小路幸也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小路幸也さんの作品らしい、ほっこり温かいお話でした。
両親が事故で急死し、子供達が遺された話っていうのは、そこから運命が狂ったように重たい展開になる場合が多いけど、この作品は、遺された3兄弟が両親の死から始まり、今まで隠されてきた母と祖母の関係やダークな祖父の事、父が秘密にしていた事が発覚するなど、本来なら『不幸』ととらえてしまいそうな事を冷静に受け入れ、なんてないように 前向きに楽しく仲良く生活していく物語。だから読んでいるのも楽しいです。
一見上手く行き過ぎているように思うけど、それがいいんだって思える物語!「不幸」ととるか「不運」ととらえるかって所が面白くもありなるほどって思えるお話。 -
読みやすいが、詰めが甘い
読みやすく、理解しやすく2時間ほどでスラスラ読めましたが、全てがすんなり行き過ぎていて凪の海を行く二人乗りのボートでデートをしているような気分ですね。
唯一、内容に齟齬があるのが残念でした。
門限が6時で中学、高校と部活動をしていなかったはずの姉が、途中では、中学、高校とも吹奏楽部に入ってフルートを吹いていたことになっている。
ホンになる前に修正できる内容なのに、担当編集者は真面目に読んでいるのか疑問。
一気に興ざめしてしまいました。 -
Posted by ブクログ
安定の読み応え!ホント、サザエさんのちょこっと謎解きバージョン。
毎回登場人物は増えたり減ったりするものの、だいたい同じ家族のメンバーがあちこち行ったり来たりで、謎解きが始まったりなんだり。
笑笑
安定して面白い。
ガナトが歌えなくなったのはちょっと事件かな?
今までの物語の中で出てきた人が、また出てきたりもするんだけど、さすがにそこまでは把握しきれなくて、この人なんの時に出てきたひとなんだろー?忘れたっていうのもチョコチョコあるから、、、長いから仕方ないけど、もう少しヒント欲しいなぁ。
大体は思い出せるんだけど、たまに全く思い出せないひといたりもするんだわ。笑笑!!!
息子の友達 -
Posted by ブクログ
相変わらず読みやすい!
サチおばーちゃんの過去が丸わかりの番外編!
こんな過去があって今こうなのね!!!!っていう。
人の死なないミステリのことを、日常ミステリーと呼ぶらしいが、まさにこの本はそんな本。
謎解きを家族みんなでやろーってな家族物語。キャラ立ちも半端ではないし、鬼滅の刃見たあとでも全然読めちゃう、キャラの立ち方。笑笑
あのくらいキャラ立ちすごいです。
小説で喋り言葉にインパクトつけてきたりするからね。笑笑
ホント読んでで、頭の中でその人が浮かびあがっちゃうよね。謎解き自体は毎回。ギリギリだよね。その方法。っていう、あまりスッキリ解決ってより、無理やりねじ曲げてめでたしめ