【感想・ネタバレ】話虫干のレビュー

あらすじ

とある町の図書館に出没する話虫。漱石「こころ」のなかに入り込み名作はメチャクチャに。架空の物語世界を舞台に図書館員たちの活躍が始まる。

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yuu

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すごぃ!!

すごぃです!!
小路先生の発想力に心奪われた。
私は、
夏目漱石のこころを読んでたから
気になって読んだけど
すごぃなぁー!!です。
奇想天外な人物もでてきて
圧巻!!!

やはり、小説家先生は素晴らしい。

またこんな面白い作品に
出会えることを期待しながら、
本の虫として日々色々な本を読もう♡

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2016年06月22日

Posted by ブクログ

いわゆる純日本文学を嗜まないので恥ずかしながら“圖中”、“桑島”、(“糸井”)らが虫干師であり、
彼らがもっと色々な本を虫干ししていくのかと読み始めは思ったし、
それは面白そうだなと期待したけど違った…。

しかし期待を裏切られた思いもよならい展開は、それで十分面白かった。
明治時代の古き良き日本の生活が垣間見えたり、
その言葉通り時代を越えた友情に、なんだか心が洗われた気分。

最終的に糸井が執った手段は、ドラえもんで言うところの
“タイムマシンでしちゃいけないこと”みたいで、いわゆる禁じ手だと思うんだけど…
その点には松長館長も榛女史も特にツッコミ無しか!

まあしかし、それによって拓かれた二人(三人?)の未来、これからどんな話を紡いでいくのか、興味を抱かずにはいられない。

純日本文学を嗜んでいたら更に面白かっただろうなーというのが心残り。

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2013年02月21日

Posted by ブクログ

最高ですね。
文豪の最高作品をこのような形で紹介?するようなこの作品。
文豪達の作品がちょっと取っつきにくくても、これでOK。
これを読んで、また作品【こころ】を読み直すといいのではないですか!

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2012年11月11日

Posted by ブクログ

すっっっ  ごく面白かった。

こんなに面白い~ひひ~と思って読んだ本は久しぶり
面白すぎてもったいなくて読むのやめようかと思った(3回くらい)

司書さんが名作を改変する犯人を捜しに物語の中に入る話

もっと読みたい
たのしすぎる~

小路幸也さんってこれ2作目なんだけど
バンドワゴンもおすすめされたし
いっぱい読も~

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2012年10月08日

Posted by ブクログ

物語の内容を書き換えてしまう虫を退治するため、物語の中に入るお話。
ラストはそう持ってくるかー!!
まさかの人たちまで巻き込んで、なんでもありって感じで楽しかった。

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2019年07月04日

Posted by ブクログ

むむむむむ…
ソフィーの世界を下敷きに二次創作への擁護を含んだ本愛の作品…なんて言ったら少し偏見にすぎますか。

気持ち分かるなぁ!
素晴らしい作品に出会ったときの、その世界に入りたい気持ち。感情移入してしまったキャラクターに幸せな別エンディングを用意したくなってしまう気持ち。でもでも、アンハッピーな結末だからこその傑作なんだよなぁ、という複雑な思い。
本を愛して、文章を書く人間ならきっとわかるだろう。
この作品が好きとか、この展開はありかなしかとか、そんなことはどうでも良くて、この作品が産まれた経緯に思いを馳せて感じ入ってしまった。

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2015年04月17日

Posted by ブクログ

本好きなら思わず武者震いしたくなるようなSFファンタジーです。
夏目漱石やホームズに、小泉八雲や啄木まで絡んで、舞台があの「こころ」なのですから、普段は何でもありのSFを避けて読まないのですが、これは惹かれます。作家が小路さんですから、面白くない理由がない。最後の落ちは、「こころ」を愛する読者目線で書かれているのが感じ入りました。
小路さんと共通の好みを発見して、ますますこの作家が好きになりました。

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2014年01月18日

Posted by ブクログ

話虫を干す話虫干し作業をする話

最初、なんかに似てる~とか思いながら読んでたらそういうことでしたか!と納得しました。
だいぶ昔に「こヽろ」を読んだので細かいところは忘れてる自分が残念。
もう一度読まなきゃって気になりました。
ちょっと尻すぼみ感はあるけど、私も彼らと生活を共にしたら「こヽろ」を知る者としては同じようにしてあげたくなるよね。
違う名作でも話虫干してほしいです。

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2013年12月19日

Posted by ブクログ

「こころ」から読まないと・・・と思いましたが、必要ないかな、
並行して読み始めましたが、こちらを先に読破。
完全に別の話になっているので、これだけで楽しく読める
これシリーズ化してほしいな

