【感想・ネタバレ】モーニング Mourningのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2019年07月03日

登場人物たちのように学生時代を友情を育み煌めく学生時代を過ごしたわけではないけれど。
おじさんになってもなお、変わらない友達を保ち続けていられるわけでもないけれど。

それでも、この小説はノスタルジーを誘因する強い香りをはなっている

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Posted by ブクログ 2015年03月13日

先日読んだコーヒーブルースのシリーズ第一弾。うっかり二作目から読んでしまったので順番がちぐはぐかと思いきや、全然問題なし。
というか、予想外に面白くて一気に読んでしまった!え、そーくるか!って感じがたまらなく好きな感じ。
読んだことない作家さんかと思ってたら東京バンドワゴンの作者だった。むしろかなり...続きを読む読んでました。周りにいそうでいないようなクセのある人が主人公でその目線から見る日常が好き。
第三作も早く読みたいのにまだ文庫になってなかった…

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Posted by ブクログ 2014年02月18日

沈黙が何の邪魔にもならない友人関係を築けた人間は、幸せなのではないかと思う。久しぶりに会ってお互いの近況を話し合い喜び合う友人関係は、多くの人が築き上げているだろう。その後に、話すだけ話し合った後に訪れる沈黙に心地良さを感じることができる友人はどれぐらいいるだろう。
その沈黙に、ニュートラルなま...続きを読むまに、いつもの自分をそのままそこに置いておける友人関係は、そうそう築けないのではないかと思う。
そこにいることが、ごくごく自然な関係。









本当にくだらないことを喋りながらぞろぞろとつるんで歩くことが、次の予定を何も考えずに一緒にいることがこんなにも楽しい。そして、ただそれだけのことなのに、それがとてつもなく難しいことになってしまった時の流れと年齢を思う






*・*・*・*・

この2文に集約される。
ぐいぐい読ませる展開に、途中でやめられなかった。最後はまさかの大どんでん返し!
茜さんとか妹とかは最後まで好きになれなかったけれど、男の子五人の、大学生の、いまの、空気感がたまらなく愛おしかった。
そして、もうすぐ終わろうとしているいつまでもだらだらできるこの時間のことを考えてみたり
話さなくても心地いい関係の人を考えてみたり
あの人はずっとだらだらしてるなとか
すごくいいトーンのお話しで、シューカツ中の身につまされる。
それにしても最後の大どんでん返し…。なんかおかげで彼の結婚も茜さんもどうでもよくなっちゃった、さすが。

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Posted by ブクログ 2014年07月30日

もう、やばい、一気に読んだ
『ブロードアレイミュージアム』読んだあとにすぐ買った本だから
余計に小路さんの本を読みたくてしょうがなかった。
まず表紙も素敵。
「格好いいおじさま方がいる!」と思ったら本に出てくるのは
「ちょっと老けた青年」だった。
そんなにいろいろ経験したことのある歳じゃない私でも
...続きを読む「懐かしいなぁ」って思えるような話。
男子が凄く羨ましくなる、ってか男に生まれたらこんな感じに
暮らしたかったなぁ、って。
小路さんはいつも「憧れる生活」を書かれるからもう!やんなっちゃう!好き!

コーヒーブルースも是非読みたいです!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年03月06日

4年間の大学生活を同じ屋根の下で過ごした男5人の友情物語。卒業から20年以上たち、彼らが5人そろって再開したのは、中の一人が交通事故でなくなった葬儀の場だった。

とにかく5人の友情がまばゆいし羨ましい。俺も30年以上前には彼らに似たような青春の一幕があったはずなんだけど、今では付き合いもほとんどな...続きを読むく、旧交を温めなおそうにも彼らのような善人ではない俺では、ちょっと無理そうである。

