小路幸也のレビュー一覧

  • ロング・ロング・ホリディ

    読みやすいが、詰めが甘い

    読みやすく、理解しやすく2時間ほどでスラスラ読めましたが、全てがすんなり行き過ぎていて凪の海を行く二人乗りのボートでデートをしているような気分ですね。
    唯一、内容に齟齬があるのが残念でした。
    門限が6時で中学、高校と部活動をしていなかったはずの姉が、途中では、中学、高校とも吹奏楽部に入ってフルートを吹いていたことになっている。
    ホンになる前に修正できる内容なのに、担当編集者は真面目に読んでいるのか疑問。
    一気に興ざめしてしまいました。

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    2020年07月28日
  • アシタノユキカタ

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    高校教師のところに当然やって来た元教え子の友人を名乗る女性と、その教え子の子供。
    何故かこの2人を北海道から熊本まで車で連れて行くことになるが、いろいろ訳ありっぽい2人の大人と素直な小学生の交流が微笑ましい。
    小路さんの作品らしく、良い人たちの物語でした。

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    2020年07月26日
  • ロング・ロング・ホリディ

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    札幌の‘D’という喫茶店でバイトをしている大学生のコウヘイと、その仲間たちの日々。小路幸也さんの小説には なんか物分かりが良い優しい人が多い。そんなとこが好き。

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    2020年07月24日
  • 三兄弟の僕らは

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    幸せか不幸せかなんて、他人には決められない。
    傍から見ていて、どんなに可哀そうに見えたって
    本人が不幸を感じなければそれは不幸じゃない。
    だったら、気の持ちようで不幸を幸せに感じることだってできるんだろうか、、、この主人公の三兄弟のように。
    もし親に愛人がいて隠し子までいることが分かっても
    悲しんだり憤ったりせず受け入れられるのか。
    頭で理解できでも心がついていかなくて
    悶々としたり悩んだりするのが人の心だろう。
    そんな人間臭さを存分に味わいたくて
    私は物語を読んでいる。

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    2020年07月21日
  • 三兄弟の僕らは

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    いい人ばかりで
    物事が上手く運びすぎな展開はいつもどおり。
    ただ何かが足りない本作。
    ここまで伏線がない話も珍しいか。

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    2020年07月11日
  • オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン

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    安定の読み応え!ホント、サザエさんのちょこっと謎解きバージョン。

    毎回登場人物は増えたり減ったりするものの、だいたい同じ家族のメンバーがあちこち行ったり来たりで、謎解きが始まったりなんだり。
    笑笑

    安定して面白い。

    ガナトが歌えなくなったのはちょっと事件かな?

    今までの物語の中で出てきた人が、また出てきたりもするんだけど、さすがにそこまでは把握しきれなくて、この人なんの時に出てきたひとなんだろー?忘れたっていうのもチョコチョコあるから、、、長いから仕方ないけど、もう少しヒント欲しいなぁ。

    大体は思い出せるんだけど、たまに全く思い出せないひといたりもするんだわ。笑笑!!!

    息子の友達とか厳しいなぁ。笑笑

    そんなわけで、もう少しこざっぱり主人公まとめてくれたらいいんだけど、これがまた面白いのかなーと思うわたしでした。

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    2020年07月02日
  • マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

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    相変わらず読みやすい!

    サチおばーちゃんの過去が丸わかりの番外編!
    こんな過去があって今こうなのね!!!!っていう。

    人の死なないミステリのことを、日常ミステリーと呼ぶらしいが、まさにこの本はそんな本。

    謎解きを家族みんなでやろーってな家族物語。キャラ立ちも半端ではないし、鬼滅の刃見たあとでも全然読めちゃう、キャラの立ち方。笑笑

    あのくらいキャラ立ちすごいです。

    小説で喋り言葉にインパクトつけてきたりするからね。笑笑

    ホント読んでで、頭の中でその人が浮かびあがっちゃうよね。謎解き自体は毎回。ギリギリだよね。その方法。っていう、あまりスッキリ解決ってより、無理やりねじ曲げてめでたしめでたしな感じは毎度あるけど、それはそれでいいのかなーと、思える本です。笑笑

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    2020年06月19日
  • ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン

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    うーん。
    なんだか全てが出来過ぎ感があってちょっともーいいかなあと思ってしまった。
    それこそがこの物語の醍醐味なのはわかってるんだけど、少し飽きてしまった。

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    2020年06月05日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」、沢木まひろ「時田風音の受難」、宮木あや子「校閲ガール」が好き。「初めて本を~」は一番身近な感じがした。「校閲ガール」は単行本の第一話なのかな。キャラのポテンシャルが収まりきっていない印象(良い意味で)。

