小路幸也のレビュー一覧

  • ヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴン

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    安定のマンネリ感。そこが良いんだな、きっと。
    いろんなものが目まぐるしく変わってくからさ、こういう変わらないものへの愛おしさっていうか。
    うん。きっと大事。
    だから祐円さんの事態にはどきどきしたよぅ。

    この巻では
    すっかり大きくなった花陽ちゃんの、こっそり受け継がれる勘一DNA具合がすてきでした。

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    2017年09月01日
  • フロム・ミー・トゥ・ユー 東京バンドワゴン

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    これはたまらん!
    東京バンドワゴンのファンには
    垂涎ものの短編集です♪
    登場人物たちの小説には出てこなかった裏話が
    惜しげもなく披露されているのですから。
    登場人物も増えすぎて、
    『これ誰だっけ?』ということも時々起こってしまうのだけれど
    いつか絶対全巻を一気に読み返してみたいな。

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    2017年08月31日
  • 東京カウガール

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    題名からは想像出来ないストーリー。あっさり一気に読めた。 2017.8.15

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    2017年08月15日
  • 東京カウガール

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    「ものすごく強い若いオンナノコ」
    というのが書きたかったのだろうかあ。
    まあお話的にはいつも通り。笑。

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    2017年08月14日
  • カレンダーボーイ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    ある朝目が覚めたら、小学五年生に逆戻り!?社会人としてそれなりの地位を築いてきた二人の男が、眠りについて目が覚めるごとに現在と過去を行き来するようになってしまう。二人は過去を変えることで、ある人を救うことができると気づく。あたたかな切なさに満ちた物語。

    【感想】

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    2017年08月11日
  • 東京カウガール

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    いくら恨みがあるからといって暴力でなんとかしようとするのは相手と同程度という気がして納得できない。別の方法があるのではないか?
    暴力でなんとかしよう、するということに気づいているのなら、周囲の人間が止めるべき。
    力で訴えるなんてありえない。

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    2017年08月09日
  • スターダストパレード

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    軽いタッチで読みやすい。主人公も魅力的。続編は出るだろうか。期待してしまう。
    あらすじ(背表紙より)
    1年の刑期を終えたその日、オレを迎えに来たのは刑事の鷹原さんだった。不審な死で母を亡くし、言葉を失った5歳の少女・ニノンを匿えと切り出す。なぜオレに?かつて鷹原さんを裏切ったこのオレに?ニノンとオレとの切ない逃避行が始まった―。それぞれの想いを乗せた、ハートフル・ミステリー!

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    2017年07月30日
  • ロング・ロング・ホリディ

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    ―1981年、札幌。喫茶店“D”でアルバイトをしている大学生・幸平のもとに、東京で働いているはずの姉が「しばらく泊めて」と突然、現れた。幸平は理由を聞き出せないまま、姉との暮らしを始める。一方、“D”では、オーナーと店長が「金と女」のことで衝突。そんな二人を見て、幸平たちは“ある行動”に出た。それは一人の女性を守るためだったが、姉の心にも影響を…。

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    2017年07月29日
  • 東京カウガール

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    ネタバレ

    酸いも甘いもかみ分けた「保護者」たちが見守る中、好もしい若者たちは彼らなりに決心し、行動し、最後は「保護者」たちがうまく解決してくれる。安易だなと思わないでもないけれど、これはあれだな、池波正太郎の、剣豪が悪党をやっつける描写で「どこをどうされたものやら」云々や、水戸黄門が正体を明かしたあとの、後は丸投げで大団円みたいな、定型なんだなと思えばいいわけだ。ということで、安心して読める。

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    2017年07月28日
  • ヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴン

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    毎年の恒例、東京バンドワゴンシリーズ。
    いつも前巻の内容をうろ覚えで登場人物紹介だけでも把握するのに時間がかかる。
    内容はいつもの通りほっこり人情もの。お約束を破らずに安定の雰囲気を出し続けるのも傑作の条件。
    マンネリを感じなくもないが、それを言うのは野暮と思わせる作品。

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    2017年06月26日
  • 花咲小路一丁目の刑事

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    のんびりしたストーリーだ。内容が緩いタッチなので、僕にとってはあまり印象的ではない。もう少しひねりというかインパクトがあってもいいかな。そうなると、この著者の別の作品である東京バンドワゴンと似たようなものになるかも。僕としては、東京バンドワゴンのほうが印象的だ。

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    2017年06月10日
  • 猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷

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    物語の基礎となる世界観が理解できていないので、ふわっとした読み心地でした。ずっと、なんで?という感じです。

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    2017年05月11日
  • ヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴン

