小路幸也のレビュー一覧

  • すべての神様の十月

    Posted by ブクログ

    ☆3.8

    色々な神様にまつわる連作短篇集。とても優しいお話で、心がポカポカ温まりました❁⃘*.゚
    神様は人間にとって身近な存在で、その姿形は見えなくてもずっと見守っていてくれているのかなぁと思いました。

    小路幸也さんの作品は「東京バンドワゴンシリーズ」しか読んだことがなかったのですが、他の作品も読んでみようと思います!

    0
    2023年01月13日
  • 素晴らしき国 Great Place

    Posted by ブクログ

    冒頭のつかみは好き。
    過去と未来の肖像画に描かれた、うり二つの女性。
    どういうつながりなのか、気になって止まらない。
    でも、なぜそこにその人が出てくるんだ。。。
    そして、語られる過去の物語。
    だんだん、あれ?ってなってくる。
    その、「素晴らしき国」の思想にだんだん不安が、、、
    うわぁ、ごめんなさい、そういうの、私には無理かも。
    とはいえ、過去の誰が誰とどうつながっていくのか、どうやってそうなっていくのか、面白い展開が待っていそう。
    なんだかんだいって、きっと、次も読んでしまうのだろうな。

    0
    2023年01月08日
  • すべての神様の十月

    Posted by ブクログ

    人間の世界にまじって、自分の役割を仕事のようにこなしている神様たちの物語。

    人間にとっての幸や不幸を少なからず招く。
    でもそれは、結局は人間のためだったりする。

    ある神様が、「我々は人間がいなかったら存在できなかった者」だと言っていた。
    それくらい身近な存在なんだと感じる。

    0
    2023年01月08日
  • 隠れの子 東京バンドワゴン零

    Posted by ブクログ

    ★州次郎がいるなら大丈夫と思ったんだろうさ(p.335)

    (一)歌川国芳が出るのでもう少しで明治になろうかという江戸末期を舞台に「隠れ」という超能力っぽいものがあることを前提にした事件とその解決を描く。
    (二)バンドワゴンらしくキーワードは「家族」ってことかもしれませんね。血がつながっているとかは関係なしの家族。縁とも言えるでしょう。家族を得ることができた者とできなかった者。後の堀田家の家族に惹かれ集まってくる新たな家族のような者になれるかどうか。
    (三)いちおう『東京バンドワゴン』のシリーズとなっていますが雰囲気は異なります。同じ著者でも特殊能力の持ち主たちがコトに立ち向かう「マイ・ディア・ポリスマン」あたりに近いかもしれません。章ごとに語り手が変わりますし。