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    2020年06月01日
  • ロング・ロング・ホリディ

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    んっ〜舞台が1981年っていうのが「みそ」かな。
    SNSなんかもちろんないけど、人と人とのつながりが強くて濃い。

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    2020年05月31日
  • フロム・ミー・トゥ・ユー 東京バンドワゴン

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    それぞれキャラクターの過去、出会い、あのときこの人はこう思っていたなどが詰まった番外編。
    藤島さんの話や、すずみちゃんと青の話などよかったです。

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    2020年05月26日
  • 駐在日記

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    完全に法律を守るって訳じゃあ無くて状況や感情に配慮して判断しているのはそれなりに納得できる。
    現実はそういうわけにはいかないだろうけど。

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    2020年04月26日
  • 札幌アンダーソング 間奏曲

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    「大きな雪堆積場の3つのうちのひとつに男性の死体を埋めた」若手刑事の仲野久が勤める北海道警に謎の手紙が届いた。捜査のため、久は無駄に色男な先輩刑事・根来と、被害者とされる男性の家族に会いに行く。その家の娘に何らかの「背徳の匂い」を感じ取った根来は、天才にして変態の専門家である美少年・志村春に相談することに。どうやら事件には犯罪の怪物・山森が絡んでいるようだが…。

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    2020年03月28日
  • 花咲小路四丁目の聖人

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    スマートな怪盗紳士がイギリスで引退して日本の廃れた商店街にいるという設定.宝石のような小さなものでなく彫刻作品という大きな美術品をどこに隠していたか,ミステリーの面白さとゲームの楽しさがある.亜弥と克己の幼馴染のほのぼの恋愛模様や商店街の人情厚い交流もいいし,これからの商店街の活性化もわくわくする.

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    2020年02月25日
  • 旅者の歌 魂の地より

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    どんどん仲間が増え、適材適所の連携プレイで難局を切り抜けて行くところまでは良かったのだけど、漸く謎が解明されるのかと思いきや部分的かつ中途半端な説明で終わってしまった印象。
    どうやらあまり売れなかったおかげで打ち切りになったようですが、かなりのページ数を使ってここまで読ませたのだから最後まで責任を持って欲しかったな。

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    2020年02月24日
  • 旅者の歌 始まりの地

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    壮大なファンタジー。
    かなり特殊な舞台設定を説明するために殆どのページが使われているので、上巻の終わりが近づいて漸く物語が進み始めた印象です。
    基本的にいわゆる神の視点で語られているところまでは良いのですが、「本当はいろいろあるけれど、その説明はまた後で」という台詞が多すぎるのが気になります。
    後半に期待かな。

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    2020年02月18日
  • わたしとトムおじさん

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    明治たてもの村に住むハーフの小学生、帆奈とトムおじさんをはじめとする、優しい周りの大人たち。
    小路ワールド全開で、設定もキャラも出来過ぎくらいだけど、それでもよい話だなーって素直に思える展開だった。
    思ったより長い時が流れて、大人になった帆奈に会えてよかった。

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    2020年02月04日
  • 僕は長い昼と長い夜を過ごす

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    非二十四時間睡眠覚醒症候群の主人公。
    五十時間起きて二十時間眠る。
    そんな、ゲーム制作会社に勤める男の子。とは言え、三十路ちょい。
    ある時、そんな特異な体質から探偵まがいの素人に毛の生えた尾行を任される。
    物語は進み、家庭環境の複雑さ、虐待ありきの父失踪、母蒸発。
    小路幸也氏の王道、成長小説はぶれないね。
    ミステリ的なトラックの上下はさて置き。
    PTSDもありがちではあるが、高度経済成長期に下町ロケット宜しく、自分の倅に工場を継がせたい、その一心であったが無精子症。そこで、取り憑かれた親父は、戦友に、自らの八千代を残すために、我が妻を抱いて子を宿してくれと依頼する...
    展開については言葉を放らぬが、読者に夢と希望を与えるのが小路幸也氏の手腕だな。

    充実してる時に読むと鼻で笑うが、落ちてる時に触れると救われる。そんな一冊でした。

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    2020年02月03日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    アンソロジー、まとまった時間が取れない時や、気分が浮き沈みしている時に手に取る事が多いな。新しい出会いもあったりして嬉しくなる。

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    2019年11月24日
  • キサトア

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    ネタバレ

    自然と共存しながら、ハンデを持った人も分け隔てなくみんなが自分らしく生きている。自分にできることを精一杯やり、できないことはみんなで補い合える、理想的な社会だった。
    ほんの少しの想像力と優しさと閃きが幸せを呼ぶ。
    他者とどう付き合っていくか、基本に立ち戻らせてくれた。

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    2019年11月20日