小路幸也のレビュー一覧

  • 壁と孔雀

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    小路氏には珍しいハードボイルド路線の作品。
    事件部分の背景やら犯人の行動やら、質的にいろいろ不満がありますが、人間を描いた部分は小路節が随所に出ており、プロットは△、人物造形は○という感じです。

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    2019年05月11日
  • ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン

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    毎年、春の恒例シリーズ。
    毎巻思うが、前のシリーズを忘れており、登場人物と相関がわからなくなる。
    今巻は、番外編。我名人とその妻秋美の出会いの物語。いぜんの番外編で描かれた、我名人の両親の出会いと同様、かなり劇的な出会い。普段の連作短編とは違い、やや突飛な設定のストーリー。

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    2019年05月02日
  • 旅者の歌 始まりの地

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    世界を創生した神話を元にした冒険ファンタジー。
    馬、猫、鷹に変わってしまった兄姉と許嫁。
    人間に戻る為、世界を巡る。各地を旅し、獅子の仲間を道中で得る。と、まぁここらはファンタジーとして定番だが、その実、社会主義に対するアチテーゼが重い。
    北朝鮮と云うよりも、キューバから革命を起こしたゲバラの如し。
    終わりが随分と急な尻切れ蜻蛉で幕を閉じたが、シリーズものにするつもりなのかな?

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    2019年03月27日
  • HEARTBLUE

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    こちらもそうですね。このシリーズ、要するに幽霊ものだったんだ。 登場人物、女の人多過ぎかも。まぁ、恋愛小説ではないんだから、どうでも良いのだろうけど。 サミュエルは、魅力的ね。

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    2019年03月16日
  • HEARTBEAT

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    オヤオヤ、こういう話ですか?という感じ。ミステイクを誘うためか、やたらと、主語を隠した話し方で、紛らわしかったが、最後は最後で、こうなるの?という感じ。

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    2019年03月16日
  • 家族はつらいよ

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    東京バンドワゴン と似た設定だが、原作が山田洋次なので味わいが違う。「男はつらいよ」とも違う感じ。映画を先に見たので、そのノベライズというだけかな。小路さんが自由に加工できたらもっと違っただろう。

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    2018年12月24日
  • 家族はつらいよ2

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    ネタバレ

    渡欧中の祖母が語るという設定は「東京バンドワゴン」と同じ。しかし、視点が動いていく。「家族」の温かいあり方についていかにも山田洋次世界である。

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    2018年12月24日
  • 空を見上げる古い歌を口ずさむ

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    人の顔が分からなくなる。のっぺらぼうという表現で表されるが、それは超能力と抱き合わせで保有される。
    ミステリーだが謎解きがあるわけでもない。昭和の時代を思い起こさせてくれる小説。

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    2018年12月09日
  • 花咲小路四丁目の聖人

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    花咲小路シリーズ第一弾。
    第2弾の『花咲小路一丁目の刑事』を先に読んで、面白かったのでこちらも読んでみた。
    四丁目の聖人は”泥棒”、それも”世界をまたにかける大泥棒(?)”
    現代版鼠小僧と言ったところか…
    ただちょっとねぇ…、現実離れしすぎていて…
    って、”鼠小僧”なんだからそれは当たり前のことなんだけど(笑)

    二丁目、三丁目、三丁目北角、とシリーズ第5弾まで既刊なので、そちらも読んでみよう。

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    2018年11月27日
  • 家族はつらいよ

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    映画のノベライズ本。山田洋次監督作品を小路幸也が書くなんて、ちょっと豪華かも。「バンドワゴンシリーズもある作家さんだから、大家族ものはぴったりだし。
    三世帯同居の家族があるひ母が父のに突きつけた離婚届けによってあたふたとなる話。お母さんの気持ちがわかる女性陣と、突然の事にただ右往左往する男性陣。さいごは丸く収まるのだけど、さらっと読めて、暇つぶしにはもってこい。もうちょっと何か起きたらもっと面白い展開になるだろうに、ここまでにしたのは何が訳があるのかな。
    まあ、手堅くまとまってた。

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    2018年11月20日
  • オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン

