あらすじ
舞台は地方都市の小さな商店街「花咲小路商店街」。 主人公の亜弥は、両親が始めた英語塾を継いで講師をしている。 隠居した父は日本に帰化したイギリス人だが、その実、若い頃は美術品を中心とする泥棒として名を馳せた人物。 商店街で起こる事件をその手腕で解決していくのだが、亜弥は気が気ではなくて――。 トラブルを描いてもどこかやさしい、著者ならではの持ち味が存分に味わえる。 じんわり心温まるエンターテインメント。
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Posted by ブクログ
誰かのために盗みを犯す、誰にも気づかれないように
そのスリルとお父さんの安心感がすごく読んでいて面白かった!
最後の終わり方も微笑ましくてよかった!
一人称視点の心の声も可愛くて
楽しくなる場面がたくさん!
この商店街が末長く繁盛しますように!
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皆さんの本棚やレビューから発見した小路幸也さんの花咲小路シリーズ‼︎
この方の描く日常的なお話が凄く好きで、とてもワクワク楽しく一気飲みさせてもらった。
シリーズ第一弾はイギリスの大泥棒だったお父さんと娘の視点からのお話。
商店街の買収問題を見事に解決し、さらに発展させちゃおう!というもの。
現実離れしているけど、あったら楽しそうと思わせてくれる。面白かった。
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小路幸也さんのシリーズもの。
シリーズ第一弾。
“小路幸也好き”になって数年経つが・・・バンドワゴンには及ばずとも小路ファンからは人気の高いシリーズなのだろうということは、小路作品のレビューを読み漁っていれば自ずと浮かんで来るので、シリーズの存在はだいぶ前から知っていた。
が、書店でも古本屋でもなかなかお目にかかれない。
たまたま見かけてもシリーズの2作目や3作目ばかりだったところ、今般ようやく手に取ることができた♫
え?
怪盗モノ???
最初のページからいきなり面食らってしまった。だって、カバーイラストやタイトルからは、バンドワゴン的な下町人情ものを想像していたから。
登場人物の多さに苦笑しながら(小路作品を10冊以上も読めば、まあ慣れっこだけど)読み進めると、ぐいぐいぐいっと物語世界に引き込まれてゆく。
たしかにこれは、シリーズ化して人気を博したのも頷けるハートフルエンタテイメント♫
そして、第一作からしての細やかな設定や登場人物のバラエティ、小出しに明かされる“セイさん”の過去、終盤に明かされた“ゲイルさん”の正体・・・
・・・これはもはや、一作目にしてシリーズ化を念頭に置いて描かれたのだなと♪
セイさんの過去やらゲイルさんとの友情、克己と“セイント”とも初仕事・・などなど、番外編を作れそうなネタもわんさか。
続巻が楽しみで仕方がなくなった。
★5つ、9ポイント半。
2023.08.28.古
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ルパン三世やコナンみたいな感じの、痛快フィクションという印象。「そんなん、あり?」と思わず笑ってしまうくらいリアリティはあまりないが、エンターテイメントとして楽しめて、小路幸也さん特有の人情・ノスタルジーもしっかり感じられる。続編もあるようなので、続けて読んでいきたい。
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シリーズ1作目。キーマンである聖人。花咲商店街の危機を奇想天外痛快無比ありえないような策略で救う。東京バンドワゴンが、サチさんという視点が固定されていたが、こちらは巻ごとに異なる。これは聖人の娘の視点で記していく。
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ルパン三世的なエンタメ要素満載で、小説だからこその派手な解決策とハッピーエンドで楽しめた。古き良き時代の商店街を愛する人達の温かみが物語全体にあってこの商店街の人達が一気に好きになった。
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現実的には無理なんじゃないか?みたいな設定も含めて楽しく読めました。世界的に活躍していた大泥棒が商店街に住んでいるというのもなんだかワクワク。
シリーズなので、続きを読み進めていくのも楽しみ。
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物語の舞台となる〈花咲小路商店街〉は、伝統と歴史と人情味のある、さびれかけた商店街。
英語塾を営む亜弥は、父と二人きりで暮らしている。
70歳になる父は、日本に帰化したイギリス人で、若い頃は美術品を中心とする伝説の大泥棒だった。
商店街に巻き起こる謎を解き明かし、大企業による買収話も独特の手法でものの見事に解決する英国紳士の父と、亜弥の幼なじみの克己と北斗の名コンビの活躍ぶりが、爽快で楽しい。
