小路幸也のレビュー一覧

  • キサトア

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    児童文学だけに、さくさく読めた。
    描写があっさりしていて、これといった引っかかりがなく、残念な気も。
    世界観は好きな部類だったかなぁ。

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    2013年04月18日
  • 話虫干

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    設定がおもしろく、3/4はぐいぐい読める。
    ただ、小路さんの作品はこの作品も含め
    ラストにかけては詰めのあまさが否めない・・・
    なんとなく痒いところに手が届かない感じ!?

    でも東京バンドワゴンファンとしてはついつい読んでしまう。

    さらりと気軽に読むには良い本。
    多少のもやっと感は気にしない!

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    2013年04月01日
  • わたしとトムおじさん

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    ハーフの女子中学生とその叔父さんのお話。

    口下手で非社交的だけど
    手先が器用で頭も良くて優しい、っていうのは
    良キャラの王道だとは思うけど、
    起こる出来事もなんとなく予想できる
    範囲内で特に大きな感動もせず。

    帆奈のおじいさん(トムおじさんの父親)が
    江戸っ子のようだ。
    東京バンドワゴンの勘一じいさんを思い出す。

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    2013年03月24日
  • HEARTBEAT

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    幽霊と失踪の謎を解く話。

    2つの話が少しずつ繋がっていって
    最後はそれかいとちょっと納得いかない気もするけど
    後々考えるとそういうことだったんだとわかるから
    必要なラストだったのか。

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    2013年03月24日
  • モーニング Mourning

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    自殺を考えている友人を説得するために過去を振り返り、その時には分からなかった事が段々と明らかになっていくのだけどちょっと呆気なかったかな。

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    2013年03月11日
  • 高く遠く空へ歌ううた

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    空を見上げる~の続編的作品。ただ前作と比べるとスケールダウンは否めない感じ。悪くはない。悪くはないんだけど切なさ、哀愁感がちょっと足りないか。

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    2013年03月11日
  • 探偵ザンティピーの惻隠

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    ザンティピーの物語、第三弾。

    今回も北海道、そして温泉。でも仕事、
    依頼はあっさり片づいたと思いきや…?という。
    推理ものとしてはふわふわした感じだが、それが良さかなー。

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    2013年03月09日
  • 探偵ザンティピーの休暇

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    文庫書き下ろし!たまにはやるね幻冬舎w。
    小路さんらしいハートウォームな人情ものの
    変形的な作品。主人公はNYで私立探偵を営む
    「ザンティピー」。その妹が嫁いだ先は
    北海道の温泉宿。その妹からの助けによって
    探偵は北海道へと...というシンプルなストーリー。
    そして魅力ある登場人物たち。こういった素朴かつ
    人情味のある人物...とくに老人を書かせたら
    上手いですねー。男として憧れちゃう。

    ザンテさんwが北海道でも、その巧みかつ
    妙な日本語を駆使して発見された人骨、
    昔から謂れのある伝説、そして妹が抱える
    不安...など全てを解決する様は爽快かつ
    その真相も温かい感

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    2013年03月02日
  • キサトア

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    児童書っぽいし、私がもし小学校中高生の先生だったら課題図書にして感想文書かせたいなー。解ける謎も立ち向かう敵もいないから子供は読んでて物足りなく感じるかもしれないけど。でもこれを読んだ子は思慮深くなってくれる…気がする。小川洋子を爽やかにしたような、村上春樹を初々しくしたような、柔らかで優しい世界観。ふわふわした物語の中で、はっきり答えが出てるキサトアとパパの結末を残念に思う。

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    2013年02月26日
  • わたしとトムおじさん

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    久しく(という程では無いけど)小路さんを読んで無いなと、本屋さんの検索システムで探して見つけた作品です。
    小路さんらしい温かみのある作品。でも出来はもう一つかな。
    全体に話が出来過ぎなのです。良い人ばかりが出てきて、ハートウォーミングな話が続く。それ自身が悪い訳では無いし、私はそういう話が好きなのですが、やはり「ばかり」だと辛い。というか、「浅さ」を感じてしまう。
    まあ、風邪を引いてダウン中に読むのには適した本でしたが。

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    2016年06月19日
  • キサトア

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    ほわーっとできる。小説は、気持ちよく終わりたいので、読後の感じがいい。キサトアがタイトルだけど、あまりピンとこないかな。
    アーチの色彩がわからない芸術家の視点をもう少し知りたかった。
    好きな世界です。