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    ネタバレ

    東京バンドワゴンシリーズ6作目。

    堀田家の一年を綴ったこのシリーズ。
    私にとって読むとほっと人心地つけるシリーズになってます^^
    我南人の曲の盗作騒ぎに藤島社長のストーカー騒ぎ、今回もバタバタ楽しませてくれる堀田一家。
    ホロリとなったり笑ったり、本当に一緒に楽しめるシリーズです♪
    研人や花陽ちゃんがもう中学生やら受験生やら!
    大きくなったもんだー(笑)

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    2018年10月18日
  • ラプソディ・イン・ラブ

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    一本の映画を観終えたような、昔ながらのホームドラマを見守ったような読後感だった。お芝居ものはすきな筈だけれど、入り込めなかった。視点がころころ変わることも若干の落ち着かなさを感じてしまった。

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    2018年10月17日
  • スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン

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    またまた堀田家の経営する古本屋「東京バンドワゴン」に次から次へと問題が舞い込んできます。

    良い人も悪い人もなく、みんな良いところも悪いところもある。人に言えないことをいくつか抱えながら生きている。みんなそうだよ。

    それでもLOVEを与えれば、LOVEは自分に返ってくるよ。

    って優しく背中を押してくれる作品です。

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    2018年10月11日
  • 話虫干

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    小説の内容を書き換えようとする「虫」を退治するために、本の中に入る…おお、文豪とアルケミストみたいだ!と思って借りたけれど、微妙だった。
    後半になるに連れて混沌とし、なんとなく大団円になるシステム。最初は面白かったのにちょっと残念。

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    2018年09月11日
  • ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン

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    シリーズ11作目。第1作から12年が経つ。
    一作目では小学生達だった曽孫達も、今や受験を控える高校生に。
    一作一作で着実に齢を重ねてゆく経過が温かい。
    本作では、堀田家、初渡英。
    安定のハートウォーミング家族物語。
    次作まで、また一年待つのか。

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    2018年08月04日
  • 札幌アンダーソング 間奏曲

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    前作読んでからしばらく間を開けてしまったので、作品設定を思い出すのにちょっと苦労した。
    この巻自体は、本当に場繋ぎというか、伏線はるための1冊のようで、こっからどう展開していくのか、乞うご期待という感じ。

    ☆3つは、その期待も込めてやや甘め。

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    2018年07月30日
  • レディ・マドンナ 東京バンドワゴン

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    堀田家は、下町で古書店「東亰バンドワゴン」を営む四世代の大家族。一家の大黒柱である勘一は、齢八十を超えてもなお元気に店を切り盛りしている。なにやら、そんな勘一をお目当てに通ってくる女性客がいるようで…?さらには、蔵から貴重な古本が盗み出されて一家は大混乱!次々に事件が舞い込む堀田家を、“母の愛”が優しく包んで、家族の絆をますます強くする。

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    2018年06月12日
  • オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン

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    東京下町で老舗古書店“東京バンドワゴン”を営む堀田家は、四世代の大家族。勘一のひ孫・花陽は受験生になり、研人は中学校に入学、かんなと鈴花もすくすく育っている。ひとつ屋根の下、ふしぎな事件が舞い込んで、今日も一家は大騒ぎ。だが近ごろ、勘一の妹・淑子の体調が思わしくないようで…。ご近所さん、常連さんも巻き込んで、堀田家のラブ&ピースな毎日は続く。

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    2018年06月12日
  • オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン

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    東京、下町の老舗古書店「東京バンドワゴン」を営む堀田家は、今は珍しき四世代の大家族。店には色々な古本が持ち込まれ、堀田家の面々はまたしても、ご近所さんともども謎の事件に巻き込まれる。ページが増える百物語の和とじ本に、店の前に置き去りにされた捨て猫ならぬ猫の本。そして、いつもふらふらとしている我南人にも、ある変化が…。

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    2018年06月12日
  • スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン

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    東京、下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」。営む堀田家は今は珍しい三世代の大家族。今回もご近所さんともども、ナゾの事件に巻き込まれる。ある朝、高価本だけが並べ替えられていた。誰が何のために?首をかしげる堀田家の面々。さらに買い取った本の見返しに「ほったこんひとごろし」と何とも物騒なメッセージが発見され…。さて今回も「万事解決」となるか?ホームドラマ小説の決定版。

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    2018年06月12日