極悪人は一人も出てこないし、商店街の人たちを巻き込んでの大掛かりな仕掛けに圧倒されつつも、最後はハッピーエンドで幕が閉じられていて、ほのぼのと温かい気持ちになれます。
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さすがです。現実離れしたストーリーですが一気に読ませてくれます。東京バンドワゴンと同じくらい人の情を大切にしているシリーズ。第一作目なのでこれから末長く愛読していきます。
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再読。伝説の大泥棒saintとそこに住む商店街の人達のほんわかミステリー。もう忘れていた部分もありつつ、テンポよく読めて楽しめました。最後はやっぱりいいねぇ。
#再読
#読書好きな人と繋がりたい
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東京バンドワゴンの世界観を彷彿させるような、読んでいる途中はハラハラドキドキするのに、読み終わったあと、ハッピーエンドでハートフルな物語。
シリーズの続きが楽しみ。
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イギリスでの生活が、うらやましすぎた。
さすがに現実離れしたストーリーなのだけど、こういう商店街が本当にあったらいいな、とも思う。
セイさん、かっこいいなぁ!
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かつてイギリスで活躍していた世紀の大泥棒が、日本に帰化して寂れかけの商店街に住んでいるというアニメのような舞台設定。
元大泥棒の聖人氏がさすがはイギリス紳士という粋な言動を見せ、語り手である娘の亜弥さんの心の声が可愛いらしく、少年たちが若い真っ直ぐさを発揮する。話を広げすぎて後半に収拾がつかなくなった感がありますが、はやみねかおる氏を彷彿させる楽しい作品でした。
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イギリスの伝説の大泥棒が日本のとあるさびれた商店街に住んでいる。
ウキウキする設定だ。面白そうだぁ、楽しそうだぁ。
小路さんらしい描き方でこの大泥棒は商店街を助ける。
気持ちよかったぁ。
なんで、こういう話って、泥棒の味方したくなるんだろうねぇ。
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こちらがシリーズの1巻目で良かったんだよね…?と思いつつ読みました。過去のエピソードさらりとあって、読み飛ばしたか、1巻目じゃなかった?と思いながら読むという…。ちょっと現実離れしてて、少し若い人向けな感じ?と思ったらポプラ文庫だった!
展開はほのぼのしてる。
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ほのぼのとした物語。ミステリーもありますが、それより、昔から繋がってきた商店街の人たちの日常と絆のほうが目立っています。懐旧の念が語られているイメージを受けています。
といえども、その「昔」というのは私が参加したことがない時間なので、実はただの想像かもしれません。
で、この本を読んでいるとき、熱海に旅行に行きました。観光シーズンではないからか、人が少なくて、閉店時間も早かったです。別にレトロなスポットに行ったわけではないが、なぜか散歩しているだけで、妙に昭和的(?)な雰囲気を感じました。昭和を経験したことがないですけど。なのでこれもまた勝手な印象なのかもしれません。
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小さな商店街
花咲小路四丁目に住む矢車聖人さんは
かつて、英国で「Last Gentleman-thief SAINT」と
呼ばれた大泥棒だ。
誰も傷つけず、何も壊さず、捕まることもない。
つまり、日本でいう義賊。
彼の作戦はいつでも、Perfectだったし今でもそれは変わらない。
そんな彼は学習塾を営む娘の亜弥と2人で
静かに暮らしているが、時折商店街で起こる小さな事件や不穏な気配を若者の仲間、克己くんと北斗くんと解決していく。
この解決の仕方が壮大で最高だ。
底意地の悪い人などが出てこず、多少のリアリティーと小説ならではの虚構があり、さらっと読書を楽しむには最適な作品だった。
シリーズ物なので続きも買おうと思う。
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東京バンドワゴンを彷彿とさせる日常生活ミステリーって感じかな。
大盗賊が正義にために大活躍ってところはバンドワゴンと違って現実味が薄れますが。
それでも大企業に押されてさびれゆく商店街に活気を戻すには、という現代社会の悩みの種を扱っているところは日常生活ストーリーだな。
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花咲小路商店街に起こった問題を解くため立ち上がった伝説の大泥棒=亜弥の父だが、その手段が…スケール大きすぎないか?
