【感想・ネタバレ】花咲小路四丁目の聖人のレビュー

あらすじ

舞台は地方都市の小さな商店街「花咲小路商店街」。 主人公の亜弥は、両親が始めた英語塾を継いで講師をしている。 隠居した父は日本に帰化したイギリス人だが、その実、若い頃は美術品を中心とする泥棒として名を馳せた人物。 商店街で起こる事件をその手腕で解決していくのだが、亜弥は気が気ではなくて――。 トラブルを描いてもどこかやさしい、著者ならではの持ち味が存分に味わえる。 じんわり心温まるエンターテインメント。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

小路幸也さんのシリーズもの。
シリーズ第一弾。

“小路幸也好き”になって数年経つが・・・バンドワゴンには及ばずとも小路ファンからは人気の高いシリーズなのだろうということは、小路作品のレビューを読み漁っていれば自ずと浮かんで来るので、シリーズの存在はだいぶ前から知っていた。

が、書店でも古本屋でもなかなかお目にかかれない。
たまたま見かけてもシリーズの2作目や3作目ばかりだったところ、今般ようやく手に取ることができた♫

え?
怪盗モノ???

最初のページからいきなり面食らってしまった。だって、カバーイラストやタイトルからは、バンドワゴン的な下町人情ものを想像していたから。

登場人物の多さに苦笑しながら(小路作品を10冊以上も読めば、まあ慣れっこだけど)読み進めると、ぐいぐいぐいっと物語世界に引き込まれてゆく。

たしかにこれは、シリーズ化して人気を博したのも頷けるハートフルエンタテイメント♫

そして、第一作からしての細やかな設定や登場人物のバラエティ、小出しに明かされる“セイさん”の過去、終盤に明かされた“ゲイルさん”の正体・・・

・・・これはもはや、一作目にしてシリーズ化を念頭に置いて描かれたのだなと♪

セイさんの過去やらゲイルさんとの友情、克己と“セイント”とも初仕事・・などなど、番外編を作れそうなネタもわんさか。

続巻が楽しみで仕方がなくなった。

★5つ、9ポイント半。
2023.08.28.古

0
2023年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

花咲小路商店街に起こった問題を解くため立ち上がった伝説の大泥棒=亜弥の父だが、その手段が…スケール大きすぎないか?
何となく煙に巻かれた感じ。
今回出てきた商店街の人たちが次巻以降どう繋がっていくのか楽しみ。

0
2022年03月11日

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