せめて彼らが物語の中で聞いていた音楽を聞き直してみて、当時を振り返ってノスタルジーに浸ってみようかな…とか思っている。

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Posted by ブクログ 2019年04月08日

友達っていいな。
友情って美しい。

切なすぎるヒロインの半生に心を抉られ、
元野球部の"人間のクズ"に怒りを覚えつつ、、、

奇妙なロングドライブを続ける主人公たちの青春にノスタルジーを感じ、
その絆に憧れを抱く。。。。

そんな、素敵な読書時間を過ごさせてくれた1冊。
一緒に...続きを読むバカやったり、一晩飲み明かしたり悩みを語り合ったりした友人は、僕にもいる。大学の4年間を共に過ごし、卒業後20年近く経っても時おり連絡を取ったり会って飲んだりする友は。

でも、
でも、、
ここで描かれた彼らほどに濃密な関係を築いたかというとそこまでではないのかも……と、一抹の寂しさを感じつつ、昔の仲間とまた会いたくなる、そんな気持ちが沸いてくる心地よさ。

★4つ、8ポイント半。
2019.04.08.古。

※弓島珈琲店の物語の、第1作。
そうとは知らず2作目を既に読んでしまっていたたため、"ああ、あそこで昔語りされていた5人の元バンド仲間のおハナシなのね"と、すんなりと物語に入り込めた。
たしかに、2作目「珈琲ブルース」に限らず、他にもいくらでも作品にできそうなエピソードを抱えていてもおかしくないくらいのキャラ造詣、舞台設定、年齢設定ではあったな。(今作の執筆時点で2作目の構想があったわけではないのだろうけど)


※物語終盤、ほぼエピローグの時点でようやく明かされた名前を見て、先に読んだ2作目の感動が甦る。
"十七歳年下の女"が46歳の喫茶店の主人と結婚したいと思うに至ったのにも、納得♪


※かなり暗い展開になり始めても、"小路さんの作品なら最後はほっこりできるはず"と安心して読めた(^_^)v。
・・・が。
最後に空かされた謎だけは、、、素直に感動の1ピースに嵌まってくれなかったあたり、自分の頭の固さというか古さというかが実感され、恥ずかしく思った。

差別意識はないはずの自分ですら、そこに一抹の嫌悪感を抱いてしまう点・・LGBTの方達の生き難さを想像し、辛くなった。

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Posted by ブクログ 2018年05月05日

1人の男の葬式に4人の男が集まる。
5人は大学時代に一件の家で共同生活をし、
バンドを組んでいた。
卒業し、1人の結婚式の夜から、22年。
5人が一緒に集まることはなかった。

葬式の帰り道、4人のうちの1人が言う。
自殺すると。

自殺を止めるために、過去を振り返る3人。

時間を遡り、思い出を語...続きを読むり合う中で、
自殺の原因を突き止められるのか。


色々と突っ込み所はありますが、
それでも一気読みの物語。

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Posted by ブクログ 2017年02月24日

おっさんのための青春小説。
大切な友達が亡くなるという重い始まりだけど、
真相は気持ちの良いものだった。
じんわりくるいい話でした。
ドラマ化されて欲しい。

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Posted by ブクログ 2016年12月11日

1961年うまれ。5人組。
真吾、ダイ、ワリョウ、ヒトシ、淳平。
東京で喫茶店を営むダイ、人気がでてきた俳優淳平、
水戸の教師ヒトシ、金沢の老舗豆腐屋 ワリョウ。
20数年後、真吾が死んだことで、葬式に4人が集まる。
大学時代 一緒に寝起きして、飯を食べ、
大人になっていく過程の微細な記憶。
バンド...続きを読むを組み、その時代の呼吸を感じた。

大学を卒業して以来始めて 4人が出会う。
それぞれは、自分の生活をしているのだ。
葬式を終え みんなで空港に向かって 
別れようとした時 俳優の淳平が 自殺すると宣言する。
ダイ、ワリョウ、ヒトシは なぜ?自殺するな。
というが、
自殺する理由がわかれば、自殺しないと言う淳平。
そこから、ロングドライブが始まる。
クルマ故に 音楽も共有できる。
うまい構成で、過去にさかのぼって 青春を語り合う。
5人の共有のマドンナ そして 淳平の恋人 
茜さんにまつわる話を掘り出していくことで 
淳平が なぜ自殺すると 宣言したのかを探っていく。
過去にはもどれないにもかかわらず 
4人は 過去にもどったかのように、
青春を語り始める。記憶の中にある青春は 
甘酸っぱく、痛く、そして 幸せだった。

