小路幸也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
小路さんの単行本未収録の短編作品のうち、
デビュー当時に、初めて書かれた作品から、
最近、書かれた作品まで、計11編の、
少年少女(~青年)を主人公とした作品群を収録。
初期の作品からも、小路さんらしぃ、
登場人物やお話の構成、展開等は感じられますが、
若干の物足りなさも、感じたかもしれなぃかな~。
小路さんの作品では、
脇役キャラまで、しっかりキャラ立ちしてるので、
長編や連作中編の方が、細部まで丁寧に描かれて、
お話に面白みが湧き出てきて、合ってるのでは…。
電車での移動や、ちょっとした息抜き等、
小路さんの作品にちょっと浸りたぃ時に、
ちょうどよぃ作品集だったかも…。
(決して、 -
Posted by ブクログ
ネタバレとある洋館を舞台にした、終戦後と現在の娘3人、合計6人を主人公にした物語。
小路作品にしてはちょっと小粒かな?楓さんの扱いかなんかが特にそうだったんだけど、なんとなく「もうちょっと頑張れるやろ」的な物足りなさを感じてしまいました。
それでも、戦争はいかん。戦争は大嫌いだ。っていうメッセージは痛いほど伝わってきます。安部さんの靖国参拝、ヘイトスピーチ、ネトウヨ…。確かに周辺諸国のやりようには多いな不快感を感じるけど、だからと言って、このまま負の感情をダダモレに流してしまっては絶対にアカン。戦争するなんて愚の骨頂。
国を愛する心は大事だと思う。だけど「国を愛するのなら」という理屈で戦争に向か -
Posted by ブクログ
ネタバレあらすじは・・・
亡くなった祖母から一本の鍵と<さくらの丘>を遺すという
遺言書を受け取った満ちる。
そこには、ともに少女時代を過ごした祖母の友人2人の孫も持ち主となるとあった。
なぜ祖母たちはその土地を所有していたのか、どうして孫三人に
譲ることにしたのか。その疑問を解くために、満ちるたちは、
<さくらの丘>へ。そしてそこで待っていたものは___。
次世代に語り継ぎたい感動の物語。
戦争の話を現代と(孫) 昔(祖母)と交互に話が進んでいって
あっという間に物語が進んでいく感じで、重い話なのにサラっと読める
最後はもうちょっとガツンと来るのかと思っていたので、案外サラっと終わって
しまってち