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    もう10作目となった東京バンドワゴンシリーズ
    以前の事件はすっかり忘れていることの方が多いけど
    なんだか、堀田家の子供たちの成長を読んでいるみたい
    まあ、安定して毎年読む本なのかな

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    2017年05月11日
  • 札幌アンダーソング

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    ネタバレ

    読みやすい文章、特徴がはっきり際立つキャラ設定、基本的に善悪二元論でストーリーも分かりやすい。さすが小路幸也。

    ただ、この1作だけでは、物語として物足りないというか、伏線回収もしてなければ、謎解きも中途半端。あらゆるものを引きずっているなら「つづく」の一言か、そこまでじゃなくても、続編ありを明記しておいても良かったのではないかと思う。

    遅れてい呼んでいるので、シリーズ物だと分かっていても、ちょっと不親切?と思ってしまった。

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    2017年05月08日
  • すべての神様の十月

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    榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は、死神だったからだ。帆奈に召喚されたという死神は、いままで一度も「幸せ」を感じたことがないらしい。なぜなら「幸せ」を感じた瞬間、死神は…(幸せな死神)。池内雅人は貧しかった。貧乏神に取り憑かれていたのだ。ツキに見放された人生だったが、そんな人生を自ら「小吉人生」と称して楽観視していた。一方、貧乏神には雅人に取り憑かなければならない“理由”があった。なぜなら雅人が並々ならぬ…(貧乏神の災難)ほか、4篇。神様たちの意外な目的が胸を打つ短篇集。

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    2017年05月05日
  • ロング・ロング・ホリディ

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    ネタバレ

    でも、僕らは探していたんだ。見えない未来を。この場所で-。80年代初頭の札幌を舞台に、喫茶店でアルバイトをする大学生と店に集う若者たちの成長と苦悩を描いた長編小説。『文蔵』連載に加筆・修正して単行本化。

    すんなりと読めました。

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    2017年04月28日
  • 探偵ザンティピーの惻隠

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    久々に読んだザンティピー。
    相変わらずの寅さん風日本語と、日本大好きな所は変わっていない。

    日本では事件に巻き込まれてばかりだが、今回も予想にたがわず。
    親友の妹とのラブはさっぱり進まないけど、トネさんとのやり取りとかはスムーズで、トントン拍子に進んでいく。

    さらりと読めて、日本人の繊細さと美徳が褒められてて、何故か自分までいい気分になる不思議な小説。

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    2017年04月27日
  • 札幌アンダーソング 間奏曲

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    再び山森と対決することになった春たち。
    倒すべき相手である山森は自分には感情などないと言う。
    だから何かを大切に思う気持ちもわからないし、もちろん大切な人もいない。
    春の周囲の人たちを春への脅しの材料としてしか考えられないのもそれが理由だろう。
    愛も憎しみ、楽しみも悲しみも、すべては策をめぐらすための道具にしか考えられないなんて山森は本当に可哀想な人間だ。
    もしかしたら春にこれだけこだわるのは、春の特異な天才ぶりに興味があるだけではないかもしれない。
    自分が持っていないもの…家族だったり絆だったり…そこにある信頼や絆が妬んでいるのでは?とも思ってしまう。
    事件はまたも中途半端なまま次の物語へと

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    2017年04月26日
  • 札幌アンダーソング

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    とにかく読みやすい。
    この少し変わった設定を楽しめるかどうか、読む側の選択に任せているようにも感じた物語だった。
    春は見たものは全て記憶してしまう。
    だから余計なものは見ないように、普段はアイマスクをして生活をしている。
    極寒の北海道・札幌で路上で全裸で死んだ男がいた。
    この男はいったい誰なのか?
    どうしてこんな住宅地で死んでいるのか?
    そもそも何故全裸なのか?
    謎を解くために根来と仲野は「変態の専門家」である春を訪ねる。
    奇妙な遺体。
    わけありげな遺体の発見場所。
    春は判っている事実から何かのメッセージではないかと予測する。
    超がつくほど変態だけれど、とにかく春が魅力的だ。
    春を取り巻く志村

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    2017年04月25日
  • 空へ向かう花

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    ある事故で女の子を死なせてしまった小6の男の子ハル。
    亡くなった女の子の友達だったカホ。
    ハルが屋上から飛び降りようとしている所を見つけてしまい、出会う二人。
    話はそこから始まります。

    お互いに傷を抱えているハルとカホ。
    その2人をそっと支えているおじさんと大学生のキッペイが何とも素敵。

    『大人は子供の前では必死で大人の役を演じなきゃいけない』
    この一文にやられました。

    傷を抱え、いち早く大人になってしまった二人だけれども、自分の事を物凄く真剣に考えてくれる大人たちと出会えて、幸せだったのではないでしょうか。

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    2017年04月24日