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Posted by ブクログ 2015年06月10日

ドライブをしながら青春を振り向いて語り合う4人のおっさんを観ていて、自分の青春の無さを痛感する… 
そして、あのオチはちょっと。。。。

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Posted by ブクログ 2015年05月21日

ええええっ⁈
な、展開だったけど、よかった。
ダイがよい人で、みんなの学生時代がはっきりして、シリーズの順番ぐちゃぐちゃに読んでるから、また読み返したい。
どれ読んだかさえ不明( ̄▽ ̄)
でもほんとに予想外な話で、びっくり。
思わず一気読みした。

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Posted by ブクログ 2016年05月06日

葬儀の後にドライブする話。

身近な人の死はたくさんの事を考えさせられる。
大人になればなおさらに。

先にコーヒーブルースを読んでしまったけれど
それはそれで大丈夫でした。

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Posted by ブクログ 2014年12月11日

読みながら友達の顔が浮かんできたので、それってとても幸せなことだなあと、自分の学生時代も振り返ってしまいました。ゆっくりとしたテンポで、仲の良い友達同士特有の雰囲気で、少しづつパズルがはまっていくような展開にも、いつの間にか引き込まれていきます。とても好きな感じだったけど、最後のエピソードって必要だ...続きを読むったのかな?というのが疑問でした。

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Posted by ブクログ 2014年09月28日

ビタースウィーツワルツ、コーヒーブルースと読んで、良い意味で裏切られた感満載。
大学時代を同じ家で過ごし、大学に通い、バントを組み、恋をして。今は40代半ば。仲間なの1人が事故で亡くなり、葬儀で20年ぶりに集まる。
葬儀が終わり、福岡から、横浜まで、ドライブしながら、大学時代に起きた、事件や、思い出...続きを読む話をしながら、故人を悼む。て、話なんだけど。

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Posted by ブクログ 2014年09月10日

大学生の男子が5人で暮らすなんて、
絶対、楽しいじゃないか。
楽しいだけで終わらないのが人生だけど。
彼らもそうだ。
大人になって、「あの頃」を、思うのは切ないけれど、
「あの頃」と言える日々をもっていることは嬉しい。

みんな、それぞれの人生を少しだけおいて
「あの頃」の仲間と時間を思う。
故人に...続きを読むも生きていく人にも、大切な時間だと思う。

ロードムービーには音楽が必須。
「あの頃」を思い起こすには十分だった。

にしても、ビターな話だなぁ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年09月09日

モーニング。
続くシリーズのタイトルがコーヒーだったりするので、
モーニングコーヒーから、朝かな?と思ったら、違った。
(結果的に「朝」だが)
出だしがなかなかショッキングで、どうもっていくのかとおもったが、
意外と引き込まれれ最後まで一気に読んだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年08月30日

二十数年ぶり、親友の葬儀で福岡に集まったのは、大学時代の四年間、共同生活を送った三人の仲間と私。葬儀を終え、一人の仲間が言う。「レンタカーで帰って自殺する」。

男性の友人達との空気感が凄く感じられる話。友人の自殺を止めるため、昔を懐かしみながらもその原因を探る3人。女性のグループならこうはならない...続きを読むと思う。

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Posted by ブクログ 2013年05月12日

うんうんってなりながら、しんみりしながら読みました。社会に出て、親になって、また読み返したらきっと違った色を見せてくれるだろうなと思う一冊です。

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Posted by ブクログ 2013年01月12日

小路幸也さんの本は6冊目ですが、過去の5冊はすべて「東京バンドワゴン」シリーズ。
このシリーズが大好きで小路幸也さんファンになった私。
「東京バンドワゴン」以外に初めて手をだしました。
が~!!
良いです!この本。