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2013年07月18日

Posted by ブクログ

誰もが高校時代に一読を余儀無くされるであろう『こころ』。
面白いんだけど、どこかやりきれないんだよね。
じめじめ、ねちねち。

だから、話虫の気持ちも分かるんだ。
登場人物にもっと明るく楽しく過ごしてほしいって。
でも、 それはやはり許されない。
名作は現状だから名作なのだから。

ラスト、そうくるかという終わり方です。
私は少しずるいと思った。
悪くはないけど、ベストでもない。

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2013年03月25日

Posted by ブクログ

最後がちょっと駆け足に感じたのが残念。
読書家なら一度は夢見る、物語世界へのトラベルとか複数作品のコラボとか詰め込み放題で、それだけでウキウキする作品。
でも個人的には苦い最後でも、「こころ」通りの終わりにして欲しかった気もするなぁ。

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2013年02月03日

Posted by ブクログ

なかなか何の話を読んでるのか掴めなかったですが
章が進むと、なるほどと納得しました

どんどん話に引き込まれていきます
ラストはちょっと卑怯な気がしますが穏やかに終わってよかった
ただ、終章とその前の時間軸がおかしい気がします

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2012年10月02日

Posted by ブクログ

小説の内容を書き換えようとする「虫」を退治するために、本の中に入る…おお、文豪とアルケミストみたいだ!と思って借りたけれど、微妙だった。
後半になるに連れて混沌とし、なんとなく大団円になるシステム。最初は面白かったのにちょっと残念。

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2018年09月11日

Posted by ブクログ

純文学を題材に、現代劇を描くタイムトラベル感がとても楽しかった。
昔の人のライフスタイルも楽しめたし、何より主人公とそのまわりの登場人物がキュートだった。終わり方が惜しい気もする。

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2017年09月03日

Posted by ブクログ

2015.6.20

『話虫』を干すのです。

こゝろ の世界が変わってしまったのは話虫のせい
『虫干し』しなくちゃ!

で、こゝろの世界に行きます。
Kと先生と友達になったり、あの人やあの人やあの人まで出て来て…

びっくり。こゝろ の夢小説だった 笑

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2015年06月21日

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「こころ」の結末に納得のいかない者が、話虫なるものの存在を通して物語の結果を変える試みと言ったらいいのだろうか。現在と過去というより物語世界が交差して、好き勝手に登場人物が現れ、作者の遊び心満載だった。

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2015年03月04日

Posted by ブクログ

人が死んでしまう話は苦しくなるけれど、この結末は果たしてアリなんだろうか。知ったふたりは別世界で生き続け、会わぬふたりは『こゝろ』に居り苦しみ続け...接してないふたりは死んでも仕方ないってことか...
話虫干どころか、退治すべき人が話曲げてるような...穿った見方をしてしまう...

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2015年01月29日

Posted by ブクログ

物語を変えてしまう話虫を物語の中に入って退治する。地味な話に話に見えるが、荒唐無稽で面白い。最後をどう締め括るのか大いに興味を持って読んだが、小路幸也らしく気持ちが和む終わり方にホッとした。漱石の『こころ』を読んでいなくても十分楽しめる。

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2014年09月26日

Posted by ブクログ

何気ない日常
親しい友人
しかしふと感じる疑問
この友人とはいつ知り合ったのだろうか?
私はいつから彼のことを知っていたのだろうか?
彼はこの世の人間なのだろうか?



発想はすごく面白かったです。
名作をちゃんと読んでいて、ある程度文豪達の知識がある人なら、より楽しめるのではないかと思います。
ただ、ラストの畳みかけ方が少し急だったかなと…。
ですが、素敵な友情の話です。
悲しい結末よりは、好きです。
三人の物語が、実り多く幸あるものになることを願います。

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2014年01月30日

Posted by ブクログ

本の物語に自分が存在しているというのは羨ましくもあり、まさに読んでるときの感覚はそれだなぁ…と、主人公をみて思いました。羨ましくなる本です

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2013年12月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この物語に入り込むまでに時間がかかりました。私が読んでいた世界も“入り込んだ世界”だったのですね^^
設定が面白いです。ホームズまででてきた時はどうなることかと思いましたが、物語の結末を頭の中で妄想(変換)することはよくあることですし、話虫も単なるいたずら心ではなく、ハッピーエンドに変えたかったのかもと想像すると、何やら愛らしい存在に思えてきました^^
別な本に話虫が入り込んだ話も読んでみたい気がします。