    ■この巻のキーワード■
    【石黒朔之進/いしぐろ・さくのしん】牢医師。科人と市井の人間を区別しないし袖の下も取らない。元武士で腕も立つ。
    【井筒屋】江戸で一、二を争う廻船問屋。主人は子羽左衛門。
    【乾】牢屋同心。
    【嘘】《ひとつの嘘には本当のことをたくさん混ぜるとその嘘が見えなくなって本当に思えるそうです。》p.49
    【遠州屋】→佐吉
    【音のしない柿渋色の大八車】怪談めいた噂話。新月の夜に死体を運んでいるらしいがまったく音がしない。
    【朧の金蔵】牢名主をやっていた大物犯罪者。日下安左衛門とは心の交流があったが牢内で亡くなった。そのときダイイングメッセージと思われるものを遺した。
    【神楽長屋】神楽屋の社員住宅。
    【神楽屋/かぐらや】るうが属す。江戸一番の植木屋。使用人は二百人。家族も含めると三百人。もともと隠れを保護するために創設されたようだが今は隠れもいればそうでない者もいる。主人は鉄斎。三河島で三万石の大名のような屋敷を構える。もともと植木屋には広い土地が必要ではあるが。
    【隠れ】超能力みたいなもんか?
    【隠れあそび】未成熟の超能力者ってとこか? 本人も意識してないとか? そんな感じ?
    【形】《この世にある木も花も草も、猫たちも犬たちも魚たちも、およそ生き物の形というものにはそういうふうになった意味があるんだと。そういう形になるべくしてなっているのだと。そういう形になっているから、その動き方をするんだと。》p.10
    【兼/かね】神楽屋の従業員。
    【吉五郎/きちごろう】牢名主だった朧の金蔵の下で一番役だった。元板前。金蔵の死で牢名主に昇格予定。
    【吉次/きちじ】堀田家に住み込の岡っ引き(やいと)。いかつい四角い顔に優しい笑顔。岡っ引きとしてはほんどどただ一人裏表のない性格。
    【きぬ】堀田惣一郎の妻。実子の作之進と夫を立て続けに喪い落ち込んだがいまはもう立ち直っている。るうのことを気に入ったようだ。
    【行園】医師。日下が定廻りをしていた頃から奉行所呼びの医師として死体の検分を行っていた。
    【食い気】佐吉《何かひとつしか残せないとなれば、あたしは食い気をこの身に残しますね。色気はどうでもいいですよ》p.140
    【日下安左衛門/くさか・やすざえもん】小伝馬町牢屋敷の牢屋同心。第三章「闇隠れ」の語り手。牢屋の管理を任されている同心。立場上は定廻り同心のほうが上。安左衛門も元は定廻りだったが怪我で足が不自由になったので異動した。定廻り時代には堀田惣一郎と親しかった。死者や脱獄者が出ると失態となるので気をつかう。
    【慶太郎】忠八とりくの息子。五歳。隠れの子。
    【けむりののぺら坊】菅季屋に出る。
    【幸/こう】神楽屋の従業員。
    【甲信屋/こうしんや】建具商。大店。しょっちゅう盗賊に襲われて合計三千五百十二両奪われているがいまだ大店としてやっていけてるところがすごい。
    【五平/ごへい】遠州屋の番頭。
    【五郎】神楽屋の従業員。怪力の持ち主。隠れと思われる。
    【佐吉】江戸一番の秣(まぐさ)商、遠州屋の主人。主人公のひとりというより、強力な助っ人という感じ。一見遊び人風だが仕事はきっちりやっている。ひとり隠れ。能力はるうにもはっきりとはわからなかったが先読み系とは思われた。選択肢があったとき最適解を選ぶことができるようだ。第二章「ざりば講」の語り手。
    【左之字】日下が使っていた下っ引き。朧の金蔵の娘、ちかを守らせていた。
    【ざりば講】堀田惣一郎が追っていた謎の講。商人たちが関わっているらしい組織。
    【師匠】絵師。歌川国芳なのかな? 新吾とはトラブルがあったみたいで周囲の手前公には合うことができないがじつは仲はよい。
    【品/しな】かつて神楽屋にいた女らしい。医学知識を得たサイキッカーだったようだ。
