【感想・ネタバレ】壁と孔雀のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

久しぶりの小路幸也さん
東京バンドワゴンシリーズでちょっとお腹一杯の気分だったけど
読み始めると、読みやすく、とんとん拍子に読み進められる
ああ、面白いなぁと やっぱり面白かったなぁと。。。。
未来くんが、元気で幸せに暮らしていけるように
優しい大人がそれだけを考えて行動する姿に
ミステリーで、ハラハラもあるけれど、安心して読めた

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2017年03月26日

Posted by ブクログ

小路氏には珍しいハードボイルド路線の作品。
事件部分の背景やら犯人の行動やら、質的にいろいろ不満がありますが、人間を描いた部分は小路節が随所に出ており、プロットは△、人物造形は○という感じです。

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2019年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小路幸也の本ならではの味を貫いてほしかった。
作者本人が希望したのか、出版社の依頼なのか、ともかくミステリーやハードボイルドを描こうとしているのは分かるが、全然そんな風になってない(と俺は思う)

そもそも、この小説一番の読ませどころになってるはずの、少年が座敷牢に暮らす伏線なんて、ほったらかしやわ矛盾してるわ。自由に出入りできる座敷牢に暮らす血色のいい少年なんて伏線になるか!

それ以外の伏線回収も荒っぽさが目立つ。オーラスどんでん返しのつもりだろうが、主人公の回想シーンにすぎなくて「えーようにも悪いようにも取れる、解釈は読み手のご自由」ってな放り出し方に見える。解釈自由は鬼手やなぁと思った次第。

小路さんらしい優しい小説で、楽しめないことはないのだが、読み終わった後になんともケツの座りが悪い残念な気持ちがした。

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2018年02月28日

Posted by ブクログ

SPの土壁英朗が幼い頃別れた母親の実家は、とある北海道の名家だった。労災休暇を兼ねて死んだ母親の墓参りに初めて行ったその名家には、座敷牢の中に佇む歳の離れた少年、父違いの弟がいた…。開拓時代の北海道の片隅で秘かに隠された秘密、それに纏わる謎と事件を、SPがお門違いの捜査を始めます。途中まで面白く読みましたが、最後の英朗の穿ち過ぎた謎解きは不要だった気がします。後味が悪くなりました。英朗は良識のある主人公だっただけに、人の親切や友情を素直に受け止めて欲しかったです。

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2017年04月03日

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