小路幸也のレビュー一覧

  • 春は始まりのうた マイ・ディア・ポリスマン

    Posted by ブクログ

    東京バンドワゴンでもそうだったけど、舞台の大きさのわりに、登場人物のバックグラウンドが無茶苦茶大きい。。

    0
    2020年09月04日
  • 恭一郎と七人の叔母

    Posted by ブクログ

    主人公の母は八人姉妹の長女で、七人の叔母に囲まれて育ったお陰で女性との接し方が極めて上手らしい。
    その主人公が同世代の親しい女性らしき相手に、叔母の個性的なエピソードを1人ずつ紹介するという趣向の連作短編集。
    同じ大家族物語でもバンドワゴンシリーズとはかなり雰囲気が違い、如何に叔母さん達が特殊なのかを説明しているだけのような印象だったので、可もなく不可もなく。

    0
    2020年08月29日
  • ロング・ロング・ホリディ

    読みやすいが、詰めが甘い

    読みやすく、理解しやすく2時間ほどでスラスラ読めましたが、全てがすんなり行き過ぎていて凪の海を行く二人乗りのボートでデートをしているような気分ですね。
    唯一、内容に齟齬があるのが残念でした。
    門限が6時で中学、高校と部活動をしていなかったはずの姉が、途中では、中学、高校とも吹奏楽部に入ってフルートを吹いていたことになっている。
    ホンになる前に修正できる内容なのに、担当編集者は真面目に読んでいるのか疑問。
    一気に興ざめしてしまいました。

    0
    2020年07月28日
  • アシタノユキカタ

    Posted by ブクログ

    高校教師のところに当然やって来た元教え子の友人を名乗る女性と、その教え子の子供。
    何故かこの2人を北海道から熊本まで車で連れて行くことになるが、いろいろ訳ありっぽい2人の大人と素直な小学生の交流が微笑ましい。
    小路さんの作品らしく、良い人たちの物語でした。

    0
    2020年07月26日
  • ロング・ロング・ホリディ

    Posted by ブクログ

    札幌の‘D’という喫茶店でバイトをしている大学生のコウヘイと、その仲間たちの日々。小路幸也さんの小説には なんか物分かりが良い優しい人が多い。そんなとこが好き。

    0
    2020年07月24日
  • 三兄弟の僕らは

    Posted by ブクログ

    幸せか不幸せかなんて、他人には決められない。
    傍から見ていて、どんなに可哀そうに見えたって
    本人が不幸を感じなければそれは不幸じゃない。
    だったら、気の持ちようで不幸を幸せに感じることだってできるんだろうか、、、この主人公の三兄弟のように。
    もし親に愛人がいて隠し子までいることが分かっても
    悲しんだり憤ったりせず受け入れられるのか。
    頭で理解できでも心がついていかなくて
    悶々としたり悩んだりするのが人の心だろう。
    そんな人間臭さを存分に味わいたくて
    私は物語を読んでいる。

    0
    2020年07月21日
  • 三兄弟の僕らは

    Posted by ブクログ

    いい人ばかりで
    物事が上手く運びすぎな展開はいつもどおり。
    ただ何かが足りない本作。
    ここまで伏線がない話も珍しいか。

    0
    2020年07月11日
  • オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    安定の読み応え!ホント、サザエさんのちょこっと謎解きバージョン。

    毎回登場人物は増えたり減ったりするものの、だいたい同じ家族のメンバーがあちこち行ったり来たりで、謎解きが始まったりなんだり。
    笑笑

    安定して面白い。

    ガナトが歌えなくなったのはちょっと事件かな?

    今までの物語の中で出てきた人が、また出てきたりもするんだけど、さすがにそこまでは把握しきれなくて、この人なんの時に出てきたひとなんだろー?忘れたっていうのもチョコチョコあるから、、、長いから仕方ないけど、もう少しヒント欲しいなぁ。

    大体は思い出せるんだけど、たまに全く思い出せないひといたりもするんだわ。笑笑!!!

    息子の友達

    0
    2020年07月02日
  • 三兄弟の僕らは

    Posted by ブクログ

    平凡で幸せな家庭に育ちながらも、突然の交通事故で両親を一度に失ってしまった、稲野朗・昭・幸の三兄弟。そんな彼らを助けるべく、ほとんど面識がなかった母方の祖母が家にやってくる。その暮らしの中で兄弟たちは、祖母と母の不仲の理由や父の出生の秘密など、これまで知らなかった家族の裏側を少しずつ知っていくのだが…。中・高・大学生の三兄弟の成長と、家族の絆を描いた、感涙必至のハートフルストーリー

    0
    2020年06月23日
  • マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    相変わらず読みやすい!

