小路幸也のレビュー一覧

  • イエロー・サブマリン 東京バンドワゴン

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    202204/毎作楽しんで読んでるけど、広いようで狭い範囲での濃密すぎる関係や昭和的価値観、登場人物達がみんな優秀・才能豊かなので、ちょっとな~と思う時もあるけど、やっぱりこの世界の一員になりたいなあと思わせてくれるシリーズ。

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    2022年09月04日
  • 東京公園

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    人はいつも誰かを探している。
    一緒に歩いてくれる誰かを、本能で探しているらしい。

    人が人に惹かれる瞬間に理由なんてないというのは、そういうことなのかもしれない。

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    2022年08月28日
  • 〈銀の鰊亭(にしんてい)〉の御挨拶

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    結末に物足りなさを感じる人もいるのではないかなというのが率直な感想。
    けれど、私はこれが一番いい形の終わりかたかなと思う。
    登場人物の人柄が好きなので、気持ちよく読めた。次作もあるようなので読もうと思う。

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    2022年08月27日
  • 春は始まりのうた マイ・ディア・ポリスマン

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    08月-19。3.5点。
    マイディアポリスマン第二弾。近隣の団地付近で、白く大きな化け物?目撃談が。一方、主人公を観察する怪しい警察官が。。

    面白い。一気読みした。主人公巡査の秘密が、明らかになる。

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    2022年08月26日
  • 風とにわか雨と花

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    家族の話。
    12歳の風花、9 歳の天水の姉弟の両親が4月に離婚した。
    父親が会社を辞めて、小説家を目指すために。
    夏休み、離れて暮らす父親の所へ遊びに行く。
    そのひと夏の家族の成長物語。
    家族四人の視点で交互に物語は進む。
    スラスラと読める。
    大人や子供達の考えは、「なるほどな~」と思うところもあった。
    でも、みんな格好良すぎだと感じた。
    現実では、なかなかこういう風にはならないだろうけど、人生の選択では、こういうことが出来たら…、少し羨ましいと思うかもしれない。

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    2022年08月25日
  • ロング・ロング・ホリディ

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    なんとも、穏やかに進んで・・・
    バタバタしている風だけど
    何も変わっていない
    思った通りの展開でした

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    2022年07月24日
  • すべての神様の十月(二)

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    今回も優しい神様達に出会えました。
    私の周りにも気付かないけれど神様がいるのかもしれないな…なんて思ってしまっりしました。

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    2022年07月23日
  • 駐在日記

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    昭和50年代の田舎の駐在所の話。
    特殊な環境だけに、単に法の番人という役割を超えた存在ならではの清濁併せ呑むバランス感覚が興味深い。

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    2022年07月10日
  • 東京カウガール

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    ★私は、復讐をしているの(p.277)

     登場人物たちが知恵とスキルを駆使してコトを解決するという小路幸也さんでよくあるパターンではありますが今回はかなり危険な雰囲気。英志くんは奈子さんをどうやって救う? そして、この著者らしくあっさりと物語は終わる。

    ▼簡単なメモ
    【一行目】職質されたら、まず、微笑む。

    【アンジェラ】喫茶あんぼれの常連。歌舞伎町でゲイバーのママをやってる。
    【石垣奈子/いしがき・なこ】ヒロイン。相手を破壊する技を修得している女性に似ている。岡島の孫。
    【石垣肇/いしがき・はじめ】奈子の父方の祖父。父が亡くなった後も母娘ともに一緒に暮らしている。
    【英志/えいじ】→木下

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    2022年07月09日
  • マイ・ディア・ポリスマン

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    07月-04。3.0点。
    交番の巡査と、寺の副住職(跡継ぎ)は幼馴染み。女子高生が、巡査の写真を撮りたいと二人のところへ。女子高生が去ると、謎の財布が。。。

    さらりと読める。登場人物が皆「いい人」。次作も期待。

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    2022年07月06日
  • イエロー・サブマリン 東京バンドワゴン

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    第一章の絵も言われぬ縁結び、の作中で出てくる空想の作品。

    『美しいシロと黒の馬の物語を月が読む』
    『緋色のツグミは太陽に啼いて旅をした』
    『砂漠の王者と湖水の木守』
    『涙は銀の雨に心は金の光に』
    『眠れる龍を紫紺の薔薇の姫が誘う』

    作者はどうしてこんなタイトルを思いつくのか…と頭抱えるほど、このタイトルだけでこれらの作品の虜。メタ的にも東京バンドワゴンの世界観が溢れていて良いなぁと思う。

    解説(渡邉森夫)の言葉を借りると“箱推しなのは、言わずもがなであるが”、私は紺推しです。ラストの紺に痺れた。それとマレフィセントには笑ったw

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    2022年06月05日
  • 花歌は、うたう

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    ★スゲェ! って笑ってます(p.276)。らーらりるらら すっとこどっこい(p.111)
    『マイ・ディア・ポリスマン』と近い形式で登場人物たちそれぞれの視点から描かれる。そしてやはり、みんないい人。かつどこかすぐれている人たち。かなり有名だったミュージシャンである父は失踪中だがとくに問題もなく明るく育っている花歌(はなか)にも音楽の才能があるようで歌をつくりはじめ、そしてすべてが動きはじめる。いずれバンドワゴンとのコラボがあったりして?