    【州次郎/しゅうじろう】堀田州次郎。主人公のひとり。第四章「隠れの子」の語り手。北町奉行所定廻り同心。二十一歳と同心としては異例の若さ。まだ新人。「ひなたの隠れ」と思われる。美形。堀田姓なのでこの人が後の堀田家のご先祖かと。町の人から慕われていた惣一郎が急死し跡目を継いだ。養子だったようだ。内藤新宿の治嶋(はるしま)家の次男坊だったが堀田家の跡取り作之進が亡くなったとき養子に取り立てられた。幼い頃山寺に預けられたことがある。どうやら匂いに敏感らしくそれが隠れの力かもしれない。剣の腕も立ち新陰流の免許皆伝。時代的に州次郎の息子か孫が東亰バンドワゴンの創業者かもしれない?
    【商売抜き】《商売人ならば商売抜きと言われる話にろくなものはないと知っていますけどね。/ お互いに。》p.138
    【新吉】牢屋に入れられた犯罪者。元大工ということだが大工にしては指が細いこともあり州次郎は疑いを抱いた。
    【新吾/しんご】読売。元は摺り師。頭の中には情報が詰まっている。
    【新秋/しんしゅう】地造りの人。絵が上手い。出張が多い。
    【末/すえ】神楽屋の従業員。
    【菅季屋/すがきや】煙草売り。江戸でも五本の指に入るとか。新秋がひいきにしている。
    【墨色の屋形船】両国橋で州次郎が探していた。どこからどこまでも墨色に仕立てられているらしい。
    【然/ぜん】破戒僧。かつて隠れを守り神楽屋を創設した。
    【忠八/ただはち】菅季屋の創業者。
    【橘】神楽屋の従業員。石投げの名人。十間の距離までどんな小さな的にでも当てられる。隠れとは思われるが他の能力は一般人。
    【種/たね】遠州屋のばあや。
    【玉造屋】酒問屋。五、六年前に子どもを残して全員が消えた事件。血なまぐさいあとなどはなかった。
    【民蔵/たみぞう】元は神楽屋の従業員。耳がよく葉ずれの音も聞き分ける。隠れ。
    【中助/ちゅうすけ】牢屋の下男。
    【貞治/ていじ】神楽屋の従業員。
    【鉄斎/てっさい】神楽鉄斎。植木屋の神楽屋を営む。聖人君子ともうたわれる。五十八歳。るうにいろいろ教えてくれたり指示したりする。隠れの能力は超怪力。
    【秀/ひで】神楽屋の従業員。鎖鎌を使う。もともとは鎖鎌の分銅を使って的当ての曲芸をしていた。隠れと思われる。
    【ひとり隠れ】誰にも教わらず自分だけで隠れの理を理解してしまう者のこと。
    【ひなたの隠れ】なんか、いい隠れってことみたいだ。同心であっても不思議でないような。どうやら隠れの中でも最も幸運な人たちがなるらしい。
    【堀田州次郎/ほった・しゅうじろう】→州次郎
    【堀田惣一郎/ほった・そういちろう】州次郎の父。「仏の堀田」とか「お地蔵同心」とか呼ばれ清廉潔白で慈愛に満ち町の人みんなから慕われていたが急病で亡くなり州次郎が跡目を継いだ。
    【万吉/まんきち】州次郎と同じような能力を持つと思われる子ども。
    【みち】神楽屋の従業員。
    【やつ橋蕎麦】佐吉の行きつけの店。
    【闇隠れ】超能力? を使って悪事をする連中のこと。
    【りく】忠八の妻。たばこはすわないが、たばこ道具の工夫をし見映えのよいものに仕上げる才がある。また人材を集める才もある。
    【良観/りょうかん】るうに人間の身体のことをいろいろ教えてくれる。名前からして医師と思われる。
    【るう】主人公のひとり。隠れであり他者の隠れの力が形になって見え、その能力を消すことができる。ただし自我が自立し能力を手放したくない大人から消そうとすると相手に多大なダメージ(記憶を失うなど)を与えてしまうので、無意識のうちに能力が漏れてしまっている子どもの能力を消すのにとどめたい。タイプとしては精神ダイブに近い感じだろうか。隠れであることとはたぶん関係なく、澄んだ瞳と澄んだ声を持つ。第一章「隠れあそび」の語り手。第四章「隠れの子」では州次郎のコーチとして派遣された。
    【牢名主】力のある犯罪者が偉そうにしてるだけなのかと思ってたがじつはシステム的に必要らしい。牢屋に入れられている犯罪者の数にたいして牢屋同心の数が少なすぎトラブル発生時には抑えきれないので実力者が代わりに目付役となり一切を取りしきる。

