小路幸也のレビュー一覧

  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ネタバレ

    本をテーマにした短編集。
    どの物語も短いながらも、本が好きな気持ちに溢れていて、読んでいて楽しくなります。
    小路幸也さんの「ラバーズブック」が特に好きです!
    亡くなった人の代わりに、彼が遺していった本に旅をさせてあげたいというカフェのお母さんの温かい気持ちに心動かされます!

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    2025年12月21日
  • オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン

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    四世代が一つ屋根の下で暮らす堀田家。家計は苦しくても、その生活は豊か。年頃の子どもらしい悩みや喧嘩もあるし、勘一世代には当然起こりうる悲しい別れもある。笑いも涙もあってこその人生、時にはおせっかいを焼いたり、焼かれたり、怒ったり、諭されたり。ひ孫のおかげでじぃばぁ世代はボケてる暇もなく、孫たちは生きる知恵袋のおかげでいい年になってものびのびと暮らしている。そんなんが案外幸せだよなと。

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    2023年04月17日
  • すべての神様の十月

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    神様と言っても古事記に出てくる様な有名な神様ではなく、八百万の神様と言われる人間の生活に身近な神様の物語。
    死神、貧乏神、疫病神、道祖神、九十九神、福の神。
    なぜ貧乏神や疫病神が存在するのか。
    それは決して人間を不幸にする為ではないという視点が面白かった。
    最後の福の神は思考が限りなく人間に近くなってしまって、うーん……という感じだった。
    十月に意味があったのかは不明。
    基本的にハートウォーミングな短編集。

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    2023年04月12日
  • 東京バンドワゴン

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    誰かの問題はプライバシー度外視でみんなで解決!みたいな、下町一帯が大家族感のドタバタ昭和劇。
    愛人が子供産もうが、父が家族捨てようが、今がよければ、愛があればall OKって、心広すぎ!ってツッコみたくなるけど、それがホームドラマか。

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    2023年03月04日
  • オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴン5冊目は、通常営業の物語。怪談話には種もしかけもありまして、江戸時代にも仕掛け本はありましたか。東雲文庫が一冊通して、影響していて、東雲文庫は辿ればサチさんの縁。LOVEだねぇの我南人のセリフは堀田家だけではなく、堀田家を起点に各方面に伝播していて、東京バンドワゴンのような陽だまりはなくなって欲しくないよなー。

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    2023年02月26日
  • マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴンの孫たちではなくおじいちゃんとおばあちゃんの若かりし頃のお話。外伝的な立ち位置かもしれないし、やっぱりこれも一つのシリーズの中の物語かもしれない。おじいちゃんの勘一が青年だった時代は終戦直後の復興がはじまった頃。おばあちゃんのサチは華族の娘さんで、あるものを託される。ええとこのお嬢さんらしい教養を身に着け、愛情をたっぷりと注がれたはつらつとした娘さん。激動の時代に巻き込まれたものは家柄ゆえのことではあるけれど、嘆くことも投げ出すこともせず、勘一や勘一のお父さんや仲間たちと乗り切る。家訓の一つ「些事諸問題ならいかなることでも万事解決」は伊達ではなく、人の縁の不思議さ、人情の温もり

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    2023年02月05日
  • すべての神様の十月

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    私たちの知らないところで、世の中には神様が普通に存在している。そう思えるようなほのぼのとしたお話でした。それぞれの神様が個性的で面白かった。

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    2023年02月02日
  • 恭一郎と七人の叔母

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    文章が読みやすかった。でも毎章いわれていた、姉妹の「微妙な関係性」については、微妙とは?という感じ。
    そりゃ7人(母入れて8人)女が集まればそのくらいのことはあるだろうと思われるし、それが普通なんじゃないと思ってしまった。
    母と七人の叔母はそれぞれ個性的でとても魅力的だと思った!この人の文章は好きなので、他の作品をまた読みたいな。

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    2023年01月28日
  • 探偵ザンティピーの惻隠

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    ネタバレ

    前2冊と同様にニューマンハッタンから北海道の温泉へ。
    アシスタントのシモーヌの友人は父親がww2で友達となった日本人捕虜の写真を持っていた。
    この写真が発端となり、北海道の温泉旅館で事件が。
    いつもの様に義妹の旦那の協力を得て謎を明らかにするが、秘密にしておくべきことは秘密にするというお話し。
    寅さん映画が好きなザンティピーだからワンパターンのお話にしているんだろうと思っている。そう割り切ってしまえばなんてことは無く楽しく読める。

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    2023年01月19日
  • 探偵ザンティピーの仏心

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    ネタバレ

    ニューヨークの私立探偵ザンティピーはとある依頼でケガをし入院。それを不憫に思った依頼主は養女の日本行きのエスコートとしてザンティピーに同行を頼む。
    目的の温泉旅館に到着する直前に事件が発生し、ザンティピーは監禁される。

    またしても北海道の温泉旅館を舞台に謎の解決に挑むといったお話し。

    小路さん北海道の温泉が好きだなぁ。

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    2023年01月17日
  • 探偵ザンティピーの休暇

