小路幸也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1981年。札幌の喫茶店でバイトをする主人公大学生コウヘイのもとに、東京へ上京したはずの姉が7年ぶりにいきなり現れ、姉との共同生活が始まる。
未来に焦り、それでも前に進もうともがく若者たちを描いた小路氏らしい青春小説。
タイトルの通り、大学生活って思い返すと人生の夏休みだったな。学生時代のバイトって固定のものは少なかったな。今はなき玉学ローソン、今はあるのか国府津のバーミヤン、その他は日雇の変わったのばかりだったな。日本語の喋れないアジア人と新幹線の車輪磨き、一日中ペットボトルのラベル観察、豆腐工場で延々とがんもどきを揉む、東海道沿線のゴミ収集からスクラップ、独居老人リストから訪問カウン