小路幸也のレビュー一覧

  • 少年探偵 みんなの少年探偵団

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    小林少年誕生のアナザー・ストーリー。
    なるほど、明智先生、小林少年、怪人二十面相誕生の設定をこうしたか。

    このシリーズは深読みせず純粋に楽しむことにしよう。

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    2015年01月31日
  • 話虫干

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    人が死んでしまう話は苦しくなるけれど、この結末は果たしてアリなんだろうか。知ったふたりは別世界で生き続け、会わぬふたりは『こゝろ』に居り苦しみ続け...接してないふたりは死んでも仕方ないってことか...
    話虫干どころか、退治すべき人が話曲げてるような...穿った見方をしてしまう...

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    2015年01月29日
  • 旅者の歌 始まりの地

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    久しぶりのファンタジ小説.他のジャンルに比べファンタジはどうしても先に読者に世界観を理解させる必要があるので,ともすれば解説っぽくなってしまう.本作,よく練られた設定が目を引く.上橋菜穂子さんの獣の奏者に近いイメージ.まだ序章だからか刺激が少なく物足りなさを感じるもののスケールの大きさに期待大.
    以下あらすじ(巻末より)
    この世界の神は人と野獣とを分けて創ったが、稀に人から野獣に換身し二度と戻れない者もいる。ある日、ニィマールの兄と姉、婚約者が、人間の心を残したまま野獣に換身してしまう。だが誰も辿り着いたことのない果ての地に行けば、三人を人間に戻すことができると聞いた少年は、一縷の望みを胸に試

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    2015年01月24日
  • エール!(1)

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    仕事に悩んだ人達に対するエールですね。

    各物語の主人公が全て女性です。言ってしまうと、なんですが、まぁ、女性っぽい話だなと思わないこともありません。

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    2015年01月21日
  • モーニング Mourning

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    濃密な時間を過ごした学生時代の思い出を思い出しながら、長い長い帰宅をする4人。一人は死亡してしまい、欠けてしまったことはとても哀しいけれど、学生時代の出来事を回想するところは、とても仲が良くバカ話ばかりしていたいい意味での悪友でもあったんだろうなと思う。もちろんいいことばかりではなく、心に深い傷を負うような出来事もあって、この仲間がいたからこそ、乗り越えていたのだろうと思わされる。
    自殺するという一言を口に出した淳平。彼の真意を聞いたとき、ますますその思いは強くなった。
    シリーズ化されているようなので、続編も楽しみです。

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    2015年01月12日
  • 僕は長い昼と長い夜を過ごす

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    この表紙も話しの雰囲気にぴったり。種苗屋を俳優が演じるとしたら、誰がいいかなぁ~♪厚めだけど、すっすと読めた。楽しかった。

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    2014年12月03日
  • エール!(1)

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    ネタバレ

    6篇のお仕事小説アンソロジー。2回に分けて読んだ。どれもうまくいきすぎだろ、とも思うけど。どれも読みやすくて普段本を読まない人にはいいだろう。まぁ、働くのは大変だけど、こういういいこともたまにはあるよなとは思う。早く働かなくてもよくなりたいものだ。目指せ億り人。

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    2014年11月04日
  • 空を見上げる古い歌を口ずさむ

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    メフィスト賞受賞作。
    「いつかおまえの周りで、誰かが「のっぺらぼう」を見るようになったら呼んでほしい」と言い残して姿を消した兄。20年後、息子が「みんなの顔がのっぺらぼうに見える」と言い出して、僕は兄と再会する。兄はむかし自分の周りで起こった事件について話し始めた…
    ほとんどが兄の回想で占められるこの話は、昭和30〜40年代の閉鎖的な町で起こった怪事件の真相なのだが、けっこうホラーな出来事なのに回想であるからか郷愁ただようほんわかしたムードに溢れている。
    メフィスト賞だからミステリかと思いきや、それよりはファンタジーというか青春小説的な感じ。着地点は少々唐突だと思うが、当時少年だった兄の目から

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    2014年10月10日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    小助川医院を改装してできたシェアハウスに暮らし始める佳人とちょっと訳ありな住人たちの話。タカ先生の教訓的な言葉が良かった。
    佳人の仏留学とかシェアハウスの食堂とかうまい具合に行き過ぎな気もしたので、最後は少し冷めてしまった。