何となく煙に巻かれた感じ。
今回出てきた商店街の人たちが次巻以降どう繋がっていくのか楽しみ。
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スマートな怪盗紳士がイギリスで引退して日本の廃れた商店街にいるという設定.宝石のような小さなものでなく彫刻作品という大きな美術品をどこに隠していたか,ミステリーの面白さとゲームの楽しさがある.亜弥と克己の幼馴染のほのぼの恋愛模様や商店街の人情厚い交流もいいし,これからの商店街の活性化もわくわくする.
Posted by ブクログ
花咲小路シリーズ第一弾。
第2弾の『花咲小路一丁目の刑事』を先に読んで、面白かったのでこちらも読んでみた。
四丁目の聖人は”泥棒”、それも”世界をまたにかける大泥棒(?)”
現代版鼠小僧と言ったところか…
ただちょっとねぇ…、現実離れしすぎていて…
って、”鼠小僧”なんだからそれは当たり前のことなんだけど(笑)
二丁目、三丁目、三丁目北角、とシリーズ第5弾まで既刊なので、そちらも読んでみよう。
Posted by ブクログ
主人公サイドの人々が事件を起こしているにもかかわらず、「何も知らされないことで守られている女の子(…と呼ぶには微妙な年齢の、女子)」が語り手であるがゆえに、全貌は闇の中。
トリックも過去も大半が暴かれないので、ちょっともやっとする。そういうものだと思って読めば良いのだろうけれども…。
Posted by ブクログ
シャッター街になりつつある花咲小路商店街で英語塾を営む亜弥の父はかつて英国で知らぬもののいない大泥棒だった。誰も傷つけず、不当に手に入れた美術品を狙う手腕は芸術そのものだった。今では日本で隠居生活をしているがその腕は衰えていないのだった。
そんなある日静かな商店街に黒船のように大資本の買収が持ち上がり、父がその技を駆使して商店街を救うべく動き始めるのであった。
とても魅力的な題材なので楽しく読めるのですが、もう少し練り上げて欲しい感じです。ちょっと人物造形が単調で深みが無いかと思います。
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日本人より日本人らしい「聖人」さん。
彼の娘である主人公は、幼なじみたちと協力して商店街の危機に取り組んでいく。でも、それは「聖人」さんの大いなる庇護があるお・か・げ。
心あたたまる物語。シリーズ第1弾。
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初めましての小路さん。
書店の新書コーナーで何だか気になるので手に取ったのがシリーズ3作目だったので、先ずは1作目のこちらから。
寂れた商店街が物語の舞台。
25歳だったかな?塾講師の女性が主人公。お父さんは日本に帰化したイギリス人で泥棒。コソ泥じゃないよ。美術品中心の大泥棒。
大好きな商店街が乗っ取られちゃう。そこに英国紳士の大泥棒がどう出るか。
ほっこり系のエンターテイメントとして読むにふさわしい作品。
Posted by ブクログ
かつてイギリスで活躍した大泥棒の老紳士が、国際的なトップ企業による町の再開発計画を挫折させ、地方の商店街の危機を救う物語。塾を経営する娘の亜弥、その幼馴染の克己、北斗が活躍する。気軽に楽しく読め、少し物足りなさは感じるものの、読み物としての「ツボ」はしっかり押さえられている。