学生時代の4年間を一つ屋根の下で暮らした5人。
そんな彼らが20数年ぶりに集まった...続きを読むのは仲間の一人、真吾の葬儀のため。
葬儀を終えたダイ、淳平、ヒトシ、ワリョウのはレンタカーでロングドライブに出る。
そこで語られる5人の大切な4年間。
甘く酸っぱい、そして切ない思い出。

小路幸也さん、ますます好きになりました。

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Posted by ブクログ 2012年08月16日

morning――朝
mourning――追悼、哀悼


帯タイトルは、

「この車で一人で帰って、自殺する」
仲間の一言から
喪服のロングドライブは始まった。



大学時代、
バンドを組んだ5人。

楽しかった共同生活。

憧れのマドンナ。

1980年。


それぞれの生...続きを読む活を歩んでいた5人が、
仲間の慎吾の死をきっかけに
葬儀で集まる。

その帰り道、
淳平が自殺をすると言い出す。

淳平を止めるために、
説得をするドライブが始まる――。


なんてゆうか。


怖いものもなくて、
楽しくて、
永遠に続かないもの、

年を重ねるにつれて
どんどん
いろんな事情や秘密を抱えるようになる。


現在と回想の過去が行ったり来たりしますが、
読みやすく
登場人物を把握できれば
すぐ読みきれます。

最後は・・・ね。
切なくて優しい感じです。
好みはあると思いますが。苦笑

淳平の自殺の原因は??
淳平の自殺をとめられるのか??

大切な人が
側から離れていってしまう。

絶対に離してはいけないもの。
今だから、
大切だと言えるもの。

そんなものを
優しく爽やかに描いています。

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Posted by ブクログ 2012年07月04日

●あらすじ
あの人のためにしたことを後悔したことなんか、ない――。
二十数年ぶり、親友の葬儀で福岡に集まったのは、大学時代の四年間、共同生活を送った三人の仲間と私。葬儀を終え、一人の仲間が言う。「レンタカーで帰って自殺する」。――思いとどまらせるため、私たちは一緒に東京まで帰る決意をし、あの頃へ遡行...続きを読むするロングドライブが始まった。それは同時に、心の奥底に沈めた出来事を浮上させることになるが……。

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Posted by ブクログ 2014年10月10日

親友の葬儀を終えた帰り道、一人の仲間が「帰って自殺する」と言い出す。
読み始めた私はギョッとして買ったのは失敗だったかなと思った。

でも中年のおじさん達があの頃を振り返り、それぞれに思いを馳せる。
後悔もあるけれど、過ぎてみないと分からなかった事もある。

結末も良い意味で裏切られ、自分がこのぐら...続きを読むいの年になった時、どんな仲間が周りにいるのだろうと思う。

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Posted by ブクログ 2012年03月29日

積み上げてきた時間の重みは大きいってことかな。もう少し大きくなってから読めばもっとこの物語の意味がわかる気がした。

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Posted by ブクログ 2022年05月22日

2作目の『Coffee blues』を先に読んでしまった流れで、1作目の本書を手に取りました。

親友の葬儀で二十数年ぶりに再会した、大学時代の仲間たち4人。
葬儀を終えた後、仲間の一人・淳平から“自殺する“との発言を聞いた主人公・ダイこと弓島大達3人は、思いとどまらせるため、一緒に福岡から東京まで...続きを読むロングドライブをすることに・・・。

