想像しにくいけど
こんな社会人の生活、人と人との繋がりは夢がたくさん詰まっていていいなと思いました。

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2021年12月03日

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一緒にいたいと思えるようなやわらかーい人たちの話。
小路さんの作品はそんな人たちがたくさん出てくる。

周りからそんな風に思われる、物腰柔らかい人になりたい。
って、いつも思ってはいるんだけどね。

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2017年11月13日

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ほっとする、心穏やかに優しくなれる本です。
特に大きな事件が起きるわけでもなく、でも読む手は止まらず。。
移動中に読んだからか、イマイチ伏線が回収しきれていないような。。

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2014年07月13日

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よかった。小路さんの作品らしく登場人物がみな、優しい。
ちょっと出来すぎな感と、美咲の過去を思わせ振り過ぎた気がするので星は三つ

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2012年04月18日

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ネタバレ

小路さんらしい、心の根のきれいな、やさしい、
人の気持ちを思いやれ、賢い人たちばがりが出てくる小説
文章も読みやすいし、安心して読める・・・んだよね

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2011年09月11日

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何やら訳ありの過去を持つ人々が偶然に集まり、新たなことを始める物語。とってもハートフルで気持ち良い話です。
主人公は阪神の震災で孤児となった青年。孤児院で育ち、何かの理由でそこを飛び出してきた青年の恋人。冷徹だけどどこか優しさを持つ部長。ボケを装う老人と異常なピアノの才能を持つ少女。そうした人々が次々に集まる序盤は楽しく、大きな期待を抱かせます。
だけど、最終的に訳ありの過去もぼんやりとしか描かれないし、ハッピーすぎて浮ついた印象もぬぐえません。やや、最初の勢いが最後にしぼんだ感じもあります。
それにしても小路さん、ちょっと多作すぎませんかね。

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2016年07月30日

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