あらすじ
江戸川乱歩生誕120年記念オマージュ作品。 帝都を騒がせる怪人二十面相。 その秘密を知り、身を挺して真実を伝えようとした少年・芳雄と、彼に「力」を授ける謎の紳士。 退廃に沈むかつての名探偵が立ち上がり、芳雄と出会うとき、あの「少年探偵団」の冒険が再び甦る。 果たして二十面相に隠された真実とは何なのか――。 「東京バンドワゴン」シリーズで知られる小路幸也が紡ぎだす、少年探偵団の哀しくも美しい世界をご堪能あれ!
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Posted by ブクログ
明智小五郎と小林少年はこんな関係なのか。で、怪人二十面相ともそんな関係?
まあ、想像は自由だけど、そこまでするか!って感じで痛快です。
これは昔、少年だった人達にはたまらないな。
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あの明智小五郎&少年探偵団へのオマージュ。
小路先生らしさもたっぷりで大満足。
二十面相の正体は、いろいろ推理したのとは
違っていて、それもまた嬉しい。
絶対、あの人だと思ったのだけどな。
欲を言うなら、後半、お嬢様の活躍がなかったの
だけがちょっと残念かな。
Posted by ブクログ
色々設定は変えてるけれど、明智センセの冴え渡る推理などなかなか面白かったです。いやしかし二十面相の正体には…正直納得が行かない。
そして次郎さん、貴方は一体誰なんだ。(読んでいて、個人的にクイーンズイングリッシュが流暢なあの方が頭から離れなかった)
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意外な結末で驚いた( ̄□ ̄;)!!明智小五郎と新・小林少年コンビが復活して、これから活躍していく予感(^^)♪しかし次郎さんって何者だったんだろう?(-_-;)
Posted by ブクログ
面白かった。
オマージュ作品として、かなり良い感じ。
今回のシリーズの中では、万城目作品の次に気に入った。
明智と芳雄君が、明智探偵と小林少年になる始まりの事件。
そうかあ、二人には、そして二十面相には、こんな悲しい事情があったのかと納得してしまえる。
文代さん、私のイメージではもっと強い人なんだけど、これはこれでありですな。
欲を言えば、子供心に憧れた小林少年は、本当は一般庶民であって欲しかったけれど。
まあ正直、凡人じゃないとは思っていたよ。うん。これもありです。
Posted by ブクログ
みんなの少年探偵団シリーズ。これが第一弾? 順番変わったけどあと一冊。(追記・これ第三弾だそうです)
小林少年が明智探偵の助手になるまでと、麻由美お嬢さまの跳ねっぷりまでは楽しく読めた。
でも、怪人二十面相と明智との因縁の解釈が…そうきたか。あくまで小路幸也さんテイストですよね。これが本当の明智小五郎だと思ってもらうと困るよ。これはこれでドラマチックな話だけど、辛い悲しいのは今ひとつそぐわない。
表紙の美しい絵でいろんなイメージが湧いた。小林少年の再生物語だと思えばそれはそれで良し。
追記。
登場人物は結構出たけど、よくわからない人達もいた。芳雄君の双子の雅雄君も大事な役割なのにちゃんと登場しなかった。
結局主役は、小林少年なのか、明智探偵なのか、文代さんなのか。その辺が不明ですっきりしない。
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江戸川乱歩そのものはほとんど読んだ記憶もなく好きでも嫌いでもないのですが、この作品は小路版怪人二十面相シリーズ前日譚という趣で、著者の解釈はちょっと衝撃的です。是非とも続きを読ませていただきたいです。
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つまらないわけじゃないけど、消化不良感がすごい。なんか色々未解決なのは措くとしても、この前後編を予定しているとしか思えない内容。乱歩のコアなマニアなら納得なのかな。よくわからん。
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昔数冊読んだ少年探偵団が面白いと記憶があり
小路幸也だし読みやすいんじゃないかと思って
読んだ。確かに読みやすいし、面白いんだけど
最後がな・・いあ犯人が・・・なあ
Posted by ブクログ
かつて小学生のころ「怪人二十面相」シリーズを一通り読んでいるが、ほぼ覚えてない状態でこの本を読んでみる。シリーズの前日譚と言える話だけど、それぞれの人間関係が思っていたのと全く違うので、こんな設定でシリーズを再度読むとどうなるのか?読み直したくなったが、読み直すかどうかは微妙。作品のトリックと、そのトリックを成立させる背景がとにかく大規模。確かに、怪人二十面相のトリックはそれなりの財力・権力がないと成立しない。小学生の頃トリックよりは、作品の全体的な雰囲気が好きだった気がするし、今もそれは変わらない。
Posted by ブクログ
その後の名探偵明智小五郎の物語。
この物語りを小路さんはどうしても書きたかったのだろう!
明智のイメージを保ちながらも、名探偵物語を新たにするためにも、怪人二十面相と小林少年を復活させなければ始まらない。
総ての因縁を整理させて新たな探偵物語が始まる。少し時代がかりすぎた嫌いと、権力趣向なのが難しい!!
Posted by ブクログ
小路幸也による江戸川乱歩の少年探偵団のオマージュ。乱歩の世界を彷彿とさせる描写が楽しく、わくわくしながら一気に読めた。今いち腑に落ちない事がいくつか残っているのが残念だが、乱歩じゃないんだから仕方ないかという感じ。
Posted by ブクログ
面白いが、児童文学である。
冷静になれ自分って思った。そんなエンディングを妄想してどうする。
しかしながら、これもなかなかエグいような気もしないでもない。