時系列的には『Coffee blues』の後の話ですが、彼らの回想場面が大半を占める為、結果ダイ達の青春時代の話になります。
ダイ達は1961年生まれという設定なので、同世代の男性の方には刺さりそうなフレーズやアイテム諸々の懐古描写が綴られるうちに、彼らと関わった一人の女性の存在が浮かび上がってきます。
この女性・茜さんの抱える事情が重くて、文体があっさりしているおかげで読むのがキツくならずにすみましたが、彼女と“婚約者”との関係ってマジで地獄ですよね。まさに“青春の光と影”、というところでしょうか・・。
そして、終盤に明かされる淳平の“自殺理由”には、彼と死んだ仲間との真相も含めて“なんそれ!(byZAZY)”という感じだったのですが、本書を通して友情の尊さや仲間とすごした時間のかけがえのなさを実感して、遠い目になった私。
ところで、驚いたのはダイの結婚相手です。続編の『Coffee blues』を読んでいた私は“へえ!そうなるんだ”と意外に思いました。一方、『Coffee blues』で語られていた、ダイの元恋人の不幸について、この本で詳細が解るかと思っていたのですが、全然触れていなかったのには“あれ?”と拍子抜けでした。

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Posted by ブクログ 2016年05月29日

大学卒業後、20数年ぶりの男「5」人の再会。
ハードボイルドな世界の住人ではない「普通」の登場人物のおりなす雰囲気を楽しみたい作品。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年04月08日

淡々とストーリーは進んで行くます。

大学の友達の葬式で久々に(九州?だったかな?)
仲間が集まります。
大学時代一緒に暮らした仲間たちと数十年ぶりに再会します。

そのうちの一人が葬式のあとに自殺をするといいだします。自殺を阻止するために九州から東京まで、説得という名のドライブがはじまります。

...続きを読む
読んでいて…最後に学生時代の友達に会ったのは何年前かなっと思った。いい思い出があって、いい仲間がいるって素晴らしいなって改めて思いました。

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Posted by ブクログ 2015年01月12日

濃密な時間を過ごした学生時代の思い出を思い出しながら、長い長い帰宅をする4人。一人は死亡してしまい、欠けてしまったことはとても哀しいけれど、学生時代の出来事を回想するところは、とても仲が良くバカ話ばかりしていたいい意味での悪友でもあったんだろうなと思う。もちろんいいことばかりではなく、心に深い傷を負...続きを読むうような出来事もあって、この仲間がいたからこそ、乗り越えていたのだろうと思わされる。
自殺するという一言を口に出した淳平。彼の真意を聞いたとき、ますますその思いは強くなった。
シリーズ化されているようなので、続編も楽しみです。

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Posted by ブクログ 2019年05月26日

年上の女性に翻弄される話って好きじゃない。でもこれは「翻弄される」のとはちょっとまた違うんだけど・・・。
終盤の、過去のことは過去のこととして、これからは前を見て生きていく、的な持って行き方は好き。

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Posted by ブクログ 2013年03月11日

自殺を考えている友人を説得するために過去を振り返り、その時には分からなかった事が段々と明らかになっていくのだけどちょっと呆気なかったかな。

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Posted by ブクログ 2015年05月02日

「東京バンドワゴン」の感想に『今更こんなもん、本で読まなくってもいいんじゃない』と書いて、その後の続編には手を伸ばさぬままになった小路幸也。
とは言え、手練れではありますな。この本読んでも、まあ、そう思う。
親友の葬儀に20数年振りに集まった4人。葬儀を帰りに一人が自殺すると言い出し、それを思い留ま...続きを読むらせるために福岡から東京までのロングドライブが始まる…。
「理由を思い出してくれたら、死ぬのをやめる」という言葉を頼りに、語り明かす彼らが交わった数年間。
学生時代に文字通り同じ屋根の下で暮らしたバンド仲間の5人と、その内の2人と恋仲だった姉妹の、謎解きめかした、ちょいといい話?の数々。
と言えば聞こえは良いけど、いい歳した大人が語る単なる昔話を、少し趣向を変えて(そこが手練と言えばそうなのだけど)書いてみたという感じかなぁ。
自殺を言い出した理由がああだったとは、私にとってはちょっとねぇという結末なのだけど、まあ、作者にとってそこはどうでも良かったんだろうねぇ。

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