    0
    2022年12月18日
  • エール!(1)

    Posted by ブクログ

    好きな作家さんが6人中3人いて思わず手にとりました。別々の人が書いてるのに、さっき読んだ中に出てきた、これ。と思う仕掛けが入ってて、それも面白かった。私は2カ所しか気づかなかったけど。

    0
    2022年12月14日
  • 僕は長い昼と長い夜を過ごす

    Posted by ブクログ

    50時間起きて20時間寝るという設定が生かされてないような…7回死んだ男みたいな感じかと思ったら全然違った
    強奪屋とかゲームの思考でハードボイルド風にしたいのかもしれないけど、なんかうわっぺりでワラワラやってるだけのような…結末だけ作っていたようで、途中よく分からないまま終わってしまいました

    0
    2022年11月22日
  • コーヒーブルース Coffee blues

    Posted by ブクログ

    喫茶店のマスターがひょんなことから少女の捜索を依頼され、怪しげな事件に巻き込まれていくという物語。

    選書サービスで面白そうだったので、本作を手に取りました。確かに登場するキャラクターや展開のスピードは魅力的で、スイスイと読めてしまう面白さがありました。

    しかし、残念だったのは本作を選書サービスという形で知ってしまったため、シリーズものであることに気づかなかったことでした。そういうこともあってか、ボヤッとしてる部分も多く、読み進めるうちに期待していた結末とは違った感じがして、「えっ!これで終わり!?」という感想が思わず出てしまいました…

    0
    2022年11月19日
  • 明日は結婚式

    Posted by ブクログ

    大きな驚きはないけど、明日は結婚式な当事者と周りの人々の日常を堪能できる。実際、結婚式前日ってそんなにドラマチックなことは起きないけど、たしかにどの家庭でもやり取りされているような、生活感溢れる話だったな。

    0
    2022年11月16日
  • 素晴らしき国 Great Place

    Posted by ブクログ

    まずは考え方を知る、といったところ。
    好きな作家さんでなければ、途中で読むのをやめてたかも。
    いつもどおり読みやすい文体なんだけど、動きがない。

    0
    2022年10月25日
  • ストレンジャー・イン・パラダイス

    Posted by ブクログ

    ヒサおばあちゃんの朝ごはんがのメニューが出てきたときに、そうだそれは東京バンドワゴンと同じ作者だったと改めて思い出し、、、“コーヒーに、砂糖を入れて混ぜないで飲む。…最後に甘いところが来ると血糖値が上がって元気になる…”という上司(?)の教えに
    良い事知った!やりたい!と楽しみになった。

    地元(ど田舎)の友人と久しぶりの再会がしたくなっちゃう。それと、もし自分があゆみさんの立場ならどんなことできるかなって想像する。何も無いところで地域の活性化のために動く人生も一度は考えたことあるので。

    0
    2022年10月08日
  • 夏服を着た恋人たち マイ・ディア・ポリスマン

    Posted by ブクログ

    09月-16。3.0点。
    シリーズ第三弾、完結?。
    主人公の漫画家女子高生、卒業して漫画家へ。かなり売れる。一方、主人公に、近隣のタワマンに柄の悪い人間の出入りがあり、確認しろと匿名の通報が。。

    0
    2022年10月03日
  • ロング・ロング・ホリディ(PHP文芸文庫)

    Posted by ブクログ

    札幌の大通南の喫茶店でのバイト仲間の中での人間模様と主人公の成長。学校で学べないことを、学外のいわばバケーションの中で学んで成長していく物語。姉さんとかカッコいいナオキさんとかキャラ立ちのする存在である。いつもの小路ワールドで、悪人がいなく、温かく見守る筆者のまなざしが読み取れる。

    0
    2022年09月21日
  • 風とにわか雨と花

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    離婚した父のものに夏休み、訪れます。
    そこでも会話がとても奥深かったです。
    また、不思議な元夫婦関係がその奥深さをよりひきたてているようにも感じました。

    0
    2022年09月13日
  • 隠れの子 東京バンドワゴン零

    Posted by ブクログ

    小路幸也さん初の時代劇作品。
    超能力者の活劇小説、時代劇版と言えるかな。
    読み初めはその設定に少し違和感を覚えたけれど現実離れした人達の話に身を委ねてしまえば心地よく読み進むことができた。
    なぜ「東京バンドワゴン 零」としたのか?
    血のつながらない人々も含めた「家族」の話だと理由付けはできるだろうけれど、本音のところでは小路幸也さんが、あの「東京バンドワゴン」の小路幸也さんが初めて書いた時代劇だからよろしくね!
    という思いも出版社側にあったのではないだろうか。穿ち過ぎ、だろうか。