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2013年10月29日

Posted by ブクログ

小説の物語を変えてしまう「話虫」を「干す」ために物語に入る糸井と榛。はじめの方から「話虫」の正体を掴んでいるものの次々といるはずのない登場人物が出てきて話が変わっていく。その辺りから「干す」ことが目的なはずなのに圖中の視点が多く、結末も話の改編は阻止できたが「話虫」には逃げられてしまい、まいちスッキリしなかった。ハッピーエンドなところは良かったが途中から本筋から外れていくようでもやもやしていた。

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2013年09月15日

Posted by ブクログ

物語を自分の好きなように改変してしまう『話虫』。その話虫を退治して物語を元に戻すのが『話虫干』。舞台は夏目漱石の「こころ」。なんとも面白そうな設定ではないですか。この設定だけで「やられた!」ってかんじ。
ただ、蓋を開けてみてがっかり。全体的にふわっとしすぎていて物足りない。話虫との激しい駆け引きが繰り広げられると思ったのに。歴史上の人物も何人か出てきますが、別にこの人でなくても外国人であれば誰でもいいのでは?とか思ったり。その人物である必要ないよねってかんじ。あえてなのかは分からないけど、細かい設定が曖昧で話の持っていきかたが強引。詰めもあまあま。結末も反則でしょ。文章も「マジで」や「っていう」という話言葉が所々あって違和感。勿論そういった言葉遣いをする人物の視点のときだけだけれども、鍵括弧以外でその表現は馴染めない。
設定は本当に好きなんだけどね。申し訳ないけど、もっともっと練ってから書いていただきたかった。

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2013年09月08日

Posted by ブクログ

表紙と題名に惹かれ借りました。話は明治の漱石が生きた時代。さて、どんなとんちの聞いた学友物語なのかー。

と、思ったら時は、平成?あれ、どうなるのこれ!
という感じです。

話が意外性に富んでいて、かなり面白かったです。
そうそう、読みたかったのはこれなんだよ、みたいなね。

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2013年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

話虫という人の魂のようなものが、物語を変えてしまうという設定は面白かったんだけど、登場人物がバーっと出てきて、ただバーっと去ってしまって、物語として今一つ盛り上がりがなかったような気がする。

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2013年06月20日

Posted by ブクログ

久しぶりのゆっき~☆ん~良かった~

舞台は夏目漱石のこころ
その話しの中に入っていった話虫が話を改変していくからそれを止めさせるお話
ゆっき~らしくほのぼのとしてて誰も死ななくって平和で暖かい話しです

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2013年05月30日

Posted by ブクログ

設定がおもしろく、3/4はぐいぐい読める。
ただ、小路さんの作品はこの作品も含め
ラストにかけては詰めのあまさが否めない・・・
なんとなく痒いところに手が届かない感じ!?

でも東京バンドワゴンファンとしてはついつい読んでしまう。

さらりと気軽に読むには良い本。
多少のもやっと感は気にしない!

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2013年04月01日

Posted by ブクログ

設定にとても魅力を感じます。せっかく色んな有名人が出てきていて、どの人物も素敵なので、上下巻で分けても停滞せず読めたかと。
後半は予想していたのとは違いましたが、嫌いではないです。
前半に比べて後半が急ぎ足で読んでる側が置いていかれたように感じたので星は3つで。続編が出るならまた手に取りたい作品。

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2013年02月01日

Posted by ブクログ

うーむ、設定は面白いと思ったし、登場人物達を見てこれからどうなる?と思ったら解決があっさり過ぎる…あの人達を出してみたかっただけみたいな。残念。

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2013年01月06日

Posted by ブクログ

悪くはないんだけど、『こゝろ』の設定や方向性を徹底的に壊した上で、もっとロジック的に辻褄を合わせて修復していくのかと思っていたので、ラストのパラレルワールド展開は若干期待はずれだった。

でも読みやすいし、発想もおもしろいので、もしシリーズ化するなら、それはそれで読んでみたい気もする。

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2012年10月27日

Posted by ブクログ

設定が面白いのと、後から後から思わぬ人物が現れるのとでつい笑っちゃうお話でした。
でも最後は「あれっ?」と思ってしまうような唐突な終わり方で、ちょっと勿体無かった気がします。続編を書きたいがための幕の引き方?
にしても、糸井くん好きだなぁ。こういう聡明というか、パッと考え付いて動ける人って素敵だね。あとやっぱり夏目漱石はイケメン。

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2012年10月03日

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