    サチおばーちゃんの過去が丸わかりの番外編!
    こんな過去があって今こうなのね!!!!っていう。

    人の死なないミステリのことを、日常ミステリーと呼ぶらしいが、まさにこの本はそんな本。

    謎解きを家族みんなでやろーってな家族物語。キャラ立ちも半端ではないし、鬼滅の刃見たあとでも全然読めちゃう、キャラの立ち方。笑笑

    あのくらいキャラ立ちすごいです。

    小説で喋り言葉にインパクトつけてきたりするからね。笑笑

    ホント読んでで、頭の中でその人が浮かびあがっちゃうよね。謎解き自体は毎回。ギリギリだよね。その方法。っていう、あまりスッキリ解決ってより、無理やりねじ曲げてめでたしめ

    0
    2020年06月19日
  • ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    うーん。
    なんだか全てが出来過ぎ感があってちょっともーいいかなあと思ってしまった。
    それこそがこの物語の醍醐味なのはわかってるんだけど、少し飽きてしまった。

    0
    2020年06月05日
  • ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    毎年の風物詩、東京バンドワゴンシリーズ。
    1作目で子供だった人物がかなり大人になっている。
    悪人が出てこない、優しい話は安心して読める。
    ただ、登場人物が多く、シリーズを通しで再読しないと忘れしまっている人物も多くなってしまった。

    0
    2020年06月05日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

    Posted by ブクログ

    朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」、沢木まひろ「時田風音の受難」、宮木あや子「校閲ガール」が好き。「初めて本を~」は一番身近な感じがした。「校閲ガール」は単行本の第一話なのかな。キャラのポテンシャルが収まりきっていない印象(良い意味で)。

    0
    2020年06月01日
  • ロング・ロング・ホリディ

    Posted by ブクログ

    んっ〜舞台が1981年っていうのが「みそ」かな。
    SNSなんかもちろんないけど、人と人とのつながりが強くて濃い。

    0
    2020年05月31日
  • フロム・ミー・トゥ・ユー 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    それぞれキャラクターの過去、出会い、あのときこの人はこう思っていたなどが詰まった番外編。
    藤島さんの話や、すずみちゃんと青の話などよかったです。

    0
    2020年05月26日
  • 駐在日記

    Posted by ブクログ

    完全に法律を守るって訳じゃあ無くて状況や感情に配慮して判断しているのはそれなりに納得できる。
    現実はそういうわけにはいかないだろうけど。

    0
    2020年04月26日
  • 札幌アンダーソング 間奏曲

    Posted by ブクログ

    「大きな雪堆積場の3つのうちのひとつに男性の死体を埋めた」若手刑事の仲野久が勤める北海道警に謎の手紙が届いた。捜査のため、久は無駄に色男な先輩刑事・根来と、被害者とされる男性の家族に会いに行く。その家の娘に何らかの「背徳の匂い」を感じ取った根来は、天才にして変態の専門家である美少年・志村春に相談することに。どうやら事件には犯罪の怪物・山森が絡んでいるようだが…。

    0
    2020年03月28日
  • 花咲小路四丁目の聖人

    Posted by ブクログ

    スマートな怪盗紳士がイギリスで引退して日本の廃れた商店街にいるという設定.宝石のような小さなものでなく彫刻作品という大きな美術品をどこに隠していたか,ミステリーの面白さとゲームの楽しさがある.亜弥と克己の幼馴染のほのぼの恋愛模様や商店街の人情厚い交流もいいし,これからの商店街の活性化もわくわくする.

    0
    2020年02月25日
  • 旅者の歌 魂の地より

    Posted by ブクログ

    どんどん仲間が増え、適材適所の連携プレイで難局を切り抜けて行くところまでは良かったのだけど、漸く謎が解明されるのかと思いきや部分的かつ中途半端な説明で終わってしまった印象。
    どうやらあまり売れなかったおかげで打ち切りになったようですが、かなりのページ数を使ってここまで読ませたのだから最後まで責任を持って欲しかったな。

    0
    2020年02月24日
  • 旅者の歌 始まりの地

    Posted by ブクログ

    壮大なファンタジー。
    かなり特殊な舞台設定を説明するために殆どのページが使われているので、上巻の終わりが近づいて漸く物語が進み始めた印象です。
    基本的にいわゆる神の視点で語られているところまでは良いのですが、「本当はいろいろあるけれど、その説明はまた後で」という台詞が多すぎるのが気になります。
    後半に期待かな。

    0
    2020年02月18日