    0
    2022年09月13日
  • 僕は長い昼と長い夜を過ごす

    Posted by ブクログ

    結局、色々と明かさないまま終了してしまった。
    ボリュームある作品でそれはやってはいけないと思うのだが。
    話自体はオーソドックス。

    0
    2022年09月11日
  • オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    巻数が増えるにつれ、家族が増えるから家系図がないと読み薦められないと言うのもいかがなものか。
    現実だと、やたらいる親戚とか憶えていそうなものだが。
    まだまだ作中の世界に浸りきれていないらしい。

    話の内容は、相変わらず、ということで。

    0
    2022年09月11日
  • ロング・ロング・ホリディ

    Posted by ブクログ

    ★ここでバイトしてるからなんだ。(p.233)

    【感想】
    ・理想のバイト先を考えてみたらこうなった?
    ・いつものようにうまくいきすぎる展開。それでいいのだ。

    【内容】
    ・小路幸也さんの小説にはだいたいなんらかのミッションが設定される。この作品でのミッションは(1)ヒロコの独立をてつだう。(2)快適なバイト先である「D」を内部のゴタゴタから守ろう。(3)姉さんが札幌に来たのはなんらかの逃避と思われるがそれは解決可能なのか?

    【一行目】「コウヘイ!」

    ▼「D」についての簡単なメモ

    【飯倉徳子/いいくら・のりこ】コウヘイの小学生の頃の同級生。ご近所だが疎遠になっていた。高校で自殺した。最後にたまたまではあったが会った知人がコウヘイだったかもしれなかった。
    【インディアン】「D」の裏メニュー。カレースパゲティだがカレーピラフのスパゲティ版でミートソースをかけると旨いが単価が高くなるので均一価格のスパゲティでは正規にできず社員とバイト用の裏メニュー。
    【ウィリー・ネルソン】「STARDUST」がコウヘイが眠る前に聴く曲。『花歌は歌う』でも父親がリクエストしています。著者が好きなのでしょう。ぼくもずっと以前に買ったまま忘れていたDVDに最近気がついてようやく聴いたばかりです。
    【エアーズ】「D」から歩いて三分のバー。マスターのフミヤが好きなのでバーボンの品揃えがいい。
    【エド】江戸川進(えどがわ・すすむ)。「D」のバイト。よく女の子に間違われるくらいかわいい。ミュージシャン志望。父親は自衛隊の人。
    【岡本】「D」の店長。いつも優しくて気が利く人物だが榊と対等に話せる。
    【梶本】ヒロコのボディガード。
    【カナ】「D」の常連。いまはミッキーと付き合っている。
    【カンジ】「D」のバイト。
    【恭子】「D」の常連であり大学の先輩。あいさつ代わりにつむじのあたりをたたく。背が高い。コウヘイとは一度やっちゃった。コウヘイの姉と似ているところがある。
    【交際】常連とバイトが付き合うことはよくあるが「別れるときはきれいに」が合言葉。お客さんを減らさないように。
    【コウヘイ】主人公。早河幸平(はやかわ・こうへい)。大学生。「D」でバイトしてるのが楽しい。小説を書いて小さい賞を取ったことがある。《お前はなコウヘイ。自分じゃ気づいていないだろうが、ここのアルバイトの中でいちばんアナーキーな奴だ。》p.195
    【コウヘイの姉】美枝(よしえ)。家を出て独立している。二十六歳。東京の商社で働いていたはずだがなぜかコウヘイの部屋に転がり込んできた。字が上手い。中学、高校では生徒会長だった。音楽が好きだった。中学高校では吹奏楽部だったとp.73では書かれているがp.30では部活やったことがないと書かれている。で、生徒会長だった(p.282)? 書き間違い? それとも姉が二、三人いる?
    【コンタ】今田昭(こんた・あきら)。S大三年生。「D」のバイトの中で最も背が高い。野球部のエースとして甲子園直前まで行った。
    【榊】「D」の社長。四つの喫茶店を経営している。「ドール」「ロード」「M」。圧が強い。人をみる目がある。
    【サファイア】「D」と同じビルにある喫茶店。客層はかなり異なりおじさんおばさんが多い。場外馬券場の客もたくさん来ている。
    【仕事】《誰にでもできる仕事をきちんとこなす人がいてこそ、とくべつな人たちがちゃんとできるって面があるのよ》p.243
    【進藤可南子/しんどう・かなこ】「D」の事務員。二十二歳の女性。社長の遠い親戚。滝川の商業高校を出てからなので四年目。
    【ソフト】「D」のカウンターでソフトドリンク全部と洗い物をする係。
    【厨房】その名の通り「D」の厨房で料理を作る。ホールからはほとんど見えない。
    【鶴貴/つるき】行きつけの蕎麦屋。
    【D】喫茶店。コウヘイのバイト先。スペインのレストラン風なんだとか。メンバーは全員ホールも料理も大丈夫なように鍛えられるのは店長の方針。そして長続きさせる。今は八人でシフトを組んでいる。客層は高校生も含む若者たち。ここで働いているとモテるようになる。ナオキさんはバレンタインデーにチョコを九十八個もらっていた。コウヘイも一年目で十五個もらった。全員で二百個以上になるからチョコケーキなどを作ってお客さんにサービスする。
    【ナオキ】「D」のバイトのエース。イタリアの俳優みたいなルックスでモテる。話術も上手くどんどん人の心の中に入ってきてしかも不快に感じさせない。M大四年生。ただし三回留年しており二十五歳。卒業して稚内の実家「宮下商店」を継ぐことを決めた。《俺に惚れない女なんていない。》p.231
    【ヒロコ】三上博子。高校三年生。手足が長く瞳が大きく姿勢がいい。ずっとバレエしてたらしい。ナオキとは恋人? 大邸宅にほぼ一人で暮らしている。橋本巌原作の『パール・パール・パール』の映画化オーディションに挑戦したい。《たぶんヒロコちゃんは、はみ出したがっているんだよ》p.72
    【ブチョウ】島村久司。「D」のバイト。M大三年生。中年のおじさんに見える。真面目で怒らせると怖い。《皆と一緒に仕事して、毎日過ごして、いろんなことに気づいて自分ってものはなんかちょっとわかった。》p.233
    【帽子の親父】要注意客のひとり。店に来ている若い女性客の後を尾ける。特になにもしないのだが、ただ尾ける。
    【冬美/ふゆみ】岡本の妻。榊との浮気が噂されてる。
    【ミッキー】「D」のバイト。
    【みよしの】行きつけの店。ギョウザ専門店? コウヘイはいつもギョウザカレーを食べる。「D」OBの西が働いている。