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    2013年02月16日
  • 探偵ザンティピーの休暇

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    マンハッタンに住むザンティピーは数カ国語を操る探偵。日本人と結婚した妹・サンディから「会いに来て欲しい」と電話があった。

    日本語ぺらぺら、でも書けない、という(笑)
    ミステリ風味って感じであっさり終わりましたが、和みました。

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    2013年02月10日
  • 21 twenty one

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    面白かったです。キレイゴトも多いけど、むしろ自殺を扱っているのに重たくなく読み易くしていると思います。続きが気になって、あっという間に読んじゃいます。

    ただ、最終的な結論は最初に気付いてしまった。。。
    でもこの終わりじゃあ21人の絆に相反するとおもうので、もうひと工夫あって、すとんと落ちることがあるとよかったなーとは思います。

    この作者さん、大筋というより流れが面白い人のバターン?!!

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    2013年02月09日
  • 探偵ザンティピーの惻隠

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    エヴァの依頼でザンティピーは古い戦争時代の写真を返しに再び北海道へ。
    そして、また温泉旅館で事件に巻き込まれる

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    2013年01月20日
  • 話虫干

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    設定にとても魅力を感じます。せっかく色んな有名人が出てきていて、どの人物も素敵なので、上下巻で分けても停滞せず読めたかと。
    後半は予想していたのとは違いましたが、嫌いではないです。
    前半に比べて後半が急ぎ足で読んでる側が置いていかれたように感じたので星は3つで。続編が出るならまた手に取りたい作品。

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    2013年02月01日
  • 21 twenty one

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    晶みたいな人が身近にいたら…
    自分はどうするんだろうな。


    みんなと離れてしまって心にポッカリ穴が空いてしまって、悲しくて、淋しくて、ダメだ。死にたい。

    そう思ってしまう人が居たら。


    しかし、この物語はそこを考えるのではなくて、友人を亡くしたという悲しみの処理。


    晶は、みんなと離れてしまって
    生きていく意味を見出せなくなり
    死んでしまった。

    残されたみんなは
    その悲しみを、どう抱えて
    その悲しみと、どう寄り添って生きていくのか。



    晶には晶の悲しみがあって、
    みんなには晶を失った悲しみがあって。
    それぞれの悲しみとの向き合い方が描かれている。

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    2013年01月19日
  • 話虫干

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    うーむ、設定は面白いと思ったし、登場人物達を見てこれからどうなる?と思ったら解決があっさり過ぎる…あの人達を出してみたかっただけみたいな。残念。

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    2013年01月06日
  • 空を見上げる古い歌を口ずさむ

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    ネタバレ

    小路さんの作品2冊目。
    1冊目はダウンタウンでした。
    ダウンタウンを読みおえたとき、恩田陸さんの「夜のピクニック」と雰囲気というか空気感が似ているなあと感じました。
    「空を見上げる」はその恩田さん絶賛とのことで手にとりましたが、青春小説のダウンタウンとはまた違う雰囲気で、だけど恩田さんと共通するものがあって、恩田陸好きとしては満足のいく一冊でした。

    人の顔がのっぺらぼうに見える という設定と聞くと、なんだか滑稽に感じてしまいましたが、とてもうまくまとめてあります。
    でもなんだかタイトルがしっくりこなかった。
    作品の中での鍵ではあるのだけれど、鍵としてもタイトルとしてもちょっと弱い気がしたので

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    2012年12月31日
  • キサトア

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    そうでしたか、児童文学でしたか!

    話虫干に引き続いて読んだ小路作品。子供でありながらも世界的に注目される芸術家である主人公と、その妹達である双子の姉妹キサとトア。キサとトアには不思議な習性があって……昼と夜とに描かれる美しい世界。どこをとっても好みな筈なのに、なんだかしっくりとこない。なんだろう。なにが違うんだろう。あれあれ……?最後まで読んで、そして知った児童文学というジャンル。
    そういうことでしたか。納得しました。先入観はいけません。まだまだ私は本読みとしては未熟者です。

    ジャンルさえ間違わなければきっと面白いと思います。でも、すごく素敵な設定ゆえに、ラストが……。途中とかももっといろ

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    2012年12月17日
  • 探偵ザンティピーの休暇

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    面白かったです。
    でも意外と本題の辺りがあっさりしていたような。

    あと、オンジョ岩の形状がどうしても想像出来なかったので、最後辺りの様子が上手く分からなかったりしてしまいました。

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    2012年12月12日