小路幸也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小路幸也さんのダイ・シリーズ第2弾? タイトルで選んでしまった結果です、トホホ。恥ずかしながら東京バンドワゴンシリーズも未読で‥。でも、第2作から読んでも問題なく楽しめました。
「弓島珈琲」店主・弓島大は、かつて恋人が死亡する事件で誤認逮捕の経験があり、その時の刑事・三栖は、今では店の常連になっている設定です。一見して平穏な日々が描かれるも、徐々に秘めた過去、事件の匂いがする出来事が、二つ並行して展開していきます。
ただ、登場人物の描き方のせいか、緊張感や切迫感があまり感じられず、温かささえ伝わります。事件そのものは次第に大きくなって、素人では手に負えないはずが、色々な人の想いと行動 -
Posted by ブクログ
東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家は、今時珍しい大家族。
一癖も二癖もある堀田家の面々は、ご近所さんと共にまた謎の事件へと巻き込まれる。
赤ちゃん置き去り事件、幽霊と会話をする小学生……万事解決となるか?
古書店を舞台に、大家族が舞い込んでくる謎を人情味たっぷりに解決していくホームドラマ小説、『東京バンドワゴン』シリーズ第二弾です。
冬から秋へと、一年かけても変わらない家族の絆と、変わっていく恋愛関係、増えていく家族。
穏やかで賑やかで、心温まる大家族の姿が優しくてとても良い。
変化も時間の経過も、歳をとっていくことも、悪い事だけではないと思わせてくれます。
核家族化が