    ▼簡単なメモ
    【一行目】高校生? 十七歳? そうかぁ、もうそんなになるんだねぇ。

    【茜】美紀の娘。小学二年生。
    【市川】ジャズ喫茶犬狼都市(キュノポリス)

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    2022年05月25日
  • モーニング Mourning

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    2作目の『Coffee blues』を先に読んでしまった流れで、1作目の本書を手に取りました。

    親友の葬儀で二十数年ぶりに再会した、大学時代の仲間たち4人。
    葬儀を終えた後、仲間の一人・淳平から“自殺する“との発言を聞いた主人公・ダイこと弓島大達3人は、思いとどまらせるため、一緒に福岡から東京までロングドライブをすることに・・・。

    時系列的には『Coffee blues』の後の話ですが、彼らの回想場面が大半を占める為、結果ダイ達の青春時代の話になります。
    ダイ達は1961年生まれという設定なので、同世代の男性の方には刺さりそうなフレーズやアイテム諸々の懐古描写が綴られるうちに、彼らと関わっ

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    2022年05月22日
  • アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン

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    3回泣きそうになった。ボンさんすずみさんかずみちゃん。タイトルの“アンド”の部分に(ビートルズの曲名としても)それほど深い意味があるとは限らないけれど、この小説を読むと『“それでも”あなたを愛してる』と頭の中で訳してしまう。

    書誌学という学問に興味を持つきっかけになったこともあり〈山端文庫〉の話を読み返したくなり、ひいてはシリーズ最初から読み返したくなる。

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    2022年05月03日
  • イエロー・サブマリン 東京バンドワゴン

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    この季節の風物詩的な作品。いつも通りの優しい世界観にホッとする。
    今巻で少し気になったのが、登場人物がハイスペック過ぎはしないかというところ。初期の頃は我南人がロック歌手であったぐらいのところだが、もはや、紺はやや売れっ子の小説家、研人はミュージシャン、花陽は医者の卵、研人のフィアンセは東大生、と、とにかく世間的な成功者が一家からゴロゴロと。小さな幸せがテーマだったように思うが、少し、その初期テーマからは離れている気がする。とはいえ、初期からの楽しみも受け継がれてはいる。

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    2022年05月01日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    シェアハウスというものに憧れていながらも自身は住むことはないと思いつつ本で経験したいと考え手に取る。
    人物構成は微妙だが、男の自分としてはとても羨ましい限り。物語として成立させるにはそこそこ交流がなければならないし、語り手である主人公も含め、女性にギラギラしない男だけで構成しなければうまくいかなそうですね。それでも恋愛要素が控えめでそこは好感です。語り手を変えて、住人それぞれの目線の章立てで読んでみたかったかも。
    全編を通して大きなエピソードがマッチ事件と放火だけで変化がなく少し物足りないかな。家主であるタカ先生による人生観が深いが、後半は食傷気味になり少し面倒臭かったです。
    終盤はなんだか迷

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    2022年05月01日
  • 明日は結婚式

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    結婚式前日の、新郎新婦とその家族の来し方を心境とともに綴った短編集

    小路先生の作品らしく、それぞれの視点と語りで描かれた、ハッピーモードの作品です

    新郎が仕事で本の装幀もしていて、小路先生の本をデザインしたというくだりに、思わず笑みがこぼれました

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    2022年04月30日
  • 隠れの子 東京バンドワゴン零

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    東京バンドワゴンシリーズということで読んでみた。内容は本編と関係ないみたい。出てくる人たちがみんないい人なのが、東京バンドワゴンかな。

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    2022年04月26日
  • マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

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    サチと勘一にこんな過去があったとは。
    シリーズで1番面白かったけど、前作までを読んでない人には、順番が来るまで待って、と言いたくもなる作品。

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    2022年04月25日
  • 空を見上げる古い歌を口ずさむ

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    ネタバレ

    2003年。第29回。
    ファンタジー。他人の顔がのっぺらぼうに見えるという息子。そんなんことが起きれば連絡しろ、と何十年も会っていない兄に言われたことを思い出し連絡。兄すぐ到着。
    パルプ町に住んでいた兄のことも時代が語られる。そこで起きた連続殺人、タガイモノ、マレビト。
    ふわっと読める。

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    2022年05月03日