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    ネタバレ

    ニューヨークで私立探偵を営むザンティピー。
    日本の北海道で旅館の若女将となった妹サンディから連絡が来る。
    妹が発見した人骨の謎を地元の小学生、義理の妹とその恋人の協力を得て解き明かす。
    ザンティピーの耳は素晴らしく2、3時間話をすれば知らない外国語も話せるようになるという特殊能力を持っていて日本語は読めないけれどペラペラ。おまけに寅さんが好きで日本語の口調は寅さんと一緒といった都合の良い設定。
    寅さんの様にお調子者ではないが、人情味があり探偵は他人の秘密を暴いて収入を得るのが仕事だけれど、必要以上に暴き立て広めることは無いというスタンスで事件を解決し治めるといったお話し。

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    2023年01月17日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ネタバレ

    タイトル通り、一冊の本、もっと言うと、主人公たちにとっての大事な「一冊目の本」との出会い、一冊の本で繋がる人間関係、なんかが軸にあるアンソロジー。さすがは「ダ・ヴィンチ編集」といった感じ。すでに知ってる話もあったが、原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジエ」・小路幸也「ラバーズブック」がお気に入り。その本に出会った時に置かれている自分の状況によってその本に抱く感情は当然変わってくるが、自分にとって運命の一冊とはなんだろうか?

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    2023年01月14日
  • すべての神様の十月

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    ☆3.8

    色々な神様にまつわる連作短篇集。とても優しいお話で、心がポカポカ温まりました❁⃘*.゚
    神様は人間にとって身近な存在で、その姿形は見えなくてもずっと見守っていてくれているのかなぁと思いました。

    小路幸也さんの作品は「東京バンドワゴンシリーズ」しか読んだことがなかったのですが、他の作品も読んでみようと思います!

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    2023年01月13日
  • 素晴らしき国 Great Place

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    冒頭のつかみは好き。
    過去と未来の肖像画に描かれた、うり二つの女性。
    どういうつながりなのか、気になって止まらない。
    でも、なぜそこにその人が出てくるんだ。。。
    そして、語られる過去の物語。
    だんだん、あれ?ってなってくる。
    その、「素晴らしき国」の思想にだんだん不安が、、、
    うわぁ、ごめんなさい、そういうの、私には無理かも。
    とはいえ、過去の誰が誰とどうつながっていくのか、どうやってそうなっていくのか、面白い展開が待っていそう。
    なんだかんだいって、きっと、次も読んでしまうのだろうな。

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    2023年01月08日
  • すべての神様の十月

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    人間の世界にまじって、自分の役割を仕事のようにこなしている神様たちの物語。

    人間にとっての幸や不幸を少なからず招く。
    でもそれは、結局は人間のためだったりする。

    ある神様が、「我々は人間がいなかったら存在できなかった者」だと言っていた。
    それくらい身近な存在なんだと感じる。

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    2023年01月08日
  • 隠れの子 東京バンドワゴン零

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    ★州次郎がいるなら大丈夫と思ったんだろうさ(p.335)

    (一)歌川国芳が出るのでもう少しで明治になろうかという江戸末期を舞台に「隠れ」という超能力っぽいものがあることを前提にした事件とその解決を描く。
    (二)バンドワゴンらしくキーワードは「家族」ってことかもしれませんね。血がつながっているとかは関係なしの家族。縁とも言えるでしょう。家族を得ることができた者とできなかった者。後の堀田家の家族に惹かれ集まってくる新たな家族のような者になれるかどうか。
    (三)いちおう『東京バンドワゴン』のシリーズとなっていますが雰囲気は異なります。同じ著者でも特殊能力の持ち主たちがコトに立ち向かう「マイ・ディア

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    2022年12月18日
  • エール!(1)

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    好きな作家さんが6人中3人いて思わず手にとりました。別々の人が書いてるのに、さっき読んだ中に出てきた、これ。と思う仕掛けが入ってて、それも面白かった。私は2カ所しか気づかなかったけど。

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    2022年12月14日
  • 僕は長い昼と長い夜を過ごす

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    50時間起きて20時間寝るという設定が生かされてないような…7回死んだ男みたいな感じかと思ったら全然違った
    強奪屋とかゲームの思考でハードボイルド風にしたいのかもしれないけど、なんかうわっぺりでワラワラやってるだけのような…結末だけ作っていたようで、途中よく分からないまま終わってしまいました

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    2022年11月22日
  • コーヒーブルース Coffee blues

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    喫茶店のマスターがひょんなことから少女の捜索を依頼され、怪しげな事件に巻き込まれていくという物語。

    選書サービスで面白そうだったので、本作を手に取りました。確かに登場するキャラクターや展開のスピードは魅力的で、スイスイと読めてしまう面白さがありました。

    しかし、残念だったのは本作を選書サービスという形で知ってしまったため、シリーズものであることに気づかなかったことでした。そういうこともあってか、ボヤッとしてる部分も多く、読み進めるうちに期待していた結末とは違った感じがして、「えっ!これで終わり!?」という感想が思わず出てしまいました…

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    2022年11月19日
  • 明日は結婚式

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    大きな驚きはないけど、明日は結婚式な当事者と周りの人々の日常を堪能できる。実際、結婚式前日ってそんなにドラマチックなことは起きないけど、たしかにどの家庭でもやり取りされているような、生活感溢れる話だったな。

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    2022年11月16日