壁と孔雀

壁と孔雀

880円 (税込)

4pt

3.3

警視庁警護課の土壁英朗は35歳になるベテランSPだ。仕事の負傷で休暇を取り、幼い頃両親の離婚で別れたまま2年前に事故死した母の墓参りに赴く。北海道にある母の実家は町を支配する名家で、今は祖父母と小5の異父弟が住んでいた。初めて会う弟は、自ら座敷牢に入り、英朗に「僕がお母さんを殺した」と告げる。その言葉の真意は? さらに町では不審な事故が相次ぐ。英朗は忍び寄る危険から弟達を護ろうとするが……因習にとらわれた町で痛い真実と優しい嘘が交錯する、小路版クイーン・ライツヴィルの本格ミステリ

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壁と孔雀 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年03月26日

    久しぶりの小路幸也さん
    東京バンドワゴンシリーズでちょっとお腹一杯の気分だったけど
    読み始めると、読みやすく、とんとん拍子に読み進められる
    ああ、面白いなぁと やっぱり面白かったなぁと。。。。
    未来くんが、元気で幸せに暮らしていけるように
    優しい大人がそれだけを考えて行動する姿に
    ミステリーで、ハラ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年05月11日

    小路氏には珍しいハードボイルド路線の作品。
    事件部分の背景やら犯人の行動やら、質的にいろいろ不満がありますが、人間を描いた部分は小路節が随所に出ており、プロットは△、人物造形は○という感じです。

    0

    Posted by ブクログ 2017年04月03日

    SPの土壁英朗が幼い頃別れた母親の実家は、とある北海道の名家だった。労災休暇を兼ねて死んだ母親の墓参りに初めて行ったその名家には、座敷牢の中に佇む歳の離れた少年、父違いの弟がいた…。開拓時代の北海道の片隅で秘かに隠された秘密、それに纏わる謎と事件を、SPがお門違いの捜査を始めます。途中まで面白く読み...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年02月28日

    小路幸也の本ならではの味を貫いてほしかった。
    作者本人が希望したのか、出版社の依頼なのか、ともかくミステリーやハードボイルドを描こうとしているのは分かるが、全然そんな風になってない(と俺は思う)

    そもそも、この小説一番の読ませどころになってるはずの、少年が座敷牢に暮らす伏線なんて、ほったらかしやわ...続きを読む

    0

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