小路幸也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
晶みたいな人が身近にいたら…
自分はどうするんだろうな。
みんなと離れてしまって心にポッカリ穴が空いてしまって、悲しくて、淋しくて、ダメだ。死にたい。
そう思ってしまう人が居たら。
しかし、この物語はそこを考えるのではなくて、友人を亡くしたという悲しみの処理。
晶は、みんなと離れてしまって
生きていく意味を見出せなくなり
死んでしまった。
残されたみんなは
その悲しみを、どう抱えて
その悲しみと、どう寄り添って生きていくのか。
晶には晶の悲しみがあって、
みんなには晶を失った悲しみがあって。
それぞれの悲しみとの向き合い方が描かれている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小路さんの作品2冊目。
1冊目はダウンタウンでした。
ダウンタウンを読みおえたとき、恩田陸さんの「夜のピクニック」と雰囲気というか空気感が似ているなあと感じました。
「空を見上げる」はその恩田さん絶賛とのことで手にとりましたが、青春小説のダウンタウンとはまた違う雰囲気で、だけど恩田さんと共通するものがあって、恩田陸好きとしては満足のいく一冊でした。
人の顔がのっぺらぼうに見える という設定と聞くと、なんだか滑稽に感じてしまいましたが、とてもうまくまとめてあります。
でもなんだかタイトルがしっくりこなかった。
作品の中での鍵ではあるのだけれど、鍵としてもタイトルとしてもちょっと弱い気がしたので -
Posted by ブクログ
そうでしたか、児童文学でしたか!
話虫干に引き続いて読んだ小路作品。子供でありながらも世界的に注目される芸術家である主人公と、その妹達である双子の姉妹キサとトア。キサとトアには不思議な習性があって……昼と夜とに描かれる美しい世界。どこをとっても好みな筈なのに、なんだかしっくりとこない。なんだろう。なにが違うんだろう。あれあれ……?最後まで読んで、そして知った児童文学というジャンル。
そういうことでしたか。納得しました。先入観はいけません。まだまだ私は本読みとしては未熟者です。
ジャンルさえ間違わなければきっと面白いと思います。でも、すごく素敵な設定ゆえに、ラストが……。途中とかももっといろ