    0
    2022年09月10日
  • 隠れの子 東京バンドワゴン零

    Posted by ブクログ

    東京バンドワゴンの堀田一族の先祖の話ということだが、時代が飛びすぎていて、独立した話として読んだ方がいい。明治時代くらいのご先祖の話のほうが読みたいのに、と、思う。江戸時代、ちょっと特別な才能を持った人たちが「隠れ」として存在するという設定なのだが、この作者の作品では、ちょっとした才能の持ち主が登場するものが多くて、ご都合主義というか非現実的になってしまうのが難点だと思っている。東京バンドワゴンには、語り手が幽霊というのはあっても、それほど強く出てきていなかったのに、番外編で出てしまって、ちょっと残念。

    0
    2022年09月05日
  • イエロー・サブマリン 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    202204/毎作楽しんで読んでるけど、広いようで狭い範囲での濃密すぎる関係や昭和的価値観、登場人物達がみんな優秀・才能豊かなので、ちょっとな~と思う時もあるけど、やっぱりこの世界の一員になりたいなあと思わせてくれるシリーズ。

    0
    2022年09月04日
  • 東京公園

    Posted by ブクログ

    人はいつも誰かを探している。
    一緒に歩いてくれる誰かを、本能で探しているらしい。

    人が人に惹かれる瞬間に理由なんてないというのは、そういうことなのかもしれない。

    0
    2022年08月28日