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    2014年09月29日
  • カレンダーボーイ

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    寝起きするたびに過去と現代へというちょっと変わったタイムトラベルを楽しんだ。
    タイムトラベルをするからには、と目的を見出して動こうとする二人に未来は微妙に変わっていく。
    タイムトラベルという神様からのプレゼントを受け取った代わりに失うものもあった。
    お互いが満足した結果だったのだろうかと、ちょっと最後は切なくなった。

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    2014年09月26日
  • 話虫干

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    物語を変えてしまう話虫を物語の中に入って退治する。地味な話に話に見えるが、荒唐無稽で面白い。最後をどう締め括るのか大いに興味を持って読んだが、小路幸也らしく気持ちが和む終わり方にホッとした。漱石の『こころ』を読んでいなくても十分楽しめる。

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    2014年09月26日
  • 東京ピーターパン

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    ネタバレ

    色んな事情で色んなところにくすぶってたミュージシャンたちが、とあるきっかけでとある場所でセッションする話。

    こんなもん「おとぎ話」やと思えるぐらいに、出来すぎた話である。その出来すぎを楽しめるかどうかでこの本の評価は変わるのだろう。俺の場合は生じ作品だからという条件付で楽しめた。

    勿論現実にこんな甘い話があるわきゃーないのだが、例えば、山の話をしているときに「おっ、こいつと山登ってみたらオモロそう」と思ったヤツと実際に山登ってみたら、相性があってスゲー楽しかった。
    みたいな経験(音楽や山でなくてもなんでもいい)があれば、このおとぎ話に乗っかることができると思うのだ。

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    2014年09月17日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    荻窪を舞台にしたシェアハウスホームドラマ。
    東京バンドワゴンの大家族ものとはまた違う他人同士の共同生活で様々な事件が起こるが、登場人物の連携プレーで解決して心がほっこりする作品。

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    2014年09月10日
  • レディ・マドンナ 東京バンドワゴン

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    ミステリーストーリーから、ほのぼの大家族ストーリーに変化しつつあるけど、これはこれで好きだな。
    安心して読めるしほっこり感満載なので◎

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    2014年08月22日
  • カレンダーボーイ

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    現在の知識・技能をもちながら精神だけタイムトラベル。
    自分なら、何歳に飛ぶだろうか。
    身勝手な妄想でなく、
    必然や必要のある時期は何時なのだろうか。

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    2014年08月13日
  • ナモナキラクエン

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    ネタバレ

    さいごに、何故弁護士の神崎さんが自分らの父親だと分かったのかがよくわからない。読み込みが足りないからかな…

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    2014年07月21日
  • キシャツー

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    まあ、いかにも小路さんなのですが。。。
    登場する高校生たちはみんな爽やかでキラキラしている。幼馴染の男女の恋愛とは無関係な掛け合いも楽しい。3人の少女たちの友情も、男子の人生の哲学的な悩みも良い。ちょっと変わったところで、レスビアン傾向を持つ美少女の存在も良い。
    でもなんか物足りない。読んでるうちは良いのですが、ちょっとすると存在そのものを忘れてしまいそうです。
    まあ、良質なホームドラマを目指す小路さんとしては、それで本望なのかおしれませんが。

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    2016年05月29日
  • COW HOUSE カウハウス

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    ほっとする、心穏やかに優しくなれる本です。
    特に大きな事件が起きるわけでもなく、でも読む手は止まらず。。
    移動中に読んだからか、イマイチ伏線が回収しきれていないような。。

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    2014年07月13日
  • 東京ピーターパン

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    登場人物たちのようにバンドや音楽に関わる方々、関わった経験のある方々にとっては特に、うなずけるシーンやセリフがたくさんあることと思います。
    プロもアマも無く、社会的な身分の違いも越えて音楽で会話ができる、本来そういうものなのでしょうにね、音楽は。現実の世界では色々と困難を抱えている音楽人、多いでしょうね。
    大きな夢を見る人にも、今ある毎日の生活で足りている、または満足しようとしている人にも、優しく響く物語だったように思います。

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    2014年07月08日
  • 猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷

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    和風ファンタジーって言うか 奇譚って言うか。
    恩田陸さんの「常野物語」の、光の側面って感じ。
    個人的には好きなムードのお話。

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    2014年08月20日