あらすじ
元暴走族のヘッド・マモルが刑務所から出所した日に、彼を無実の罪で逮捕した刑事・鷹原が迎えにきた。鷹原は、母・ジョゼットを不審な死で亡くした少女・ニノンが何者かに狙われているため、三重にいる鷹原の元妻・美里のところへ連れていくようマモルに依頼するのだが……。傷心の元暴走族ヘッドが、言葉を失った5歳の少女と逃避行へ。『東京バンドワゴン』の著者が描く極上のハートフル・ミステリー。
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ハッピー?エンド
登場人物の頭の回転が良いところと、愛情をもって育てられた子どもが出てくるところは小路さんっぽい。
一方で、この話はラストがスッキリとはいかない。でもでも、スッキリいかなくても、皆が前向きに進む予感で終わる。そういうのも良いな~、そこはやっぱり小路さんなんだなと思いました。
Posted by ブクログ
いろんな方がレビューに書いている通り、最後の締め方が物足りない。
途中まで面白く読んでいたのに、後半になるにつれ物語の進捗と残りの頁数のバランスがおかしいことに違和感を感じ、最後のあっけなさでやっぱりかと残念に思った。
西田秘書のアクションを楽しみにしてたのにな。
今のところ続編はないみたいですが、シリーズ化してマモル共々活躍してくれることを期待します。
Posted by ブクログ
刑務所から出所したばかりの元暴走族のヘッドが、自分を捕まえた因縁の刑事の依頼で、口のきけないフランス人ハーフ5歳の女の子とともにランナウェイする話。
大物政治家、公安なんかを交えて結構大きな風呂敷を広げてきたが、回収できた伏線は少なく、何かの事情で緊急着陸させたような後味のラスト。
ってことは、小路さんお得意のシリーズものになっていくんだろうなぁ。今後の展開に期待を馳せての星1つ追加